昨日は、おさかな♪さんが出演する「オーケストラアンサンブル豊島」のコンサートへ行ってきました。
新宿文化センターへ行くのは、今回が初めてです。
行く道中少し怖い思いをしたのですが、この点はあえて触れないことにします。
<日時>2006年9月10日(日)14:00開演
<場所>新宿文化センター 大ホール
<曲目>
■モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
■リスト:交響詩「レ・プレリュード」
■ブラームス:交響曲第1番ハ短調
(アンコール)
■モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
<演奏>
■指 揮 夏田昌和
■管弦楽 オーケストラアンサンブル豊島
まずプログラムをみてください。素晴らしい選曲!
モーツァルトのトレードマークである変ホ長調で書かれた「魔笛」序曲で始まります。
「3」という数字に徹底的にこだわった晩年の名作オペラですが、調性もフラット3つ。
そして、幻想的な「レ・プレリュード」をはさんで、トリはこれまた大傑作であるハ短調のブラ1。
そう、ハ短調もフラット3つですよね。
アンコールは、モーツァルトの最美の音楽「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。
どなたがプランニングされたかわかりませんが、素晴らしいセンスとしか言いようがありません。
冒頭は少し緊張で表情が硬い気がしましたが、魔笛の中間部からこなれてきました。後半はタミーノやパパゲーノの表情が思い浮かぶような演奏。
前半のメインである「レ・プレリュード」は、ロマンティックな雰囲気がよく表現されていたと思います。ハープがことのほか美しかった。実は、この日の午前中に、自宅でブルッフの「スコットランド幻想曲」のCDを聴いていったのですが、どことなく雰囲気が似ているような・・・。
後半は、いよいよメインのブラームスの1番。
パンフレットにも、「難曲である・・・」と団員の方が解説を書いておられましたが、確かに難しい曲だと思います。
しかし、良かった。まぎれもないブラームスの響きがしていました。
冒頭、指揮者とティンパニをずっと見つめていたのですが、まったく気負いがありません。指揮者がタクトを自然に構えると同時に、ティンパニもマレットを少し持ち上げて、目で「いつでもどうぞ」と合図。
力まないけど、非常に雄渾な表情で演奏が始まりました。
序奏のリピート部分で、ティンパニがトレモロで抑揚をつけていくあたりは、思わず鳥肌がたちました。
その後序奏からテーマに入る呼吸がなんとも自然で、私は「この演奏絶対いける!」と早くも確信した次第です。
第2楽章は、木管楽器が良かったですね。「乗り乗り」という表現がぴったり。
そして、何といってもコンサートマスターの美しいソロが印象的でした。
素朴な第3楽章を経て、いよいよフィナーレへ。
前半の「レ・プレリュード」で強く感じた、深い森・幻想的な響きがここで再びよみがえります。
そして、弦楽器も非常に重厚で、ブラームスに不可欠の「うねり」のような表情がなんとも素晴らしい。ヘミオラもばっちり決まり、コーダも妙に煽らない分音楽が立派に聴こえました。
素晴らしいブラームスだったと思います。
アンコールは、「ひょっとするとあの曲かな?」と思ったとおりの曲でした。
合唱を管楽器が受け持つもつのですが、まったく違和感がありません。
エンディングにふさわしい素晴らしいアレンジ、素晴らしい演奏でした。
前回の文京シビックで聴いたベートーヴェンもすばらしかったけど、今回もずしりと手ごたえのある素晴らしいコンサートでした。
それで、この日のサプライズ?は、コンサート終了後に。
おさかな♪さんを中心とした、名づけて「おさかな♪さん オフ会!」
おさかな♪さんにMAIさん、Kさん、光っち先生、隊長さんと私の計6名で、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
アマチュアオケの裏話や、バレエの話、演劇の話等、普段聞くことの出来ない興味深いお話をいろいろ聞かせていただきました。
おさかな♪さん、皆様、本当にありがとうございました。
新宿文化センターへ行くのは、今回が初めてです。
行く道中少し怖い思いをしたのですが、この点はあえて触れないことにします。
<日時>2006年9月10日(日)14:00開演
<場所>新宿文化センター 大ホール
<曲目>
■モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
■リスト:交響詩「レ・プレリュード」
■ブラームス:交響曲第1番ハ短調
(アンコール)
■モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
<演奏>
■指 揮 夏田昌和
■管弦楽 オーケストラアンサンブル豊島
まずプログラムをみてください。素晴らしい選曲!
モーツァルトのトレードマークである変ホ長調で書かれた「魔笛」序曲で始まります。
「3」という数字に徹底的にこだわった晩年の名作オペラですが、調性もフラット3つ。
そして、幻想的な「レ・プレリュード」をはさんで、トリはこれまた大傑作であるハ短調のブラ1。
そう、ハ短調もフラット3つですよね。
アンコールは、モーツァルトの最美の音楽「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。
どなたがプランニングされたかわかりませんが、素晴らしいセンスとしか言いようがありません。
冒頭は少し緊張で表情が硬い気がしましたが、魔笛の中間部からこなれてきました。後半はタミーノやパパゲーノの表情が思い浮かぶような演奏。
前半のメインである「レ・プレリュード」は、ロマンティックな雰囲気がよく表現されていたと思います。ハープがことのほか美しかった。実は、この日の午前中に、自宅でブルッフの「スコットランド幻想曲」のCDを聴いていったのですが、どことなく雰囲気が似ているような・・・。
後半は、いよいよメインのブラームスの1番。
パンフレットにも、「難曲である・・・」と団員の方が解説を書いておられましたが、確かに難しい曲だと思います。
しかし、良かった。まぎれもないブラームスの響きがしていました。
冒頭、指揮者とティンパニをずっと見つめていたのですが、まったく気負いがありません。指揮者がタクトを自然に構えると同時に、ティンパニもマレットを少し持ち上げて、目で「いつでもどうぞ」と合図。
力まないけど、非常に雄渾な表情で演奏が始まりました。
序奏のリピート部分で、ティンパニがトレモロで抑揚をつけていくあたりは、思わず鳥肌がたちました。
その後序奏からテーマに入る呼吸がなんとも自然で、私は「この演奏絶対いける!」と早くも確信した次第です。
第2楽章は、木管楽器が良かったですね。「乗り乗り」という表現がぴったり。
そして、何といってもコンサートマスターの美しいソロが印象的でした。
素朴な第3楽章を経て、いよいよフィナーレへ。
前半の「レ・プレリュード」で強く感じた、深い森・幻想的な響きがここで再びよみがえります。
そして、弦楽器も非常に重厚で、ブラームスに不可欠の「うねり」のような表情がなんとも素晴らしい。ヘミオラもばっちり決まり、コーダも妙に煽らない分音楽が立派に聴こえました。
素晴らしいブラームスだったと思います。
アンコールは、「ひょっとするとあの曲かな?」と思ったとおりの曲でした。
合唱を管楽器が受け持つもつのですが、まったく違和感がありません。
エンディングにふさわしい素晴らしいアレンジ、素晴らしい演奏でした。
前回の文京シビックで聴いたベートーヴェンもすばらしかったけど、今回もずしりと手ごたえのある素晴らしいコンサートでした。
それで、この日のサプライズ?は、コンサート終了後に。
おさかな♪さんを中心とした、名づけて「おさかな♪さん オフ会!」
おさかな♪さんにMAIさん、Kさん、光っち先生、隊長さんと私の計6名で、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
アマチュアオケの裏話や、バレエの話、演劇の話等、普段聞くことの出来ない興味深いお話をいろいろ聞かせていただきました。
おさかな♪さん、皆様、本当にありがとうございました。