怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ヨーロッパを知る

2013年01月31日 | いろいろ
カーニバル時期だ。この時期に売り出されるのがこれ。
 

クラップフェン、あるいはベルリーナーと呼ばれる揚げパンだ。

わたしのブログ読者の一人にクロアチア在住の日本人女性がいる。
彼女と話していたら、クロアチアで同じものが同じ時期に販売されることを知った。

これはクロアチア在住A子さんから届いた写真。大きさも中身もまったく同じとしか言いようがない。
「クラフネ」というのだそう。
この共通の食べ物を知るまで、ほとんどクロアチアに興味が無かった私だ。手元の高校用世界史資料を広げてみると・・・・

クロアチアはすでに11世紀に見られる。バルカン半島の歴史は国境や支配者が次々と変わっていったものらしい。そうしているうちに周辺国の物資や文化が入り乱れるのは容易に想像できる。
ちなみに、この本、とてもよい。図説ばかりなので、一目で理解可能だ。
ドイツから遠い国、クロアチア、と思っていたが物理的にも近いことを知ったぞ。あ、無知すぎ?

クロアチアと言えばアメリカのテレビドラマ「ER緊急救命室」に出てきたコバッチュ先生を思い出す。ユーゴスラビア紛争のときに妻子を失って、アメリカに移住してきた、という設定。
黒い髪と涼しげな目元が素敵な俳優だった。ウィキペディアで調べて初めてこの俳優の名前を知った。と、たまげたのは彼は本当にクロアチア人だったことだ!
クロアチアにはああいう男がぞろぞろいるのかい!?ええっ?クロアチアに旅行してみたものだ!
さらにたまげたのは、このゴラン・ヴィシュニック、6代目ジェームズ・ボンド役の候補に挙がっていたということだ。今更どうしようもないがやっぱりボンドは黒髪がいいよな、とか、ボンドは少なくともイギリス出身の俳優がふさわしい、とかぐるぐると興奮した思考を巡らせてしまった私。

さて、6代目ボンドと言えば初仕事の「カジノロワイヤル」だ。
ボンドが敵と対決するためにモンテネグロに行く、という部分がある。そのシーンは当然モンテネグロで収録されたと思っていた私。
つい先週、実際の撮影現場がチェコのカールスバートだと知ったのだ。(プラハも含まれているらしいが)
ええええええええっ
そこは、私が去年10月に日帰り旅行した場所じゃあないかいっ カールスバートに行ってきた この記事を読むとイライラするぞ。メシが不味かったとか、ベトナム人の店がおもしろかったとか、今となってはどうでもいいことばかり書いてあるっ。
うわ~んちゃんと行く前に予習をしたのだが、どのサイトにもカールスバートが「カジノロワイヤル」の撮影に使われた場所とは書かれていなかったぞ

暗くて寒い典型的な欧州の嫌な天気の一日だったのだが、それでも華やかさに満ちた街並みだったのは確かだ。
素敵なホテルと、素敵ななんだかよくわからない建造物を私はちゃんと撮影してあった。どこかで見たことあるけど、ヨーロッパの街なんてみんな似たようなものさ、とたいして深い興味を抱くこともなかったのだ。
下の二枚。
 
日本で買ったDVD「カジノロワイヤル」1時間2分頃から数十秒のシーンを細かく止めながらチェックしていくと、左のホテルがばっちり出てきているし、右のは馬車入りで撮影されてる。映画ではもっと素晴らしく魅力的に映っているぞ。
ぎゃぁ~、ここをダニエル・クレイグやエヴァ・グリーンが歩いたかもっ
また行くぞ、カールスバート!

配偶者が欧州人とはいえ、なかなか欧州に興味が持てなかった私。
いや、テレビ番組や映画、漫画などで子供の頃から親しんできたではないか。しかも結構好きだったりして。
この事実に気づいた。
もしかして、ヨーロッパを好きになれるかなぁ。好きでもここの生活が楽しく感じるのは別の次元だしなぁ、う~む。

モンゴル人が肉まんを作ってくれたことがある。その後でベトナム人に手作り肉まんをもらって驚いたものだ。
古い時代にモンゴルがユーラシア大陸のほとんどを制覇したときにアジア中に伝わったのか、この料理。
ここのカーニバル時期の揚げパンもどんな歴史ストーリーがあるのか考えるとわくわくするかも。
少しは住んでいる場所や周辺国に興味を持つよう、これからは努力しなくては、と考えたクロアチア在住日本人との出会いかな。
ありがとう、A子さん!




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ウチのキャベツ料理

2013年01月30日 | ドイツバイエルン家庭料理
ソーセージにキャベツの添え物がある料理はドイツで有名らしいが、
とにかく私はほとんど家の中にいるので、なかなか外の世界がどうなっているのかよくわからない。
先日、たまたま外食する機会があって、他人が頼んだ料理がウチで作るものと酷似していたので少々驚いたほどだ。
以下はウチの料理。
 
左。義母に作り方を聞いたがザウアークラウトを使うのかどうだかはっきりしない。いろいろな製品が出ていていろいろなやり方があるとか。ゴマのように見えるのはクミン。義母のこのキャベツの煮物は砂糖を大量に入れるのか、甘い。そして酸っぱい。煮込んでいるときに漂う香りは只者ではない。「ううっ!んげっ!」と表現したらいいか。夫も私も嫌いな料理の一つだが、黙って食べる。
ザウアークラウト談義になると義母は止まらない。子供の頃はどこの家庭でも庭にキャベツを栽培していて、自家製のザウアークラウトを作っていたのだそうな。
子供たちは足をよく洗って、刻まれたキャベツの上を踏みという仕事を手伝ったものだそう。冬場のビタミン源はザウアークラウトぐらいしかなかったらしい。大事な食材だったに違いない。
左、焼きソーセージ。市販品。一般的にドイツのソーセージは日本のそれよりひどく塩辛い。これについては日本のブログ読者の報告で確認している。ドイツで修行してきたという食肉加工職人が「日本ではドイツほど塩分を高くしない」と証言していたらしい。私の舌はおかしいとは思えない。
これは私の皿。
義両親は茹でたじゃがいもを添えて食べるのだが、私は米飯だ。塩辛くて油分たっぷりのソーセージはあっさりとした米飯とよく合う。最近、雑穀を摂ることに凝っている私。白米のほかにキビとはと麦いり。すりゴマをたっぷりかけるとおいしい。
「ソーセージとご飯はよく合います」という私に義父はいつもこう答える。
「米は牛乳で煮る物が一番だ」と。
この一言はいつでも義両親と私のあいだにふか~い食文化の差を感じさせるものだ。
義母流のカレーソースにはパラパラの米が添えられるのだが、そのご飯が余ると義両親たちはジャムをかけてデザートにする。
これも、いまだにふか~い食文化の差で一向に縮まらない。


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世界のどこでも高齢になると物を異様に大事にする。

2013年01月28日 | ここの生活
キッチン鋏の柄の部分を修繕しようと試みた義両親。
瞬間接着剤が割れた部分にこびりついていたので、すでに何度かやってみたのだろう。
一番力がかかりそうな部分が割れている。修理は不可能で捨てたほうがいいのではないか、と私は思ったけれど口にはしなかった。
日本でも、縁あって2年ほど生活した南米でも、高齢者は物資を異様に大事にする傾向を観察してきたからだ。
これはヒトという生物の本能なのではないのか、と感じるくらいだ。残り少ない人生に地球の限りある資源をこれ以上使うまい、後の世代に残さなくては、と遺伝子に組み込まれた脳の働きなのかもしれない。
義母など、それを自覚しているのか、数週間前に私につぶやいていたもの。
「若い頃は壊れたらすぐに新しいものを買ったものだ。今は、どういうわけかそういう気分になれないの」
ましてや、ドイツ人。物を大事にする根性は日本のそれとは桁外れ~。
ここに住んで1年目の記録にも残っている。2008年10月31日「まともな食器が欲しい」 
この記事の写真になっているマグカップはさすがに処分されたが、普段使っている平皿のほとんどは健在である。
そうそう、先週だったか、本当にうっかり(本当!)常用の皿にご飯を盛ったところで落としてしまった。
義母は何も言わずにさっさと片付け始めたので救われた気持ちだったが、実を言うと私の内なる声はこうだった。
「やったっ!汚い皿が一枚減った!!」
お義母さん、ごめんよ! 古くて汚くても、思い出の詰まった皿だったのだろうけど!

何か食器を壊すたびに思い出すのは「古いものが去らないと新しいものが来ない」という中国のことわざだ。
実家在住時に私がNHKラジオ中国語講座を聴いていたとき、講師が中国で経験した話だった。訪問先で高価な食器を割ってしまって謝ったところ、主がこのことわざを言った、という内容だった。そのときは中国語でも記憶していたのだけど、すでに忘却。

新旧の交代はいずれなされなければならないものだ、とちょっと感慨深くなるこの頃さ。
とりあえず、今の気持ちは、新しい皿で食事をしたいっ、かな。


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カレーソーセージがおいしかった

2013年01月24日 | 食べ物
私はめったに外食をしない。
最大の理由はなかなかおいしいと思うものに当たらないからである。「歩きかた」に載っていた有名なレストランでも、結婚披露宴でのごちそうでも旨いと思えなかった。どれも油分・塩分が強すぎるのだ。
小腹が空いたときはパン屋のパンが一番だ。このパンでさえ、ここに移住してからしばらくは日本より濃い塩味が不味いと感じたものだ。

基本的に外食を避けていても、成り行き上、外で食べなくてはならないこともある。
先日はミュンヘンからやってきた台湾人のお供をすることになった。
4月にオーストリア在住台湾人音楽家のコンサートをこの街で開催するので、その会場の下見と打ち合わせにやってきたのだ。
日本で言う公民館に近い建築物の古いアップライトピアノを使うことになった。
その建物にあるカフェで昼食を摂ることになったのだ。

昼過ぎだというのに、ほとんど客のいないこのカフェ。恐怖を感じた。
コーヒーだけにしておこうか、と思案していたのに、でっぷりした従業員女性の朗らかな対応振りと、同行した台湾人たちが次々と注文するので、諦めて私も何か食べることにした。
カレーソーセージをお願いします」
ウチでは食卓に上ることはないこの品、一度だけ別のカフェで食べたことがあるのだが「どうしてこんなものがドイツで有名な料理なのだろう」と思ったものだ。日本在住時に聴いていたNHKラジオドイツ語講座でもカレーソーセージが何度か出てきたのでその頃はさぞかしおいしいものだろうと思っていたものだ。
不味いという体験をしたのに、また注文したのは「本当に不味いかどうか確認」のためでもある。
何事も数度経験してみなければ断定できない、と人生前向きにやっているのさ~、うほほ~

やってきたカレーソーセージ。
かなり大きなソーセージに山盛りのフライドポテト。食べきれるだろうか。
向こうに見えるのは同行台湾人Aのソーセージ。彼女は付け合せにサラダを注文したのだ。
さて、私のカレーソーセージ、おいしかった。
やはり、諦めずに何度か挑戦してみるものだなあ。ドイツの外食産業のすべてがだめなわけではないのだなあ、とほっとしたような気分だった。
おいしかったが、やはりドイツでの外食は大変だ。これを昼に食べたら、夕食はまずちゃんと食べることができない私。
ほとんど脂肪分のこの名物料理、常食するのは危険だ。年に1,2度くらい食べるのなら許されるだろう。

同行台湾人Bはこれを注文した。
ソーセージにキャベツの煮物の付け合せだ。これは義母が似た様なものをよく作る。夫も私も嫌いなのだ。酸っぱく煮込んだこのキャベツ、匂いを嗅ぐだけでもゲロゲロだ。と、書いても、夫と私は表情を変えず黙々と義母の前で食べて見せるのだけど。
台湾のような食に恵まれた国で育っても、ドイツで長く過ごすとこういうものを平気で食べられるのかなと感心した。

食べるものはどうしてもアジア諸地域に劣るが、いいところもある。日本のカフェやレストランで犬を連れて入店はまずありえないだろうが、ここは大丈夫なのだ。写真のこの彼女(♀)は介助犬のような特殊な犬ではない。


そういうわけでこの日の経験によると、
ドイツ名物、さすが本場のカレーソーセージはおいしい、ペットと一緒に入れるカフェ、素敵
とでも表現したほうがいいのだろうか。たまにはね、うほほ


ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ  珍しくドイツを褒める記述。こういうのは好まれないのよね。「他人の不幸は蜜の味」的な刺激を求められているっ、ああ、刺激いっぱいのドイツを書きたい




ランキングの参加者たち

2013年01月22日 | 日本
ブログのランキングサイトがいくつかあるようだが、私は長いこと興味が無かった。
一番の理由は二度ほど登録を試みたのだが上手くいかなかったから。まったく情けない。
先週だったかロルちゃんと連絡したとき、彼に盛大に勧められたのでもう一度だけ登録を試みたら無事登録できちゃった~!

はい、登録したのはこちら。ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ



毎日いちいち自分のブログが何位にいるかと気になって仕方がなく、落ち着いてブログを書くことができないのではないか、という心配もある。まだ参加して日が浅いのでこれは何ともいえないのだけど。
面白いと思ったのは、同じカテゴリーに登録している欧州在住者たちの他のブログだ。

いつも上位を占めるブログは本当に面白いものばかりだ。紹介文でさえ、笑える。
この7位、「テキトーイギリス人に、キレまくり」って~思わず読みに行ってしまうではないか~
6位の「ダンナと暮らしていたらおもしろくてやめられなくなりました」も凄い。ええ~、うらやましいではないかっ。やっぱ、フランス男は楽しいのだろうか。

これは男性同士で欧州にお住まいなのだろうか。わ~、どんなだろう、ってやっぱり読みたくなっちゃう。

自らを「哀れ」と表現されても興味を持ってしまうぞ。


バ、バツ2っ~!!独身主義だった私、今となってはもっと別な人とも結婚してみたい、とも思うこの頃、うらやましすぎるっ


「私だけ?」ってこの感覚、わかるな~。ここの生活もそんな風に感じることばかりだものっ。


もう、爆笑のこの文章。容易に想像はできるけど。(のだめカンタービレを読んだ知識から)


また、各カテゴリーを検索すれば自分の得たい情報のブログがぞろぞろ出てくるわけで、場合によってはグーグルで検索よりよい情報が手に入ることを発見した。
自分が参加することでこうしたサイトのよい点を知った私。
同じドイツ在住者のブログから知ることも多いし。とうとう美白クリームらしい品を試しているという記事を見つけたし。(ドイツに美白、はありえないらしい)
うほほ。
















チーズサンド

2013年01月19日 | 頑張って食べる
嫌いな昼食メニューのひとつ、チーズサンド。同じ「サンド」でも「しるこサンド」とは大違いだっ。
義両親たちは「Quarktaschen」と呼んでいたな。直訳すると「チーズ袋」って感じ。
クレープ状に焼いた生地にクリームチーズをはさんで再び焼いたものなのだ(ウチでは)。これをおやつに食べるのなら耐えられるけど、食事として食べるのは苦しい。
こちらの正餐は昼食だ。夕食は各自勝手にごく軽く食べる。想像してほしい、日本の正餐の夕食時にこの菓子のような食事を出されたらげんなりするだろう!

普段は私の反対を聞き入れてくれる義母なのだが、どうしてもこうした菓子昼食を食べたくなることがある様子なので私は付き合っている。
写真左、片面だけ薄く生地を焼く。写真右、クヴァルクというチーズと卵と砂糖などを混ぜものを焼き目のある側の生地に載せ、焼き目のない部分が外側になるよう四つ折にして再び焼く。
焼くときに大量の油脂が使われるのは改めて書くまでもない。

チーズの詰め物の味に馴染めない私は、私の分だけヌテラを入れてくれるよう義母に頼んだ。

焼きあがったチーズサンド。小さく見えるが実物はかなりでかい。成人日本人女性が4つを平らげるのは無理だっ
ヌテラは写真右。私は子供の頃食べた覚えがあるのだが、似たようなチョコレートクリームの思い出なのだろうか。基本、甘いものが嫌いではない私、これと一緒に食べればなんとか平らげることができると思った。


切ったところ。白っぽいチーズクリームの下に義母が入れたヌテラがちょこっと見える。
これだけじゃあ足りない。チーズの酸っぱい味が強くて食べられない。こってりとヌテラを載せて、3個まで食べることができた私。
正餐にこれだけだぞ。スープもないし野菜や肉のおかずも無し。こんな食生活でも日本人より体格いい欧州人、凄すぎる。

うっほ~、頑張ったなぁ。残りの一個は2日後の朝食としていただいた。ああ、やっと完食、ってほっとした。捨てなくてよかった。以前は食べられない残り物をこっそり捨てていたものなぁ。素晴らしい進歩だぞ、涙


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袋菓子の一気食い

2013年01月18日 | 日本
在独仲間、らくだのせなかさんからの到来物。
わ~い!しるこサンド
私も子供の頃から親しんでいた品だが、名古屋の会社の製品とは知らなかった。
郷土愛に燃えているらくだのせなかさんは「郷土の名産品」を広めることにちからを入れているらしい(私の勝手な想像)。以前の彼女からの到来物はこちら「味噌ソースでおいしい昼食」(ちなみにこのソース、関東周辺のスーパーでも販売されているのを確認済み)
効果はばっちり。
袋を開けたら、食べるのを止められなくなってしまった私だ。
約30分で空になってしまった。やばいっ。ただでさえ栄養不良な生活をしているのにまた余計な糖分と脂肪分を摂取してしまった!
いや、実際はそんな心配はしなかった。すぐに思いついたのは「この空き袋を実家に送って同じ品をたくさん買ってもらおう」だった。
ああ、らくだのせなかさん、遠くドイツにまでしるこサンド販売効果をもたらしたぞ
袋を開けると空になるまでやめられない癖は、日本の生活では悩ましかったが、ここではやめられなくなるくらい旨い袋菓子の存在を確認できない。
スーパーで「これ、買っても全部食べきれるだろうか、不味くて途中で廃棄する運命になるかも」と考え込み、結局買わないことばかりなのだ。
実際、不味くて捨てたことがたびたびあるし。
久々の一気食い、ああ、なんだか達成感さえ感じるぞっ

これは同封されていたインスタントラーメン。
寿がきやが袋ラーメンを生産していることは知らなかった。実家生活で目にすることがなかったもので。
「名古屋の味」って印刷されているところに思い切りこの会社の郷土愛を感じちゃう。関東進出は難しいか?
数日後にこの製品を味わってみることにしよう~
この会社は去年4月に創業50周年を迎えたとか。007映画も50周年だったよな。おお、ボンドと同様長く愛されているなんて、素晴らしい。(比較対象に無理がありすぎだっ)

らくだのせなかさんが管理するブログはこちら「月の砂漠より」



ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ 日本語ぺらぺらで活躍中のロルちゃんにランキング参加を勧められた。お互いのブログ閲覧数を増やそうってね。効果あるかな、楽しみだな。

とうとうウチにも来た煙突掃除人

2013年01月16日 | 近隣の人たち

確かこの写真の撮影は去年の10月下旬か11月上旬だったと思う。
普段、煙突の手入れを自分たちでする義両親なのだが、このときは何か手におえない問題でもあったのか、煙突掃除人がやってきたのだ。
りす部屋でいつものようにおとなしく過ごしていた私は炭の香ばしい香りがしてくるのを訝しく思い、部屋を出て観察した。
義父と若いおじさん(お兄さん、と表現するにはちょっと微妙)がなにやら話し合っている。
見たことのない男性の服装と道具を見て「あっ、煙突掃除人?!」と胸が高鳴った。
作業はすぐに終わったらしく、彼が帰ろうとするところであわててカメラを自室に取りにいった私。
すでに車に乗り込んでいる彼を捕まえた。
「記念撮影をしていいですか」
快く承諾してくれた煙突掃除人。この服は伝統的なものなのだろうか、少なくとも普段このような服を着た人々を見かけることはない。
また、彼の持っていた仕事道具も非常にクラシックな印象だった。携えているところを取りたかったのだけど、すでに車の中だった。
彼の顔立ちも結構まともで、公開したかったけどね~

あ、右のおじさんは義父ね。
成り行き上、二人一緒に撮影することになったのさ・・・ううむ、仕方がない、家族サービスかな。



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鍛えられていく私

2013年01月11日 | 家族
少々体調不良が続くので、義両親に半身浴を提案したところあっさり許可された。
では、入浴剤にも凝ってみよう、ということでたまたま目にしたスーパーの広告を指差して「これが欲しい」と言ったところ、反対された。
「ウチにある」って。もらい物の「死海の塩」だそう。まったく、いつ貰ったものなのか本当に恐ろしい。
その品は車庫にしまってあって、義父がすぐに出してきた。

うわ~、古臭い。容器の下のほう5センチくらいはすでに液化しているような・・・・
もちろん義両親たちの理論によると塩は腐らない、だから古いことをちっとも気にしていない。
私も彼らの感覚にだんだん慣らされていて「ま、塩だから大丈夫」と喜んだ。
なんてったって、3キロもあるし。何回半身浴できるかな。

さて、義父のお得意の演説が始まった。
まず、説明書を読むのは彼のやり方だ。新車が来たときも夫からGPSやデジカメを贈られたときも、まずは説明書を熟読する義父だ。
死海の塩、もちゃんと説明を読まなくてはならないらしい。
「バスタブいっぱいの38度くらいのお湯に300グラム使用のこと」
私はこの情報だけでたくさんだったが、義父は長々と読み上げ続けた。
お湯に浸かるという習慣のあまりないドイツ人だ。入浴の危険性についていろいろ書かれてあるらしい。
あまりにも話が長く続くのと「りすは若者ではないからお湯に入るのは気をつけなくてはいけない」という一言にブチ切れた私っ。
「ドイツ人と違って、私たち日本人は入浴の危険性について熟知していますっ」
いつもより語調を強く言ったせいか、義父も負けずに反論してきた。
興奮していて彼が何を言ったのか忘れたが、その直後に義父は他の部屋へ行ってしまった。
あ、まずいかな、っとちょっと思ったが、ここはドイツとドイツ人。
2時間後の食事には、義父は何事もなかった、という風に普通に接してきた。

日本だったら後を引くことが多いので大変だ。ドイツ生活の数少ないいいところのひとつに人間関係がラク、というところがある。
義両親たちも大声で議論していることがあるが、基本的にえらく仲良し夫婦だ。
ちなみに私たち夫婦は、まったくいい争いをしたりしない。いや、しないように私が気を回している。

ってことで、わたしは義両親に鍛えられつつある。いつも言われっぱなしじゃあ気分が悪い。
どんな屁理屈でも反論したほうがいい場合があると学びつつある。
ああ、こうして嫌な性格の長期外国在住日本女が作り上げられていくのか、とか自分で自分を嘆いている。
そうじゃあないと、この義両親と生活していけないんだぞ~って、思いっきり言い訳さっ。






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ハンバーグを一人で作りたい

2013年01月09日 | 頑張って食べる
暖かいこの頃。いつもは凍ってしまうウチの池の水も、こんな状態。

実家に電話すると「5度だ、寒い」と嘆いていたが、こちらも5度だ。
寒冷地の住宅は冬を基準に造られているから暖かい。関東で外気温5度だと、家の中は本当に寒いだろうなぁ。
暖かいとは言えども、どんよりと曇った日々が約2週間も続いている。
こんな天候には慣れていると思っていた義母でさえ嘆いたぞ。「ああ、嫌な天気ねえ」
ついでに機嫌も悪いのか、私の発言にいつも反対する。

この広告の左側、七面鳥のひき肉が特価だ。嬉しくなって義母に「七面鳥の肉でハンバーグを作ってみたい」と言ったら、
「七面鳥なんて、ばさばさでおいしくありませんっ」とばっさり言い返された。
次の日、私とのやり取りで思いついたのか、ハンバーグを作っていた。
いつものとおり、牛と豚の肉で。日本でも普通はこうした合いびき肉でハンバーグを作るだろう。
でも、なぜか、同じ材料でも義母が作ると思いっきり脂ぎって塩分がたっぷりになる。
私が作ると(ここで私が一人で作ったことはない、実家で作る)肉の味が感じられるあっさりとした風味で、ソースをかけていただくものだが、ここではひたすら油と塩の味のしか食べたことがない。
七面鳥のあっさりとしたハンバーグを一度でいいから作ってみたい。

これは義母が一人で作ったもの。
いっぺんにひき肉500グラムを使うものだから、山のようにできる。それをひとつの皿に重ねて食卓にドーンと出すものだから、もう、見た目から圧倒させられて私はほとんど食欲を失う。(写真はすでに食後で、余ったもの)
だ円の長いほうが10センチあるかな。これ一個でもう、おなかいっぱいだ。醤油やケチャップなどで食べてみたいが、もう、どれだけ塩を入れたのか、すでにこれ以上の塩分添加は難しい。
自分で作れば2,3個は軽く食べられるのに。

よし、この特売七面鳥ひき肉、こっそり買ってつくっちゃおう、鳥肉ハンバーグ!!






うしろ姿

2013年01月06日 | 近隣の人たち
年末の行事の報告。夫の所属する事務所の仲間たちとボーリング大会。
いいチャンスなので、ドイツ人女性たちの後姿を特集してみた。

こちらはパンツ姿が主流。職場にジーンズで行く人も多い様子だし。(役所の職員もジーンズだっ)
ま、寒いしねぇ。この日は雪が降っていたし。

左は20歳代と思われる。寒さよりおしゃれ優先の気持ちはわかるぞ。

右は私と親しくしているドイツ人。身長は私と同じくらいなのに、私よりずっと大きく見えるのは骨格や四肢のバランスが違うからだと諦めている私。(ついでに書けば、彼女のブラは絶対実際の大きさよりかなりでかいと想像)

こうしてみると、そんなに日本人との体格に大差はないのでは、とか錯覚してしまうが。

これは夫がこっそり私のカメラで盗撮した私の後姿。ああ、やっぱり、貧弱。














おいしかった頂き物

2013年01月05日 | 食べ物
年末にベトナム人からもらったベトナムの飴。
ヌガー状だ。印刷されているイラストを見ると、もしかしてドリアン味か?
ドリアン大好きな私だ。
おおっ、食べてびっくり、やっぱりおいしい。
やはり、食はアジアだな。
一番おいしかったのは黒っぽい色のもの。いったい材料は何なのだろう??

いい加減に行こう

2013年01月04日 | 怠惰
私のブログ仲間の大半は新年の挨拶から始めているのだが、私はこの挨拶が面倒でたまらない。
適当に「おめでとうございます」と書けばいいのだろうけど、その後にいきなり義母料理の紹介などしてもしらけるだろうし。

あ、でもやはりとりあえず、新年の抱負などを書いちゃおう。
いい加減にやろう
まじめに義両親といかに上手くやるか考えるとか、不味い料理を食べたフリをするとか、友人のご機嫌を損ねないようお招きには体調不良でも行くとか、本当は風呂に入りたくてたまらないのだけど義両親の手前入らないとか、これを買うと物が増えてますます部屋がごったがえすから我慢しようとか、無理して買ってもらったピアノを弾かないと夫に失礼なので無理やり夫がいるときにだらだら弾くとか、体重を増やさなくてはならないと無理やり食べたりとか、もう、ここに来てから神経遣いまくりな毎日だった。
多少、義両親の機嫌が悪くなっても、友人が減っても、水道代が上がっても、ピアノが埃だらけになっても、痩せすぎでも、私の気分のほうを優先することにした。
常にいい気分でいること、だ。
いつまで続けることができるかわからないが、とにかく、あまり周囲に神経遣わずに自分がどう感じているかを観察することに集中しようと思う。

神経遣うといえば、自分の配偶者には神経遣い続けると思う。
外国生活で夫婦仲が悪いと大変、という例は南米生活で観察済みだ。駐在員夫婦だったが、常に喧嘩をしていて私は奥さんの愚痴を聞いてやっていたものだ。狭い日本人社会であっという間に家庭の内情は知れ渡っていった。
勝手の違う外国で夫婦仲が悪いと、日本での数倍のストレスを感じるものだ、と結論付けた私。
ま、その頃は「結婚などはするもんじゃない」とも思ったものだけど。
どういうわけか、結婚する羽目になり、いろいろな夫婦例を見てきたわたしが選んだバイブルはこれらの書籍。

テーマは「できるかぎりの努力をして旦那さんに尽くしましょう・持ち上げましょう」だ。
どちらの本もアメリカ人女性が書いている、という点でなんだか妙に信憑性がある。
正直に言って、ウチの夫を持ち上げるのは至難の業だ。だいたい、どうしてドイツで親と同居??
「ドイツくんだりまで嫁に来てやったんだぞっ」と叫びたいことしばしばの状態の私にこの本の内容のことができるかどうか、心配だったものだ。
結婚生活は5年続いているし、どちらかというと仲良しの私たちだ。
周囲の知人友人たちは訝しそうに見ているけれど。親との同居、夫のほとんど休暇のない状態、などは普通の感覚だと耐えられないらしい。
いや、それはそうなったことがないからわからないのだぞ。
与えられた環境の中で、この本の内容を実行中の私だ。説得力があるぞ、うほほほほ。
さあ、今年1年も無事に生き延びられるよう、いい加減に努力しようかっ。