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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

デフレ・スパイラル共犯者と1,000万円の茶碗

2011-01-30 16:24:46 | インポート
 前回、半日の買い物が1,000円という私のデフレ・スパイラル共犯者ぶりを紹介したのだが、今日もまたそのしわん坊ぶりを紹介しよう。
 小雪のちらつくなか、いつものように農協へ野菜の買い出しに行った。
 雪のなか意外と品物が豊富なのでその旨おねえさんにいうと、「いやあ、明日からが心配で・・・」とのこと。
 ならばと以下のようなものを買い占めた。
 私にしては大盤ふるまいなのだが、諸賢姉諸賢兄のお見立てはいかがであろう。

     
 *赤蕪(4玉)100円 *白蕪小玉(葉付きで10個)70円 *大根(中)70円  
 *葉付き人参3本 100円*小松菜 100円 *大根葉(小大根付き)100円 
 *ねぎ10本 100円 *白菜(小)100円 *ブロッコリー1個80円 


 以上9点、合計820円である。
 やはりデフレ・スパイラルの共犯者といわれるであろうか。

 話は全く違うが、TVで「お宝鑑定団」(再放送)を途中から観た。
 中小企業の経営者で、この不況のなか3分の2の従業員をリストラして頑張っているという。
 「ほう大変だなぁ」と思ってみていたら、その鑑定対象は「古唐津」の「彫り唐津茶碗」で、1,000万円を投じて買った国宝級のものだとのこと。

            
       これはネットから TVで観たものとそっくりである

 で、鑑定結果はというと真っ赤な偽物で三万円。
 私は可愛そうになってしまった。この経営者ではなく、リストラされた従業員たちがである。
 1,000万円といえば中小や零細の企業では二人分以上の年間人件費に相当する。
 その金額ががらくたの購入に充てられたのをリストラされた従業員はどんな思いで観たことであろう。

 規模は全く違うが、飢える人々がいるなか、数千足の靴やきらびやかな装身具を蓄えていたどこかの国の元大統領夫人を思い出した。

 さて、私ことデフレ・スパイラル共犯者は、買ってきた野菜を前に、あれは漬け物、あれは酢漬け、そしてあれは揚げと煮付ける、それから、そうそうあれはペンネと合せると美味しそうだ、などといろいろ思案するのであった。
 古唐津の偽物を小鉢に見立ててそれに盛り付けるのも面白いかも知れない。
 

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私の半日 そのお買い物の怪など

2011-01-30 02:10:15 | インポート
 今日は図書館の返済日です。
 善良な市民である私はそれらを守ります。
 ただし出不精の私は、ただそのためにだけ外出するのはもったいないと前日から「ついで」のプランを用意していました。

 以下はその報告と、そこで出会った不思議なことがらです。

 まず図書館へ行きました。
 前回、欲張って七冊を借り、それぞれ専門書でノートを取ったりしていた関係で五冊半しか読めませんでした。
 カウンターでその旨を告げ、二冊を改めて借り継ぎたいと申し出たところ、そのうち一冊は予約が入っているからダメとのことでした。幸い半分読んだ方ではなかったのでそれを借り継ぎ、その他に五冊も借りてしまいました。また返済日に延長を申し出そうな気配です。

 図書館からの帰途にお酒のディスカウント店があります。
 そこでお酒を買いました。
 何を買ったかは内緒です。
 <ヒント>今それを飲みながらこれを書いています。
 これで分かるひとは霊能者でしょうね。
 ここでは、ポーランド産のオイルサーデンも買いました。

      

 続いて、百円ショップに立ち寄り、ノックペン二本ひと組と、梱包用のクラフトテープ、1メートルぐらいの幅の紙を買いました。しめて420円です。
 これだけあれば、人ひとりぐらい切り刻んで梱包できそうです。
 ご安心下さい。今のところあなたを切り刻む予定はありません。
 何に使うかは内緒です。

 ブック・オフへも行きました。
 手持ちの何十年も使っている古語辞典を更新しようとしたのです。
 もう、古文を辞書を頼りに読むことはありませんが、古典的な名歌や名句を解読できればと思ったのです。

 買ったのは写真のものです。使われた形跡のない新本同然です。
 定価は2,500円ですが、価格のラベルは105円とあります。
 それをレジへ持っていって、「これって本当に105円ですか?」と確かめました。
 レジの若い女性はマニュアル通りの笑顔を満面に「ハイ間違いございません」と答えてくれました。

      
 
 なぜ私がそんな回りくどいことをしたかというと、この本の一つ上の段に、全く同じものがあり、その程度も全く変わらないにもかかわらず(版もともに第二版)それには1,050円の価格がついていたからです。
 ブック・オフは 時々覗きますが、実に面白いですね。
 昔の古本屋さんの目利きがマニュアルに取って代わられた現象でしょうか。
 
 その後、銀行のATMにいって来月の生活費を引き落としました。
 いくら引き落としたかは内緒です。
 預金残高が少なくなって心細い思いをしたことだけ申し上げます。

 その後、売り出しをやっているエイデンで、コピー用紙A4500枚、240円をふたつ買って帰りました。

 一時半ぐらいに出かけたのに、もうすっかり日が傾いていました。
 よく計算してみたら、お酒とオイルサーデンに以外の私の買い物はわず1,000円ほどでした。
 私のような人間がいる限り、デフレ・スパイラルは続くのではないかと、申し訳なく思っています。
 
 

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