クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

人が生きる、人が生活するということは、こういうことか、と

2023年06月29日 | ブログ

隣家の家屋解体作業も一昨日、最後の木材運び出しが終わりいよいよ、最終局面に入りました。あとは整地が残っているだけですので今日、明日にでも作業にピリオドが打たれるのかも知れません。運び出されてきた廃棄物は丁寧に、完璧とも思えるように種類ごとに分別されていましたし、関係する全ての様子から人が生きる、人が生活するということは、こういうことか、と改めて強く、気づかされました。昨日は極めて激しい降雨、雷鳴があり作業は一時、中断されました。2人の男性作業員の方は我が家の、少しの幅しかないベランダで雨宿りをしておられましたので、其処に新聞紙を敷き詰めて土足の侭で上がれるようにし、椅子を持ってきて提供しました。その後、作業員の人数が2人増えた為、ビール用コンテナを椅子として追加し座り心地を良くする為、段ボールをそれぞれに乗せました。妻はわざわざ、コーヒー豆を挽いて差し上げました。水道使用については工事着手前に会社のトップと思われる方から借用の願いがありましたが、電気や作業員の方々の為の駐車場に関しては我が家が自発的に提供しています。電気は工具のバッテリー充電に使われています。我が家は解体依頼者ではありませんので別に何をする必要もないのですが、とはいえ、酷暑の中、豪雨の中、分別作業も含めて懸命に作業に当たっておられる若い人達を直ぐ隣から視ていると自然に心が動きます。


砂利の中に、偶に見つけ出す宝

2023年06月27日 | ブログ

先日のブログで情けない自分について記しましたがそれは何も裁縫する時だけのことではなく、PC作業でも全く同様です。何かの文書を作成するとき、完成した暁には勿論プリントをし手元に置いておきます。それをよく点検していますと手を加える部分が出てきますのでファイルを再び開き、直ぐにそれを編集します。ところがその状況が1回で済むことはなく何回も、何回も繰り返すのです(正に、私の頭脳の単純さ、底浅さです)。しかも、その都度、印刷をして。実に簡単な訂正、加筆などですが各編集時にそれに思いが至らないのです。印刷をして始めて気づくお粗末さです。インク、時間の大きな損失でもあります。このケースとは別に、自分を褒めたい気づきがあることも偶に在ります。行き詰まってPCを離れ、いろいろと考えている間に突然、よりよい作業の方法をについて閃くことがあります。それは何もない状態から思いついたり、PC画面に表示された項目の意味を考えたりしていて到達したりします。今回の、頁番号のみを奇数、偶数別々に記載する方法でもそれが在りました。僅かな量の頁数なら一々、その頁数を入力すれば良いのですが、多量になると入力も大変でしかも間違いが起きる可能性まで生まれます。今回の気づきも今後の同様印刷機能利用時に大いに役立つこと間違いありません。


伏兵が、私の行く先に厚い壁を・・・

2023年06月26日 | ブログ

また、PC作業でのことです。今、総頁数が62に亘る文書を作っています。これには頁を記載しない箇所が4頁分在りますが記載の頁ではその数字が綴じ代で隠れないよう、それぞれ左右に振り分けています。そして、その設定が正しいかどうかを確認するためテストプリントを試みました。内容の記載は全くしていませんので頁だけを印刷する作業です。ところが、印刷画面での条件指定で何故か否定されてしまいました。「印刷範囲が間違っています」のメッセージが出てきたのです。何度試みても一向に前に進まず同じことの繰り返しでした。PCを別のに替えてみたり、印刷に係る表示をいろいろと扱ってみたりしましたが、壁は厳しく立ち塞がり続けました。最後の最後の挑戦として、印刷文書の最後の頁に1文字のみ入力し、念のためそれを白色に変えて保存しました(黒文字の侭でも良いのですが、その字の存在を忘れていた場合、後の本番でその字までもが印刷されてしまうからです)。その挑戦で漸く、本当に漸く問題が解決し期待通りの結果をもたらすことが出来ました。本日の午前中はそのことで埋まってしまいました。過去を振り返ってみると以前にも全く同じ苦労をしたような気がします。時間の経過と、あまり使用しない文書作りですので忘却が酷かったのです。今後に備えてしっかりとメモしました。


ホック付け

2023年06月25日 | ブログ

私が小学6年時だったと思いますが学校では「運針大会」なるものが開催されていました。それが年1回だったかどうかや参加の生徒は6年生のみだったかなど、詳しいことは覚えていません。大会では単に運針の正確さや速さ、出来上がりの綺麗さをみられるだけでなく、雑巾縫いを兼ねさせたこともあったようにも記憶しています。ただ、正確には覚えていません。現在でも時折、ボタン付けなどの作業をしますが過去の経験の有り難さを感じる瞬間となります。今回、ホックを付ける場面が出現しました。身につける衣服に使ってあったマジックテープが役に立たなくなった為、その代わりになるものを検討していて思いついたのがホックでした。近くの店で、丁度必要数に応じたそれが在りましたので買い求め、この上なく簡単な器具であるそれの取り付けに早速、着手しました。ところが早々に失敗しました。一方の布では表側、もう一方では裏側にそれを取り付けなければなりません。それを両方とも表側に取り付けてしまいました。次の段階では2個の部品の凸部が向かい合う形で縫い付けてしまいました。もう、どうしようもない私のお粗末さでした。こんな単純なものを且つ、単純な取り付け方で済むものを2度も間違うなんて(2,3日前にも別の作業で同様の状況を創り出しました。PCプリンターで印刷した文書を乾燥させる為の用具で使う支柱に関してです)。4組計8個の器具の処理を終えるのに約1時間を要しました。実行に移す前に簡単に気づくことが出来ることを実行しないとそれが分からない、何とも情けない自分です。自分が嫌になりました。

 


少し長めのウォーキングに挑戦しました

2023年06月21日 | 日記

相当久しぶりのことです。近くのスーパーに定例の買い物に出かける以外は外出しないのが定型となっていましたが、今日は,降雨にも拘わらずそれを破ることになりました。具体的な買い物の用件が生じた為で歩数は往復で5,800が記録されました。腰には消えない痛みが伴い続けましたので歩みの速度は傍からみれば惨めなものだったことは疑う余地はありません。日常、ウォキングの意欲だけは失われていないのですが実際に中長距離を歩くことには勇気が湧かなくなってきています。その意味からしても今朝のウォーキングは自分に対する実験みたいなものでした。腰の痛みさえなければ歩くことに問題はないようには思っていますが、果たして・・・。以前には2度に亘り、しかもそれぞれ2年半の長期に及ぶ所謂「五十肩」なるものが起こり続けましたがその何れもがいつの間にか消え去りました。今回の腰痛もそうあって欲しいのですが年齢も進みましたのでその再現は無理かも知れません。徳島阿波おどり撮影行時の私の「眉山物語」のように奇蹟が起こる可能性はないのでしょうか。

「眉山物語」について下に再度、記します。                                   阿波おどり最終日、午後1時から眉山山頂で開始される「奉納踊り」を撮影しようとホテルを出ました。その時から腰には強い痛みが在りました。頭の中には、もしかすると翌日の帰熊は不可能となりそれにより入院する覚悟を決めました。しかし、それでも折角、撮影の為に報徳したのだから、と撮影を目指しました。眉山は低い山ですので登り口から山頂を見ることが出来ます。ロープウェイも設けられています。猛暑の時期でもありますのでそれを利用すれば良かったのですが、歩いて上ることに決めました。ルートについては出会った方にお尋ねしましたが、道らしき道はなく林をかき分けて上るような感じでした。途中は、下山される2人の方にお会いしただけでした。不安は募り、飲み水も携帯していませんでした。そういう状況でも山頂に辿り着くまで頑張るしかありませんでした。生き伸びる為にも。目的の頂上に着く直前、「マムシに注意」の看板が目にとまりました。何とか頂上に着いた後、踊りの開始を待ちましたがいつまで経っても始まりませんでした。関係者の方に尋ねますと正午から開演されていたのです。以前の午後1時からが変更になっていたのです。諦めて下山にかかりましたが、それにはルートを間違えないよう車道を使うことにしました。しかし、下り始めますと下界の様子がどうも違います。私が知っている光景がないのです。蛇行する道ゆえそれも在りか、と勝手に解釈してそのまま、道を辿り続けました。平地に到着して初めて、完全に道を間違っていたことが分かりました。丸反対の方向へ下りていたのです。幸い、眉山の山頂は何処からでも確認し続けられますので、それを頼りにして歩き続け、ホテルに戻ることが出来ました。その時、気づいたのです。腰の痛みが完全になくなっていたことに。凄い驚きでした。そして思いました。わざと道を迷わせて歩くことをさせ、入院せず無事に予定通り帰熊出来るよう眉山の“霊”が配慮してくださったのでは・・・と。

 

 

 


丁寧な作業

2023年06月20日 | ブログ

伸びたアームの先に付けられたグラップル(ユンボの先端に装填された上下2個の爪の部分。ネット調べ)?が最大に開かれた姿は餌を狙う大蛇の口を彷彿とさせます。太い木材、壊されたコンクリート大きな破片など、いとも簡単に処理しています。見ていて飽きが来ません。進められている家屋解体作業従事の人達の仕事の丁寧さに感激しています。私は、その仕事ぶりを「丁寧」と評価していますが妻は「綺麗」と表現しています。他の同業者の方の作業ぶりを真剣に見たことがありませんので比較することは出来ませんが、毎日、隣家での様子を見ていてそう、感じています。崩した物は全て種類ごとに丁寧に仕分けされ大雑把に表現すれば、木材は大小ごと、金属、コンクリート、モルタル、ガラス等々、きめ細かく分別されています。小さなかけらみたいな物は大きな頑丈な袋に収められます。屑が散らかった地面も掃き清められます。まだ、解体途中ですのに。焦げ付くような暑さの中での懸命な作業に心を動かされ昨日も又、妻は缶入りコーヒーを差し入れしました。今回のも頂き物のお裾分けではありますが。つい先ほど、残されていた2階の一部が全て取り除かれました。その状況を見ようと少し前まで視線を送っていたのですが新聞読みに移ったことから見逃してしまいました。途中、これまでに無い大きな音が聞こえましがそれが、崩れ落ちる時のそれだったのです。これで2階建て部分は終了し、あと平屋部分が残されています。


フォトストーリー制作、今回は緻密さが加わりました

2023年06月19日 | ブログ

フォトストーリー制作は今回が5作目になります。その作業の段階で初めて“緻密さ”が加わりました。PCアプリ利用でのことです。このアプリは本来は会議・講演会等でのデモンストレーション用に創られたものだと推量します。しかし、私にはそういう機会は全く存在しませんので、フォトストーリーを作るのに利用しています。以前にこのアプリは、養蚕風景や閉校直前の山間の小学校での生徒4人に対して茶道体験をして貰う様子の記録に活かしたことがありますが、当初は当該アプリの機能についてゼロに近い知識の中でしたので相当な苦労が伴い、しかもその出来上がりは今一つ否、今二つ、今三つ否、それ以上の欠点に包まれていたように捉えています。スライドに写真を盛り込むことには大きな困難はなかったと評価していますが、それに添えるBGMについては今回と比較すれば遙かに単純・幼稚でした。今回は新しく、これまでにない量の多数の写真を採り入れたフォトストーリー制作に取り組みました。そして略、完成に至らせることが出来ました。要した期間は1ヶ月を超しています。写真に関しては前述のように特段の手数は掛かりませんでしたが、BGMへの対応に苦労が甚だしく、相当の時間を占めました。しかし、結果としてはその分野で多種の機能を新しく習得することが出来、大きな収穫となりとても、とても嬉しいです。最初は「オーディオ」と「サウンド」の違いや使い方が理解出来ていませんでしたし、前者の「トリミング」や「フェードイン」「フェードアウト」機能の使い方についてもそうでした。作業中に行き詰まり、それらを諦めて席を離れることが屡々でしたが、その間に突然、解決法のヒントが生まれることが数回、ありました。ああしたい、こうしたい、こういう機能が在ったら良いけど、と思ったことについてその道筋が閃いたのです。前作までと比較すれば全体として今回は諸段階で“緻密さ”が働きました。このことは今後のこのアプリの利用時に大いに合理性がもたらされ労力、時間が節約されること間違いありません。


家屋解体作業

2023年06月18日 | ブログ

今月11日に始まった隣家の家屋解体作業関連では、初日は家財道具の内、当該家屋に住んでおられた方が保存しておかれたかった物だけを搬出されたようで、引っ越し専門業者の方がその業務を担われたのでした。そして、その翌日からがいよいよ、解体に移りました。当該家屋の場所と我が家とは土台石を1段置いただけの簡単な仕切りを設けているだけですので、その上部はスッポンポンで全てが見通せますし、自由に行き来出来る状態です。一般家庭の建物を対象とする解体にしては相当大きなユンボが投入されています(私の知識が不足しているだけでそれが常態かも知れませんが)。解体作業をこんなに近くで見ることは初です。若い作業員の方が5,6名携わっておられ、内1人は女性です。解体は先ずは家屋内の天井や壁などの板外しから進められたようです。それらは全て手作業で行われユンボはそれらをトラックに積み込む作業に宛てられていました。屋内の作業終了後がユンボの本領発揮となりましたが、凄い、驚くべき能力でした。大きな木材でも簡単にへし折っていました。工期は10日間ほど、と聞いています。我が家は解体そのものには何も関係ありませんが、直ぐ隣の場所ですので、作業に少しでも役立つなら、と思い簡単な配慮をしています。埃拡散防止などのための水(蛇口から伸ばしたホースも現場までの最短距離にして差し上げました)、工具用電池充電等の為の電源、また、作業員の方達の乗用車置き場も我が家の駐車場を提供しています(無料で)。更に、昨日は妻が作業員の方全員に缶コーヒーを差し入れしました(頂き物ですが)。赤穂義士の吉良邸討ち入り時の土屋主税の対応や義士の矢頭右衛門七を思い起こしました。

 

 

 


天草9景

2023年06月13日 | 写真

数年ぶりに天草に行きました。それまでの橋の直ぐ横に設けられた新しい1号橋、初めての通行となりましたが、これで2個の橋のどちらも利用でき、往復で使い分けることでその違いを感じることが出来ます。最後の写真がそうで、通行する車が見える方が新です。写真9枚を添えます。

        

 

 


本当に「吉報」「朗報」とできるのでしょうか?

2023年06月09日 | ブログ

TSMCが現在、本県で建設中の場所の近くに2カ所目の工場を設けることが明らかになりました。このことは言葉に出来ないとんでもない喜びですし、実に有難いことです。ただ、本県が本当にそれを受け入れ、しかも永続する企業として育てていけるか、その能力を持ち合わせているかが私には分かりません。地下水のこと、人材や土地の確保のこと、交通のことその他極めて多分野に亘る多くの課題が存在している筈です。住民の為の地下水の質と量を確保することは最大の課題ですし、当該企業についても同じことが云えます。また、その他のこともどれ一つとってもそれが可能でないなら企業の存立自体が不可能になります。経済効果がどうの、こうのということなど先の先の先、今はそれを云っている場合ではありません。


突然我が家に飛び込んできた “どうする○○”

2023年06月08日 | ブログ

TVでは徳川家康に関してのドラマで“どうする○○”がタイトルとして使われていますが、このブログでは我が家に関してのことです。隣地に在る、空き家となってかなりの年数が経っていたそれを今回、解体されることにされました。家屋自体は外観上は新しく見え問題無さそうですが内部は相当に傷んでいるとのことでした。新築された後も利用されていたのは確か、数年程度ではなかったかと思いますが、私からすれば今見ても解体は勿体ない、と思われる姿なのです。その家屋が建っている場所の一部の土地が我が家の名義で、解体に先立ってその所有者の方から土地、家屋などを無料で譲って良い、との発言もありましたが、後期高齢となった私にはそれを受ける勇気はなく、丁寧にお断りしました。我が家と一体である当該地ですので私が若ければ喜んで首をタテに振った筈ですが。家屋がなくなると更地となり草取りの対象が又、増えることになります。境界も何か対策を講じなければなりません。“どうする○○”に私の名前を挿入しなければならない事態になりました。


喜びに同居する一抹の寂しさ

2023年06月02日 | ブログ

今日は1年ぶりとなった病院受診でした。前回からまる1年が経過したのですが、その速さはまるで謎に包まれたようです。数種の検査を受けた結果は何れも“問題なし”と判断され安堵感に包まれています。ところが、担当医の方の最後の言葉は、喜こぶ私に一抹の寂しさを同居させることになりました。それは、受診は今回を最後とするということでした。私の身体状況が好ましいものであった為で、これは極めて嬉しいのですが、これまで何年間にも亘って通い続けてきた病院と縁が切れる(先生は、もし、何か不具合が発生した時は受診することを添えられはしましたが)のが私の心情に異質なものを落としています。


驚きの事実

2023年06月01日 | 日記

妻の習い事でのお師匠さんが急逝されました。当然、妻は通夜と葬儀に参列しましたが、通夜からの帰宅後、私に一人の方の名前を出して私が知っているかどうかを尋ねました。勿論、知っていました。高校時代の友人(男性)で我が家へも招いたことがある、かなり親しくしていた関係でした。しかし、高校卒業後60年間強、一度も会ったことはありません。妻の話では、通夜の受付で氏名、住所を記載したのを係の方(私の友人の娘さん。後に判明。)がご覧になり、それを父親、即ち私の友人に報告されたようです。では何故、娘さんが私のことをご存じだったか、それは1つしか考えられることはありません。相当以前のことになりますが私は、NHK熊本のTV番組に写真や便りを頻繁に投稿していました。それを視聴した友人が、私との関係を家族の方に伝えたのだろう、ということです。更にあと1つの❓は何故、そのお嬢さんが受付におられたかです。何と、それは、友人の実のお姉さんが妻の習い事のお師匠さんだったのです。意外や意外、全く驚き以外の何でもありません。葬儀から2日後、少しは彼の状況は落ち着いたかも、と思い、友人が教えてくれたという電話番号を妻から聞き、連絡をとりました。