怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

もうすぐ断食月、スーパーには断食カレンダーが置かれている。

2018年05月10日 | ドイツ生活の外国
トルコ人が経営するスーパーのレジの脇に置かれてあった広告入り持ち帰り用カレンダー。
断食月のお祈り時刻を記したものだ。

私にとって関心がある時刻は右から三番目の行だ。
日没の時刻で、インゴルシュタットのモスクで無料食事の配布が始まるんだ。
ほぼ毎年のように出かけている私にとって重要だ。
午後9時に食事をするのは、私の日常であまりないのだが、それはイスラム教徒にとっても同じだろう。
もっとも、断食月には日中一切飲食をしない彼らだ。子供の頃から断食する親兄弟を観察して、何となくやってみようかな、って動機で始めるのだそうだ。
イスラム教徒の断食も長年の慣れなのだそう。やったことない我々が真似するのは危険かも。
「断食は健康にいいです」と去年のイフタール(無料食事配布)でそばにいたトルコ人に言われたことがある。
むやみに食べ過ぎている我々も、食を控える時期を持っていいと思ったものだ。
さて、このカレンダーにはアジア食材も扱っているという広告が載っている。

以前はトルコからの食材ばかりだったのが、最近は移民・難民の客を見込んで各国の食材を販売しているようだ。
中央からやや左に、キッコーマン醤油らしきものが見えるぞ。
二年ほど前に、この欧州キッコーマン醤油1ℓボトルをもらったのだが、いまだに使いきっていない。
いかに、日ごろ日本食を食べていないか、自分で感動してしまった。
レジのお姉さんも、英語を駆使して客を相手している。黒い頭巾姿の肌のきれいなトルコ人だ。
英語を話したがるのはインド人と思われる人々、アフリカ人。
アフリカ食材もあるのか、この店?
インド系英国人のF子さんもこの店の常連客で、スパイス類や、チャパティ用の粉を買っているようだ。
そういうわけで、トルコスーパーも移民・難民のおかげで商売繁盛。

いよいよ来週火曜日か、水曜日からラマダーン。
その、どちらかまだはっきりしないってところが、緩い感じがしてよろしい。
「あれ?昨日からだったの?」とか一日遅れではじめるイスラム教徒もいるのだろうな。


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