“その時”に備えて
昨日は午前中ずっと、雨が降り続きましたので屋根がある場所で“その時”に備えて
シジュウカラ撮影用の場所作りに専念しました。巣箱を高い位置に置いている為、カ
メラもそれに合わせなければなりません。台を置いてその上に三脚を立てても撮影は
可能ではありますが、その都度面倒になりますので準備・片付けは出来るだけ簡単
に済ませることを考えました。カメラ置きの小さな台を作りそれを天井の梁から吊すこ
とにしました。撮影時のみ必要とするものですので着脱式としました。備えあれば憂い
なし、になれば願ってもないことですが・・・。
連絡がとれれば・・・
午後は3時ころから時折、日射しが出てきましたのでメジロを待ちました。しかし、予
想通り完全な空振りに終わりました。私もメジロも携帯電話を持ちませんので、エサ
の用意が出来ても連絡のしようがありません。午前は、降雨にも拘わらずいつもの
ように訪れていたのですが・・・。
首を長くしてエサを待っています。
私が別件で食餌台の側に立っただけでメジロは飛来し、すぐ横の樹木で待っています。
距離は2mもありません。また、メジロが食餌中、私が動 きさえしなければ私に対する警
戒は全く、ないようです。そして、この場所は完全にこのつがいの縄張りとなってしまいま
した。他のメジロは追い払われます。
ジョウビタキも私を注視
私が土いじりを終えてその場を離れるや否やジョウビタキがその場所へやってきました。
エサがないかを確かめに来たのでしょう。近くの樹木から私の作業の総てを視ていたこと
は間違いありません。農家の方が畑などでトラクターを動かされているときそのすぐ後を
付いていくサギをよく、見かけますが、それと同じようなことでしょう。
食餌行動は午前から午後2時ころまでのような・・・
電池を充電して午後4時ころ撮影を開始しました。しかし、メジロ1羽が1回訪れたのみで
終わりました。ジョウビタキもヒヨの鳴き声も全く、聞こえませんでした。いわゆる、「朝まず
め」「夕まずめ」が食餌時間だと推量していましたが、どうも違ったようです。旺盛なのは午
前です。
巣箱再移設
所有しているレンズではこれまでの位置にある巣箱は小さくしか捉えられない為、昨日、再
び移動させました。シジュウカラは身体が小さいことから、それでも尚、満足いく画像にはな
らないかも知れません。ただ、果たしてその機会が出現するかどうか、の大問題が存在して
います。
半身浴 どうやら貫徹できそうです。
殊の外、寒く冷たい日が多かったこの冬ですが、1回もサボることなく半身浴(もどき)を続
けることができました。まだ2月ですので油断はできませんがほぼ、貫き通せることは間違
いなさそうです。産むは案ずるより易しだと感じています。
昨日は終日、曇りの天気だったため撮影は見合わせました。橙は撤去していて
餌場には何もありませんでしたが、それでもつがいのメジロは何度もやってきました。
2週間ぶりでしょうか、シジュウカラが来ました。巣箱の中に直ぐ入り2、3分くらい
は滞在していました。今回は入り口付近を嘴で叩く行動はありませんでしたので、もし
かすると以前来訪した鳥だったかも知れません。巣箱の中で何をしていたのでしょうか。
飛び立った後はいつものように1度も戻ってきませんでした。白、黒、グレイの落ち着い
た色の上品な鳥です。現段階でのもう1つの疑問点は、自分が入れる穴の大きさをど
のような方法で測るのか、ということです。因みに、猫は鼻ひげの長さでそれを測ると
聞いています。
ジョウビタキのオスとメスも来ました。別々の時間でしたのでつがいかどうかは分
かりませんでした。
遠望 不動岩
昨日は午前はメジロとの無言の会話、午後は空全面に雲が広がりましたので、
撮影を中止して、タイミングを見計らっていた確定申告書の提出に出掛けまし
た。どうしてもウォーキングをしたかったのです。徒歩で片道約75分かかります。
その帰途、私のすぐ前に、横道からバイクに乗った男性郵便局員2人がほとん
ど揃った状態で出て来られました。私は何千分の1秒の瞬間、メジロと思いまし
た。あまりにも毎日、メジロのつがいを観ていますので2つ揃ったものを見ると
そのように感じてしまうのでしょう。私の感覚は完全に染まってしまっています。
病膏肓に入っています。
※ 参考 「病膏肓に入る」(やまい こうこうにいる)
本来は医療分野での表現だそうですが、今は、趣味などに深入りして手がつけ
られない状態を指すようになっているとのことです。なお、こうもうにいる、と間
違って表現されることも多いそうです。
つがい専用の日となった 撮影7日目
エサの橙とそれを置く台を新しい物に交換しました。台を支える支柱は先端部が斜になって
いましたので鋸で切断して水平を作りました。エサに加える砂糖も1袋にし、台の大きさも以
前のそれの1/3程度に小さくしました。撮影の準備を完全に終えてから橙を置きますが、置
き終わった直後、つがいが飛来してきました。そのタイミングをメジロは待っていたのです。今
回は午後に入って曇りとなりましたし、カメラの電池も切れましたので撮影を終了しましたが、
単独メジロは1度も来ませんでした。話し合って入れ替わったのだと思います。橙に掛けた
砂糖水が周囲にこぼれ落ちましたが、メジロは純粋に甘さだけであるそちらの方に拘り続
けました。橙の身をつつく必要がありません。ところで、今回は否、今回からは動きのある
写真を撮ることに挑戦することにしました。これまではメジロが静止した姿でしたので比較的
に捉えやすかったのですが、これからは全く、違います。相手が動物ですからそれは当然の
ことではありますが、目にも止まらぬ速さで飛んで来る、飛び去る鳥をどうすれば捕捉出来
るのか、自分自身に超重荷を背負わせました。
まだ、同じエサを出すの メジロの思い 撮影6日目
今回はつがいの組は全く、エサにやってきませんでした。近くの樹木に止まり羽繕い
したりじゃれ合ったりしていました。1匹メジロはやってきましたが僅か数回でした。何
故、前回までと状況が異なったのでしょうか。提供するエサは6日目でもまだ、みずみ
ずしさは残っていましたが、メジロは、まだ、同じエサを出すの、と不満に思ったのか
も知れません。次回は新しい橙をプレゼントします。私も薬もらいにでかけたりして時
間をとられましたので、撮影に当たっても心のゆとりに欠けていたことは確かです。ま
た、新しい撮影法も試みるつもりです。
カメラにリモートコードを取り付ける「テンピン ターミナル」には小さく薄いキャップが付
いています。私の、グローブのような指でそれを取り外したり填めたりするのはとても、
神経を使うし手も取りました。そのままだったら必ず何時かは紛失する自信さえありま
した。そこで、いろいろ対策を考えた結果、保存している廃棄物の中にプラスチック製
の細かなネジを見つけ出しそれを接着剤でくっつけました。大成功となりました。今は
安心して取り扱えています。
メジロ撮影5日目 初歩的な拙さに気づきました。
前回までと異なる点は最小絞32を22に変更したことです。従ってシャッタースピードが
1/30から1/60になりました。しかし、私にはピントが合う範囲が狭くなったか、メジロの
羽ばたきを写真上、少しは止めることが出来たのか分かりません。他方、今回気づい
た大切な点は被写体までの視線のルートでした。ファインダーを覗かずにリモートコー
ドのボタンを使用していますので私の顔はカメラからは左又は右に大きくずれた位置
に置いていました。その為に被写体を斜めから視ることになり、正確にファインダー内
に収めることが出来ない結果がもたらされていました。今回の途中まではその事に気
づきませんでした。目はカメラの直ぐ真下か真上に置くべきでした。画角が狭いから尚
更のことです。今回、1つの勉強をしました。
一匹メジロは、つがいのメジロより弱者のようです。しかし、つがいが飛び去った後
にやってきますのでエサにはありつけています。
そのメジロ、今回はかなり長い時間滞在することがありましたが、その間中、私に
尻を向けた侭でした。もう少し、私にも気を遣って欲しいものです。
ヒヨはやはり5mくらいまで飛んできますが私の姿を発見して飛び去ります。メジロ
は何回も何回も飛んできて、懸命に甘い汁を呑み続けるのに、ヒヨはそれを傍観せざ
るを得ません。加えて、近くの木に止まった時も一応、格好だけは全く違う方向に視線
をやり、とぼけた姿を見せます。あたかも、エサには全く関心が無いような。(以前、鳩
もそうでした)演技は不要ですのでメジロとの共存共栄を考えた方が得策なんですが。
ヒヨはメジロを餌場から追い払いはしても襲うことは絶対にしていません。同じ樹木
の直ぐ近くの枝にとまったりしています。願わくはこの関係は今後も続き、私に対するヒ
ヨの恨みの矛先がメジロに向かわないで欲しいです。
今回は10mほど先の枯れ枝を積んだ場所にイタチが顔を出しました。猫も来ます。
ロケ見物でしょう。
今朝7時35分すぎのNHKラジオで聴取者からの便りとして、メジロ用のエサをヒヨ
に横取りされない方法が読まれていました。妻は、PC作業中の私の所へラジオを持っ
てきて一言、「何処にも暇人がいる」。