怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

息子と娘と息子のヨメは鑑賞するだけの庭

2018年05月29日 | いろいろ
毎年今頃にきれいなバラ。義母が大事に育てているものだ。

これを撮影時は非常に暑くて乾燥した日だったので、幾分しおれ気味に見える。

いま、ちょいと窓から覗くともっと生き生きしている。

車庫前にも同じ品種と思われるバラが植えられている。

どれも手入れが大変だろうなぁ。

夫と義姉たちはここで育ったにもかかわらず、全く庭に興味がない。
ついでに私も興味が無い。
義両親たちは怒鳴りあいながら庭仕事をしているので、私が手伝おうものならすぐにいろいろ言われるだろう。
刃物を扱うことも多いので危険回避のため怒鳴るように注意を促すのはよくわかる。

「ガーデニング」などと表現すると、優雅な印象だが、実際は直射日光と日焼けと病気を媒介するダニとの戦いだ。
義両親たちは数年ごとにその危険なダニに刺され、その食いついているところを注意深く取り去っている。
一度など、自分たちで除去することができず、遅い時間に救急病院へ行ったこともあるくらいだ。命がけの庭仕事。やりたくねぇ。

義父はときどきこんな話をする。
「街住まいの庭のない人たちはわざわざ公園に行かなければならない。私たちは家にいながらこうして緑を楽しめる」
公園は税金で手入れがなされている。ウチもそのために税金を支払っているのに、そのうえさらに庭を整える労働をしなければならないのだから、その分、損じゃあないか、とか思うのだがもちろん黙っておく。
庭仕事が好きな人には天国のこの環境だ。義両親たちはそれも理解している。嫌いな人もいて、それが息子と娘と息子のヨメってことも!









消費期限は無視してよろしい

2018年05月29日 | 物品
二週間ほど前、近道をしようと雑草が生い茂る道を走るように歩いた。その道が平坦でないことは想像できなかった。それで、足をくじいた。
ここ、南ドイツで草むらを無防備に歩くのは病気を運ぶダニにやられる可能性もある。二重の危険を冒して草むらを歩き、当然の結果、怪我をしてしまったと思ったほうが精神衛生によろしい・・・・

一週間ほど、痛いのを我慢して外出をしていた。
ドイツ人宅で自分の失態を告げると、彼女は塗り薬を出してきた。
「これはよく効きます」
義両親もこうした薬をたくさん持っているが、その全部が消費期限切れなので使いたくなかったものだ。
また、多くの人から「なぜ医者に行かない?」と言われる。日本在住時もそうだったが、私はちょっとのことで医療機関には行かない。
日本もそうだったが、ここでも医院・病院の待ち時間は凄まじい。2時間待って5分の診察は日本だけの現象かとおもっていたら、ここでも平気で存在する。
捻挫などはほぼ自己治癒を待つしかないと私は判断。まれに骨折の可能性もあるだろうが、この痛みの様子だとそれはありえないな、とこれまた自分で判断。

彼女が出してきた塗り薬はドイツの薬剤には珍しく、魅力的な印刷がされていた。
ふと、気がついて、消費期限を見てみたら・・・

おおっ!
油断大敵。一年前に消費期限が来ていた。
義両親だけでなく、みなやっているのね。
コメントをくださる方々にも消費期限を過ぎた薬剤を心配する必要はあまりない、という意見をくださったことがあった。
顔面に塗る薬を処方した皮膚科医に、彼の指示と次の診察の期間ではその薬は途中で消費期限が切れるとことを質問したことがある。
「あ、そんなの構わず使ってオッケーっ!」
う。医師でさえそう言うのなら、消費期限って単なる製造日を知る目安と思っていいのだろうな。

友人にもらった痛み止め塗り薬は即行効果があった。
実を言うと、家族間ならともかく、他人に消費期限を過ぎた薬剤をあげるってのはどういうものなのか、と消費期限云々より、贈り物一般に対する感覚にも疑問を持ってしまっていたところだった。
消費期限一年過ぎてもよく効く。そういうわけで、彼女の贈り物に単純に感謝。
物は大事に・・・と結論付けるのはちょいと躊躇してしまうが。