先月から、仕事の関係で、ある個人のお客様のところへ何度かお邪魔させていただいています。
そのお客様は70歳代の女性なのですが、大袈裟ではなく20歳は若く見えるんです。
初めてお会いしたときには、あまりにお若いので本当にびっくりしました。
お客様といろいろお話しているうちに、とても音楽好きな方であることがわかりました。
そしてご自身はずっとアマチュア合唱団で歌っておられるとか。
若さの秘訣は、どうやら合唱にあったようです。
・立って歌うので姿勢が良くなること
・腹筋が鍛えられること
・大好きな音楽を大きな声で歌うので、何よりストレス解消になること
等、教えていただきました。
なるほど、合唱か・・・。良いことを聞いたぞ!
すぐに納得してしまう私は、一瞬「老後の楽しみのために、私もやってみるか」と思ったりしたのですが、やっぱり無理かなあ。
ところで先週お邪魔したときに、お客様が、「今日は、なぜか朝からずっとメサイアを聴いているんです」と仰っていました。
その言葉に触発されて、久しぶりに私もメサイアを・・・。
私のお気に入りのメサイアは、アーノンクールの新盤。
旧録音から20年以上の歳月が経過していますが、新録音に聴くこの柔らかく包み込まれるような雰囲気は、私が全く想像できなかったものです。
アーノンクールは、いつの間に、こんなに真摯でありながら優しさを併せ持った音楽を聴かせてくれるようになったんだろう。
メサイアでも、ピリオド楽器を使ったきびきびした演奏が流行のようですが、このアーノンクールの演奏はまったく趣を異にするものです。
とくに「ハレルヤ・コーラス」の神々しいまでの素晴らしさには、何度聴いても新しい感動を覚えます。
ライブ録音であるがゆえの小さな傷もないわけではありません。
しかし、最後まで聴き終わった後、まるでタイムスリップして、「ムジーク・フェラインで、たったいまこの名演に立ち会ったかのような感銘を与えてくれる」と言ったら、雰囲気をお分かりいただけるでしょうか。
11月21日には、サントリーホールで、ついにこのコンビの「メサイア」を聴くことができます。
いまから、子供のようにそわそわしている私です。
ヘンデル作曲
オラトリオ『メサイア』
<演奏>
■クリスティーネ・シェーファー(S)
■アンナ・ラーソン(A)
■ミヒャエル・シャーデ(T)
■ジェラルド・フィンレイ(Bs)
■アルノルト・シェーンベルク合唱団
■ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
■指揮:ニコラウス・アーノンクール
<録音>
■2004年12月18日&19日
■ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ録音)
そのお客様は70歳代の女性なのですが、大袈裟ではなく20歳は若く見えるんです。
初めてお会いしたときには、あまりにお若いので本当にびっくりしました。
お客様といろいろお話しているうちに、とても音楽好きな方であることがわかりました。
そしてご自身はずっとアマチュア合唱団で歌っておられるとか。
若さの秘訣は、どうやら合唱にあったようです。
・立って歌うので姿勢が良くなること
・腹筋が鍛えられること
・大好きな音楽を大きな声で歌うので、何よりストレス解消になること
等、教えていただきました。
なるほど、合唱か・・・。良いことを聞いたぞ!
すぐに納得してしまう私は、一瞬「老後の楽しみのために、私もやってみるか」と思ったりしたのですが、やっぱり無理かなあ。
ところで先週お邪魔したときに、お客様が、「今日は、なぜか朝からずっとメサイアを聴いているんです」と仰っていました。
その言葉に触発されて、久しぶりに私もメサイアを・・・。
私のお気に入りのメサイアは、アーノンクールの新盤。
旧録音から20年以上の歳月が経過していますが、新録音に聴くこの柔らかく包み込まれるような雰囲気は、私が全く想像できなかったものです。
アーノンクールは、いつの間に、こんなに真摯でありながら優しさを併せ持った音楽を聴かせてくれるようになったんだろう。
メサイアでも、ピリオド楽器を使ったきびきびした演奏が流行のようですが、このアーノンクールの演奏はまったく趣を異にするものです。
とくに「ハレルヤ・コーラス」の神々しいまでの素晴らしさには、何度聴いても新しい感動を覚えます。
ライブ録音であるがゆえの小さな傷もないわけではありません。
しかし、最後まで聴き終わった後、まるでタイムスリップして、「ムジーク・フェラインで、たったいまこの名演に立ち会ったかのような感銘を与えてくれる」と言ったら、雰囲気をお分かりいただけるでしょうか。
11月21日には、サントリーホールで、ついにこのコンビの「メサイア」を聴くことができます。
いまから、子供のようにそわそわしている私です。
ヘンデル作曲
オラトリオ『メサイア』
<演奏>
■クリスティーネ・シェーファー(S)
■アンナ・ラーソン(A)
■ミヒャエル・シャーデ(T)
■ジェラルド・フィンレイ(Bs)
■アルノルト・シェーンベルク合唱団
■ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
■指揮:ニコラウス・アーノンクール
<録音>
■2004年12月18日&19日
■ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ録音)
私もようやくトラックバックを付けられるようになりました(笑)
この盤、いいですよね!
シェーンベルクコアはどんなときも本当に美しいハーモニーで何を聴いても感動します。
アーノンクール&コンセントゥス、ウィーンでもメサイアを聴かせてくれる予定です。
お互い、生メサイア楽しみですね。
TBありがとうございます。
バッチリですね。
>シェーンベルクコアはどんなときも本当に美しい
全く同感です。アーノンクールやアバドが全幅の信頼を置くのも良く分かります。
今秋のメサイア、本当に楽しみにしているんです。
ひょっとしたら、アーノンクールの来日は今回で最後かもしれないので、私のほうも気合が入っています。(今から気合を入れすぎると、本番が心配ですが・・・)
ウィーンの感想、是非是非楽しみにしていますね。
若さの秘訣ときいて気になっていたのですが、先日歌オンリーのチャリティ・コンサートを聴きに行き、romaniさまのこの記事を思い出しました。
歌うことは、若さの秘訣ですね!
>一瞬「老後の楽しみのために、私もやってみるか」と思ったりした
私も演奏会の終了後、一瞬「老後の危機のために、今から私もやってみるか」と思ったりしました。
なんといっても、恋をする気持ちを歌うのは、常に新鮮な精神が血液の中を逆流するのではないかと、妙な感動をしました。人は成熟していくものですが、それとは別にいつまでも若い感性の部屋を確保する必要があると思います。
素適な奥様を見習って、歌えないけれどオペラのアリアを新しい気持ちで聴きます。
いつもありがとうございます。
合唱をやっておられる方に共通するあの生き生きとした表情は、実は前から気になっていたんです。
それが先日のご婦人のお話を聞いて、「なーるほど!」となったのですが、やっぱり思いつきでは難しそうですね・・・。
>人は成熟していくものですが、それとは別にいつまでも若い感性の部屋を確保する必要があると思います。
全く同感です。私も、最近ひしひしと感じておりました。やはり常に新しいインプット・刺激を受けることで、精神的に老化しないことが大切ですね。