怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ゲロ女、りす その2

2013年04月28日 | 近隣の人たち
今週末は誕生日パーティに出席した。
 
湖畔の某グループが所有する簡易な建物で開催されたのはいいのだけど、この日は寒くてね・・・
17時開始と知らされていて時間ぴったりに行くと、食事の開始は18時30分と言われた。
それまでほとんど初対面の人々と歓談して過ごすのだが、寒くて辛かった。この前日はとても暖かかったのだ。不安定なドイツの気候、春夏もコートやセーターを手放せない。寒い中での屋外パーティも頻繁に開かれる。
 
すっかり身体が冷え切ったところでケータリングサービスの料理がやってきた。

ドイツ人の誕生日、招かれた人たちのほとんどがドイツ人なのでドイツ料理なのは当然かな。



この肉塊を私は取ることができなかった。決して菜食主義者ではないのだが、肉料理は苦手な私。
でも、これを書いている次の日になって「ちょっと食べてみればよかった」と後悔しているところさ。ウチではこんな料理しないし、外食時もまれで、したとしてもこんな肉を自分から選ぶことは皆無だし。
 
屋外の寒さのせいで、室内で食事することとなった。左は夫の皿、右は私。手前の黒っぽいものはじゃがいもを薄くスライスして重ねて焼いたもの。オレンジジュースは夫の。私はビール・・・これがテーマの今日の記事。
 
デザートはアップルパイと、ムース。私は一口も食べることができなかった。
  
食後は炎を眺めながら歓談。

タイトルが「その2」とあるが「その1」は約2年前に起こった事件で、あまりにも汚くて恥ずかしいので限定公開となっているぅ~
食事中はビールを飲んだ。300ミリリットルくらいのグラスだったと思う。一口試して「これは旨い!」と喜び、寒さにさらされたせいで増長された食欲とともにガンガン飲んで食べた。
食後しばらくすると、どうもおかしい・・・
おおっ、またやってしまった!!とすぐに後悔した。
ビールがおいしく感じるときは注意しろ、と私の今までの人生で何回も経験したのに。
次第にちゃんと座っていることができなくなり、夫ともに外のベンチに横になって休んでいた。
が、その程度ではすまなかった。青い顔をしてトイレに駆け込み、ガンガン飲み食いした内容物の約3分の一程度を嘔吐した。
「その1」ではレストランの客席のその場で嘔吐したものだ。トイレがやたら遠いところにあったこと、バッグの中にたまたまビニール袋があって、それが「ゲロ袋」の代わりになってくれたことが幸いしちゃったのだ。
そのレストランはあの日から約1年後に閉店してしまった。同席したドイツ人E子さんは「りすさんが吐いたからじゃなあいから安心して」と今でも慰めてくれるのが複雑な気分だ~
そういうわけで、ちゃんとトイレに行けたのは不幸中の幸いだったとしか言いようがない。すでに暗くなった戸外のベンチの上で横になっていたのでそれほど周囲に気づかれなかったのもよかった。

夫は「車を運転しますから飲みません」ときっぱりと断ることができる。提供する側が「一杯くらいいいじゃあないですか」と勧めても(これはドイツでは許されているのか?)絶対に飲まない。
外出時は必ず車で移動の夫は、外で飲むことはほとんどないのだ。
わたしも彼を見習って「具合が悪くなりますから飲みません」と断りたいのだが、「どんな味だろう」という好奇心の方が強く、なかなか断りきれない。
アルコールを外出時に飲むときはゆっくり飲むことも気をつけているのだが、ビールだとついついペースが速くなりがちだ。

「その3」を書く羽目にならないよう、私にアルコールを勧めるのは避けて欲しいと他人にお任せしたい。ずるいぞっ、私!うほほほ~



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前回呼ばれたパーティではマティーニを上手に飲みきって上機嫌で過ごせたのにぃ・・・悔しいりすにクリックを!


気が済んだこと

2013年04月26日 | いろいろ
しばらくレーズンパン探しを熱心にしていた。私の住んでいる周辺では見つけにくいのだ。
それでも僅かに売られているところを探し当てたり、別の街に行ったときに思い切り食べたりして、すでに現在、レーズンパンへの思いは薄らいでいる・・・


  
レーズンパン探し終息宣言。
写真の品はかなり甘みが強かった。やはり、自分で作るのが一番かな。

アスパラガスの季節になった。写真のような露天があちこちに出没している。
  

春らしい装いに素晴らしい脚線美。
アスパラガスの店撮影の合間についつい撮ってしまった、ごめんよ~



←クリックで拡大可能


なかなか正面からカメラを向ける勇気がなかったので盗撮風。

義母がアスパラガスを嫌いなせいで私は家で一度も食べたことがない。食べられないと思うと無性に食べたくなるものだが、3年ほど前、友人宅で食べることができた。
そのときの印象が、義母の言うところの「水と繊維」そのもので、あまりおいしいものだとは感じなかった。
あれ以来、アスパラガスを食べたいとは全然思わない~
(緑のアスパラガスは食べる。バターで炒めて醤油をたらすのがおいしいので、義母には無理さ~うほほほほほほ~)

  
ここ2,3年下肢右側の痛みに悩まされていた。耐えられない激痛は去年大晦日に襲いかかり、夫がやっと事の重大さに気づいて私を検査に連れて行った。
検査結果は椎間板ヘルニア。医師からは「治療体操」を処方(?)され、写真右のようなところでマッサージを受けたり独特な体操を学んだりした。
偶然同じような症状があった日本の友人がその体操を経験していて、彼女から贈ってもらった本が右。
指導してくれたドイツ人女性は日本のこの本を見てみたいと言っていたが、届いたときはすでに指導期間終了してしまったので見せることができなかった。
長く痛みを我慢していたけれど、このマッケンジー体操のおかげで普通に生活可能になったぞ。痛みの原因や対策を知ることができてご機嫌だ。
気になることは追求してみるものだな、と不自由なドイツ生活で学ぶこの頃。




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何かもっと学んででかいことをやってみたいともちらりと思うのだけど。外国住まいの壁、は結構高い。「りすがんばれよ」クリックを



演奏会のお手伝い

2013年04月22日 | 近隣の人たち
ウィーン留学中の台湾人男性のピアノコンサートを手伝うことになった私。
荷物運びや食事の用意(おにぎりをスタッフの人数分作れ、という指令だった!)などの下働きで、報酬はコンサート無料・交通費負担というほとんど奉仕活動。
家の中に閉じこもりがちになる私にはいい経験かな。

  
この台湾人男性は台湾先住民族で、一般の台湾人とは違った文化背景を持っているのだそう。
また台湾の先住民族は音楽や舞踏などの芸能方面に優れているのだとか。
台湾人歌手、張 恵妹(チャン・ホェイメイ)も先住民族出身だ。抜群の歌唱力の彼女を日本のどのくらいの人がご存知かしら?

 この歌、大好き

ミュンヘンのきちんとしたコンサートホールでの演奏の翌日は、ウチの街の公民館が会場だった。

  
↑左、怖ろしく古いアップライトピアノで連打が続く曲をほぼきちんと弾きこなしていた。
↑右、コンサート終了後に行ったレストランでも彼は「弾かされて」いた・・・
同行した台湾人女性たちは彼の母親くらいの年齢ばかりだったせいなのだろうか、歌謡曲の伴奏をさせ、自分たちが歌って踊って騒いでいた~日本人の感覚だと若くてもいくらなんでもお客様、タダでカラオケ代用演奏させるなんて~、と仰天しまくりの私。
  
私はこのピアニストがどんな性格なのか不安だった。ここのところ「のだめカンタービレ」を熟読している私だ。音楽家の多くがこの漫画の登場人物のようにそれぞれ超個性的だと怯えていた。松田幸久(のだめカンタービレ14巻三分の一くらいのところで登場)みたいな男だったら扱いにくいだろうなぁって、余計な心配をしたものだ。
1990年生まれの23歳。接してみて安心。まるでオーボエの黒木くんじゃあないか!かなり古い作品で例えると「オルフェウスの窓」のイザークかな。
チケットを売る机を整えている私に向かって話しかけて来た。
「りすさん、この歌知っていますか?」(名前を呼ばれたのがえらくドキッとした)彼が弾き語りしたのは日本のテレビドラマの主題歌だった。
「私は日本のテレビ番組が大好きでした。日本が支配している時代には親族が日本人と結婚していました」
と、他の多くの台湾人同様、日本に対する親近感や憧れをとうとうと語ってくれた。
  
ウィーンで学んでいるのはクラシック音楽だろうが、彼のコンサートの多くは民族音楽をテーマにした台湾人作曲家の作品を演奏している。
この「原住民」という表現が日本語母語の私には違和感があるのだが、台湾、あるいは中国語では普通の様子。


去年11月ウィーンでのコンサートの録画。衣装はおじいさんが使っていたという民族衣装。

「ブログ記事にしていいですか?」と恐る恐る尋ねると、「ああ、どうぞ、盛大に宣伝してください」と快諾してくれた。
名前は日本語で表現すると「フアン カン」というのが近いだろうか。もっともこれは中国語風の名前らしく、彼の母語の名前では「テームー」と言うらしく、台湾人おばさんたちは何やら納得していた。(この部分、中国語会話だったので聞き取り不能、雰囲気で私は理解)

「学生を終えたらどうするのですか」という私の質問に彼は「まだわかりません」との答え。
音楽で身を立てるのが難しいことを周囲の人たちが彼に口にすることはあまりないだろう。とてもいい性格の彼、今後の人生を苦労することなくやっていって欲しいと、願うばかりだ。
別れ際に「日本人に手伝ってもらってとても嬉しいです」と感動の一言が。性格がよければ人生上手く行くわけじゃあないけど、少なくとも「上手くいってほしいな」と周囲に思わせる才能がどうにか働いてくれると思う私。

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セデック・バレを観てみたい私。台湾事情に日に日に詳しくなる私??




ロルちゃんのYouTubeに知人が出た

2013年04月19日 | 近隣の人たち

日本人シスター比護さんがロルちゃんのYouTubeに出演した。
彼女は今年3月までインゴルシュタットに約3年間勤務していたのだが(勤務、という表現が彼女に適切なのかどうか不明)私には残念なことに現在はデュッセルドルフに在住している。
「インゴルシュタットの歩き方12 シスター比護の書店」の記事に登場してもらっていた。


驚いた。いつもの彼女よりずっと上品な印象だ!
人気のあるロルちゃんの動画だ、世界各国で視聴されていることを意識していたのだろうか。

デュッセルドルフの日本人街にある書店だそうだから、在住・旅行中の日本の方々にこうしたところで活躍している同胞を応援する意味でも訪れてみて欲しいと思う。
比護さん考案のそろばんの玉で作ったロザリオとか、ドイツ土産にとってもいいような~

Paulus Buchhandlung

住所
Friedrich-Ebert-Str. 35
40210 Düsseldorf
電話
0211 / 37 97 60
営業時間
月曜日から金曜日 09.30-18.00 土曜日 09.30-14.00




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もちろん、ロルちゃんのブログやYouTubeも応援してくださいね。






最後の魚料理

2013年04月17日 | 食べ物
義両親と食材の買い物に行ったときに、10尾ほど入った冷凍物のニシンのパックが割引価格で売られていた。
すかさず「これを食べてみたいものだ」と彼らに言うと、魚好きの義父も私に同意した。
「私がいないときに作ってくれ」と義母はご機嫌斜めだったけど。
普段、ニシンはビン詰になった酸っぱいものとか、缶詰になったものなど、すでにそのまま食べられるような状態のものばかりで私にはつまらなかった。
単純に焼いたもの、を食べたかったわたし。

なかなか義母が昼食時にいないことがないもので、義母はいつまでも減らないニシンに恐怖を感じ、彼女から積極的に料理し始めた。
毎回毎回、義母は焼かれているニシンに悪態をついていた。
「なんて臭いの!」
焼いているうちに身が崩れると「だから魚は嫌いなのよ!」。
  
だったら、私に任せればいいのにねぇ。台所の主は自分であることをひたすら守っているのだろうか。


黄色く衣が付いているのは冷凍食品「魚棒」(直訳!)。普通、ウチで魚を焼く、といえばこれのことだ。

これが義母人生最後の焼き魚料理。もちろん義母自身は食べない。海から遠く離れた内陸で育つと魚介類を嫌う傾向にあるのは仕方がないだろう、あ~あ。

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自分の台所でうんと魚を焼いてみたい私。夢の生活さ、小さな夢にクリックを!



図書館のDVD

2013年04月16日 | ここの品々
今日、図書館でDVDを借りようと眺めていたら驚いた。

007スカイフォール
こ、これはドイツで今年3月1日発売の作品ではないか?
こんなに早くレンタルビデオ店じゃあない、公立図書館に出てしまっていいのかい??

それとも日本もこのような状態なのかしら?
ブログ記事にちょうどいい、と喜んで撮影したものの、今現在の日本の状況を知らないことに気づかされた。

日本では新作DVDをすぐにレンタルビデオ店でも借りることができるのだろうか?
さすがに日本の図書館では新作DVDを貸し出すことはないだろう、と容易に想像できるけど。
ちなみにドイツの大抵の図書館は有料。私が好んで通っている公立図書館は年会費25ユーロ(約3000円)。
書籍・CD/DVDの貸し出し点数に制限は無い。実家付近の図書館が6冊までとか、CDは2点までとか細かく規制されていたのが懐かしい。
日本の公立図書館もそのうち有料になるのかな、楽しみだな。有料になったら新作DVDもすぐに図書館に並ぶようになるぞぉ~そのうち、返却が遅れると延滞料金も徴収されるようになるぞ~(私は経験したぞ!二度ほど遅れて余計に支払うことになったときは本気でドイツが嫌いになったぞ!)
うほほほほほほほほ~


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ブルーレイもだんだん図書館に並ぶようになってきた。電子書籍も去年から貸し出しを開始している。妙なところで進んでいるドイツ。すぐに後に続くぞ、日本!!頑張れクリックを!あれ?なんだか違う?









誕生日の寄せ書き

2013年04月14日 | ここの品々
義両親たちは親族の誕生日パーティに招かれている。
事前にこうした寄せ書き帳が回ってきていて、義父が張り切って書いていた。

自分たちの若い頃の証明写真をPCで加工して印刷したのを私に自慢していた。私が盛大に褒め称えたのは言うまでもない。
なかなか私もヨメ業が板についてきたと思う。って、義両親にお愛想を言うのが嫁の務めかい??
それにしても黒い帳面(なるべく外来語を使わないようにしているのだがさすがに「帳面」はやりすぎか?)に白っぽいインクの筆記用具を添えてまわしている誕生日パーティを主催する40歳・30歳夫婦の親族もおしゃれだな、と思った。
その筆記具がやたらピカピカしていてきれいなのでよく視ると・・・

ああっ、私の撮影技術が未熟ではっきり撮れなかった。ペンテル、メイドインジャパンだぞっ。単純に嬉しい。
こうした今風の品はどうしても日本の製品のほうが優れている。文具はドイツ製のほうが上質、と思われている方々も多いだろう。私の手の届かない、手にした事がない超高級品は日本・ドイツ製品ともまったく知らないのでここで述べ立てることができないが、その辺で普通に買うことができる文具は日本のものの方が使い勝手がいいことが多い。
ただし、私もここの生活が長くなるにつれ、ここの品々に慣れてきてさほど不都合を感じなくなってきているのも事実だ。
ノート類など特に紙製品はこちらに来てから2,3年までは耐えられなくて困ったものだ。
生活レベルは下方に修正できる、と最近つくづく感動している。(言い過ぎかっ)



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ちなみに私たち夫婦と義姉たちは招かれていない。どういうわけか義両親の子供たちは親族の付き合いが嫌いなようで、招かれる段階でリストから外されているような雰囲気さえする。
私は招かれてみたいのだけれどね・・・・招かれなかった私にかわいそうにクリックをお願いぃ~










ロルちゃんのYouTube

2013年04月09日 | ここの品々
今回のロルちゃんのYouTubeは傑作だ。
「エロショップ」というテーマも魅力的なのだけれど、インタビュー内容を読み上げているその声がかなり様になっている。いつもとは違うロルちゃんの作品をご覧になって欲しい。


店員の男性の様子が大型家電店の店員と同じ印象なのが衝撃的~。説明する様子も家電を説明しているのでは、と思わせる・・・
どんな物資も普通の感覚で売るのだろうか、ドイツ。凄いぞ、数少ないドイツのいいところのひとつにしちゃおうか!


これは新聞広告だ。(ウチで読んでいるごく普通の新聞、こういった専門誌じゃなあい)
ニュルンベルクだけでなくほかの街でもたびたび開催されているらしく、方々でこの類のメッセの宣伝を見かける。
入場料20ユーロ、約2500円。パートナーチケット35ユーロ、約4000円。
行ってみたいけど、夫は嫌がるだろうなぁ。ロルちゃんのように上手に紹介できないだろうけどブログ記事にも面白いと思うし・・・・


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ロルちゃんの作品がテーマなのに自分のブログのランキングをクリック頼むのは心苦しいぞ。ここもクリックしてね、ロルちゃんのブログ




誕生日パーティ

2013年04月07日 | 近隣の人たち
友人の誕生日パーティに呼ばれた。

マティーニで乾杯。子供の頃から007、ジェイムズ・ボンドのファンの私だがマティーニを口にしたことはほとんどない。
ボンドが好むカクテルは飲みにくいのではないか、という勝手な妄想があったからだ。
この日のマティーニは甘くて飲みやすかったが、これってそういうものなのかい?いずれにせよ、酒には弱いので、ゆっくりと気をつけて飲んだ。

これは誕生日のR子さんが全部一人でこしらえたとか。彼女の外見のけばけば・・・じゃあない、華やかさからはとても想像できない。ちなみに、数回招かれているこの部屋はいつも豪奢に整えられていて感心してしまう。

R子さんはブラジル出身。お父さんは白人、お母さんは黒人のあいだに生まれた人だ。
招待されていた彼女の友人たちも同じ肌色の女性が多かった。超多民族国家の南米は人種で交友関係が出来上がっているのか、それともたまたまこの街周辺在住のブラジル人がそうなのか。
   
夫婦でブラジルからドイツに移民、R子さんのようにドイツ人男性が配偶者でこちらに移住、という例が多いようだ。

ポルトガル語が飛び交う中、ときどき気を使って私にいろいろ話しかけてくれるブラジル人たち。
彼女らを観察しているうちに気づいた。おかしい・・・
2011年9月にアルゼンチンからの旅行者と一緒に日帰り旅行したことがある。ザルツブルクへ遠足(この記事中にもR子さんが出てくるが、このアルゼンチン人もRではじまる名前を持つ。また、記事中のYouTubeがすでに削除されているようで、アルプスの少女ハイジの主題歌スペイン語版が披露できない)
南米人の発する濃厚で情熱的な雰囲気を感じることができたあの思い出。
この誕生会でも私はブラジル人たちのその雰囲気を期待していたのに、実に、まったくそれを感じることができなかったのだ!
彼女らは(1名、ブラジル人男性もいたけど)すでに私と同じか10数年以上のドイツ在住者だ。馴染むにつれ、彼ら独特の雰囲気が薄らいでしまったのだろう・・・
考えてみると、在独日本人にもその傾向は顕著だ。旅行や移住でこちらに来たばかりの日本人たちの所作を目の前で見ると「ああ、日本人だ~」と日本人であるはずの私でさえ感動してしまうものだ。
すでに数年を過ぎた人たちは、個人差もあるが次第に日本らしい空気が薄れていき、周囲と馴染んでいくのだ。
当然のことながら、他の外国人たちにもそれが起こっていくのだろうな。
その点では期待はずれの誕生日パーティだったかな。
大音量のむこうの音楽とか、ダンスとか、そういうのもちょっと期待したのだけれどね。スピーカーから申し訳なさそうにコーヒールンバが聴こえていた。
しっかり郷に従っているブラジル人たちだぞっ



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寒い気候もブラジル人らしさを失わせる原因かも。まだまだ寒いドイツに気合を入れるクリックを求む



義両親お気に入りの英国ドラマ

2013年04月04日 | ここの品々
これは日本アマゾンのサイトからコピーしたものだ。

ドイツで販売されているものが階下の義両親のテレビの棚にあるのだけれどね。それの写真撮影しに行くのが面倒なのでアマゾンのサイトから紹介することにした。
夫が義父の誕生日に贈ったDVDだ。

以下の写真は先月の義両親の結婚記念日に夫が贈ったDVD。双方の作品は同じテーマだそうで、テレビ放送当時非常に人気があったものだとか。検索したら日本語であった。「ロンドンのイートン・プレイス165番地のベラミー家を舞台にした主人と使用人たちのドラマで、1971~1975年に全5シリーズ68話が放送され1億人が視聴したという有名なTVシリーズ」



どちらも何枚もあるセットで、何十話も続く。
義両親は嬉しそうにしているが、私にもその喜びを分かち合いたいと考えているらしく、しばしば呼ばれる。
「一緒に観よう」と。
それに対し「音声はドイツ語でいいけど字幕を英語にして欲しい」と答える私。
ところが、リモコン操作をするのは義父で、私に渡そうという気は彼には少しも無い。
去年夏に買った新しいテレビとブルーレイプレーヤー、いまだに操作を完全に把握視していないらしく、なかなか英語字幕にならない。
ドラマや映画をそのまま聞き取って理解できるドイツ語力のない私には非常に苦痛な義両親とのテレビ鑑賞だ。
「そのリモコン、貸してくれる!?」って叫びたいところだが、ぐっと我慢の私。
ちゃっちゃと英語字幕がでてしまったら、義父の立場が無くなる。ここは私が犠牲になってわからないテレビドラマを衣装とか背景とかを眺めて楽しむことにするのだ。
あとでこっそりDVDの箱の言語欄を見てみたら、英語字幕は無いことがわかったぞ。ガックリ。

日本ではどちらの作品もテレビ放送されていないらしく、また、DVDも日本市場向けには出ていない様子だ。
私が必死になってドイツ語を勉強して鑑賞するしかないってさ~
かつては金持ちだった英国の栄華の片鱗を伺わせる作品だ。日本語字幕があったら結構楽しめるかも。女中たちの「メイド服」かなり素敵だし。

ああ~、テレビを楽しむことさえ困難なここの生活さ~自分で選んだとはいえ、苛酷過ぎだ~


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いつかはここのテレビ放送を楽しめるようになるのだろうか・・・泣けてくるわたしに応援クリックを





ネズミ駆除

2013年04月03日 | ここの生活
台所から見えるところに鳥の餌を吊るしてある。食事をしながら野鳥の観察ができるのはぜいたくな生活かな。

アクロバット的な鳥の食事だ、かわいいぞっ

二週間ほど前だったか、義両親と三人でいつものように野鳥の観察をしながら昼食を摂っていたら、枝をするすると移動する野ねずみを目撃した。
「おおっ、ネズミだぞ!」
私たちはネズミに気づかれないよう息を止めるようにしてなるべく動かないようにして観察した。
そのネズミは枝を伝って針金に到達し、針金を伝ってするすると下り、写真の黄色いネットを食い破って中に入っていった。
そいつは寝そべりながら鳥の餌を満喫し、再び針金をよじ登り、枝を伝って戻っていった。
一匹ならまだしも、数分後には別の野ねずみがやってきて、今度はネットから大きな塊を加えて去っていった。

業を煮やしたのは義母だった。
「巣穴があの辺りに有るはずですっ。バラの根をかじって全滅させてしまう可能性があるので駆除しましょう」
と鼻息を荒くした。

わなを仕掛けるところを目撃してがっかりした。このネズミ捕り、何年使っている品??
案の定、一度目は餌(復活祭のハムの油脂部分)だけが取られていた。
「もっと、バネを強くしなくちゃね」と義母は更に鼻息を荒くしていた。

さて、無事にネズミ捕獲できるだろうか?

縁石にかかるようにバケツを被せ、石を載せておく。ここにやってくるのは猫もいるのだ。
その猫がねずみを捕まえてくれるといいのにね。

義母は捕らえたネズミをどのように「処刑」するのだろうか。
カタツムリは「踏み潰しの刑」、ナメクジは「はさみで真っ二つの刑」に処しているところをこれまでに見てきた。
動きの敏捷なネズミには踏み潰しや真っ二つが難しいだろう。
やはり「水没の刑」だろうか。雨水を貯めてあるドラム缶に沈めるのだ・・・・
義母の大事なバラを守るためには少々の残酷さも許さなくてはならないっ。
気が向いたらどのように処刑されたか、報告することにするぞ。



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庭を美しく保つためには残酷さも必要なのさ~、私は気持ち悪くてできないぞ、でっかいナメクジをはさみで切ったり、かなり成長したカタツムリが靴の下でバチッて音をさせるのを!きゃー



復活祭の食卓2013年

2013年04月01日 | 文化
毎年毎年同じなのだが、一応記録しておくことにする。

ハムと自家製日本風の甘いパン、ゆで卵だ。

食後数時間してからケーキが二種類。

左は義母が25年ぶりに作ったというバタークリームケーキ。右はいつもの生クリームとベリー入りケーキ。
  
バタークリームケーキは色が違うスポンジ二種類を使うという普段あまりやらない凝りぶりだぞ。右、挟んである生クリームはヨーグルト・牛乳を混ぜてゼラチンで固めてある。あっさりとしたおいしさ。
    
バタークリームなど、私も子供の頃以来食べていないと思う。いや、暖かい国(マレーシア・シンガポール・南米)では生クリームが高いのでバタークリームを使ったケーキがあったかも。
久しぶりのバタークリームは強烈だった。普段、二切れ以上食べることができる夫や義父も一切れで根を上げていた。まさに、バターで作られた濃厚なクリーム。その製造現場を取材することは不可能だった。(おほほ~、手伝わないでネット三昧していた~)
義母は今後作らない、と宣言していたのでほっとした。いや、この残りはいったいちゃんと消費できるのだろうか、私に「食え食え攻撃」が及ばないかちょいと心配だ。


昨日は甥のM雄くんの誕生日だったのだ。義母が張り切ってケーキを二種類作るのも理解できるだろう。


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