過日、名古屋市南区のとある公園に出かけた際、いわゆる「富士山滑り台」を見かけたので、スマホで撮してきた。
ご覧のように、たまたま遊んでいた少女二人、とても絵になる風情があって、本格的なカメラを持ってこなかったのが悔やまれた。なお、この子らのプライバシーもあって、顔などがはっきりしたものは載せていない。
ところで、この富士山滑り台、名古屋が発祥の地で、したがって、名古屋を中心に東海地方での設置が多いようだ。
名古屋市内には92基、東海地方全体では150基が作られていて、そのうち125基が現存しているという。
ご覧のように、全体が斜面であるため、落下をするような開いた空間がなく、その意味では普通の滑り台より安全といわれる。
作られたのはおおよそ1960年代後半から70年代にかけてのようだ。
なお、詳しく知りたい方にお勧めなのは、『名古屋の富士山すべり台』牛田吉幸(風媒社)。
著者は、それらをすべて制覇していて、その写真も入っていて面白そうだ。