怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

苦しい。

2011年01月30日 | ドイツバイエルン家庭料理

これは「ゼンメルシュマルン」と呼ばれるもの。
硬くなったパンを砕いて、卵と牛乳を混ぜ、焼いたもの。
パンケーキ状に焼くのではなく、ばらばらに崩してしまうところが「シュマルン」と呼ばれる。
これも、おやつとして少量いただくのなら私でも食べることができるのだが、
昼食のメイン料理としてどーんと食べなくてはならないのが苦しいところ。
添えられている白菜の千切りは前日の昼食のサラダの残り。
下の赤いのはスグリの砂糖漬け。これを添えて食べる。

硬くなったパンを利用した料理で「ゼンメルクヌーデル」と呼ばれる団子状のものがある。
夫が日本在住時にわたしにこれを再現させたことがある。
当時、バゲットを使ってみたものだ。本物を知らなかった私、パンを砕いて再び丸めて茹でる、って料理に驚愕したものだ。



お付き合い程度に盛った私の皿。
茶色い粉末状のものはシナモンシュガー。



ラプスカウス、再び

2011年01月26日 | ドイツバイエルン家庭料理
これはバイエルン料理ではないが、義母料理としてこのカテゴリーに追加させていただく。
ラプスカウス

三度と食わない、と誓ったラプスカウス。
ああ、すでに四度、五度と食べざるを得ない環境。
今日の昼食。



作りかたはこちら三度目は遠慮したい食べ物

義父は喜び、私は死に物狂い。

お尋ね物

2011年01月22日 | 日本
ここの知人が台湾のテレビ番組で知った商品だ。
ヘアバンド全体が小さいヘアピンになっていて、細くまとめた髪をそこに止めていく物らしい。

チャットしていた在独日本人仲間が探してくれたのがこれ。
通販のベルメゾンネット



この品、まさか、ドイツのどこかに売っていないでしょうね~?
また、日本ででもその辺のお店で扱いは無いのでしょうか?

ご存知のかた、コメントください。

美容整形したりす

2011年01月21日 | ここの品々
醜い妻に耐えきれず、夫は私に美容整形を強要した。
皮膚がん検診に行っているいつもの皮膚科は「脂肪吸引」「美肌」「レーザー脱毛」「プチ整形」などもやっている。
以前、足の裏に近いほくろを切除手術してもらったこともあり、また世話になることとなった。


これはレーザー治療機だ。



衛生的・簡素な室内だが、この手術着、どれくらい使っているのかな。洗濯頻度が心配な私。


PCは違ったが、電話は日本メーカー。なぜか落ち着く。


ドイツでは非常に珍しい、マスクだ!いったいドイツに存在するのか疑問に思っていたところ。
一般家庭では蛍光灯の白い明かりは嫌われるのだが、さすがに医療現場では使う様子。歯科医にも同じものがあったな~

さて、ちょいとした手術で、りすは少々きれいになった。
もちろん、保険は効かない実費。
レーザーで顔を少々、ね~
ああ、自分じゃあ望まない手術だったけど、夫が「傷の跡が残ってもやってくれ」と強気で迫ったので、
仕方がなかった~
納得いかない気分の術後。(夫は満足、これで家庭円満・・・・)

ドイツに来てから、自分で望まない検査や治療を散々やってきた。(やらされてきた)
過度な検査・治療は寿命を縮めると思っている私。
だいじょうぶかな~、この先のわたしのここでの健康状態・・・・・。







これって「ドイツスパム」かい?

2011年01月20日 | 食べ物
食料小部屋に長いこと鎮座していたスパムのような形状の缶詰をやっと試してみた。
スパム SPAM:アメリカのHormel Foodsが販売するランチョンミートの缶詰。
人気のある缶詰らしいので、おいしいのではないか、とちょっと期待していたのだが。


いや、これはアメリカ産のスパムじゃあないので、材料も製造方法も違うのだろうけど。
でも、まあ、似たようなものかな、って勝手に判断し、話を進めるぞ。

ここでは「朝食用肉」って名前になるのだ。
朝から肉・・・・
夫は日本の「朝から魚」を食べる習慣にたまげていたから、まあ、同じようなものかい。

左は缶を開けてすでに2週間を過ぎているもの。

つまり

不味かった・・・・・

塩と油の味。
義母は快く「もちろん食べていい」と承諾してくれたのだけど、
2週間も残りの塊が冷蔵庫にあるのだから
彼女も「りすにはあわなかった」と悟ってさっさと義父母たちで平らげてくれたらいいのに。

冷蔵庫を開けるたびに目にしてしまうこの残り。
一大決心。

うほほ~
森に処分に行くぞ~
散歩に連れてこられた犬たちのごちそうさ~
ああ~、今日の課題~







ドイツバイエルン家庭料理 その①

2011年01月18日 | ドイツバイエルン家庭料理
ドイツの家庭料理を紹介するために、このカテゴリーを作った。
義母の料理が中心になるので、私のこの記事が典型的なドイツ料理とされてしまうと困るのだが。
どこの国でも、育った環境などで食事の好みが変わってくるものだ。
義母は南ドイツのこの地で生まれ育って、他の地域をほとんど知らない。
その彼女の料理の紹介がほとんどとなる予定なので(たまに他人の食卓が入る予定)その点を注意して読んでもらえるとありがたい。


これはパスタ数種を茹でて、ヨーグルトの一種とあえてオーブンで焼き、ジャムやコンポート、シナモンシュガーを添えて食べるもの。
名前を聞いたが、失念。(もう一度聴けって??、はいはい、なにしろ、怠惰なもので、わたし)



これは小麦粉・卵・ヨーグルトの一種(上と同様の食材)などを混ぜて加熱したもの。確か「ダンプフヌーデルン」と言ったか?(ちゃんと調べろよって?? はいはい、失礼しました、調べてからブログにしようと思うと、軽く数ヶ月過ぎるもので)
右の写真は私の皿である。これにもジャムやコンポートを添えるのだが、私は拒否。
過去の記事を検索したらでてきた。正しくは「クヴァルクノッカル」(Quarknockerl)「苦しい昼食、まだあるぞ」もご覧ください。




これはドイツファンの人たちには(あるいはオーストリアも含むか?)知られていると思われるアプフェルシュトゥルーデルだ。
要するに、英語でアップルパイなのだけど。
この生地を作るのは非常に手間がかかる。何度も作っている現場を見ているが、決して義母はわたしにやらせようとしない。
教えたくないか、教えるのが面倒なのかのどちらかだろう。
ロティチャナイの作り方に似ているものがあると思う。
(最近、わたしはロティチャナイに凝っていてね~。近所のアジア食材店で冷凍物を見つけて狂喜しているところ。あとは、カヤが揃えば!!)

さて、以上、三種の食卓のメニューは「おやつ」ではなく、ちゃんとした昼食のメニューである。
ドイツは伝統的に、昼食が正餐になる。
それぞれの家庭によっても違うが、夕食はパンにハム・チーズを添えただけの加熱をしない料理、をいただくのが一般的な様子だ。

ちゃんとした食事が、菓子の様なメニューである我が家、これはウチだけの現象で無い様子で、
その証拠に入院などして、病院の食事をすると、日本人を初めとするアジア人は泣くのである。
「牛乳で煮たご飯にジャムを添えて食べさせられた」・・・と。

あはは~
義母料理で鍛えられている私は、入院しても泣かないぞ~










義母、餅を搗く。

2011年01月14日 | 日本
元日に中国餅で失敗した。
ここでの生活にもちを食べる夢を捨てようとしたときに、
簡単なもちの作り方の紹介をネットで偶然読み、再び挑戦することにした。

材料のもち米はこれ。

アジア食材店のもち米。ベトナム産。1キロ約250円なり。
うほぉ~ 失敗しても悔いが無い価格さ。

4~5時間水に浸した後、少な目の水量で普通に炊飯器で炊飯。
蒸してなんかいられないさ。簡単に~、簡単に~。

「餅つき」っていうと、きねと臼で「ぺったん、ぺったん」というイメージなので、
では、ボールとポテトマッシャーでそれを再現することにした。

家中に響き渡る爆音に、義父母たちがわらわらと集まってきた。
まずいぞ。

「何しているんです?」
いつものごとく、凄んできた義母。
「あ、あのぉ、ライス・・・えっと、ライス・・・エトバぁ~(Reis,etwas)」
恐怖感が先走り、餅、に相当する単語がとっさに出てこない。(正しくは Reiskuchen、ライスクーヘン)

義母「米団子でも作るのね、貸してごらんなさい。叩くのではなく、こするのよ!(reiben)」

ドイツ人にもちの搗き方を説教されるのはたまらない。
が、相手は義母、黙ってそのままやらせてみた。

すると~
なんと、上手いではないか!ぐるぐるかき混ぜて、あっというまに餅らしくなっていく。
自分でやって、驚いた。
義母の怪力ぶりに。
わたし、無理・・・・日本人成人女子にもちを搗くのは至難の業である。
ドイツ人女子には楽勝。生活基本体力の差を、餅作りで見せ付けられたという、この体たらく。
餅は餅屋にあらず、ドイツ生活!


仕上げは私。
一合半分のもち米はこれくらいになった。
右上は愛用の炊飯器、左上は餅とり粉がわりに使用したドイツの菓子製作用でんぷん粉。

いやあ、うれしいものだ。

義母に見せると、どのように食べるものかいろいろ尋ねられた。
「卵と一緒に炒めると旨いのでは」
という意見をもらったが、
「いや~、それはちょっとあわないと思います」
と、やんわり却下。そんなもの、食えるかぁ!!

「人生で初めて、もちを作りました!日本ではいつも買っていましたから!」
と有頂天になっていると、義父が・・・・
「ドイツに来ると、何でも学べるぞ」
最後もやられてしまった、って感じ。
ま、いいか。これからも義母を使って餅作りさ~




インゴルシュタットの歩き方⑩お勧めホテル

2011年01月05日 | インゴルシュタット観光案内
ウチからさして離れていないところにある四つ星ホテルを紹介する。
日本からのお客さんを案内したり、ウチの門限に間に合わなかったときに使っているうちに常連客扱いになった。
そういうわけで、気を良くした私、このようにブログ記事で宣伝を思い立った。

下は宣伝用のはがき。プールがあるのだが、残念ながら私は使った事がない。
部屋はいろいろなレベルがあるのだろうが。はがきになっているのは最高級の一室に違いない。


これは実際の部屋。
「お客様はご常連様扱いとなりましたので、同額料金でお部屋のグレードアップをさせていただきます」
とかなんとかフロントのお姉さんに言われてほくそ笑んだ私達。

う~ん、あんまり、前回までの部屋と変わらないような気が・・・
私は急いでバスルームをチェックした。せめて、お風呂がゴーカになっていればうれしいっ!!


がーん!
 バスタブがない!! しかも、トイレと洗面所・シャワーが一緒だ!!
  
前回までは、トイレとお風呂は別だった。バスタブも質素ながらでっかいのがあって、ふらふらになるまで長風呂したものだ。

良くなったのは「スリッパ」「タオル」「アメニティグッズの少々」くらいだ。

う~ん、しかし、グレードアップで風呂がなくなるってところはドイツ人の発想なのだろうな。
風呂があろうと無かろうと構わないのか。
プールがあるから、それでいいのか?

クリスマス前後はこのようにホテル入り口とフロント周囲が飾られていた。


日本人の感覚には無いインテリアで雰囲気はいいのだけど。


なにしろ、風呂がないっていうのは・・・

次回に使うときは、確認してからだ。『バスタブがある部屋がいいです』ってね。

立地条件ははなはだ悪く市内中心部からかなり離れている。ホテル徒歩圏にあるのは隣の中国料理レストランくらいかな? 利用者は多いのだがその大半が自動車旅行の様子。
この日は大型バスも止まっていて、高齢者のグループツアーの利用があったことを知った。
日本からのビジネス客らしき人がいることもあるらしい。

料金に含まれているビュッフェの朝食はかなりいい。
夫のお気に入り。

これを読んでいる日本の日本人には立地という関係上あまりお勧めできないが、
車でドイツ旅行だったら、あるいは可能性があるかもしれない。
夫が予約を取ると同じ料金でアップグレードされた部屋に案内されるので(バスタブ付き、ってフロントでごねること)ご希望の場合ご連絡を。うまくいくかな?

パークホテル ハイデホーフ

ホームページはこちらParkhotel Heidehof
(日本語はもちろん、英語さえない・・・・とほほ~)






中国鍋料理 in Germany

2011年01月03日 | 近隣の人たち
近所の中国人家族から火锅(フオグオ)に招かれた。

火锅とは中国の鍋料理だ。シンガポール、マレーシアを知っている人は「スチームボート」の名で知っていることだろう。
この家族は中国北部出身である。
まさか、うんと南の華僑の料理を彼らもやるとは私は今日まで知らなかった~あはは~



材料は、豆腐や湯葉、きくらげ、牛肉、はるさめなど日本人になじみのあるものから「グルテンで作ったもの」とか「フィッシュボール」とか、ドイツで「朝ごはん用ハム」とか書かれてあるハムとか(中国のと酷似しているとか言っていた)である。
見える青菜はコリアンダー。カリフラワー・トマトもあったな~
左上にパンがある。この感覚は北方中国のものなのだろうか?米の栽培が難しい地域で生活している人の食文化を垣間見るようで驚いた。
わたしはご飯が欲しかったな~。

鍋は炊飯器を代用。蓋が取れるタイプの炊飯器はこのように鍋物用鍋としても活用できるのか??
日本の炊飯器利用法もさまざまだが、鍋物をする、っていうのはまだ読んだことがない。

この、真っ赤な汁。一瞬ぎょっとしたものだ。
シンガポール辺りではこんな色をしていなかったと思うのだが、それぞれ地方色があるのだろう。


火が通ったら、召し上がれ~
赤い汁は入れないで、器には別に作ったソースを入れる。ピーナッツバターとゴマを混ぜたもの、辛いソース、にんにくを砕いたもの、など数種類を混ぜる。

お味は・・・
か、辛い~ むせそうになってちょっと苦労した。
次第に美味しさを感じ、箸が進む。
私は以前経験して知っているのだが、彼らは自分の箸を直接鍋に突っ込む。
また、自分の箸で他人の器に料理をとってくれることもある。
日本人には慣れないとびっくりするものだ。

「鍋は大勢で食べるほうが美味しい」
と、彼女の発言。
これは日本人と同じ感覚かな~
故郷では一週間に一度はこれを食べていたそうな。

おなかいっぱいになった私に友人はこう言った。
「火锅はすぐにおなかがすくのよね」
この言葉を信じた私。しかし、帰宅してからも一向に食欲は湧かなかった。
この食事と関係あるかどうかわからないが、夜に眠ることができなかった。
う・・・・
中国人の食べ物も、私には強烈過ぎるのかしら?

もう一度、お呼ばれしてその疑問を解決してみたい。


元日のメニューは、ううう・・・・

2011年01月01日 | ここの品々
日本食材店の多くが店舗とネット販売をしているのと同様、各国が欧州でやっているようだ。
普通は日本人は日本人が経営する店で購入するのだが、あまのじゃくな私はこの中国食材店で試しに買ってみた。
(在独日本人の皆様、このネット通販の「ゆめにしき」は5キロ入り16ユーロだ、お買い得

米10キロと餅。
米の袋には「美味しい大和」とか日本語で印字されている。イタリア産らしい。スーパーで手に入る「Milch Reis」よりはレベルが高いが、私がいつも食べているアジア食材店販売の品よりは少々落ちる。
よって、在外日本人にはあまりお勧めしない
10キロ入りを買ってしまったので、二ヶ月はこの米で我慢さ
餅はですね・・・・

このように薄くて小さい切り餅。はがしているときの感触に少々疑問を感じた私。
「何か、違う・・・」


お湯で2分ほど茹でてやわらかくする。小豆を添えて、さあ、いただきます~

この小豆、ここのアジア食材店で販売されているのだが、この品は結構いい。
少々小粒なのが怪しくて、買うときに躊躇するものだ。
さて、お味は・・・
もちが・・・・もちが・・・変!
まったく伸びない。
パッケージに「張力」とか印刷されているのは伸びる、と言う事でなく頑丈であるってことか?
国語辞典を引いてしまったぞ、表面積を小さくしようとする力、かぁ~うほぉ~。
年糕=餅、と思ってはいけない!!

そういえば、中国語の餅、は違う意味だったなあ~。ああ、異文化にだまされたって感じ。
豆沙年糕って、あんころもちでしょ?こんな不味いものを中国人が食うわけないぞ。
きっと違う餅を使っているに違いない!!
日本在住、jianaiさん、解説をお願いしたいところです!


裏の解説をもう一度読んでみる。
海外輸出用なのか、中国語と英語表記があるぞ。
う~ん。どうも、私の食べ方には無理があるような。
それでもここであきらめるにはもったいないので、このあんこで少々煮てみた。

餅は依然としてびくとも形を壊さず、ぷりんぷりんのままだった・・・・

とうとうあきらめたわたし。
もったいないが餅はゴミ箱行きさ~

興味深そうに私の行動を観察していた義両親、
まずい、とあきらめた私を笑っていたぞ・・・うう!ぐやじい

う・・・
今年も、苦しい食生活の幕開けだ。

あけましておめでとうございます。

続けることができるかどうか、毎年不安なのですが、
今年もこのブログを読みに来てやってください、よろしくお願いします。