怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

いつものように一人で演説する義父

2019年09月30日 | ひとびと
北ドイツから来客があった。
義両親たちの古い知人だ。
でっかいキャンピングカーでやってきた。この車の維持管理にどのくらいお金がかかるのだろう、この夫婦、年金生活者のようだが一体いくら収入があるのだろうか。

夫人も旦那さんもわたしに「グーテンターク」と挨拶をしたので、私はびっくりした。
うわー、教科書のドイツ語だっ
ウチ周辺で「グーテンターク」という言葉を聞くことは、ほぼ、ないっ
ドイツ各地に方言があるのだろうが、この夫婦の話し方は聞き取り易かった。義母もいつもより標準語を話そうと努力をしていたみたいだ。ドイツ語は北部で話されているものが標準語となったのか。

夫人は、ケーキを褒め私に向かって私が焼いたのかと尋ねた。
そうか、彼らはここに来るのは初めてなのか?義母ケーキ攻めにあったことがない幸せな人たち?
義母は私たち夫婦が「二階に住んでいる」と彼らに説明した。この夫婦には私たちが台所を共有していて、食事も一緒だと言うことは知らされていない。
敷地内同居、二世帯住宅は普通にあるドイツだが、我々のような完全な同居は珍しい。言わないほうがいいだろう。
かわいそう、と思われるだろうから。

義父はいつものように一人で演説していた。
たまに、夫人のほうもしゃべりたくて口を挟んだが、義父の勢いには負けてしまっていた。彼女の旦那さんはずっと黙りこくっていた。
普段、しゃべりたくてたまらない義父だ。彼らの来客は絶好の餌食だ。
きっと楽しいひと時だったに違いない、義父・・・・・
おいしいケーキの代償だぞ。普通は一切れしか食べられない女性たち、彼女はふたきれ食べていたものねっ

オクトーバーフェストだけではない、各地のお祭りや自転車の荷台に乗ってみることなど楽しみ方が日本と違う人生。

2019年09月29日 | 奉仕活動
夕方から始まるインゴルシュタットのお祭り会場。

幼稚園児や学校の子供たちがそこを集団で歩いていた。校外学習でこんなところまで訪れるんだな?
日本だったら開催前のこうした場所など一般公開しないだろう、危険ということで。無造作に商品などが置かれていたりするから、盗難も発生するだろう。
私も一周してブログ記事のために準備風景を撮影したかったものだ。
ドイツ各地でこうした、いわば「ミニオクトーバーフェスト」のようなものが春と夏から秋にかけて開かれているようだ。
規模は本場オクトーバーフェストと全く違うけれど、それなりに味わい深いものがあるから日本からの旅行者にお勧めしたい。

街中をそぞろ歩いていたら、自転車で配送の仕事をしているM雄さんとすれ違った。
「この荷台の上に乗ってくださいよ、ゆっくり走らせるから上からの景色を楽しんでみて」
と勧められ、乗った。

写真ではたいした高さに見えないが、怖いほど高かった。
走行中ははいつくばっていないと滑り落ちそうだった。行き交う人々は、この凄まじい私の姿を笑いながら見ていた。
最後に、M雄さんが記念撮影してくれた。なぜかちょこんと正座してしまった。どうせなら立ち上がったところを撮ってもらえばよかったかな。
M雄さんも私もこんなおふざけができる年齢をとっくに過ぎているような。
ま、いいか。あまり楽しみの無いドイツ生活、こうでもしないとやっていけないっ


食べ物いろいろ国際比較

2019年09月28日 | おいしいもの
パラグアイ在住日本人友人から送られてきた画像。
ドイツ人移民が経営するパン屋の品らしい。クロワッサンが普及していることに驚き。
ドイツだって、まともなクロワッサンが普及したのはここ10年ほどらしい。

値段は日本円でクロワッサン100円、クロワッサン左の野菜パイは80円、上のリンゴパイ(アプフェルシュトゥルーデルには見えない・・・)は200円だとか。リンゴの栽培が、温暖なパラグアイでは難しいから高いのかもしれない。
日本で生まれ育ったT子さんだ。味覚は日本の物が基礎になっているので、いろいろと批判の文章が連なっていたが、ドイツより中南米の方がおいしいものが多いように思う。日本人移民は100年以上前から中南米には存在するので、日本食材の入手もドイツより簡単かもしれない。しかも、現地産だぞ。
また、パン一般の食感や味は、日本人には中南米のパンがおいしく感じると思う。
旅行でドイツに来る日本人たちが「ドイツのパンはおいしい」とよく言うけれど、本当なのだろうか、といまだに思う。
日本とドイツのパンはまるで別物なので比較のしようが無いとも思う。柔らかくてふわふわなところに価値を置く日本人のパンのイメージから遠いここのパン。

さて、近所のアフガニスタン人宅でごちそうになった甘いパスタ。

彼女の4歳の娘が朝食にこれを好んで食べるのだそう。余りをいただいたんだ。
極細のスパゲティを茹で、油脂と砂糖、肉桂・カルダモンを粉にしたものを混ぜる。
義両親たちのスパゲティジャム混ぜは抵抗があるが、このアフガニスタン(イランかも)デザートはおいしいぞ。
日本では材料費が高くなると思うが、試してみる価値があると思う。
スパゲティとジャムは合わない・・・・

さて、その義両親たちの夕食。

牛乳に、ライ麦パンとその他残りものを投入したお粥状態のもの。
義父が鍋から直接スプーンで食べていた。
「りすも食べるか」
と尋ねてきたので、もちろん断った。義父が手を付けていなくても、食欲が涌かないこの料理。
義父が食べた後、義母がその鍋で食べていた。
ううう・・・
ドイツの夕食、テキトーすぎるっ

食生活は貧しげなドイツ生活。
いや、ウチはすべての面に貧しげかもね・・・ま、仕方がない、運命を受け入れようっ
でも、ジャムスパゲティは受け入れられないぞっ




将来に希望を持てる生活の大切さ

2019年09月27日 | 奉仕活動
紅葉が始まっている。

日本のそれと比較すると味気ない。広葉樹が少ないせいもあるだろう。
色付いた葉が比較的短い期間で落葉してしまうように感じる。

久しぶりにウクライナ人難民G子さんに逢った。
なにやらいつもと少し違って、ちょいとだけ幸福そうだった。

職業訓練学校に通うことが決まったそうだ。
もらったばかりの、まだビニールカバーがしてある教材を嬉しそうに見せてくれた。

日本も同様だろうが、ここでも看護・介護関係の人材は不足している。
「今までの決まりでは、同じ能力の場合、ドイツ国籍者を優先して採用することが義務付けられています。来年一月から、変わる可能性があるんです」
それはドイツ生まれのドイツ人には非常に恐ろしい変化だろうな。だが、ドイツ語が母語というところで、まだドイツ人の方が優先される傾向になるだろう。

薄いほうの教科書をペラペラめくると、簡単な計算問題が載っていた。
デシリットル、リットルなどの単位が入り混じった記載の加減乗除だ。
「学士の学位を持つ私にはこんな問題簡単です」
ことあるごとに、自分の高学歴を主張するG子さんだ。ここではとにかく、ドイツ語ができないと学歴がものを言わない場合が多い。彼女のドイツ語は凄まじくへたくそで、会話していてイライラすることもしばしばだ。

でも、この日の会話は彼女の話すことが以前よりわかるようになったことに気づいた。
「G子さん、前よりドイツ語、上手くなったね」
褒められたことと、職業訓練をすることで、ドイツ生活の明るい希望を見出したのだろう。
初めて彼女の本心からの笑顔を見た気がした。

難民たちは、自分たちの不安定な立場にイライラしていることが多い。就業など諦めて、政府の援助でのんびり過ごしていこう、という奴らの方が精神的に安定しているかもしれない。(そういう人々は、母語集団の中だけで過ごしていることが多く、ドイツ語での会話必須の私との接触は絶望的にない)
イライラしている人が周囲にいるのは非常に危険だ。
彼らのイライラが社会に及ぼす影響は大きいぞ。G子さんのもともとの性格と、安定しないここでの身分が、彼女の敵を多く発生させている。
これからは、少しはよくなるかもしれない。

キリスト教では敵をも愛せ、と説いていたような。
嫌われがちな難民を愛せ、ってのは、自分の身を守るためでもあるわけだ。
G子さんが無事に就業したところで、またさまざまな難関が待ち受けていることだろう。9歳児のお母さんでもある彼女のここでの安定した就業は必須だ。
母国の惨状を語る彼女の口ぶり(多くの知人友人たちが戦乱で亡くなっているとか)は、ここでやっていく覚悟を自分自身に誓っていたのかもしれない。



老害思考も認めなければならない義両親同居生活

2019年09月26日 | 奉仕活動
新聞の折込広告。義母愛用の店のものだ。
「りす、見てご覧なさい、このズボン!」

義母は、ほとんど毎回、こうした広告の新しいデザインを批判する。
彼女が若い頃に馴染んだ服装から外れた型が受け入れられなくなってどれくらいだろう。私がここに来てからは確実だったぞ。
すぐさま「衣類業界だって、常に新しいものを作り出して売り上げていかなければなりません。いつも同じモードだと売れ行きが落ちます。そうすると、失業者が増えるわけで」
などと反論してみたかったが、やめておいた。
「老害」という言葉を使いたくないが、義母の態度はあきらかにこの言葉に当てはまる。
孫のP子ちゃんが、穴だらけのジーンズをはいていたのを見たときの義母のがっかりした様子は気の毒なくらいに感じた。
穴あきジーンズはかれこれ2,30年前からあった記憶がある。もう、すっかり世間に定着しているにもかかわらず、義母は受け入れられない様子だ。私は自分では選ばないけれど、他人が着ているのはちっとも気にならない。
義母にもこうした態度を身につけて欲しい、と思う・・・・ってところも一種の老害かもしれない。

自分の考えを曲げないのもいいことだが、あまりにも固執すると不幸になる。
考えを変えにくくなる高齢者が不幸にならないようにするには、世の中の変化に柔軟になることだろう。
「そいうものごとがあっていいけれど、私は必要ない」
って態度かな。
おばあちゃんのダメージジーンズ姿が似合う可能性は低いし・・・・

ちなみに、この広告を出している店は、義母の昔からのお気に入りだ。
  
広告には最新のデザインを出すのだろうが、店頭にはおばちゃん、おばあちゃんにも好まれそうなものが置いてある。安心してくれよっ

街を歩く上から下まで真っ黒なイスラム教徒の女性たち、生まれたときから真っ黒な肌の女性たち、こうした人々にいちいちイライラしていたら、すぐに排他へ向かう世情になってしまう。そうなると、モンゴロイド種の我々日本人でさえ批難の対象になってしまうだろう。伝統的に住んでいる人種ではないからねっ
家庭内では老害思考を認めてやるから、その考えは家の中で収めてくれよ、と秘かに願っている。





ちょいと気まずく感じるのは変かな。

2019年09月25日 | ドイツ在住難民・移民
街中を歩いていたら、私を呼ぶ声がするのでその方向を見たら、数人の中国人仲間がベンチに座っていた。
土曜日午前中には「日本語補習校」と同様な中国語を教える場があり、そこで教員をしている中国人女性と知り合いなんだ。
その日は、ちょいと年配の校長先生も一緒だった。日本人年配女性とはまた違う化粧、髪型、服の傾向。みな、ドイツ生活が長くてもどこかに母国の習慣や流行を引きずるものだな、と感心してしまう。
「しばらくぶりね、元気にしているの」
などと矢継ぎ早の質問を私に浴びせていた。「逢いましょう」とメッセージをもらっても放っておいた私・・・
「帰省中にりすさんに絵葉書を送ったのだけれど、届いた?」
え?まだ届いてないぞ。もう、夏休みはだいぶ前のことじゃあないか。
きっと、中国の郵便局がもたもたしているのだろう。

昨日、届いたその絵葉書だ。消印は8月27日になっていた・・・・
凄まじい経済発展をしている中国だが、絵葉書の質は悪い。ここで得意に思ってしまう日本人の私。
絵葉書ごときで得意に思うのは、すでに衰退の一途をたどる母国に秘かに危機を感じているからかもしれないな、と自分の心情にちょいと淋しくなった。

さて、ベンチに座って歓談していた続き。
しばらくすると、前を日本人知人が家族と一緒に通りかかり、夫人が私に声をかけた。
「あら、りすさん!お久しぶり~!」
しばらく逢っていないうちに家族が増えていたくらいなのだから、本当に永らく逢わなかったものだ。
ここで、一瞬、自分の気持ちが気まずくなったことに気づいた。
中国人集団と一緒にいたからだ。
特に中国人が好みではないのだが、お互い外国暮らしである不自由さの気持ちを共有できること、ドイツ生まれのドイツ人や外国人と違い、母語でない言語で話しているのでドイツ語がわかりやすいこと、そして、食べ物の嗜好が似ていることなどで、何気に仲良くなりやすいんだ。
選んでこうしているわけではないのは確かなのに、どちらかというと、中国人や台湾人との付き合いが多くなりがちになる私だ。他の外国在住者、特に欧州在住日本人たちはどうなのだろう?
私と同じ感覚の人は多いとおもう。ちっとも引け目などを感じる必要がないはずなのにねぇ。母国と近隣諸国の関係をちょいと考慮してしまう余計な神経は必要ないはずだ。国家や歴史や政治とは関係ない個人の付き合いだもの。

その数時間後。
役所で国際交流関係の仕事をしているドイツ人女性に声をかけられた。彼女の計画する月に一度の催し物には、以前は頻繁に出席していたものだ。
「りすさん、この日、この書道教室に出席してもらえませんか」

申し込みが少なくて、開催が危ぶまれているのだそう。
中国人女性指導による毛筆教室だそう。
このドイツ人、日本も毛筆の文化があり、子供の頃から学校で習うということなど知らないのだろう。
いや、知っていても、とにかく開催できないことに危機を感じていて、手当たり次第に声をかけているに違いない。
わたしは、また、新たな中国人と接触するのがちょいと面倒に感じた。
非常にまれだが、反日感情をあらわにする中国人も確かに存在する。
メールで丁寧に出席できないことを伝えておいた。理由はもちろん本音ではなく、別の用事が入ってしまった、ってことにしてね。









端っこが好きだっ。無作法な私を許す義母に感謝。

2019年09月24日 | ケーキ(Kuchen Torte)
週末ケーキ。
今年はリンゴを初め、各種果実の収穫が非常に少ない。去年は大豊作だったものだ。
植物たちは去年の仕事で疲れたのか、今年の気候が植物たちに気に入らなかったのか。
それでも、リンゴケーキを焼くことができる。日本の普通の生活だったら、1個100~200円するリンゴを5,6個も使ったケーキを作るなどできない。つまり、私は現在凄まじく贅沢な生活をしているわけだ?

私が好きなのは、リンゴが載っていない端っこだ。

こんな風に端っこだけいただいている。
カリカリしていておいしいんだ。義母に「今日の端っこはとてもおいしい」と思わず叫んでしまった。
端っこでも、焼くたびに味が微妙に違っているんだ。

非常に無作法な食べ方だとはわかっているけれど、リンゴがある部分を一切れ食べるのには苦労してしまうんだ。
端っこだけだといくつも食べられる。
そうした私の様子を義母は知っていて、より多く私に食べさせるためにはこの無作法を許しているのだと思われる。
端っこを切っては、それを口に銜えながら二階に向かう私を義母はこっそり観察しているんだ。

このケーキ、夫が三分の二、三分の一は義両親たち、端っこの一列は私、約半日で食べ尽くした。
凄まじいカロリー消費のドイツ人だよなっ

何を観るか。池袋ウエストゲートパークを観たぞ。

2019年09月23日 | 文化
先週だったかユーチューブで何を観るかという質問に数件お返事をいただいた。
お礼を言わなくてはならない。ありがとうございました。
「池袋ウエストゲートパーク」は原作が素晴らしく、連載中の一部しか読んだことがないのだけれど、魅力的な作品だ。ドラマ化されているとは知らなかった。
アニメ・ドラマ化などはどうしても、原作が変わってしまうのが世の常だ。原作を知らないほうが楽しめることもあるかも知れない。
そういえば池袋ウエストゲートパークはアニメ化されるらしいではないか・・・。ああ、こういうときに本当に海外在住であることが悔やまれる・・・。いや、日本に住んでいたら他の興味のあることで忙しいだろう。
確か10年位前のオール読物で数ヶ月分だけ読んだだけなので(ここまで書籍を送ってもらうのが高すぎて1年で断念した)ドラマも楽しむことができる。
気になるのは、女優のキンキン声だ・・・こちらに馴染んでしまうと、日本人の好きな「元気な話し方」が辛くなるのかもしれない。登場人物の活発な様子を表現するのに、甲高く叫ぶような調子で話すのが好まれる。
日本人の声質は男女ともに高めに感じる。これは人種的に仕方がないものなのかもしれない。または、日本語にそのような性質があるのか。

先日のインゴルシュタット市役所開放日。

さまざまな式典用の部屋。この規模の街でこうなのだから、大都市はもっと華やかなのだろうなぁ。

木製の階段。一段一段微妙に高さが違うので歩くのがちょいと怖い。

演奏を聴きながらのカフェ。普段はここは何もない空間。

ろうそくを頻繁に使用するのもここの特徴。日本では防火の観点から許されにくいだろう。
ここだって燃えるときは燃えるんだがっ。みんな太っ腹で怖いもの知らずなんだ、あははは~








何も感じない男性たちかも

2019年09月22日 | 衣類の工夫
こちらの通販カタログより。

数年前からウエスト位置が高くて、身体にぴったりなパンツ姿が見られるようになった。

ちょいと前までは、腰全体を包むデザインではなかったと記憶している。
この痩せ気味モデルさんではあまり表現されないが、実際街中をこの姿で歩く若い女性たちは2,3割肉付きがいいことが多い。

その姿、女の私がみても結構セクシーなんだ。
腰の丸みが欲情させるぞ。後ろから見たお尻の丸みがかっこいい。
男性たちは何も感じないのか、って思ってしまう。
特に、難民男性たちは、こんな姿の女性を見ることが難しい地域からきているから平気でいられない、と予想するけど彼らも人間、見てみぬフリをしているのだろうか。

日本でも当然このデザインが存在するだろう。日本人一般女性が着用してもそれほど肉感的にならない。
ボディコン、という言葉があったので、身体の線をはっきり出す衣類が好まれないわけではない。
和服も、下半身の美しさを強調するものではないか?男性漫画家が描く着物姿の女性後姿を見て、そのように発見したことがあった。

そうは思ったものの、今ここで若い女性が着ているぴったりなハイウエストパンツ姿の妖艶さは凄まじすぎる。
彼女らの安全を祈っている・・・・って、言い過ぎか?





ネギお焼きにジャムを添えればドイツで普及が進むかも・・・

2019年09月21日 | 頑張って食べる
訪問先の台湾人にごちそうになった冷凍物のネギお焼き。
インゴルシュタットのアジア食材店が彼女の住まいに近いので、そこで買った食品がたくさんある。
うらやましい。普通に母国の料理を食べることができる生活って。
料理嫌いな彼女だ、冷凍食品を使う後ろめたさなんて全然ないみたいだ。

手作りしても、ちょいと手間隙かかるけれど難しい料理じゃあない。材料も、ここで普通に手に入る品で大丈夫なので、ひどく安く作ることができる。ドイツは一般的な食材は日本(関東周辺の感覚)よりずっと安い。
あ、もしかしたら台湾はもっと材料費が安いかもしれない、か・・・

このおいしい料理、是非ドイツに普及してもらいたいと思ってしまう。
似た様なものは結構ある。もしかして、リンゴを混ぜれば、義母と夫が好きなアプフェルシュトルーデル?
そうだ、具を野菜に替えるだけで、アジア料理風になるんじゃあないか?
「お義母さん、次回はネギを入れてみましょう」
なんて、提案するのも恐ろしい・・・
自分ひとりで秘かに作るしかないな。食べるのも私一人だから、結局作る気がしなくて、だんだん日本・アジア料理から遠のいていく私。



人々の丁寧さでプラスマイナスゼロになるんじゃあないか、って思ってしまう

2019年09月20日 | ここの品々
ドイツで起こることは大抵日本でもある、またその逆も言えている。
たとえば、移民・難民。難民こそ日本は少ないだろうが、帰省のたびに外国人住人が増えていることに気づかされている。
中には頭巾の女子も多くいて、びっくりしてしまう。イスラムはかなり人気のある伝統宗教でアジア各国に、中国にさえいるのだから、彼らが日本に住みたいと思うのも自然かもしれない。

バリアフリートイレも、確か2,30年前ほど前からホテルなどに義務付けられていると日本の生活で読んだ記憶がある。
東京都は来年のパラリンピックのために、条例を作って更なる普及を目指しているようだな。
日本の地方都市なら可能だろうが、人口過密な東京都のホテルは非常に室内が狭いことが多い。あの状態でバリアフリーのトイレなどを作るのは、業者泣かせのような気もする。

これはドイツの高速道路沿いのホテル、ロビー階のトイレだ。(客室ではない)

広々と贅沢な空間は、ここだけでなく、ドイツのほとんどのホテルがそうだ。

ドイツの車椅子は日本のそれより幅が広い。身体の大きい欧州人のための製品だから当然だろう。
欧州人車椅子のために、東京の各施設はでっかい入り口を造りなおさなければならないのだろうか?
無理かもしれない。
だが、安心して欲しい。
こちらの生活を始めたときに非常に気になったのは、高齢者や障害者に、人々が冷たいと見える態度をすることだった。
私が自転車チェーンにズボンのすそを絡ませてしまい、公道で動けなくて困っていたときも、だれも声をかけてくれなかった。
(例外も多くあるから、これからドイツ旅行・ドイツ居住の予定の人たち、恐れないで欲しい)
ドイツ人車椅子生活者が、所用で日本旅行をしたとき、人々の親切さに驚いたそうだ。
あらゆる場面で手伝ってくれる人々に恵まれたそうで、本人と彼の家族にはいい思い出になっているらしい。
もしかしたら、白人の車椅子旅行者ということでちやほやされていたのかもしれない。(赤ちゃん連れのお母さんがしばしば人々にないがしろにされる、という記事を読んでいるので、それとついつい比較してしまうっ)

バリアフリー施設が貧しくとも、人々が親切で適切な援助を差し伸べれば、大丈夫だ。(トイレ介助に一緒にトイレに行く、という場面は想像しがたいが)
「素晴らしいバリアフリー施設の日本だった」より「人々が親切で快適だった」というほうがいいじゃあないだろうか?
日本の日本人はその素質の方が建築物よりあるから、絶対にいいっ

ドイツじゃあないがしろにされていた人々が日本で丁寧に接してもらえるんだ。
素晴らしい体験をさせてやろうぜっ、トイレを大きくするよりっ






日本の食卓でのマナーを教えていて「なんだか、違うんじゃあないか」と思った瞬間

2019年09月19日 | 日本
すでに日本旅行の経験があり、また行く予定があるドイツ人L雄さん30歳。
私が苦労して作った小豆餡をバクバク食べながら(こちらで普通に手に入る小豆は凄まじく固くて数時間煮込まなくてはならない)来年の休暇旅行への興奮を語ってくれた。
そういう意気込みを私は快く感じていて、日本で役立ちそうな知識を仕込んでいる。
例えば、食卓マナー。
下の動画のようなものを私は20歳代頃に学んでいて(本を読んで知った)相応しい場面でそうしていた。

これをL雄さんに教えてみたのだが・・・・
教えている最中から疑問に思ってきた。
家庭でこれを教わらなかったのはどうしてだ?実家の親が非常に無作法だったとは言えない。
この動画のやり方は伝統的には高貴な人々のものだったのだろう。我々平民にはとてもじゃあないがこんな時間のかかることをやってられない。
説明の途中で「これは高級日本食レストランでやることです、定食屋、居酒屋(L雄さんが大好きらしい)では必要ないです」と付け加えた。
L雄さんが言った。
「私が観ている日本のアニメでは、みな違う方法で食べています」
茶碗を口まで持っていき、箸でかきこむシーンだろう。そうだな、それでいいのかもしれない。
来年早々に発売されるゲームの紹介ビデオの冒頭を先日観ていて思った。

これでいいんじゃあないのだろうか。
実際、L雄さんに言わせると、この方法で食べる様子に不快感はまったくないそう。
背中を丸めてテーブルの食器に口を近づけていくほうがずっと変に感じる様子だ。ついでに書くが、音を立てて食べるのは欧州ではかなり控えたほうがいい。義父は老齢のせいで音を立てて食べるようになってしまっているが、家族の我々はそれを黙って見守っているので、必ずしも音を立てないのが正解ではないが。

そういうわけで、欧州人旅行者が日本の牛丼店あたりで、茶碗持って飯をかき込んでいるのを見たら「アニメの影響だな」と思ってもらいたい。
ところで、L雄さんは日本の牛丼は非常に値段が高く感じるのだそう。一般的に外食店の値段はドイツよりひどく安いらしいが、牛丼だけはバカ高いらしい。
たったあれだけ(どのくらいの量か思い出せない)の牛肉で2,3ユーロ(値段も思い出せない)するのが納得いかないのだろう。さすが、肉が安い欧州人の意見っ

もう一点。
上のビデオの主人公の赤いスーツの男性。彼は生粋の日本人という設定だが、ドイツに住んでいると、どうにもこうにも昨今その辺りをうろうろしているアフガニスタン人にしか見えない。
製作している人たちはこの顔が美しいという観点でこの主人公の顔を作ったのだろう。
そうだ、アフガニスタン人は一般的に整った顔立ちが多い。
この動画で改めてそれを確認してしまった。

最後に・・・・ああ~、牛丼食べたいぃ~






早起きは徳にならないウチ、義母をいらだたせるんだ

2019年09月18日 | 奉仕活動
早起き傾向の私だ。
夏場は日の出とともに起床、ということが多い。まだ暗いうちから家事に専念、って主婦の鏡じゃあないか、と思うのはすでに昔の話だ。いかに現金を稼ぐことができるか、が主婦にも求められる今の生活だ。まったく、役に立たない主婦の私。
義母はそうした私に不満なのだろう。
早起きすると、尋ねるんだ。「なぜそんなに早く起きるのです?」
日本でこのような質問をされると「あなたが朝早く家の中を動き回るとうるさくて目が覚めてしまいます、気をつけなさい」ということを暗に言いたいという場合が想像できる。
そんな回りくどい表現をしない傾向のあるここだ。義母は単純に私の早起きを疑問に思っているのか。もっと長く眠れ、と思っているのか。
年に数回、ごくまれに寝坊をして7時ごろに起きると「よく眠りましたね、それがいいです」というので、ひどく驚かされる。7時に起きると、夫の朝食準備に間に合わない。お義母さん、息子に毎日作ってくれるか?
もっと、寝ろ、って言う意味で早起きの理由を尋ねているのだろう。うう・・・
ああ・・・義両親との同居は本当に面倒だっ
いや、これは仕事だ、家賃、家賃、家賃を稼いでいる私!頑張れ、私っ


街中の大きな広告。
日本で言えば「自衛官募集」ってやつだろう。
日本のそれよりかっこいいデザインだな。映画の1シーンのようだっ
毎年6月、ドイツ各地で開催されているドイツ連邦軍の催し物もこの宣伝効果を高めているだろう。
軍事産業は儲かる業界のひとつとも読んでいる。平和教育を受けながら、こうした広告を見るとまったく混乱してくるものだが、世の中はそういったものなのだろう。
早起きは三文の徳でない場合も多くあるだろう。これはよいこと、と習った物事が違うという場面に何度も遭遇する人生。
どうにか自分を納得させて、生きている間をできるだけ気分良くしていきたいものだ・・・・


ぶ厚い断熱材を壁の外側に貼っている光景

2019年09月17日 | 奉仕活動
集合住宅(日本語の感覚だと「アパート」って形態の住居かな、「マンション」とは違う雰囲気の外観)の外壁工事を見つけた。

あれ?断熱材を貼っているぞ。
断熱材というと、壁の中に入れるイメージだが、すでに築何十年も立っていると思われるこのアパートだ。それをするには工賃がかかりすぎるためか?
住まいの内側からこのぶ厚い断熱材を貼ると、部屋が狭くなるだろう。

それにしても、いつもの如くテキトーな仕事ぶりで感心する。
  
こうした現場にいる職人の大抵はドイツ語が母語でない人たちで、もしかしたらドイツ語を全く話さない可能性もある。EU圏の人々はややこしい滞在許可が必要ないらしい。
ドイツ人じゃあないから、仕事がいい加減なわけではない。日本にいる外国人職人たちはもっと丁寧な仕事をすることを私は知っている。外国人もその国の習慣ややり方に適応してしまうんだ。

何気に地面に置いてあるこの重なっている断熱材を指一本で押してみた。
まったく抵抗がなく動いた。

日本でも一般家屋に断熱材を使うのは普通なことのようだ。
夏はもちろん、冬にもかなり湿度を感じる日本(私の生活経験は関東周辺のみだが)でこの断熱材の劣化やカビに犯される可能性はここより高いだろう。
ちょいと日本の断熱材関連サイトを見ていたら、日本の家屋は欧米先進国よりずっと劣化が速いということが載っていた。
家屋どころか、衣類の劣化も日本の生活では速かった。襟・そでぐりの汚れ、わきの下の汗染みなどに悩まされることがここではない。毎日洗濯するのがふつうな日本の生活だったなぁ。
劣化が速い、ということは新しいものにしなくてはならないという金回りもここよりよりよいわけだ。
すぐにダメになることを嘆くより、そうして経済が回っていくことのよさを考えたほうが精神衛生にいいか、などとなんだか関係ない方向に結論付けてしまった・・・・






義母のケーキ作り頻度は今までになく高くなりつつある、焼きボケ、とかあるのだろうな、ドイツ人っ

2019年09月16日 | 節約
日曜日の昼食はアプフェルシュトルーデルだった。
義母の予想を裏切り、半分ほど残ってしまった。彼女は不満そうだった。

写真では小さく見えるが、この一切れは巨大である。日本の日本人成人女性には一切れで腹いっぱいになるだろう。
私は3切れも食べたのだぞっ
10年で胃袋3倍くらい大きくなったと思う。
この残りは今日、月曜日の昼食になる。ああ、また甘いもの昼食・・・

夫は土曜・日曜とも事務所に出かけた。
ここ1年位の夫の忙しさは凄まじい。稼げるときに稼いでおかないと、将来に仕事があるかどうかはわからない。
地元大会社A社は毎夏、高校生をバイトに雇うのだが、今年は採用がほとんどなかったそうだ。夫の分野の仕事だけでなく、あらゆる業種で変化は起こりうる。
人生、一瞬先は闇。

いまだに家のことの一切に主導権を持つ義両親たち。
私たち夫婦をまるでティーンエイジャーの子供のように扱っている。すでに若いとは全くいえない義両親たち、眠っているうちにあの世行きってことさえあるぞ。
私が不満に思えるのも今のうちだ。うんと不満に思う思い出をせっせと作ることにしよう。前向き、前向き。

夫は突然死の可能性がある年代だ。
こちらは眠っているうちに逝ってしまうのを回避しなくてはならない。ほとんど毎朝、私は心配で眠っている夫が息をしているかどうか確かめるんだ。

週末の夫とのメッセージやり取り。日本語と絵文字なので、わかるだろうか?

夕食のリクエストだ。
14日は「Quarktasche(クリームパンのパイ生地版、みたいなもの)」か「Pizzastange(パイ生地のピザ風焼き)」が食べたいと夫から連絡が来た。外で食べてくればいいように思うが、ウチでテレビを見ながら食事するのが唯一の楽しみの夫だ。否定できない。
日曜日には大抵ケーキがあるので、それを夫は夕食にする。
一番下の絵文字文章の翻訳・・・「ケーキがなければりすが作ったピザ棒(パイ生地のピザ味焼き)をお願いします」だ。
最後の文字が「つくる」と、活用さえ面倒くさいという終わり方でちょいとむかつく。