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詐欺、もとい「左義長」と六の時事川柳 07.2.11

2007-02-12 02:49:03 | 川柳日記
 南濃地方に伝わる、岐阜県の重要無形民俗文化財、「今尾の左義長」(いわゆるどんど焼き)へ行ってきました。
 なかなか勇壮で味のある祭りでした。

 まずこの地区の各町内に、下のような6メートルに及ぶ青だけを束ねたお神輿がしつらえられます。


 
 それが勇壮なかけ声と共に今尾神社(秋葉系)へと次々に担ぎ込まれます。



 さて、ここで祭りの登場人物たちです。
 若い衆は、下帯の上に長襦袢を着流し、白足袋姿という出で立ちで、さらに顔には思い思いのペインティングをします。






 子供も、ホラ、ペインティングしているでしょう。




 さて、いよいよ境内での神事です。
 担ぎ込まれた神輿は、ときには一基、あるいは二基同時に並べて立てられます。
 点火です。


         

 炎は勢いよく天を突きます。若い衆がその周りを勇壮に回ります。
         

 
 炎上はあっという間です。たちまち火勢は弱くなります。


 
 それを若い衆たちは竹を使って隅へと押しやります。
 足袋はだしですからとても熱そうです。



 隅に寄せられてなお炎上する火に、近郷近在の人たちが、正月の注連飾りや書き初めなどを投げ込んで焼きます。

 こうして場が改められると、今度は次の町内の神輿が担ぎ込まれ、同様の手順で神事が行われます。
 これが延々と夕方まで続きます。

 おそらく今頃は、町中が大宴会だと思います。(11日夜記す)



<今週の川柳もどき> 07.2.11

 おねだりをきくかきかぬかなだめるか
  (将軍様の要求に対する対応にばらつき
 六つある中ひとつだけ薄い影
  (日本のポリシーは?)

 ガス器具の事故は元気な愛知から
  (パロマ、そしてリンナイ)

 ドンパチを避けたか首都に降らぬ雪
 東京沖縄の子は雪知らず
  (まだない初雪)

 夕張を尻目に受賞フラガール
  (「キネ旬」第一位、 夕張では美術館も閉鎖)

 もしかして宇宙船でもあのオムツ
  (米、宇宙飛行士の横恋慕)
コメント
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