怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

いつも、どこかの猫が失踪しているウチの周辺

2021年05月15日 | 動物

このような張り紙を見かけることが絶えない。

猫は家から出すべきではない、

って思ってしまう。

バス停の汚いゴミ箱に

貼られてあった。

なぜか、ここではクリアポケットに

印刷した紙を入れていることが多い。

日本だったら、ラミネート加工するんじゃあないか?

物資の普及度が違うよな、って思わせる現象。

クリアポケットも、あまりクリアじゃあなく、

透明度が低い。

製造技術が違うのだろうな。

 

猫のミラちゃん、

無事に見つかりますように。

 

 

 

 

 


競馬用のサラブレッドを間近で見てみたい

2021年04月28日 | 動物

ウチから3キロほどのところに住んでいる馬。

もちろん、飼育されていて、

おそらく乗馬用なのだと思う。

動画でよく見る人気の競走馬と違って、

どれもとてもおとなしい。

馬の種類など、まったく見分けがつかないが、

おそらくウチの近所の馬のどれも

サラブレッドじゃあないだろう。

いささか小柄な印象だからだ。

夫に何度か競走馬を見に行きたい、

と頼んだが、まず今年は無理だろうし、

一番近い競馬場も、かなりウチから遠いらしい。

なので、私のこれからの人生で

競走馬を間近で見ることはないだろう。

なんだかなぁ、

人生、諦めるものばかり増えてきた。

 

 

 


馬の足跡

2021年02月21日 | 動物

自宅から数十メートルで

馬の足跡を見られる環境。

もっとも、

東京都練馬区でも牛屋があるらしいので、

人口密集地でも普通に大型家畜と

暮らしている地域は地球上にたくさんあるのだろう。

人間だけしか生息できない場所ってのは

不自然だよな。

 

 

 

 


仲良くなりにくい小型犬

2020年07月08日 | 動物
近所の70歳代夫婦の家では
小型犬を飼っている。
私がここに住んでから、
2,3頭変わったと記憶している。
死んでしまっても、
また同種の犬を飼っている。
好きなんだろうな。

私はこの種の犬が
あまり好きではない。
彼らの家の前を通ると、
いつも私に激しく吠え立ててくる。
先代、その前のもそうだった。

犬に好かれない悲しさ・・・・
ま、いいか。

その犬が飼い主と一緒にウチに来た。
撮影のいい機会と思って近づいた。
吼えはしなかったが、
不審そうに私を見上げて
仕方なさそうにしっぽを振っていた。

うーん・・・・
後姿だけを撮らせてもらった。





迷い猫だらけのウチ周辺

2020年06月04日 | 動物
ウチ周辺では定期的に猫が行方不明になっているようだ。

この猫は写真でもわかるように高齢。
ふらっと出かけて帰り道がわからなくなってしまったのかな。
交通事故にあってしまうペットも多いそうだ。
お家で静かに最期を看取ってやる予定だった飼い主の気持ちが溢れているようで(ハートは私が追加!)ちょいとせつない。

ドイツで初めて見たアレ・・・「G」

2019年08月09日 | 動物
ドイツで初めて見たもの、これだっ

ポットやペットボトルがいつも同じ場所にあるテーブルの上を「たまには拭き掃除でもしよう」と作業を開始したらいた。
ゴキブリのようだが、なんだか様子がおかしい。
今までの常識では、ゴキブリは発見されるとすぐさまカサカサと逃げるはずだった。
これは、じっとしたままあまり動かない。
不安になった。ゴキブリのようだが違うような・・・
早速、在独日本人仲間に写真を添えて尋ねてみた。

こちらに生息するゴキブリの一種だそうだ。
へえー。
なんだか、生きる気力に欠けているようなゴキブリだ。
ゴキブリは世界中に生息すると読んだ記憶がある。寒冷地には寒冷地に適した種類のゴキブリがいるのだろうな。
小柄で動きが鈍い。

手で捕獲できそうだったけれど、やはり、ゴキブリということで抵抗があった。
そのまま今回は見逃してやった・・・・
ああ、軟弱な私。

動物のほとんどは夜行性なのか

2019年07月19日 | 動物
23時ごろ、自転車で農道を走っていた。
夏場に羊を放している空き地を通りかかったら、妙に活気づいていることに驚いた。
「んめぇ~、んめぇ~」
と声を張り上げている羊.

昼間に通りかかると、けだるそうに横たわっていることが多い。
へぇ、羊も夜行性なのね、と感心したわたし。
ヒトを含め、動物はほとんど夜行性、と説いていた人もいた。夫もその傾向がある。

元気な様子の羊をカメラに収めたら怖くなった。
まるで心霊写真。時刻も時刻なので、その可能性もあるよなー
しばし、呆然と立っていると、足元にうごめくものが・・・ぎゃっ
「んにゃぁ~」
丸々太った白猫が、私のふくらはぎ辺りをスリスリしていた。
おお~♪
「おい、にゃんにゃん、おまえ、どこのにゃんにゃんだ?おウチに帰らなくて大丈夫かい」
と、私の猫に対する定番挨拶をしながら撫でてやった。
抱き上げると、まるまるした印象とは違い、軽かった。まだ若いデブ猫か?
何しろ暗いので、色が白としかわからない。街灯などない農道なんだ。いや、農道じゃあなくても街灯が少ないドイツ。高速道路は真っ暗な中を突っ走るんだぞー。

しばらく猫を撫でていたら、私の足を枕にしてゴロゴロ言い始めた。
おいっ。もう、帰らなくちゃいけないんだぞ。ただでさえ20時過ぎの帰宅にガタガタ言う義母のことが気になって仕方がない。

そうっと、猫の頭から足を引っ張り出して、再び自転車をこいだ。
真っ暗な道を。
「んめぇ~」
と羊は叫んでいたが、猫は黙っていたようだ。振り返らずに、一目散にあと2キロの道のりを急いだ。



動物の死骸をよく見る季節

2019年07月11日 | 動物
庭の片隅に異物発見。
義両親たちの念入りな手入れで、異物を発見するのは珍しいことだ。

以下「閲覧注意」と掲げたほうがいいだろうか。










おそらく、巣立ったばかりの若鳥だろう。
一体どういう事態で死んでしまったのか。

人生経験浅い今年生まれの動物たちの動きは、親鳥たちとは違う。
機敏さに欠けているし、あらぬところへ飛んでいく。

屋内にツバメが入ってきたこともある。
出ることができなくて、壁とクッションの間にじっとしていたところを捕まえた。
思ったよりずっと軽くて、熱いくらいに体温が高い鳥たちを肌で感じることができる。
かわいいぞー。

リスの死骸を見つけたこともある。
道路の端っこに綺麗な姿で横たわっていた。車にはねられたのだろうか。
車に見事に潰されていたリスを見たこともある。
まるで、押し花の動物版で、完璧だった。夫と自動車走行中に偶然見つけたのだが、わざわざ車を止めて見に行った。

生まれたもの全部成獣になれない自然界だ。

そういえば、アフガニスタン人難民Sさんに先週長男が誕生した。
出産した彼女はルーマニア国籍。つまり、EU国籍者で、その人物との間の子を持ったということで、Sさんにはドイツ入国からの長年の苦労から解放された。
確実な滞在許可を得られたのだ。
滞在許可と家族を同時に得られたラッキーなSさんだ。
息子の名前を尋ねたら、ヨーロッパ人そのものの名前だった。
「イスラム教徒風の名前をつけたくありませんでした」
Sさん自身は熱心なイスラム教徒だ。そういう人物でさえ、自分の子供に自分の宗教を生まれたときから強制することもしない例をここで発見。もちろん、配偶者・・・いや、まだ結婚していないのだが・・・息子のお母さんにイスラム教徒になるなどはまったく頭にないようだ。
ある意味、ドイツで生きるために選択した自分の宗教との折り合いなのかもしれない。
この子は、自然界の動物たちのようにすぐに命を落とすことなく、元気に成人する確率は高いだろう。
西欧州の出生率は、多くの外国人によって支えられている。


バスに犬がそのまま乗ることが可能なのは人々の衛生観念がかなりテキトーだからということを知ってほしい。

2019年02月24日 | 動物
バスの中でよく見る光景。
犬連れ。

ヒト用Tシャツを着せられ、太いベルトで止めている。なんだかお洒落じゃあないところがドイツっぽいかも。
この犬、バスに乗るのが慣れていないのか、嫌いなのかおどおどしていてしっぽもおもいっきり下がったままだった。
ドアに近づくと、何度も飼い主の顔を見上げて「まだなの?まだなの?」って表情で見つめていた。

おっと、私はちゃんと膝をつけて座るべきだったな。ついつい撮影に夢中になってしまっていた。隣には誰も座っていなかったし、不自然なほど大股開きでもなかっただろうから許してくれ。
動物好きの日本人には、公共交通機関に普通に犬連れで乗ることができるのはうらやましいだろう。
わたしも動物は嫌いではないので、ほぼ好感を持って見つめている。
だが、飼い主によっては座席に座らせたりすることがある。衛生観念はドイツ並みに下降した私にもそれは耐えられない。
土足で座席に座り、パンツも穿いていないそのお尻はさっきトイレしたのかもしれないんだぞ。
毛は多少なりとも抜けて、座席にくっつくだろう。
その犬が座ったあとに、積極的に座りたいとは思わない私。
飼い主にはまったく清潔な自分の犬も、他人にはそうじゃあないことはわからないだろう。

衛生観念の違いは犬のバス乗車許可に影響する。神経質な日本では籠などに入れるなどをしないと絶対に許されることはないだろう。

ドイツではやたらに仮装の機会がある印象だ。

もうすぐやってくる謝肉祭。
そのための仮装服が売られている。興味はあるので毎年その売り場で手にとってみるのだけれど、質は非常に悪くて一度着て終わりを前提としているのだろう。
有名な各地のカーニバルパレードは伝統を感じさせる本格的な仮装を鑑賞できるようだが、私にはそれをテレビで観るしかない。
地元のカーニバルはしょぼい。しょぼくても、みな、乗っているけれどねぇ。普段娯楽の少ないドイツには貴重な機会なのだろう。

さて、この謝肉祭は大抵2月中になるのだが今年は3月だ。
このことを義母にちらりというと「そんなことありません、いつもと同じ時期です」と答えた。
はあぁ、また、いつもの否定から入る会話かよっ、とがっかりした。
時期がずれるといっても数週間の違いだ。それはほぼ「同時期」と思っているのかもしれない。ま、それもアリだろう。
先日ネット記事で若者の意見を否定するようになったらジジババの仲間入り、という内容のものを読んだ。
書いた人物は格闘技家でまだ30歳代半ばだけれど、そういう体力が重要な世界では高齢者カテゴリーになるのだろう。
自分より年下の人々が意見することを否定するという経験は、誰しもあると思う。
世の中の流れはすでにその年下の人々が言うことに流れているのに、だ。私は20歳代の頃からそれに気づいていたので、自分がそうならないように充分気をつけている。
自分が気をつけていても、周囲は全然気をつけないのは当然だ。
それが、同居の家族ってなると、もう、凄まじい。
いちいち反論していたら、毎日口バトルっ。
はいはい、おっしゃるとおりです、と引き下がる技術が若者、あるいは会話相手より年下のものたちには必要である。
















犬と一緒に働いている夫

2019年01月31日 | 動物
夫からの写真付きメッセージ。

「Shigoto no jama」と添えられていた。

もちろん、ウチの犬じゃあなくて、他の仕事仲間が連れてきているんだ。
いいなぁ。犬と一緒に仕事。

海辺に住むリスが存在することを確認しにいきたいが、ま、生きているうちは無理だな。

2018年09月18日 | 動物
カナリア諸島へ休暇旅行へ行っていた在独日本人仲間からの絵葉書。
川べりに住むリスか?何となく濡れているので泳ぐのか、とも思った。

最近、その彼女からいただいた磁石つきの飾り。

川ではなく、海に住んでいるのね、リスたち。
凄いなぁ、リスと言えば、山に生息しているものだとばかり思っていた。
「リス カナリア諸島」で検索すると、たくさんの画像が出てくる。やはり、多くいるのね、海辺のリス。

行って、確かめてみたいものだ。
無理だよなぁ、結婚移住以来、夫婦で休暇旅行などしたことがない。
ドイツ人やドイツ在住の多くの人たちが2,3週間の休暇をとって外国旅行するのは有名な話だが、できない、あるいはしない人も大勢いるのを知っている。
多くの難民たちは、帰省さえままならないのは当然だ。勝手な引越しも禁じられていると聴いている。
旅行に興味の無いドイツ人だっている。代表例はウチの義両親たち。
夫は子供の頃の夏休みにずっといたことを今でも嫌な思い出としているらしい。
難民二世のA子さんも、全く旅行らしい旅行をしていない。近々、勤務先の研修でハンブルクに何日か滞在するのを楽しみにしている、というのがちょいと哀れに感じる。

ここに書くために考えてみたが、やはり、旅行しない人々は少数派かもしれない。
次の例が出てこないんだ。

そういうわけで、旅行しない少数派のドイツ在住者わたしは、いつも知人・友人の旅行先からの絵葉書を歓迎するぞ。
今回のリス写真のように、いろいろ想像し、検索して楽しむことができる。



瀕死のハトとトマトとイチゴ

2018年09月13日 | 動物
中庭のハトはもうすぐ命が尽きる様子だった。
カメラを向けると、最後の力を振り絞って警戒の表情を表した。

これからゴミ箱を水洗いするので、ハトがジャマだ。
捕まえて別の場所に放置する方法もあったが、水がかかれば勝手に移動するだろうとそのまま実行。

ウチのトマトの終盤。すでに味はよくない。

なぜかイチゴもまだ実っている。

まだ気温が高く天気も良いけれど、動物や植物の様子を見ていると確実に季節が変わってきているのを発見。

自分の具合も悪くならないよう警戒。
昨日は調子悪くて一日中りす部屋でごろごろしていたんだ。


ドイツで牛肉を食べるのは難しいのか。

2018年09月04日 | 動物
夫のギムナジウム時代からの友人夫婦に招かれた。
彼らとは2002年に逢ったのが最後で、私が2008年からこちらに住んでからも疎遠だった。
あれからどうしているだろう、まだあの二人は一緒なのだろうか、と私はときどき思い出していた。
夫が再び同級生のA雄さんと頻繁に連絡するようになり、今回のお招きとなった。

A雄さんの前職と夫の前職は同じで、どちらもその関係で日本に滞在したことがある。
その後転職した二人の職業はこれまた一緒だ。ただし、A雄さんは上手く行っていて、自宅を購入、子供二人。
夫はいまだに苦戦していて親宅に妻とともに寄生生活。
経済状況に関する大きな違いはA雄さんの妻J子さんだ。彼女は自身の診療所を持っている、日本で言えば内科医だ。
日本の開業医・勤務医ほど稼げないらしいが(日独で医師事情をよく知っている在独日本人仲間A子さんからの情報)夫婦で稼いでいれば家や子供を持つことは可能だろう。

A雄さんもJ子さんも十数年の歳月なりにきちんと年をとっていた。
可愛らしい感じだったJ子さんも立派なドイツ人おばさんだが、黒いふちのめがねでおっとりと語る口調はお医者様だ。なぜにその魅力のない黒縁めがねを使うのだろうと思った。医師である自信がそうさせているのか?見かけより能力が重要、って。

事前に食事の内容の希望を尋ねられていたので、遠慮なく牛肉をお願いした。
ドイツは豚肉がおいしい国だ。義母ができる牛肉料理はごくわずかだ。
バーベキューパーティとして招いてもらっていたので、フライパンではなく、炭火で焼かれるものと期待できたし。
その期待通り、とてもおいしい牛肉ステーキをいただくことができた。

さて、この家の飼い犬はエロという品種の大型犬だ。
A雄さんが出してきた犬のアルバム。

名前はカユ君。フランス語から来ている名前だとか。彼らが呼ぶのを聞いているとまるで日本語名のようにも聴こえる。
このエロという犬種を検索すると、エロ動画の案内がたくさん出てきて困った。
日本ではあまり知られていないのだろう。
番犬に相応しいとかで、到着した私たちに向かって数十分吼え続けていたのは参った。
外に車や人が通ると、その気配だけで吼えていた。番犬として優秀、というより単なるバカ犬、と思ってしまった私。
次第に私たち夫婦に馴染んでくると、無駄吠えを止めてくれた。

これをきっかけに、再びA雄J子夫妻と定期的に会う様になるかな?
三人とも忙しい仕事だから、難しいかな。




おそらく違法行為だろうが、凄まじいフンの量に皆困っているので仕方がない。

2018年07月24日 | 動物
五月に業者が来てハト駆除作業をした。鳥獣保護管理法がないドイツ、と期待したいできごと。2018年5月20日記事
ハトがそんなに簡単に引越しをしないことは知っていたが、しぶとすぎる。
あの駆除作業の翌日から毎日ハトがやって来て、巣を作って産卵することを繰り返している。

ここの清掃管理をしているアフガニスタン人Sさんがきれいにする。

この茶色のハトは、このくぼみに巣を作っていた。きれいになったそこに佇んで呆然としている。

これはまだ幼鳥のようで、飛ぶことができない。
親鳥は養育を諦めてしまったのか。ここにいても死を待つばかりだ。紙袋を開けて近づけると、なんとその中に自ら入ってきた。それを持って、近くの公園に行き、放した。

もう一羽、これも飛べなくてうずくまっているのかと、また袋を近づけてみたら飛び立ってしまった。
なんと、下には二個の卵。
ハトの巣や卵を見たのは、これまでの人生で今年が初めてだ。土の上に直に産んでしまうのね。
その後、その卵がどうなったかは、Sさんの話を聴かなくてはならない。いや、聞くまでもない。
日本では勝手にハトを殺したりしたら罰せられるとなっている。おそらくここでもそうだろう。
Sさんは凄まじい違法行為をしているわけで、気の毒になってくる。公になったら戦乱の母国(たぶん、ね。彼の両親は元気に役所勤務しているらしい)に強制送還になってしまうのだろうか。

同じ中庭にツバメも巣を作ってせっせと子育てをしている。

彼らをジャマしないように私たちはそっと観察している。
ああ、動物差別をしてはいけないだろうが、もう、仕方がない。
一度など、ハトが私の顔面にぶつかってきた。顔を消毒したかった。
非衛生的な環境に週に数度しか来なくても、病気になる可能性はあるだろう。ましてや、この中庭に面した窓には人が住んでいる。
彼らがハトにエサをやっているところを見た、とSさんは怒りをぶちまけていた。
ヒトと野生動物は適度な距離感を保たなくてはならない、とつくづく思っている。
インゴルシュタット市はこれに対して何もしない、と嘆いていた他のここのスタッフ女性たち。この建物の所有者はこの街有数の金持ちだものねぇ。
ああ、所有者P家、どうにかしてくれ~。







鳥獣保護管理法がないドイツ、と期待したいできごと。

2018年05月20日 | 動物
ハト駆除業者がやってきた。鳩害に関する記事はこちら 「夫の鳩嫌いに納得する」 「私も立派な鳩嫌いになってしまった」
3人来たうちの二人が完全武装になった。
「撮影して、中国全土に広めてくださいよ」って彼らがいうので、遠慮なくブログ記事にさせてもらった。
「あ、えっとぉ、中国人ですか?」はっと気付いた彼は、私に尋ねた。
東洋人と見れば中国人って思うのは間違い、と皆気付いてきている。アフガニスタン人にはまるで日本人のような見かけの人もたくさんいる。もっとも、一目で私を日本人だと見抜けるドイツ人数名にも遭遇している。

こんなに本格的な防護服を着用するのは、やはりハトの糞などが人体に危険だからなのだろう。

男性にはちょいと作業しにくい細い壁の間だ。赤いシャツのおじさんは自分が無理と判断したので細い若者従業員を連れてきたようだ。
「二人が作業、一人は指示するだけ、でも請求される料金はちゃんと三人分」って一緒にいたドイツ人70歳女性が嘆いていた。

壁に囲まれたその20メートルほどの隙間の地面にビニールシートが敷かれてあって、その上に鳥の巣があちこちに作られていた。
親鳥たちは飛び去り、まだ飛べないヒナ数羽と卵が残された。卵は廃棄、ヒナは私が探してきた段ボール箱に入れられた。
「どこかに放します」
とは言っていた。まだ飛べない鳥が親なしで生きていけるわけがない。他の動物の餌食になるか・・・
ビニールシートをはがし、水をかけて清掃が続いた。この作業中には中庭中にひどい臭いが広がったので、私は撮影する気になれなかった。


日本のハト駆除業者のサイトを読んでいると、日本には鳥獣保護管理法なるものがあって、鳩も無許可での「捕獲」「殺傷」「採取」を禁止されていて保護の対象だとか。
ドイツにはそういった法律がないのか。あるいは許可を取ったのか。
なんだか、法律はあるけれど許可をとっていないような気がする・・・・
一緒にいたドイツ人女性にその点を尋ねてみようかちょいと悩んだ。この鳥たちが巣立つまで待てないだろう。
「年に数回産卵するのよ」と彼女が言ったもの。
夏過ぎまでこの不衛生な環境に週に数回とはいえ、通うのはごめんだ!

願わくば、法律はあるけれど、実際はそれを無視して駆除してしまうのが通例ってことになっていて欲しい。
動物を保護するあまり、ヒトが病気になるのはかなり違うだろう。
だいたい、この糞まみれの壁や床。きれい好きとされるドイツ人にはどう考えたって耐えられないと思う。

途中で帰宅したので、私はこの作業の終了までを見届けなかった。次回は鳩の糞フリーな中庭に感動できるだろう!
将来的にはこの建物には鳥避けネットが設置されるらしい。
鳩はしぶとく一度作った場所にまた巣を作りたがると書かれてあった。是非、ネット張ってほしい。