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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

中国から届いた年賀のメールです。

2021-01-02 03:20:59 | よしなしごと

 皆様、あけましておめでとうございます。
 今年も例年のように中国の友人から年賀のメールを頂きました。

 彼女は、四分の一世紀ほど前、私がやっていた居酒屋でバイトをしていた中国からの留学生で、日本で法学課程の大学院までを過ごし、資格をもって帰国し、結婚し、子供を設けた一定期間休職していたものの、現在もなお、その法学の知識と堪能な日本語の能力をもって、仕事を継続しています。
 詳細は個人情報に属しますので言えません。

        

 以下の年賀のメールも、それらの情報をカットしたものです。
 なお、文中で「マスター」と言われているのは私のことです。居酒屋経営のくせに、なぜかマスターと呼ばれていました。別に、バタ臭かったとは思っていませんが。

 文中にあるように、彼女は今、その一人娘の大学への進路について、この状況下のなか、気を揉んでいる様子です。
 私が彼女に出会ったとき、彼女自身が学生だったのに、その娘さんが大学生になるなんて、私が歳をとるはずです。

        

 中国についてはいろんな批判があります。ネトウヨ的な悪口雑言は問題外の外として、私自身もある種の批判をもっています。それは彼女も知っています。
 むしろそうであればこそ、排外的に問題を考えるのではなく、草の根の交流が必要なのだと思います。そうした志が、例えば彼女の娘さんたちの世代に継承され、より穏やかで開かれた世界秩序が形成されることを願ってやみません。

 私は、文章を綴れる限り、彼女との交流を続ける所存です。
 彼女のメールの最後の言葉に、私も唱和したいと思います。
 「World Peace!」

【彼女のメール】============================

 新年あけましておめでとうございます。
 2020年は大変な年でした…2020年をなかったことにして、2021年を新たな2020年とする論調もあるぐらい、将来振り返るとき、どのようにこの一年を記されるでしょうか?とは言っても、時間も人生も逆戻りやリセットはできません。希望をもって、明るく新年を迎えることは、人類の前向きの天性です。
 日本も今多くの人は在宅勤務していると聞いているが、生活は通常通りに戻っているとも聞いております。マスターはじめ、ご家族の皆様はずっとご健康でいらっしゃるように心からお祈ります。

        

 コロナ疫で、グローバル化な世界も行き来の自由が制限されてしまい、また米中貿易摩擦の昇格で、ますます将来の成り行きを見えにくくなりました。娘は今までアメリカに留学する進路計画をしてきたが、在学している国際高校の卒業先輩たちは、2020年にほどんと帰国したあと再渡航はできず、ネット授業を受けるか、仕方なく休学を選択しているようです。娘は今年(2021)年末に大学申請することになるが、そのとき、状況をよくなればいいなと期待しています。

 また、日本は早くコロナ疫の影響を克服して、2021年に東京オリンピックが無事に開催できるように念願しています。そして、いつもの年祈念で、World Peace!

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【注1】写真は本文と関係ありません。年末年始、自宅で撮ったものです。
【注2】オリンピック云々については、私自身の意見は保留いたしたいと思います。

コメント (1)
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