ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




長屋。台東区谷中6-2。2008(平成20)年9月10日

三崎(さんさき)坂の坂上から言問い通りへ通じている道路がある。その沿道には20年位前は古い民家や長屋が寺院と混じって立ち並んでいたが、今ではかなりの家が建て直された。写真の二軒長屋はまだ残っていて、今ではかなり目立つ建物になった。長屋の向かいは門に「東京七面山」の看板が懸かる寺がある。
2階の階高が低い。2階の床は1階の屋根のところより下がっているわけだが、古い形式の造りである。関東大震災以前に立てられた可能性があると思う。



民家。谷中6-2。1989(平成1)9月10日

長久院前の道路は言問い通りへ出る途中で鍵形に曲がる。写真の家はその曲がり角の近くにあった。法蔵院という寺の向かいになる。
この家は1階の屋根が平らである。普通に傾斜していた屋根を改装したものかもしれない。農家の造りのような印象を受けるが、どうも白壁のせいらしい。町家で漆喰の白壁を見せている家はあまり見た覚えがない。

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