昼間は相変わらず暑いですが、朝夕はめっきり涼しくなりました。
そろそろクール・ヴィズも終わりです。
ネクタイの締め方を練習しないと・・・。(笑)
さて、これから月2~3回のペースになると思いますが、私の大切にしている曲、それもあまり知られていない曲をご紹介していきたいと思います。
題して「私の秘曲集」。
基準は、次のように考えています。
①あまり知られていない(と私が思っている)魅力的な作品
②または、有名な曲だけど珍しいアレンジで演奏されているもの
③何よりも、演奏そのものが魅力的なもの
「えっ、そんなのすでに有名じゃん」と思われるディスクもあるかと思いますが、そのあたりは何卒ご容赦ください。
栄えある第1回目は、デンマーク生まれのロマン派の作曲家ランゲ=ミュラーの室内楽作品です。
<曲目>
ランゲ=ミュラー作曲
■ロマンス 作品63(1899)
■3つの幻想的小品 作品39(1891)
■ピアノ三重奏曲ヘ短調 作品53 (1898)
■アルバムのページ(弦楽四重奏曲のための)
<演奏>
■エルベク (Vn)、スヴァーネ(Vc)
■コペンハーゲン三重奏曲
■カール・ニールセン四重奏団
<録音>
1994年11月
(デンマーク Kontrapunkt 32208)
ランゲ-ミュラーは1950年にデンマークで生まれた作曲家。
ランゲ=ミュラーの作品は、200曲以上の歌曲、ピアノ曲、ヴァイオリン等の室内楽、そして交響曲、劇場音楽と幅広いジャンルに亘っています。
どの曲を聴いても、人懐っこい愛らしさと夢見るような美しさに満ちています。
今回ご紹介する室内楽作品も、その例にもれません。
もし、このディスクを聴かれる機会があれば、是非ヴァイオリンとピアノのためにかかれた「3つの幻想的小品」の第2曲を聴いてみてください。
アンダンテ・カンタービレと指示された6分弱の短い曲ですが、本当に美しいです。
ピアノの前奏部分を聴いただけで、誰でもこの曲の虜になってしまうでしょう。ヴァイオリンが奏でるメロディは、まさに人の声そのもの。
そして、ヴァイオリンとピアノの掛け合いの部分は、名作フランクのヴァイオリンソナタを思わせるような趣です。
1曲めのロマンスも、最後の弦楽四重奏のための「アルバムのページ」も、いずれ劣らず可憐な美しさに満ちています。
ピアノ三重奏曲は少し印象が異なります。シューマンの同ジャンルの名曲に良く似た雰囲気だといえば、大体イメージがお分かりいただけるでしょうか。
ヴァイオリンとチェロがユニゾンで動くことが多いのも特徴のひとつでしょう。
これまた魅力的な作品だと思います。
ランゲ=ミュラーの作品は、あまり録音の機会に恵まれていませんが、もっと広く知られていい作曲家だと思います。
きっと、聴く人を幸せにしてくれるから・・・。
そろそろクール・ヴィズも終わりです。
ネクタイの締め方を練習しないと・・・。(笑)
さて、これから月2~3回のペースになると思いますが、私の大切にしている曲、それもあまり知られていない曲をご紹介していきたいと思います。
題して「私の秘曲集」。
基準は、次のように考えています。
①あまり知られていない(と私が思っている)魅力的な作品
②または、有名な曲だけど珍しいアレンジで演奏されているもの
③何よりも、演奏そのものが魅力的なもの
「えっ、そんなのすでに有名じゃん」と思われるディスクもあるかと思いますが、そのあたりは何卒ご容赦ください。
栄えある第1回目は、デンマーク生まれのロマン派の作曲家ランゲ=ミュラーの室内楽作品です。
<曲目>
ランゲ=ミュラー作曲
■ロマンス 作品63(1899)
■3つの幻想的小品 作品39(1891)
■ピアノ三重奏曲ヘ短調 作品53 (1898)
■アルバムのページ(弦楽四重奏曲のための)
<演奏>
■エルベク (Vn)、スヴァーネ(Vc)
■コペンハーゲン三重奏曲
■カール・ニールセン四重奏団
<録音>
1994年11月
(デンマーク Kontrapunkt 32208)
ランゲ-ミュラーは1950年にデンマークで生まれた作曲家。
ランゲ=ミュラーの作品は、200曲以上の歌曲、ピアノ曲、ヴァイオリン等の室内楽、そして交響曲、劇場音楽と幅広いジャンルに亘っています。
どの曲を聴いても、人懐っこい愛らしさと夢見るような美しさに満ちています。
今回ご紹介する室内楽作品も、その例にもれません。
もし、このディスクを聴かれる機会があれば、是非ヴァイオリンとピアノのためにかかれた「3つの幻想的小品」の第2曲を聴いてみてください。
アンダンテ・カンタービレと指示された6分弱の短い曲ですが、本当に美しいです。
ピアノの前奏部分を聴いただけで、誰でもこの曲の虜になってしまうでしょう。ヴァイオリンが奏でるメロディは、まさに人の声そのもの。
そして、ヴァイオリンとピアノの掛け合いの部分は、名作フランクのヴァイオリンソナタを思わせるような趣です。
1曲めのロマンスも、最後の弦楽四重奏のための「アルバムのページ」も、いずれ劣らず可憐な美しさに満ちています。
ピアノ三重奏曲は少し印象が異なります。シューマンの同ジャンルの名曲に良く似た雰囲気だといえば、大体イメージがお分かりいただけるでしょうか。
ヴァイオリンとチェロがユニゾンで動くことが多いのも特徴のひとつでしょう。
これまた魅力的な作品だと思います。
ランゲ=ミュラーの作品は、あまり録音の機会に恵まれていませんが、もっと広く知られていい作曲家だと思います。
きっと、聴く人を幸せにしてくれるから・・・。