術後10日目 ① 採用していた「2周歩き」を一挙に、「5周歩き」に増やしました。1周は100歩強でしたので1回の歩きで500歩のウォーキングをしたことになります。② 看護師の方により傷痕に貼ってあったガーゼが取り除かれました。そのことで私の身体には左手首近くの、氏名とバーコードを記したバンド以外には医療関係の何物も着いていない状態となりました。そして、理事長さんの判断で6月いっぱいでの退院が提案されました。私はスマホで妻に連絡を入れてその旨を伝え、その都合を検討した結果、退院の具体的な期日と時刻を決めました。そして病院側にお伝えしました。③ リハビリに向かう途中、廊下で理事長さんと遭遇し前述の退院日を改めて直接、伝えました。その後、お互いはその場を去りかけましたが理事長さんは直ぐに引き返してこられ、その時点でも私に残っている腰の痛みは今回の骨折とは無関係であろう、との考えを述べられ、私も以前からそのように捉えていましたので、そのように答えました。④ 午前の定例検査の為病室に来られた看護師の方がその仕事を終えられた後、自発的に「手術痕の写真を撮りましょうか」と尋ねられました。喜んでお願いしました。初めて目にする自分のキズでした。⑤ 偶然にもその職場が我が家の直ぐ近くだった方を奥様が定期的に訪ねて来られますが、その話し方を聞いているとご主人に対する愛情が1点の濁りも曇りも感じられない、真に心の底からのものであることを感じました。そしてそれは所謂、垢抜けした口調でもありました。私はその感想をご主人に伝えました。術後11日目 ① 原因は全く不明ですが右足薬指の爪で、小指側の部分が割れていました。その部分の肌が赤くなっていたことからナースステーションを訪れてバンドエイドを戴きました。私の氏名と病室名を告げようとしますと「分かっています」と看護師さんが。この怪我を契機に、リハビリ時はそれまでの素足から靴下履きに変えました。② 午後のリハビリ時、担当理学療法士の方から足の指の爪切り方法を教わりました。私の怪我がなかったら導かれなかった指導で、正に文字通り「怪我の功名」となりました。③ 前述⑤で書いた当事者、奥様が私の病床に挨拶に来られました。ご主人から促されてのことでした。