怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

大人の誕生日を盛大に祝う

2016年08月31日 | カテゴリー分けするのに飽き
義両親たちの誕生日は十日ほどしか違わないので、一緒に祝ったほうが面倒ではないと思うのだけれど、ここではそのような怠惰さは許されないようだ。
戦後しばらくまでは、この周辺の田舎では誕生日を祝うことなどしなかったと、今日も義母は言っていた。

こうした甘いお菓子も田舎の人たちが普通に口にできるようになったのは戦後しばらくしてから、と何度も聞かされた。
意外なことなのだが、生クリームもかなり最近の品らしい。ほんとうかしら、義母の記憶違いじゃあないかしら。
あるいは、この集落が極端にビンボーだったとか?

まあ、こんな風に毎週のようにケーキを食べられる平和なドイツ生活に感謝しなければならないかな。

今日も続々と欧州目指してボートでやってくる難民たちの映像を観た。
彼らの故郷ではケーキを食べることは難しいのだろうか。


こちらは先ほどマレーシアから送られてきた写真。
義母と同じ誕生日。右から二番目の子だ。
送られてくる様々な写真は、こちらの生活より華やかな印象を感じるものが多い。
このケーキ、おいしそう。
生クリームを使っているのかしら?暖かい気候の地域で生クリームは非常に高価だろう。

お義母さんとこの子、お誕生日おめでとう。


毒入りで復讐

2016年08月31日 | カテゴリー分けするのに飽き
義母がズッキーニの皮をむこうかどうか考えていたので、私がキッパリと言った。
「そのまま使いましょう」
数週間前に新聞記事で皮をむかずに使うことを学んだはずなのに、どうしてまた迷ったのだろうか。
自家製ズッキーニは放っておいてもできてしまう印象。トマトやきゅうりが念入りな手入れが必要(に見える。私は世話していないから義両親たちの様子を伺っているだけ)なのとは対照的だ。
将来は、ズッキーニ畑ばかりにしようとおもう!

ズッキーニのスープ。

まあまあ。

義母は義父のために彼の好物を作っていた。
切ったきゅうりにバターミルクを混ぜるだけ。


500ミリリットル入り容器をシャカシャカと振っている義母。
中で成分が分離しているのかな?
シューシューと音がしているのは圧力鍋だ。手前にスープの、その後ろにじゃがいもを茹でている圧力鍋がある。

切ったきゅうりが入った器にバターミルクを空けた後、義母は酢をドボドボと入れていた。
おっかしいな、この料理に酢を入れたかな、と私は後ろで首をかしげた。

義父の一人分。義母と私は食べない。
これに茹でたじゃがいもを添える。

さて、義父は食べ始めるなり言った。
「酸っぱいな。変だな、私の味覚がおかしくなったのか?酢を入れたのかい?」
義母「入れるわけないでしょっ」
ここで私はぎょっとした。
ど、どうした?
私ははっきりとこの眼で見たぞ、義母がたっぷりと酢を注いでいたのを。
義母、いよいよ脳が正常に働かなくなってきたか?ズッキーニの皮の件のこともあるしぃ。
または、義父と何かいざこざがあったのかい?
「食い物で復讐してやれ」
と思うのは恐ろしいぞ。何を食わされるかたまったものではない。
単に、ぼうっとしていて間違えて入れてしまったのかなぁ・・・

その場で「入れていたじゃあないですか」と言うのはかなり場違いに感じた。
後でこっそり義母に尋ねてみたら何て答えるかな?
あるいは、義父に「入れてましたよ」と言う方がいいのか。
どちらの考えも行動に移さず、24時間が過ぎてしまった。
いったい、あの、酢を入れた行為はなんだったのだろう?

バターミルクという言葉は「風と共に去りぬ」に出てきた記憶がある。
夏場にできてしまったそばかすを冬中バターミルクを塗って消した、という部分があったような。
日本のサイトで検索しても、なかなか見つからない。

偽装ブレンド米

2016年08月30日 | カテゴリー分けするのに飽き
いつものご飯を食べていて、気付いた。
なんだか、やたら長い米があるぞ?
ん?長粒種米を混ぜたかな?
驚いて、米びつと米の袋を観察した。
ううっ、上手いことブレンドされていた、長粒米。

丸い粒の中に、ながーいのが混ざっているのを簡単に発見できるだろう!
袋の印刷を確認した。そういうブレンドをしているとは書かれていない。「上質な丸い米」と印刷されている。
まったく、いい加減だなー。
って許せてしまうドイツ生活。
以前はこのスーパーのこの米、もち米だったこともあるんだ。
米飯食に慣れていないドイツの消費者を馬鹿にしている、とは思うけれど、実害はないだろうな。
私がこのメーカーに苦情を言っても、取り合ってくれるかどうかわからない。っていうか、苦情にならないのではないかという恐怖感もある。
日本だったら、大問題になるだろうな。
神聖な米に外国の(その多くは「タイ米」などと、国名がくっついているからタイの人にはかなり失礼なような)いけない米が混ざっているとは何事だ、と。
いや、今思いついたけれど、カルフォルニアなどでたくさん作っている、丸くてねばねばした米だったら混ぜてもわからないのではないのだろうか。
日本産の煎餅も米国、中国産原料を使っているのを帰省時に散々見たものね。

下の写真は左がブレンド米からより分けた長粒米、真ん中が、その製品、右がバスマティ米だ。
私はジャスミン米とバスマティ米、その他の長粒米の見分けがつかない。酷似しているように思える。
味の区別はできる。バスマティ米はジャスミン米よりおいしいんだ。

そういえば、スーパーで売られているバスマティ米一キロパックの値段が最近20セントほど安くなっている。
ジャスミン米はそのままなのに。
もしかして、バスマティ米が余っちゃって、短粒米に混ぜて売った?
うーん、一体、どんな事情で混ぜちゃったのだろう。

先週買った同じメーカーの米は、すでにこのようなブレンドをされていなかった。
一時期の事故だったのかもしれない?
誰も気付かず、私だけ気づいたこのブレンド米事件、私も忘れていくことだろう。


休暇旅行なしでも

2016年08月29日 | カテゴリー分けするのに飽き
義母が私たち夫婦に尋ねた。
「休暇旅行をしないのか」
夫はキッパリ答えた。
「しません」
あまりの明確な答えっぷりに私もちょいとたじろいだが、義母は明らかに憤っていた。
「まあ!休暇しないなんて、狂っている」
とか何とか、そんな意味のことを2,3言って立ち去った。

もう、自慢になるくらい長くわたしたちは休暇を取って旅行をしたことがない。
ドイツに住む人々のほとんどが年に一度の2,3週間に及ぶ休みを取って旅行を楽しむんだ。
もちろん、例外家庭もあって、義両親たちもほとんどしない。
夫が子供の頃も、夏場は庭仕事でとても旅行などできなかった。夫と義姉にとってはつまらない子供時代だった様子だ。
そんな風に子供を育てたのに、今更、息子に休暇旅行しないのはよろしくない、などと説教しても全然説得力がないではないか?
ま、他人の家庭(いきなり他人!)の子育て方法に口を挟む権利は私にはない。

私自身は、一人で年に一度のひと月の帰省をしている。
日本の知人友人たちは一ヶ月もの間、家を空けることに驚いていたものだ。
そう、もう、これだけで充分贅沢をしていると思っている。
それでなくても、日本の休暇旅行は国内で2,3泊、海外旅行で一週間や10日間、などというものばかりで、ここのような長期旅行の習慣はない。
日本での生活を考えれば、これ以上休暇旅行をする必要はない私だ。

ここでの知人・友人と楽しむこともできるし。

ドライブに連れて行ってもらった。



ウチでは様々な野菜や果物の収穫。

りんごは今のところ、下に落ちたものを拾っている。
すぐに虫がたかるからネットで覆わなければならない。
市販のりんごには虫が来るのだろうか。ここの生活ではほとんどりんごを買ったことがないのでわからない。

形は悪いし、虫食いもあるし、味は一定していないなど、売られている品とかなり違うことに、毎年驚かされるんだ。


日曜日の昼食と午後のお茶の時間のケーキ

2016年08月29日 | カテゴリー分けするのに飽き
週末の昼食献立。鶏肉をソースと一緒にオーブンで焼いたもの、野菜の煮物、サラダ。
右上は昨日の残りのじゃがいもを油で炒めたもの。(ビンボージャーマンポテト、と私は名付けた。たまねぎもベーコンも何も入らないこの残り物茹でじゃがいもの食べ方はウチでは普通。)
左上は夫のパスタ。

私はいつものように米飯。サラダについては今日も作っているときにひと悶着あった。
最後に油を入れるか入れないか、で義母と争った。
結局、自分の分を先に皿にとり、その後で油を入れて混ぜた私。平和を保つことができた。

義母は昼食を作りながらケーキも焼いた。
チーズケーキだ。食べるのは数時間後なのに、どうして今焼くのかな?
もしかして、温かいチーズケーキを食べる習慣を止めたのかな。チーズケーキについての記事はこちら→泣く子も黙る
 
すっかり冷えたところで食べた。でも、冷蔵庫に入れて冷やすともっとおいしいと思うのだけれどね!

黒く見えるのはシロップ漬けのさくらんぼ。夫はそれが嫌いなので、半分は彼のためにさくらんぼを入れていない。
夫は夜食に写真のこの量を食べるんだ。

ひと月かかる外国郵便

2016年08月28日 | カテゴリー分けするのに飽き
一週間ほど前、日本からの航空便はがきが一ヶ月かかって到着したことを記事にした。8月21日記事
昨日はワルシャワから絵葉書が届いた。実家がワルシャワの女性が送ってくれたんだ。

日付を確認すると、あれれ!?

7月28日になっている!消印ははっきりしない。うーん。
自身で書く日付をテキトーに書くことはあまり考えられない。ワルシャワからここまで一ヶ月かかったのだろうな。
もしかして、船便?
ワルシャワからここまで船便って、ありえねぇ。
相次ぐ国際郵便はがきの激しい遅れ、いったい何なのだろう?
前回の記事のこの部分が当たっていそう・・・

「こいつら、旅行自慢だなっ、えーい、後回しだ!」
とか思いながら仕事しているのかもしれない・・・
大都市に住む在独日本人仲間にちらりと聞いたことがある話だが、郵便配達人に文盲がいることもあるらしい。
いや、正しくはアルファベットを正確に読めない人物が採用されて仕事をしているらしい。
そのせいで、配達が遅れている可能性もある。


遅れて届いた二通のはがきはほとんど重要でないものだから、その点は本当にラッキー。
封書に遅れが出てくると、ちょいと困るな。
ちゃんと働いてね、ドイツの郵便局職員の皆様!

黒い色は警戒される

2016年08月28日 | カテゴリー分けするのに飽き
黒ごまペーストをもらった。ここでは白ごまや、白ごまペーストを手に入れることは可能だが、どういうわけか黒ごまは非常に高価で、ペースト状の製品は入手不可能だ。(もちろん、昨今はネットで世界中の物資を調達できるからこの記述は正確ではない。入手しにくい、という表現の方が適当か。私の場合、この街の店頭で手に入れることができる物資で生活するようにしているので、それ以外は「不可能」と書きたくなってしまう)
貴重なこの品は台湾からのお土産。食べる前に撮影しておけばよかったのだけれど、そのときはブログ記事にするつもりはなかったんだ。途中からその気になって、カメラを向けたけれど、なんだか汚らしい画像になってしまうので、諦めた。

中国語は外国語のはずだけれど、なんとなく意味はわかってしまう言語でもある。
「自然」「健康」などはまったく同じ意味だろうな。

この真ん中の文章、もしかして「日本統治時代に認められた唯一のごま製品」って意味だろうか。
そうだとしたら、台湾の日本に対する一般的な感情がよく出ていて興味深い。外国に支配されていた時代のことをこんな風に書くなんて、普通はできないだろう。

さて、私がおいしくこの黒ごまペースを食べていたら、義母が2,3度尋ねてきた。
「なにその真っ黒いものは!」
あきらかに不快感いっぱいの言い方だったので、言われるたびに驚いた。
「黒ごまをペーストにしたものですよ」
とちゃんと説明したのに、なんども気味悪がるのでさすがの私もへこんだ。
黒ごまの問題でなく、黒い色のものに対する偏見を感じたからだ。

以前、黒いレトリバーを飼っている人がこう言っていた。
「黒い犬は、白い犬より怖がられるのよね」
なるほど、と思ったものだ。同じレトリバーでも色によってヒトに対する印象が違うと。
黒い犬が白い犬より気が荒いとか凶暴だとかいう話は聞いたことがない。

これはテーマが別だけれど、同じく犬の色の話。
いつも嫁さんを苛めている近所に住むお姑さんが、嫁さんの飼っている黒いテリアをこう言ったそうな。
「まあ、どうしてこんな真っ黒な犬を飼っているの?」
嫁さんは負けずに「黒くても私たちにはとても可愛いの」と対抗してこの争いは嫁さんの勝ちになったそうな。

犬とごまの話だけで結論付けられないが、一般的に黒い色は警戒されるのだろうか。
では・・・
ここ数年でドイツに凄まじい勢いで増えたアフリカ系難民は、警戒されまくりだろう。
「ヒトと犬や食品は違う」
って普通は書くだろうけれど、私は疑わしく思っている。

私自身、先月、やってしまった・・・
街中で疲れてベンチに腰掛けているとき、前から黒人男が私に手を振って近づいてきた。
ネグロイドの人たちって、なかなか顔立ちの区別をするのが難しく、そのとき私には知らない人に見えたんだ。
すぐに警戒して、立ち去ろうとしたら、向こうから声をかけてきた。
「りすさーん!」
あれ、だれだっけ?
かなり近づいたところで、何年も前から親しくしているエチオピア人Aさんとわかった。
ごめんよー、逃げようとしちゃって!
エチオピア風の三回頬キッス挨拶をしながら、声を出さずに謝った。

黒い色への潜在的な警戒感は、他の動物にはない人類独特のものだと認識することも必要なのではないかと思っている。


フィリピン人からのお嫁さん

2016年08月28日 | カテゴリー分けするのに飽き
隣の集落に住むフィリピン人R子さんと、ウチの裏の森を歩いた。
しっかりしたハイキングシューズ、水筒に飴、日焼け止めクリーム、タオル、と彼女の装備は万全だった。
 
ちょいと心配だったのは、彼女のハイキング能力が私より数倍高くて一緒に歩けないのではないか、ということだった。
やおら車からトレッキングステッキを取り出して「ひざが痛くてね、これがないと歩けないのよ」
と言ったので、ほっとした。
 
数年前からの顔見知りなのだが、こうして二人で話すのは初めてだった。
在独30年を超える。母国では中学校の教員を十数年していたと聞いて驚いた。きちんとした仕事を持っていたのに、そのキャリアを捨ててまでドイツに嫁に来た方がお徳だったのだろうか。
案の定、家庭の仕事だけでは人生がつまらなかったらしく、自分の小さい子供の面倒を見ながら介護・看護の資格を取り、定年まで高齢者の訪問介護の仕事をしていたそう。
三十数年前と言えば、日本では農村部で嫁になり手がなく、フィリピン人との婚姻が盛んだった時期ではないか?
ちらりとドイツ人男性から聞いた話では、ここでも一時期フィリピン人嫁が多かったことがあるのだそう。
R子さんもその流れの時代だったのだろうな。
10数年教員をやっていたということは30歳を超えて、地元で適当な配偶者を見つけるのも困難だったのかもしれない。

フィリピンの親族の数人が日本で働いているそうな。女が働き者の国、フィリピンとタイ。

二時間の散歩のあと、義両親たちと歓談した。

R子さんはここの方言もかなりできる。
「高齢者相手の仕事でしたからね、バイエルン語は必須でしたよ」

R子さんが数ヶ月前に始めてウチをちょいと訪問したとき、義母とちらりと挨拶を交わしていた。
ほとんどの人が、義母の第一印象を「非常に厳しいとっつきにくい人」と感じるらしい。
R子さんもそうだったようで、今回森の中で私を心配して尋ねた。
「お義母さんは意地悪ではないですか」
もう、この質問には慣れっこだ。
「彼女は、ああいう印象なんですよ。大丈夫。そりゃ、一緒に住んでいれば腹立つこともありますけど」
私自身も、夫と知り合って、旅行でここを尋ねたとき、義母の第一印象が悪かったことを覚えている。
あの頃は「日本とドイツの距離があるから、どんな性格でも全く問題なし!結婚する予定もないし、ね!」と楽観していたものだ。
誰かに義母について尋ねられるたびに、あの頃を思い出すぞ、あはははは。

廃棄食品行方の一部

2016年08月27日 | カテゴリー分けするのに飽き
ここでも廃棄食品は様々な行方があるようだ。
一番頻繁に目にするのは、スーパーの賞味期限切れ食品を生活保護受給者などに配っているところだ。
週に一度、街中のその場所を通りかかると、栄養状態の良さそうな人々が大きな袋を持って集まっている。
食品を運んだりそろえたり配ったりする作業は様々な目的をもったボランティアが行っているようだ。高校生などもやっている様子。
なぜだか、夏休み期間中はやっていない。夏の間は食べなくても大丈夫とは思えないのだけれど・・・。こういうところがちょいと間抜けで、テキトーで、微笑ましくも思えてきてしまう。休暇の方が大事だって、ねぇ~

最近発見したのは、廃棄食品を一般の人々に無償で配る活動。
場所などを提供しているのは、おそらく金持ち。少なくとも、この場所はそう。

冷蔵が必要な食品、葉物野菜などを保管するには冷蔵庫が必要。

パンはプラスチックケースに入れてある。個別に包装しないのが日本との違い。
焼いてから何日か過ぎているので、もう、固くなっているものばかりだ。
すでにいろいろな人たちが素手で触っているのも、気になってしまう私は日本人!

バナナはいつもある。ただし、いつもショウジョウバエがたかっている。

入っている食品は、いろいろ。すでに食べるのはちょいと抵抗がある、柔らかくなったズッキーニやきゅうりがあることが多い。

これらの食品を集めてここに持ってくるのはボランティアのようだ。
そのほとんどが女性だ。パン屋や食品店に寄って、食品を預かり、ここに持ってくる。
日中の勤務を終えた後にそうした仕事をしている人もいるようだ。
単に置いておくだけでなく、冷蔵庫の拭き掃除も義務付けられている。
ちょいと見た限りでは衛生的。
私がこの撮影をしたときは、パンのケースにショウジョウバエが入っていて、ちょいと引いた・・・
追い出して、ふたをしたぞ!

しばらくここでうだうだしていると、いろいろな人が見に来る。
生活に困っている人ではなく、普通の人たちだ。
ティーンエイジャー女子の三人組は「サラダがあるかしら」と言って冷蔵庫を開けていた。
在独25年、ドイツ国籍を取得して長いインド人はドイツパンをたくさん持って行った。
ナーンやチャパティの方がおいしいと思うけれど・・・
ビールもあるんだ。
冷蔵庫の中から一本取り出して、栓抜きも使わず、ひょいと開けてしまったあの男性、一体どうやったのかな?

さて、この取材の帰り道。
何気に置かれた菓子の袋。

すでに開けられてしまったこれは、あの場所に置くわけには行かないのだろうな。

ハラールマークが入っているぞ。普通の菓子より高価に違いないのに、どうして捨てちゃったのかな。
いや、捨てたのではなく、こうして次の誰かに食べてもらうために置いておいたのか?
そんなでは、誰も食べてくれないのにね。

犬・猫の入手方法

2016年08月27日 | カテゴリー分けするのに飽き
街中で見つけた小さなポスター。
ハスキーの子犬が8頭いて、飼い主を探しているそうな。

私のここでの多くの知人友人たちは、犬や猫などの動物を動物保護施設から譲り受けてくる。
これは日本でも結構知られている話だろう。
小さいケージに入れられて展示されている犬猫の販売方法を「虐待だから止めよう」という運動もある。
では、ここではいつも保護施設か、どこかの家庭で生まれた犬猫を引き取ってくるしかないのだろうか。
疑問に思って、在独日本人仲間に電話してみた。
彼女も詳しくないのだが話しているうちに、お互いいろいろな状況を思い出してくるんだ。
「そういえば、ホームセンターで金魚売ってるわね」
「近所の子がトカゲ買いに行くって喜んでいたなぁ」
「園芸店でウサギとリスが・・・いや、リスはいなかったな・・・売られてた!」
「じゃあ、きっとあるのよ、犬や猫を販売している業者って」
・・・と、結論がでた。
この子犬ハスキーたちも、タダで渡されることはないだろう。
親犬のお見合いなどの手間隙がかかっているのだろうし。
日本のように店に犬猫が並ぶことはないのだろうが、様々な方法で販売方法があると予想。
そうそう、柴犬が人気だし。日本からやってきた、と説明を聞いたこともあった。
詳しい方のコメントをお待ちしているぞ。

最近知り合ったレトリバーのエイミーちゃんは、ほとんど初対面の私の呼びかけにもちゃんと振り返ってくれる。
可愛いぞ。次回、逢ったときは飼い主のおばあさんにどこからやってきたが訪ねてみよう。
もしかしたら嘘で「保護施設から来ました」と言うかもしれない・・・かな??
そう聞かされると、なんだかかっこいいような感じを受けるもの。



芝刈りの様子

2016年08月26日 | カテゴリー分けするのに飽き
ウチの芝刈りの様子。
延々と一時間以上続く。直射日光の下での仕事は大変だとはわかっているが・・・
う る さ い
もっとエンジン音の低い製品を開発してくれ、とか思ってしまう。


どこの製品かしら、と思って見たら・・・

あ。
日本メーカーのね。んじゃ、多少うるさくても許しちゃおう!

難民交流会開催お知らせ

2016年08月26日 | カテゴリー分けするのに飽き
ウチの集落の集会案内状。
「カフェ インターナショナル」
同じ名を持つ集会が、街中でも開催されている。
難民と一般市民の交流の場として、今年から定期的に開催されている。
「カフェ」などと名前が付くと、コーヒーなどを飲ませる飲食店のように考えてしまうが、ここでは何かの集会に「カフェ 〇〇」と名づけたものが多く存在するのを見てきた。

とうとう、人口15000人のこの集落でも難民理解を求める場が作られたか、と思った。

集落の中を運行するバスの中でのできごと。
前方に二人の若者が座っていた。ドイツ語でない言葉を使っていたが難民かどうかは判別不能。
その後ろに6名ほどの年齢層の違うドイツ語を話す人たち(おそらくドイツ人)と私が座っていた。
若者二人が下車した後、その他6名は、お互いに知り合いではないのに、何かを話し合い始めた。
「難民」という言葉がところどころに出てきて、なにやら深刻そうに語り合っていた。
もしかして、さっき下車した二人のことを話しているのか?
バスのエンジン音が大きくて、なかなか聞き取りが難しかったのが残念だ。
その若者二人は、大きな音で音楽を聴くとかおしゃべりをしていたとか、そういうわけではなった。
いったい、何が気に入らなかったのか。
あるいは、この集落にいきなり増えた難民について、この二人がきっかけになって話し合っていたのか。
いずれにせよ「難民が来て嬉しい」という話題でなかったのは、彼らの話っている声の調子や表情で明らかだった。

以前、二度ほど、私が難民かどうか、尋ねられたことがあった。
一人は子供、もう一人は酔っ払いだった。
このバスの中では、誰も私を難民だと思わなかったのだろう。
最近は、見かけで中国人と日本人の区別ができるドイツ人も多い。
私の前で難民の悪口を言ってもいい、と判断したのかな。

街頭広告の進歩

2016年08月26日 | カテゴリー分けするのに飽き
布のようなものに描かれた広告が、数秒ごとにくるくる巻き上げられたり下げられたりするこれ。
見慣れるまでは、とても原始的に感じたものだ。


以前はこの場所にこれがなかった。
お金の余裕ができて、これが造られたのだろうな。
ヨーロッパ人はこうした原始的なものが好きなのだろうか。
あるいは、この街がちっちゃいから、こうした物しか造れないのかな。
もしかして、日本にも存在するのだろうか?

ちょいと検索したら、ちゃんと欧州にもこういう先進的なバス停の広告があったぞ!


高そうだなぁ。
やっぱり、この街には無理かも・・・

カニカマ人気

2016年08月25日 | カテゴリー分けするのに飽き
いつもは甘いものやポテトチップスがテーブルに並ぶこの家庭。
その日は、こんなものがあった。カニカマ。

こちらでこの品をスーパーで見つけたときはかなり感動したものだ。
どこの店でも扱っているわけではない様子。ロシア人経営のスーパーの品は安い。
「Surimi」
と表示されている。
イクラと同じで、もしかしてカニカマはロシアが製造を始めたのか、と思って検索しちゃったぞ。

この家の長女A子さん30歳はこれが大好きで、ときどきこのようにして食べているらしい。
ロシア人友人宅で、サラダになって出てきたのを食べてから好きになったのだとか。
ビニールの個別包装が付いたまま、手でつまんで食べるのもなかなかおいしい。
私も彼女も酒類がだめなので、コーヒーと一緒にいただいた。
「カニカマ、って言うんですよ」
と説明したら、その音が面白いのか、何度も発音して笑っていた。

意外なものが世界で人気なんだな、とときどきこちらで思う。

りんごの季節始まり

2016年08月25日 | カテゴリー分けするのに飽き
「りすはなぜりんごを食べないのですか」
と、りんごの収穫時期が近くなると、義母は私にりんごの食え食え攻撃を開始する。
彼女の目の前で食べて見せないと、私が食べていると思わないのだろう。

弁当代わりにりんごを持っていくことにした。
義母が庭から集めてきたりんごの一つを八つに切り、種の部分を取った。
私が塩水に浸して変色しないようにする、と言ったら、義母は大反対した。
「味が変わってしまうではないですか!」
確かにそうだが、子供の頃からその味に慣らされているので、大して気にならない。
義両親たちは、切ったりんごが茶色くなっても、それは当然だと思ってそれを好んで食べている。
こんなところも、デリケートな日本人とテキトーなドイツ人の違いを観察できるようで面白い。

義母の反対を説得するために、数秒頭の中で何を言うか整理していたのに
「ま、あなたの好きなように勝手にしなさい!」
と言い捨てて行ってしまった。
私がやることなすこと、何か言わなくては気がすまない義母の性格だ。
いちいち彼女に対抗する必要もないのがわかっている。
「はい、わかりました」
って言って、目の前で塩水につけてやれー

りんご弁当は街中の小さな噴水の脇に置いてあるベンチで食べた。

へへへ、ちゃんと変色しないきれいな切り口のりんご。

ふと、隣と見ると、彼らもりんごを食べていた。
丸のまま食べていた。

りんご収穫の時期の始まりだ!
りんごケーキやアップルシュトゥルーデル(アップルパイ欧州版)を義母は一日おきに焼く時期に突入さ!