六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

詩 のようなもの・・

2007-02-25 04:20:31 | よしなしごと
 


 君の魂は暗い思念に彩られてひとりぼっち
 隠された時間は窺う者すらなく蒸発する
 だからといって沈黙を称賛してはならない
 
 思考の翼を奪われながらも飛行するもの達よ
 君たちの古里はただ在ることの刻印
 その爛れたインクはすでに薄れてはいないか

 だから行くのだと敢えて言わねばならない
 本当の圏外への問いを宙吊りにしながら
 本当の? アラ、はしたない言葉だこと

 行くことだけがリアルな出来事なのに
 ホラ、そう言ってる間にも歩を進めてるじゃないか
 君の魂がたぶん(ではあるが)望んでいたところへ

 誘導?そう、君の魂が望むままに(だろうか?)
 蒸発したはずのものの巧妙きわまりない回帰
 怒りながらも憩うという悲歌劇の幕間の陥穽

 だから、早く助けを求めたほうがいい
 たとえ、誰も呼応してくれない叫びであったとしてもだ
 救助を要請したこの痕跡は確かに残るのだ


 それを、ひとはしばしば文学といったりするのだが・・。 
コメント
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