怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

食べ物記事ばかりで申し訳ない

2018年05月22日 | おいしいもの
一週間前の母の日に、義母は早朝にスポンジケーキを焼いた。

ケーキを焼く用がなくても、早起きの私はその焼かれたスポンジを早速撮影した。なんだか、いつもと違って形が乱れているぞ・・・

ま、サルも木から・・・じゃあない、焼きなれた義母もたまには失敗するさ、形より味が重要ね。
ところが、このスポンジ台は形ばかりでなく、中まで火が通っていなかったらしく、彼女はこれをもう一度焼いてから冷凍保存した。その日の午後に食べる母の日祝い用は、なんとまたその朝に作り直していたのだ。

今日、その冷凍保存した失敗スポンジを使ったケーキを食べた。

スポンジのところどころの密度がちょいと高く、ふわふわでなかったけれど、それはそれでおいしかった。


こんな風に食べ物のことばかり読まされているあなた、申し訳ない。
私は特に料理や食事に関することに興味があるわけではないのだが、なんとなくテーマにしたくなるんだ。
外国の暮らしで気になる物事のひとつには食べることが重要になってくるのではなかろうか。人によってはお金だったり家族関係だったりで、ドイツ在住者の他のブログでもその興味の対象がさまざまであることを伺わせる。
いつぞや、私の食べ物テーマばかりのブログに困った読者が「もっと別テーマを」と懇願してきた。
ごめんよ、気にはしているのだが、どうしても食べ物になっちゃう~






豚肉シュニッツェルは臭くて固くてまずかった

2018年05月22日 | 頑張って食べる
かなり前に「豚肉が臭い」と記事にしたことがあった。
コメントに複数の方から「豚が去勢されないのでしかたがない。動物を去勢しない動物愛護精神があるからだ」という内容の意見をいただいた記憶がある。(今考えてみると、去勢しようがしまいが最終的には食肉として殺されるのだからほんの気休め。食肉を売って生活しているのだから最大限の配慮とは察することはできるけど。余計な手間をかけたくないから去勢しないのかも)
自分の過去記事を検索してみたけれど、見つけることができなかった。
普通にグーグルで検索してみたら、たくさん出てきた。ドイツだけでなく、各国で臭い肉に悩んでいる日本人がいるようだ。

さて、よく考えてみると、私の嗅覚は非常に弱い。二十台半ばごろまでひどい鼻炎に悩まされていたものだ。
そのせいなのだろうか、他の人に「ここは匂う」と言われてもわからないことが大半だ。
そんな私が、しっかり調理された肉の臭さを感じ取ることができるのだろうか、と気付いた。
臭いにおいではなく、臭い味なのかもしれない・・・なんとも表現しがたいのだが、とにかく、日本では経験できない野性味のある肉なんだ。

先日の昼食は豚肉のカツレツだった。ドイツ語では日本でも広く知られている「シュニッツェル」ね。
この肉も「臭い感じ」がして咀嚼、嚥下するのが非常に辛かった。
ひどく固くもあったけれど「臭い感じ」と比較すればどうでもいい問題だった。
義母は嘆いていた。「ひどく固い肉ね。次回はあのスーパーで買わないわ」と食後につぶやいていた。

邪道の米飯添え。以前は義父が盛んに私のこの食べ方を批難してものだ。最近は諦めたのか高齢でしゃべるのが億劫になったのか(それは考えられないけど一応書いておく)黙っている。余計なストレスを与えなくなった義父に感謝!
食べにくい肉だったけれど、残して捨てるのは命を犠牲に生まれ育ったこの豚が可愛そうだ。
死に物狂いで食べきった・・・・

将来、夫と二人で暮すことになったら、私が肉を料理することは一切なくなるだろう。