ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




三倉屋米店。中央区日本橋人形町2-7。1989(平成1)年2月19日

前は大門通りで、写真右手に行くとすぐ金座通り(芳町通り)に出る。三倉屋は戦前からの米屋。建物は出桁造りになると思うが、よく見ると総2階建てらしい。写真右手の隣は加島酒店の、やはり出桁造りの家が今も健在だ。写真左の日本家屋は当ブログ前回の「多和田歯科医院」。


京樽。日本橋人形町2-7
1982(昭和57)年4月18日

三倉屋の隣の加島酒店の横から路地が入っていて、そこを入ったところにあった。現在は金座通りに大きいマンションが建って、その1階に京樽総本店があるが、撮影時も同じ場所に本店があった。その本店の裏手になる写真の家は、撮影時に料理屋として使っていたかどうかは知らない。
京都の割烹料理店として1923(昭和7)年に創業した京樽は、1938(昭和13)年には早くも人形町に料亭「京樽」を開業している。「京樽」の屋号はこのときに新たに付けられたものという。もしかしたら、写真の家が1938年開業の料亭かもしれない。

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