クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

隔世の感 金沢駅前

2015年07月22日 | 

 佐渡からその日のうちに我が家へ戻るには少し、無理がありましたので金沢で1泊しました。
 私が阿波おどり撮影に徳島へ通い続けていたことでその宿を経営する会社から割引券を戴いていたこともそれを後押ししました。使用期限無しのサービス券ですので今回使わなくても良かったのですが、贈呈をうけてから数年を経過していることもあり、この際、使用することにしました。
 お陰様で、支払った料金はツインの部屋利用で1,000円ほどでした。

隔世の感 金沢駅前
 JR金沢駅の正面広場へ出てびっくりしました。新幹線開通後のその姿をTVで視たことはありましたが、実際に目にして驚き以外はありませんでした。
 重厚な高層ビルがいくつも建ち並び、様相を以前とは全く、変えてしまっていたからです。
 3回ほどはこの地を訪れたことがありあますが、その時まではまだ、熊本駅の環境とはそんなに差はなかったように思います。しかし、現在は比較にならないほどの違いが出てきています。(その善し悪しは別問題です。)
 東京に、大阪、京都、名古屋に近いことそして、未だに引きずっているのかも知れませんが100万石と54万石の違いも其処に潜んでいるのでしょうか。

食欲のこと
 流石に佐渡の後では私は、魚を食べる気になりませんでした。佐渡滞在中の食事では海鮮物がほとんどでしたので、金沢に来てからは流石に魚料理は私から遠ざかりました。金沢も海の物に事欠く地域ではなく、その新鮮さも確保されている筈ですが、私の身体が求めませんでした。
 トンカツにしました。  
 妻は、それでも更に、海鮮を求めていました。
 
コーヒー専門店立ち寄り
 汽車に乗る迄の空き時間を使って金沢駅近くを散策しました。近江市場を見た後、大通りを避け裏道へ入りました。暫く歩いている内、妻がコーヒー店を見つけ、しかも店内へ入りました。私は通行人に見えるようにガラス窓に貼られた新聞記事を歩道に立って読んでいました。記事によると店は“謎解きの店”をキャッチフレーズに開店され、店主は小説家志望とのことでした。記事を読み終えて私も店内に入りコーヒーを戴きましたし、妻は豆も購入しました。
 その後の会話で、店主は大分県出身であることを告げられ私達には嬉しさが湧きましたが、その後、手伝いの若い女性がコーヒーを運んで来られた時、大牟田出身で山鹿を何回も訪れたことがある旨を言われました。山鹿に在るというラーメン店まで教えて戴きました。残念ながら、私も妻もその店名を耳にしたことはありません。その偶然に驚きは更に、大きくなりました。
 ところで、その店の“売り“となっているその日の謎が店内のボードに書かれていました。「MONDAIV」と。文字1個を移動させて週の曜日を表す単語にするものでした。この程度なら痴呆が掠める私の頭脳でも答えは出せます。Iを動かしてVの下にくっつければMONDAYになります。賞として表紙がコーヒー色をした上品なノートを1冊戴きました。そして、その譲渡は可能かを冗談交じりに店主に尋ねながら、そのノートが気に入った妻に渡しますと店主の方は更に1冊を私に差し出されました。しかし、私はその心配りだけを有り難く受け取りました。

        
 写真1    写真2     写真3        写真4        写真5
写真1から4は何れもJR金沢駅前の様子です。
写真5は同駅近くの裏通りの様子です。

今回の旅日記の終わりに 
 旅先でいつも私が最大の楽しみとしているのは、歩くことと写真撮影と、移動では乗り合いバスに乗ることです。地元の方の顔が見えますし会話もできます。生活感を肌でいっぱい感じることに幸せを味わえます。
 結婚30年の記念の旅行としてでしたが、旅としては、強く心に残るものは私にはありませんでした。   

 古布「絣」 その図柄


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マッサン)
2015-07-22 14:24:57
中々楽しい旅の様子が、伝わりましたよ!もう、行った気になりました。
返信する
マッサン様 (クルミン)
2015-07-22 14:53:47
 いつも有り難うございます。
 旅は、あまり変化がない日常にアクセントをつけてくれました。
 撮影目的で訪問し、あちこち移動せずどこか1箇所に滞在して人の活動を記録したいです。
返信する

コメントを投稿