ゼロからの出発
所 とある住宅街
登場人物……女2(パリーを男にかえても可)
とりあえずコギャル風の少女
少女: なに?
パリー: いえ……
少女: ふん(鼻をならして行こうとする)
パリー: いえ、あの……
少女: 用があんならさっさと言えよ。こっちは魔法学校の生徒みたいにヒマじゃねえんだからよ。
パリー: あの……イマイチ先生のお宅知らないかしら?
少女: イマイチ……?
パリー: ええ、あの、魔法学校のイマイチ先生……
少女: イマイチねえ…………ここだよ。
パリー: ありがとう!
少女: 留守だよ。
パリー: え……?
少女: 先生は留守だ。
パリー: どうして?
少女: 留守だから留守……
パリー: (無視して、呼び鈴を押しに行こうとする)
少女: 留守だって言ってっだろ!
パリー: いらっしゃるかもしれないわ。ものしずかな先生だから、留守のようにみえてるだけで……
少女: おめえなア……
パリー: とっても大事な用事で先生をたずねてきたの、留守ですよって言われて帰るわけにはいかないの!
少女: あのなア……
パリー: (何度も呼び鈴を鳴らす)先生! イマイチ先生! 二年B組のパリーです! 大事な相談があってうかがいました! 先生! イマイチ先生!…………先生……ハァー(ため息)
少女: だから留守だって言っただろう……
パリー: どうして留守って言いきれるのよ?
少女: あ、あたし……イマイチ先生の娘だもん。
パリー: え……!?