怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

中欧州、バルカン半島の平らな揚げパンは非常においしい。

2018年05月21日 | おいしいもの
マケドニア人T子さん宅に招かれた。昼食時間は外そう、と午後二時に約束したのに昼食が出てしまった。
そういう可能性も考え、遅い朝食を軽めにとっておいた私。外国生活の知恵。
到着すると、すでにもう1人セルビア人A子さんが待っていた。
さて、T子さんは私たちにマケドニア料理を出した。
この料理、東欧・バルカン半島・トルコ、・オーストリア、ドイツなどに材料や味のバリエーションをかえて広まっている。
マケドニアでは「Mekici」と呼ばれているそう。要するに平たい揚げパンだ。

手前にはチーズ、向こうにはハム類が添えられている。揚げパンはほんのり甘い。そのままでもかなりおいしい。
もうちょっと甘みが欲しかったので「ジャムと一緒に食べたいです」とT子さんに頼んだ。
「ウチは娘の健康のために甘いものを一切置いていないんです」という返事が来た。
10歳のS子ちゃんは医師から10キロの減量を勧められているのだそう。見たところ、そんなにひどく太っていないのだが、すでに病気を患っているのだとか。子供に甘いものを与えないのは辛いだろう。
そういうわけで、私はチーズをはさんで食べた。

向こう側の皿を食べていたセルビア人A子さんはS子ちゃんよりずっと顕著な肥満だ。
体調はいつも芳しくなく、先日も胃の内視鏡検査をしたらしい。
そんなに胃の具合が悪いのに、彼女は私の倍位のスピードで私と同じ量に盛り付けられた皿を空にした。
私の食べる速さはだいたい標準だ。先週だったか、朝食誕生日会のときは私が一番量を食べていたと記憶している。
肉だけ残すのはかなり無作法だとは思ったけれど、このときはどうしても食べる気になれなかったんだ。
揚げパンはとてもおいしかった。超高カロリーなこれを定期的に食べる食生活は、甘いものを抜いたところで、肥満を解消するのは難しいと思われる。
その点を説明してもムダだろうな。
第一、甘味もアブラも抜いたら、欧州の食事は成り立って行かないだろう。
義母は家族に砂糖摂取制限をしなくてはならない者がいなくてラッキーだなぁ!









鳥獣保護管理法がないドイツ、と期待したいできごと。

2018年05月20日 | 動物
ハト駆除業者がやってきた。鳩害に関する記事はこちら 「夫の鳩嫌いに納得する」 「私も立派な鳩嫌いになってしまった」
3人来たうちの二人が完全武装になった。
「撮影して、中国全土に広めてくださいよ」って彼らがいうので、遠慮なくブログ記事にさせてもらった。
「あ、えっとぉ、中国人ですか?」はっと気付いた彼は、私に尋ねた。
東洋人と見れば中国人って思うのは間違い、と皆気付いてきている。アフガニスタン人にはまるで日本人のような見かけの人もたくさんいる。もっとも、一目で私を日本人だと見抜けるドイツ人数名にも遭遇している。

こんなに本格的な防護服を着用するのは、やはりハトの糞などが人体に危険だからなのだろう。

男性にはちょいと作業しにくい細い壁の間だ。赤いシャツのおじさんは自分が無理と判断したので細い若者従業員を連れてきたようだ。
「二人が作業、一人は指示するだけ、でも請求される料金はちゃんと三人分」って一緒にいたドイツ人70歳女性が嘆いていた。

壁に囲まれたその20メートルほどの隙間の地面にビニールシートが敷かれてあって、その上に鳥の巣があちこちに作られていた。
親鳥たちは飛び去り、まだ飛べないヒナ数羽と卵が残された。卵は廃棄、ヒナは私が探してきた段ボール箱に入れられた。
「どこかに放します」
とは言っていた。まだ飛べない鳥が親なしで生きていけるわけがない。他の動物の餌食になるか・・・
ビニールシートをはがし、水をかけて清掃が続いた。この作業中には中庭中にひどい臭いが広がったので、私は撮影する気になれなかった。


日本のハト駆除業者のサイトを読んでいると、日本には鳥獣保護管理法なるものがあって、鳩も無許可での「捕獲」「殺傷」「採取」を禁止されていて保護の対象だとか。
ドイツにはそういった法律がないのか。あるいは許可を取ったのか。
なんだか、法律はあるけれど許可をとっていないような気がする・・・・
一緒にいたドイツ人女性にその点を尋ねてみようかちょいと悩んだ。この鳥たちが巣立つまで待てないだろう。
「年に数回産卵するのよ」と彼女が言ったもの。
夏過ぎまでこの不衛生な環境に週に数回とはいえ、通うのはごめんだ!

願わくば、法律はあるけれど、実際はそれを無視して駆除してしまうのが通例ってことになっていて欲しい。
動物を保護するあまり、ヒトが病気になるのはかなり違うだろう。
だいたい、この糞まみれの壁や床。きれい好きとされるドイツ人にはどう考えたって耐えられないと思う。

途中で帰宅したので、私はこの作業の終了までを見届けなかった。次回は鳩の糞フリーな中庭に感動できるだろう!
将来的にはこの建物には鳥避けネットが設置されるらしい。
鳩はしぶとく一度作った場所にまた巣を作りたがると書かれてあった。是非、ネット張ってほしい。








買い物時に注意しなくてはならない

2018年05月19日 | 物品
ここに来た当初、義両親たちに卵を買うときの注意を教えられた。
パッケージを開けて、割れている卵がないかどうか確認しろ、ということだった。日本では売られている卵が割れていることはあまりないだろう。
卵だけではなく、あらゆる商品について購入時にはちょっとしたチェックが必要だ。破損していないか、って。
衣類も穴が開いていたりすることが頻繁にある。
もちろん、返品交換は可能だけれど、わざわざ交換しにまた行くのは面倒だし、さらに面倒なのは不機嫌な店員たちにそれを求めることだ。

ドイツ生活も慣れてきた、と思っていたのに、やってしまった。
わたしはプラスチック容器が好きで、必要もないのに買ってしまうことがある。

3個セット約300円。お徳じゃないか?「スイス製」ってわざわざ大きく印刷されているところもなんだか魅力的。
って、買ってしまった。

家に戻って「や、やられたー」っと思ってしまった。

ふたの部分が欠けている。
欠陥商品を平気で売る根性にもびっくりするけれど、プラスチック容器が売られている時点で欠けてしまう品質って「スイス製」なんだ、ということにも驚かされた。
再び、ここでの買い物には気をつけろ、と自分自身を戒めた。

昔、中国で電気製品を買うときは店頭でちゃんと作動するかどうか確かめなければならない、と読んだことがあった。
ドイツでもやらなくてはならないっ、って本気で思ってしまう。プラスチック容器でさえ、こうなんだから!
いや、今では中国はそんなチェックをしなくてもいいかもしれない。ますますアジア各国の物資の品質はよくなり、こちらは下降して行くのか?



運動嫌いの私は健康にもっともっと気をつけなければならない・・・

2018年05月18日 | 怠惰
葬儀屋の前にこんな瀟洒な乗り物が飾られていた。
ちょいと乗ってみたい衝動に駆られる。いい宣伝だ・・・故人をこれに乗せたい、という発想にはならないだろう。


挨拶する程度の知人にフィットネスクラブの無料体験券をもらった。

今までのこちらの人生で三度ほど、こうした無料体験に行ってみた。
結局、私には全然合わない場所と結論付けることができたのに、またもやこうしたお招きだ。
いや、ちょいとは運動しておかないと、人生の早いうちに上の乗り物にお世話になることになってしまう・・・だれもあの派手な霊柩車(そうじゃあないかもしれないけれど、葬儀屋の前に置かれているとそう思ってしまう)に載せられたいとは思わないだろう!
載らないように、せっせと散歩するとか自宅で筋トレだな。
わざわざ交通費やガソリンを使って運動する場所に行って、室内で他人の吐く息を吸って激しく運動するのはごめんだ。
ただ、サウナが使えるというところだけには魅せられる。
経済的余裕を持てるようになったら、通ってみたい、ともちょいと思う。お金の余裕・・・うーん、そんな日が来るとは到底思えない。この同居生活だものねぇ・・・


ドイツ人女性と結婚したいイスラム教徒も断食月を守っている。

2018年05月18日 | ドイツ生活の外国
全世界のイスラム教徒の断食月が始まった。

こんな画像が私に送られてきた。ドイツ語で書かれている。大きく「ラマダン」とある下の単語の意味は何だろう。
「Vergebung」辞書には」1赦し、容赦、2授与、譲与ってある。1の意味ってとてもキリスト教的な印象。もしかして、2?
イエスの行った奇跡や処女懐胎、三位一体の神など御伽噺のような物事を受け入れなければならないキリスト教と違い、イスラムはかなり簡単だ。
理解は簡単だけれど、ひと月にも及ぶ日中の飲食を断たなければならない義務はいささかきついかな。一神教はどれも難しい面が多すぎる。

アフガニスタン人難民のSさんも「明日から断食だ」とちょいと憂鬱そうな、でも張り切っているような、どちらとも取れる口調で私に話しかけてきた。
「ドイツ人女性と結婚したいです」
彼の結婚願望はよく知っている。ひと月まえには日本人女性じゃあなかったかい?そう揶揄したくなったところを抑えて尋ねてみた。
「結婚する彼女にはイスラム教徒になってもらいたいでしょう」
彼の答えはこうだった。
「いえ、信仰は個人の自由です」
この答えには驚いた。私の知る限り、イスラム教徒と結婚する多くの女性は改宗しているからだ。
「では、宗教の異なる二人の間にできた子供たちはどうしますか」
この答えにも「子供自身が選ぶべきです。イスラムは強制させる宗教ではありません」
そういえば、ここドイツで何組かの異教徒夫婦を知っている。旦那さんはイスラム教徒、ドイツ人の奥さんはキリスト教徒。
Sさんはそんな夫婦をもっと知っていて、別姓・・・じゃあない、別宗教家庭がうまく行っている例に感化されているのだろう。
「アフガニスタンのご両親はそんな結婚を許さないのでは」とも攻めてみたが、イスラムも地域や個人の考え方に非常に違いがあるようだ。イスラム教徒になってくれれば嬉しいだろうが、強制するものではない、という考え方が根底にあるようだ。

一つ屋根の下、別宗教は苦しいだろうけどね。屋根の下位のレベルだったら折り合いをつけるのが簡単なのかもしれない。
ひとつの国家にイスラムと別宗教が混在する困難は有名すぎる。
ひとつの国家に存在しなくても、わざわざ遠征して喧嘩していた時代もあったことだし。

二週間ほど前に台湾人と一緒に入ったトルコ食堂を外から観察してみた。
この店の親父さんも断食しているのかな。奥さんが店の料理を作っているけれど、彼女は味見もしないのかな?

店のガラスに貼られた献立を見ていたら、こんなのを発見。

ワインがある。アルコール飲料の販売もしているのね。トルコでは普通に酒類が販売されていると読んでいる。
真面目なトルコ人ドイツ語教師がビールを飲んでいたシーンを思い出す。
彼らは「アルコールを酩酊するほど飲んではいけない」と拡大解釈をしているのかもしれない。
それぞれのイスラム信仰方法、万歳。








着てみたいワンピース、私には似合わないだろう、確実に。

2018年05月17日 | 衣類の工夫
母の日ケーキ。

自分のことなので自分で二種焼いた義母。

ロールケーキはいつもよりまずかった。

ついでに、他の家庭から送られてきた母の日ケーキ画像。
見た感じと、この家の習慣をちょいと知る私の予想ではこのケーキは出来合いの品だ。
食べ盛りのティーンエイジャーが二人もいる家庭には小さすぎる!
中年と老年世帯のウチはこの三倍位の量のケーキを用意するなんて・・・・

義姉の着ていたワンピースが可愛かった。

上はTシャツのような素材で、スカート部分は普通の綿。
ブラが透けて見えるのはいいとして、時々スカート部分からパンツのようなものがみえるのがドイツ風。
青っぽかった。日本でパンツが透けて見えるってのはあまりないだろう。

切り替えのウエスト部分がちょいと上すぎなのではないか、と思うのだが、彼女によく似合う。
最近、義姉はかわいいと感じるデザインの服を良く着ている。
飽きたら私に回して~、って頼んでみたいけれど、たぶん、私には合わない。
第一、こんなに薄地では湿気のないここでは日陰に入ると寒い。
サンダルにストッキングを穿くのはおしゃれではないので、素足でなければならない。
真夏でも靴下を欠かせない私には、無理なお洒落だ。
そういうわけで、他人が着ているのを目で楽しむだけにしておこう・・・

日本の真夏だったら、私でも大丈夫なのにねぇ・・・・もっとも、汗だくになるから着るたびに洗濯が必要だろう。


日本映画のテレビ放送

2018年05月16日 | 日本
「今から日本の映画が始まります、観てくださいね」
と、ドイツ人女性(推定年齢80歳前後)からメッセージが来た。
その直後に電話があった。別のドイツ人女性(推定年齢70歳前後)からだ。
「日本の映画ですよ、観なさい!」
若者だけでなく、高齢ドイツ人も日本に興味があるのか、あるいは私が日本人であることを配慮してわざわざ連絡してくれたのか。
ちなみに義両親は全然興味なし。別の番組を観ていた。

「観ろ」と立て続けに連絡が来た作品はこれ。

ドイツ語のタイトルは「桜の花」という言葉が入っていて、これがドイツ人一般の琴線に触れるようだ。
日本語タイトルをみてたまげた。「あん」って・・・
むしろ、ドイツ人たちにはこちらの方が普及してもらいたいと思った私。ふふふ、花より団子、そのものだなっ

観ているとどら焼き食べたくなる。
検索すると、ドイツ語でのレシピがたくさん出てくる。在独日本人によるものが多い。
この映画のテレビ放送をきっかけに、どら焼きに興味を持ってくれるドイツ人が増えてくれると嬉しい。
第一の難関は甘く味付けして豆に対する抵抗だ。
きっと「カスタードクリームを挟んだほうがおいしい」という風にアレンジされてしまうかな?
夫も日本在住時は今川焼きの小豆餡よりカスタードクリーム入りばかり食べていたものだ。

この作品は日本のほかにフランスとドイツとの合作となっている。
ハンセン病への理解普及のためなのか。あるいは小豆餡という欧州人には新しい食材の普及魂胆か。(そんなわけないかっ)






人種差別主義のお姑さんに悩まされていたブラジル人ヨメR子さんのハッピーなその後♪

2018年05月15日 | 近隣の人たち

何度もブログ記事にさせてもらっているブラジル人R子さん。義理のお姑さんと二世帯同居の彼女は、これまで非常に苦労をしてきた。
街でばったり会うたびに、愚痴を聞いていたものだ。

さて、数日前のこと。
いつものように、ばったりと街中で彼女に出会った。
「どう?元気にしている?」
お決まりの挨拶のあと、彼女はいつもと違う言葉を発した。
「ついに、平安が訪れました」
え・・・。
も、もしかして、お義母さん、亡くなった?
ちょいとあせった私は真顔で「ど、どうしたんです」と聞き返した。
「へ・い・あ・ん、この言葉、知ってる?」
私のドイツ語力の問題だと思った彼女は、何度もこの単語を繰り返した。
結構、嬉しそうな表情で話すものだから、亡くなったことが嬉しくてたまらないのか、とますます恐怖を感じた。

その言葉問題はどうでもいいって、お義母さんは元気か、って尋ねたらやっと欲しい答えがきた。
「うーん、あのねぇ、彼女、数ヶ月前から体調崩して、それから一気に私に対する態度が変わったの」
なるほど。で?
「もう、いろいろ面倒を見てあげているのだけれど、もう、姑ったら、わたしに感謝しまくりよ!」
ひゃー!

思いもよらない展開に、私も喜んだ。
亡くなる前に、こうした和解の時期を経験できるというのはR子さん、本当に幸運ではないか。
私も毎回彼女の愚痴の聞き役を終了させることができた。

他人の不幸は蜜の味、という言葉があるけれど、不幸で精神をやられている人を相手にするのはとてつもなく大変なことだ。
夫婦仲の悪い人などは特にその傾向がある。離婚を有利に進めるために「夫が私を殴っていたところを目撃したのを証言してくれ」と頼まれたことがある。全然見たことがないので丁重に断ると「なぜそんなウソをつく?」と私が激しく責められたことがあった。その電話でのやり取り以後、彼女とは絶交状態になった。不幸のどん底だと過去に何が起こったかも記憶が曖昧になるのだろう。
新天地、やっとの思い出たどり着いたドイツ、だが、就業も滞在許可取得もうまく行かなくてイライラしている・・・って人々はここに大勢いるようだ。彼らの不幸感が原住民を攻撃するようなことにならないことを願う。
マレーシア人のZ子さん。ドイツ生活は20年近くになる。母国でもここでも異教徒たちに不当な扱いを受けているという話を何度か聞かされた。
「中国系の人々は稼ぐ能力があるからよくない(マレーシアの状況)」という発言までしていた。それって、もう、仕方がない能力じゃあないかい?Z子さんたちにはお金には替えられないすばらしい信仰があるからいいのでは、って思えるのだけれど。
そんな話題になるたびに、わたしは不安になってしまう。そういう思いを持つものがこの周辺に多くなれば、そのイライラがとりあえず保っているドイツの調和を乱すだろう。

離婚率50パーセントの欧州。義両親の家に寄生、も義両親たちの仲がいいから可能だ。

現在7,80歳代のドイツ人も離婚して一人で暮らしている、という例に複数遭遇している。
親の永いラブラブ生活は、子供の住居費節約という幸せに繋がる・・・・

周囲の幸せは私の幸せ。
これは精神論ではなく、物理的にもそうだ、ということをしっかり認識しておかなくてはならない、といつも思っている。
そういうわけで、R子さんの幸せなお義母さんとの同居生活に盛大な賛辞を贈ることにしよう。














ピーターパンのパンの写真

2018年05月14日 | 日本
日本の友人に頼んだ。
千葉の人気パン屋「ピーターパンに行ってほしい」と。
たまたま彼女は千葉駅付近に重要な用事があるので頼むことができたんだ。
そして、実行してもらった。
千葉駅構内にある店舗で買って、自宅で食べたそう。
気取ったところがないお店で、どのパンも大きいのだそう。千葉の名産、落花生を使った商品(下の写真左上)など、地元愛に満ちた商品もある。

ビニールでなく紙の袋に入れられるのも好感が持てるそう。
人気があるのがよくわかるこの店の品々。ああ、私も試してみたい~。

さて、私はドイツ生活でパン屋のパンを買うことはあまりない。
人と逢うときなど、軽く食べるのにちょうどいい場所として使うことはある。

この日は友人とこれを食べた。
おいしかった。
歓談している途中、たまに挨拶程度の関係の女性が私を見つけて隣に座った。
「わたしはね、店員が直接触ったかもしれない商品は口にしないようにしているの」
と言った。
「見ちゃったのよ、店員が頭をかきむしったあと、その素手でパンを触っているのを!」
敏感な彼女、外食すると口内炎ができることがたびたびあるのだそう。そういえば、私もここに来た当初、外でコーヒーを飲むとときどき口内炎ができたものだ。今じゃあ、耐性ができたのかめったにない。

そういうわけで、あまり衛生的でないのと、もっと重要なのは店員が無愛想なことが多いのでパン屋へ行くのは避けている。
店員同士で和やかに歓談しているところに「すみませ~ん」と声をかけるとまるで敵がやってきたかのようにさっとむっつりとした表情に変わり、無愛想に応対するんだ。
パン屋の従業員のほとんどが外国出身者や、外国出身の親を持つ人物だったりするので、伝統的なパン屋の従業員の態度とは違うのかもしれない。
いや、違う・・・ドイツ人先輩の様子を観察して長い間にこうした接客を身に付けたのかもしれないぞ。

衛生観念に関しては、もう、日本との比較ができない。
汚ない商品を無愛想な店員から買う・・・

そういうわけで、日本のパン屋も世界一になりつつあるかも?
いや、中国だって、また周辺のアジア各国も商品の質、店員の態度、衛生観念を欧州よりはるかに凌いでいるかもしれない。








日本に関する放送が多くなったような

2018年05月13日 | 日本
ここで日本に関するテレビ放送といえば、温泉に入っているサルとか、北海道の雪景色と鶴とか、そうした自然にまつわることが多かったものだ。日本刀のこともあったな。その三つのテーマ、つまらない・・・・
最近はさまざまなシーンを紹介しているように感じる。

↓いったい、どうやってこんな作品を見つけるのか、と思ってしまった。(テレビ放送されていないと思う)
しかも、良いと私に得意げに言ったのはドイツ人20歳女子。
おばちゃんりすにはもう理解不能~

↓この作品は絶賛されてもよろしい。

ドイツのティーンエイジャー女の子たちはみな、似たような服装をしている。
制服があろうとなかろうと、自然と制服みたいになってしまう不思議。髪型・化粧さえ似ている。
人種国籍を問わず、そういう年頃なのかもしれない。ほとんどの国の中等学校に制服があるのは大人からの押し付けではなく、実は本人たちが願っているものなのかもしれない。
日本の高校生のかわいい制服がうらやましいと思っているドイツ人女子も多いことだろう。

ちょいとメタボなドイツ人29歳男性もこのDVDを持っている、と言っていた。へえぇぇ~




朝食誕生日会でケーキをふたきれ食べたのは私だけだった。

2018年05月13日 | 交友関係
午前9時から始まる誕生日会に招かれた。
子供や亭主を送り出したあとのひと時を、仲間と一緒に過ごすパーティ。

朝食なのでメインはパン。

誕生日らしく、アルコールも出た。

もちろん、ケーキだって!

このチーズケーキはとってもおいしく、私はふたきれ食べた。
ちょいと観察したけれど、私のほかの六人たちは(アルゼンチン人2名、メキシコ人2名、チェコ人1人、ドイツ人1人)私ほど量を食べていない印象だった。
身長は私より低い人もいた。体重は私が一番なさそうだった。
みな、おしゃべりに夢中だったせいもあるだろうが、それにしても私は他の人より大食なのかと疑問に思ったり。
ケーキふたきれを食べたのは私だけだった。ウチでは義務なので次第に胃がそのようにトレーニングされた結果なのだろうか。

みな、私より薄着だった。
隣に座ったチェコ人はノースリーブの丈が短いワインピース、素足にサンダル履きだった。ちなみに、この家でも、普段は玄関先で室内履きに履き替えるが、この日のようなパーティでは靴のまま屋内に案内された。

私はドイツ暮らしを始めてから、夏場でも靴下やストッキングなしでいられない。
気温が高くても日陰や屋内は寒いと感じることが多いんだ。

基礎体温を保つために、私は他の人より多くエネルギーを必要とするのかもしれないなぁ。
暖かい時期より、寒い季節の方が食欲があるのはそのためだろうし。
夏でも寒いと感じることが多い私には、ソックスとケーキふたきれは必須なのだろう。
いいのか、悪いのか。

11時を過ぎると「子どもを迎えに行かなくては」と1人、またひとりと去って行った。
午前中のパーティはだらだら長く続かないから好きだな。








フライパンでホットサンド、旨かった。でも、私の胃に負担が大きいぞ~

2018年05月12日 | おいしいもの
先月下旬にホットサンドメーカー購入計画について記事を書いたら、きわめて有益なコメントをいただいた。
専用器具がなくても焼ける、ということで、早速試してみた。

具は目玉焼き、チーズ、ハム、パプリカ。
アルミ箔で包んで焼く方法もあるようだ。なんとなく面倒なのと、無しで焼けるというサイトもあったし、アルミ箔を使って廃棄、というのも心苦しかった。 

裏返してみたら非常にきれいな焼き色が付いていることに感動した。

きっとチーズが二枚のトーストパンを接着するのだろう。
テキトーにやってみたのに、非常に上手くできた。また、味もよかった。
ただ、難点は・・・
朝食として食べたのだが、異様に量が多く、食べきるのに難儀した。
いただいたコメントにも私の少食ぶりから、器具を買ってもムダ、という意見があり、それがばっちり当たった。
いやー、ブログって凄いじゃあないか?

そういうわけでホットサンドメーカー計画は、我慢で断念、というより必要なくて却下、ということになった。
ううっ、前向きすぎで嬉しいっ

義母の目を盗んでそれを保存したり使ったりする余計な神経を使わなくてもよくなった、とも言えるっ
悲しき完全同居ぉ~


もうすぐ断食月、スーパーには断食カレンダーが置かれている。

2018年05月10日 | ドイツ生活の外国
トルコ人が経営するスーパーのレジの脇に置かれてあった広告入り持ち帰り用カレンダー。
断食月のお祈り時刻を記したものだ。

私にとって関心がある時刻は右から三番目の行だ。
日没の時刻で、インゴルシュタットのモスクで無料食事の配布が始まるんだ。
ほぼ毎年のように出かけている私にとって重要だ。
午後9時に食事をするのは、私の日常であまりないのだが、それはイスラム教徒にとっても同じだろう。
もっとも、断食月には日中一切飲食をしない彼らだ。子供の頃から断食する親兄弟を観察して、何となくやってみようかな、って動機で始めるのだそうだ。
イスラム教徒の断食も長年の慣れなのだそう。やったことない我々が真似するのは危険かも。
「断食は健康にいいです」と去年のイフタール(無料食事配布)でそばにいたトルコ人に言われたことがある。
むやみに食べ過ぎている我々も、食を控える時期を持っていいと思ったものだ。
さて、このカレンダーにはアジア食材も扱っているという広告が載っている。

以前はトルコからの食材ばかりだったのが、最近は移民・難民の客を見込んで各国の食材を販売しているようだ。
中央からやや左に、キッコーマン醤油らしきものが見えるぞ。
二年ほど前に、この欧州キッコーマン醤油1ℓボトルをもらったのだが、いまだに使いきっていない。
いかに、日ごろ日本食を食べていないか、自分で感動してしまった。
レジのお姉さんも、英語を駆使して客を相手している。黒い頭巾姿の肌のきれいなトルコ人だ。
英語を話したがるのはインド人と思われる人々、アフリカ人。
アフリカ食材もあるのか、この店?
インド系英国人のF子さんもこの店の常連客で、スパイス類や、チャパティ用の粉を買っているようだ。
そういうわけで、トルコスーパーも移民・難民のおかげで商売繁盛。

いよいよ来週火曜日か、水曜日からラマダーン。
その、どちらかまだはっきりしないってところが、緩い感じがしてよろしい。
「あれ?昨日からだったの?」とか一日遅れではじめるイスラム教徒もいるのだろうな。

侮れない、日本語学習ドイツ人

2018年05月10日 | ひとびと
ずっと日本語を独習してきたという19歳ドイツ人女子。
何やら小さい字で自己紹介が書かれてある紙を持っていた。
ちらりと見ると「19歳です。」とある。「歳」の字はテキトーだろう、と予想し、
「ここにもっと大きく書いてみてください」と私は頼んだ。

ひゃーっ
書き順まで正確に書き上げた19歳ドイツ人女子。
欧州人に日本語などの東洋の言葉は難しい、という固定観念を覆すできごとだった。
漫画・アニメに夢中になって、漢字をやすやす習得する欧州人も多いことを覚えておかなくてはならない。


義母ケーキとトラクターと猫とうさぎ

2018年05月09日 | 交友関係
週末の義母ケーキ。自家製ルバーブを使ったもの。過去記事参照

食え食え攻撃が始まる前に一切れいただいた。

残ったルバーブはこんな風なお菓子になっていた。使われた茶碗は日本から持参の飯茶碗。これらに米飯が入れられることはめったにない。


よく晴れた日曜日の午後だった。ケーキを食べて外出だ。
通りを歩いていると、目の前をトラクターが何台も走りすぎていく。
 
これらはもしかしてオールドタイマー?
 
10年に一度開催されるこの地域の農業オールドタイマー祭りに使われる品々なのかもしれない。
こうやって時々仲間と集まって走らせ、楽しんでいるのだろう。また、こうした車両も使わないと劣化してしまうからだろう。
 

訪問した知人宅の動物たち。

嫌がるところを無理やり撮影。

撮影を終えて、警戒を解いた猫たちはわたしにスリスリしてきて可愛かった。

・・・が、私は全身毛だらけになった・・・・