2日続けて素晴らしい晴天です。秋にしては少し暖かい気もしますが、ほんと爽やかで気持ちいい一日でした。
こんなときは音楽もやっぱり爽やかで明るいもの、ということでドボルザークの第3シンフォニーを選びました。
「新世界」や8番と比べると知名度は高くありませんが、とても素敵な曲ですよ。
私は、この曲を「亭主関白」シンフォニーと呼んでいます。
それは第1楽章のテーマにあります。何度聴いても、私には「お前を嫁に・・・」と聴こえます。テーマの断片を含めると50回以上出てくるのではないかしら。
幸せな曲ですねぇ。
続く第2楽章は、短い序奏の後「雪の降る町を・・」に良く似たフレーズで始まります。映画音楽かオペラの一幕のように美しい楽章です。とくに中間部のワーグナーを意識したと思われる幻想的な雰囲気が素敵!
終楽章は、一転して快活なアレグロ・ヴィヴァーチェで、若きドボルザークの高揚感がよく伝わってきます。
若干茶化して書きましたが、この曲はドボルザーク32歳の時の曲で、結婚し子供も生まれようとしていたとても幸せな時期に作曲されました。
やはり音楽は正直ですね。
ちなみにこの曲は翌年スメタナの指揮で初演されていますが、ドボルザークの交響曲で初めて公の場で演奏されたものだそうです。
しかしながら、これから何年か後には、長女、次女、そして長男と相次いで子供たちを亡くすという悲劇が待ち受けているのです。それが、結果的に傑作「スターバト・マーテル」へと繋がっていくんですね。
今日聴いたのは、チョン・ミョンフン&ウィーンフィルの演奏です。
<曲目>
ドボルザーク
■交響曲第3番変ホ長調 op10
■交響曲第7番ニ短調 op70
<演奏>
チョン・ミョンフン指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
ウィーンフィルの音色がとても美しいです。またチョン・ミョンフンは、この曲のようなちょっぴりオペラティックな曲を振らせると、ほんと上手いですねぇ。
弦楽器の美しさとティンパニの深い響きが、とりわけ印象に残りました。
そのほかのディスクでは、スィトナーとベルリン・シュタツカペレの演奏が素敵です。まさに伝統の響きに惚れ惚れとします。また第1楽章の関白宣言的な克明さでも、こちらが勝るようです。
こんなときは音楽もやっぱり爽やかで明るいもの、ということでドボルザークの第3シンフォニーを選びました。
「新世界」や8番と比べると知名度は高くありませんが、とても素敵な曲ですよ。
私は、この曲を「亭主関白」シンフォニーと呼んでいます。
それは第1楽章のテーマにあります。何度聴いても、私には「お前を嫁に・・・」と聴こえます。テーマの断片を含めると50回以上出てくるのではないかしら。
幸せな曲ですねぇ。
続く第2楽章は、短い序奏の後「雪の降る町を・・」に良く似たフレーズで始まります。映画音楽かオペラの一幕のように美しい楽章です。とくに中間部のワーグナーを意識したと思われる幻想的な雰囲気が素敵!
終楽章は、一転して快活なアレグロ・ヴィヴァーチェで、若きドボルザークの高揚感がよく伝わってきます。
若干茶化して書きましたが、この曲はドボルザーク32歳の時の曲で、結婚し子供も生まれようとしていたとても幸せな時期に作曲されました。
やはり音楽は正直ですね。
ちなみにこの曲は翌年スメタナの指揮で初演されていますが、ドボルザークの交響曲で初めて公の場で演奏されたものだそうです。
しかしながら、これから何年か後には、長女、次女、そして長男と相次いで子供たちを亡くすという悲劇が待ち受けているのです。それが、結果的に傑作「スターバト・マーテル」へと繋がっていくんですね。
今日聴いたのは、チョン・ミョンフン&ウィーンフィルの演奏です。
<曲目>
ドボルザーク
■交響曲第3番変ホ長調 op10
■交響曲第7番ニ短調 op70
<演奏>
チョン・ミョンフン指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
ウィーンフィルの音色がとても美しいです。またチョン・ミョンフンは、この曲のようなちょっぴりオペラティックな曲を振らせると、ほんと上手いですねぇ。
弦楽器の美しさとティンパニの深い響きが、とりわけ印象に残りました。
そのほかのディスクでは、スィトナーとベルリン・シュタツカペレの演奏が素敵です。まさに伝統の響きに惚れ惚れとします。また第1楽章の関白宣言的な克明さでも、こちらが勝るようです。
以前リヒテルのインスブルック・ライブではお世話になしました。その後、無事に入手できましたです。
ドヴォ3ときて、通り過ぎるわけにもいかず、書き込みさせていただきます。
いいですよね。この曲。気持ちが萎えそうなときの「お薬」ではこれが一番ではないかと。
で、ぜひぜひお勧めしたいディスクがあります。
往年の名匠、スメターチェクが当時の手兵プラハ交響楽団指揮したスプラフォン盤で、僕のLP時代からの愛聴盤(というと歳がバレますが・・・)です。
永らく、本当に長い間国内外とも廃盤だったのですが、去年の暮れ頃に日本コロンビアが「スプラフォン・ヴィンテージ・コレクション」としてCD化(COCQ-83867)してくれました。洗練された演奏ではありませんが、そう、古武士の如き丈夫ぶりには、まこと惚れ惚れとしちゃいますよ。
http://www.cme.jp/db/db_music/database.cgi?cmd=s&sc=supraphon
こんばんは。ありがとうございます。
私も全集で買ったのはいいけど、安心してしまって全部を聴けてないことが結構あります。このドボ3はあまり有名ではありませんが、是非聴いてみてください。コシュラー盤は未聴ですが、素晴らしい演奏のような予感がします。
>リベラ33さま
いつもありがとうございます。
アインザッツで是非一度聴いてみてください。きっと気にいっていただけると思います。ところで、リベラさんのブログでアインザッツが開店2周年とうかがいました。
また近いうちに是非ご一緒させてください。
楽しみにしています。
>dormirさま
こんばんは。
リヒテルのインスブルックライブ、入手できてよかったですね。気楽に聴ける演奏ではありませんが、集中力が凄いですね。感動的な1枚だと信じています。
ご紹介いただいた、「スメターチェクが当時の手兵プラハ交響楽団指揮したスプラフォン盤」、是非とも聴いてみたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
さだまさしの歌だったとは・・・・・、いやぁ、気づきませんでした(^^ゞ。
ドヴォルザーク全集を含むスウィトナーのベルリン・シュターツカペレのBOXセットを買いましたので、じっくり聴き込みたいと思います。
おはようございます。
「オマエを嫁に」にご賛同いただき、ありがとうございます。ドボルザークの音楽は、いつ聴いても爽やかでいいですよね。
>スウィトナーのベルリン・シュターツカペレのBOXセットを買いましたので・・・
このボックスセットは価値ありますよね。私は一枚一枚集めたのでちょっぴり複雑な気がしますが、素晴らしいアルバムだと思います。
スメターチェクがプラハ交響楽団指揮したスプラフォン盤、今日CDが届いたので早速聴きました。
素晴らしい演奏ですね。まったく別の曲という感じがしました。とくに節目節目で決まるアクセントの凄さ。とにかくシンフォニックという観点ではダントツです。
伸びやかさと瑞々しさをもつミョンフン盤やスウィトナー盤と並んで、また大切なアルバムになりそうです。
ありがとうございました。