ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




細越菓子店。中央区築地7-10。2004(平成14)年9月11日

築地の明石町との境にあるあかつき公園はかつての築地川北支流(明石堀)の跡である。昭和45年に埋立てられている。築地市場の海幸橋(今はない)から聖路加病院への通り(現在は「市場通り」というらしい)の、かつての築地川に架かっていたのが南明(なんめい)橋で、関東大震災後の道路整備で新たに架けられた橋である。それ以前は南明橋の少し東に新栄橋が架かっていた。昭和10年頃の火保図には両方の橋が載っている。
写真の家は南明橋の南の交差点に今も立っている。写真左の角の家は住宅になっているようだが、昭和25年頃の地図には「麻雀」の記載がある。「クリーニング・ユニバース築地店」の看板がある店は撮影時の住宅地図では「細越菓子店」で、同じ家に「喫茶ドッホ」。



小川商店。築地7-10。1987(昭和62)年5月24日

1枚目の写真の左手の道路を奥へ入ったところ。木造住宅の一部をモルタル塗りの会社だか商店にしているようなので「小川商店」としておいた。後ろには蔵がある。現在は1991年に竣工した「築地小川ビル」。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )