クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

病床 おちぼ拾い

2024年07月10日 | 日記

毎日、4回ほど訪れられる看護師さんは、血圧、体温、酸素濃度の測定、前日便通の有無、手術痕確認、痛みや痺れの有無を訊かれました。どの患者さんに対しても同様です。私が勤務していた職場での同僚の夢を見ました。起床後に訪れられた看護師さんのお名前がその彼と同じでした。偶然にびっくり。担当理学療法士の方の指導の下、スクワットに取り組んでいました。鏡の前で身体の格好を確認しながらの動作でしたが、その時、直ぐ横で他の患者さんの指導に当たっておられた、私担当の方の先輩に当たられる理学療法士の方が、私の上半身の向きが微かにではありましたが違っていることを指摘されました。私担当理学療法士の方は、違った角度から視ておられた為、気づかれなかったようでした。この病院への入院ではかなりの種類の書類にサインする必要がありました。10種以上在ったでしょうか。それらの殆どはコピーされて私にも渡されました。手術で起きるかも知れないトラブルなども含めてのそれでしたが、リハビリに関するものも在りました。その中で、リハビリに関する文書に目を通して驚きました。全面が虫眼鏡で視なければ読めないような小さな文字等でビッシリと占められていました。それでも読み取っていきますと、それまでに私が指導を受けた内容についての結果が、恐らく全て記されていました。指導の結果、私の能力がどのようになったか、実態はどうか、の記録です。退院日が具体的になった後、薬剤師の方が痛み止めとその副作用を防ぐ胃薬を処方して持ってこられました。そして、痛みがなければ服用する必要はない旨を告げられました。私には、手術による痛みは全く起きていませんでしたのでその薬は使わずに済ませていました。しかし、退院後、数日してふと、考えに変化が生まれました。もしかすると私はその薬に対して誤解していたのではないか、ということです。手術による痛みに対する薬、とばかり考えていましたが、昨年秋から続いている腰の痛みにも有効なのかも、という閃きです。私は手術とは無関係に腰痛を常に、看護師さんに伝えていましたし、それはカルテに記載されていた筈ですのでそれを承知で薬剤師の方は薬を処方されたのに違いありません。その推量を下に今、試験的に毎日、それを服用しています。