ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




強羅ホテル。神奈川県足柄下郡箱根町強羅。1991(平成3)年12月22日

箱根登山鉄道の強羅駅のすぐ前にあったホテル。『日本近代建築総覧』に「建築年=1938(昭和13)年、構造=RC4階建て、設計=土浦亀城、施工=大蔵土木」となっている。とても戦前の建築とは思えないデザインで、「バウハウスの流れをくむモダニズムを取り入れた斬新なデザイン」(ウィキペディア)、あるいは「土浦亀城のインターナショナルの作品として最高のもの」(『近代建築ガイドブック』)ということだが、日本の建築史からみてもわりと重要な建物になるのではないかと思える。
強羅ホテルは1942(昭和17)年に東京急行電鉄が買収したが、1945(昭和20)年には国際興業が東急から買い取っている。1985(昭和60)年から富士屋ホテルが運営するようになったが、建物の老巧化で1998(平成10)年3月で廃業した。(ウィキペディア)


2001(平成12)年11月12日

廃業して3年ほど経つがまだ解体されていなかった。フリーマーケットの会場になっている。

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