ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




水戸屋紙工。台東区鳥越1-31。1989(平成1)年1月29日(2枚とも)

今回の2枚の写真に写っている建物は全部が今も健全である。入っている会社も変わっていないのではないかと思ってしまうが、勿論それは判らない。
1986年の住宅地図では、写真中央が「水戸屋紙工」、その左、四つ角のところが「東部ファスナー販売ソーコ」。
前の道路は右へ行くと清洲橋通りの佐竹通南口交差点に出る、割と広い通りだ。撮影時ではパーキングメータが通りの両側に設置されていた。現在は歩道ができて駐車できなくなった。


稲生縫製所。鳥越1-30

1枚目の写真で左手へ少し行ったところ。中山ビルと東京YKKビルに挟まれて日本家屋の商家が残っている。この家は『下町残照』(村岡秀男著、朝日新聞社刊、1988年)に載っている。ご主人の談によると「家は昭和3年の建築、仕事は特殊な寸法の白衣を縫っている」ということだ。
「稲生縫製所」の名称は、個人宅のようになるのを遠慮してぼくがかってに付けてしまった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )