怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

確かに眠りは浅いかもしれないぞ。

2019年01月31日 | ケーキ(Kuchen Torte)
「低血糖による浅い眠りの可能性」というコメントをいただいた。
私自身は眠りが浅いという自覚はないが、普段の生活を省みると、もしかして浅いのかも、とも予想できる。

夫の帰宅はここ数ヶ月深夜だ。
片道100キロの高速道路移動だ。運転が得意な夫とはいえ、日頃の激務で事故の可能性が全くないとは言い切れない。
早寝の私はいつもどこかにその心配があるようだ。
帰ってきた夫が、ベッドで寝ている私に声をかける。翌朝の朝食の時間を知らせるためだ。
私は眠っていても意識のどこかで声をかけられるのを待っていて、それを正確に聞き取り、覚醒していない意識で「はい」と答えるんだ。

赤ん坊が夜中にぐずる声を、寝ている母親は素早く感知して起き上がるという話は読んでいる。
わたしもそうした能力の片鱗を発揮していると思われる。

二年ほど前までの健康診断では、血糖値は正常だった。
そろそろまたかかりつけ医に行く時期であることを思い出した。

義母は数年前より更に頻繁にケーキを焼くようになった。
義母の意識に砂糖取りすぎの意識など全くない。統計ではドイツ人の砂糖消費量は日本人の二倍だったと記憶している。

外出から帰ってくると、ケーキがあった。
週末でもないのに、なぜ・・・・とあせる私。さっそく食え食え攻撃をかける義母。
義母が私を病気にしたいなどという意識はまったくないことは明らかだ。日本の常識とここの常識の違いか。
人種差か。

先日、義両親たちはスーパーでクロワッサンを6個買ってきた。
私は夕方に1個の半分を食べて、残りを夜に食べようとそれを袋に戻した。
午後7時。袋を見ると、全部なくなっていた。
おい?!6個のクロワッサンを二人で全部平らげたのか?それはあきらかに脂質摂取しすぎだぞ!?

人種の違いを感じる一瞬だ。
こうやって、私の健康は義両親たちの「健康的な食事」にやられていくのだろうな・・・・



犬と一緒に働いている夫

2019年01月31日 | 動物
夫からの写真付きメッセージ。

「Shigoto no jama」と添えられていた。

もちろん、ウチの犬じゃあなくて、他の仕事仲間が連れてきているんだ。
いいなぁ。犬と一緒に仕事。

ペットボトル拾い人物と知り合いになる

2019年01月30日 | 交友関係
ゴミ箱に捨てられているペットボトルを集める高齢者を見かけることは多い。
ペットボトル、缶、ビンなどはデポジット制度のおかげで、集めてスーパーなどに持っていけば現金化することができるためだ。
きっと貧しい高齢者がそのようなことをしていると想像するだろうが、彼らの態度や服装を見る限りはごく普通に見える。

私の今までの交際範囲にはそうした人物はいなかったのだが、ついに、ペットボトルを集める人と知り合ってしまった。
彼は、私の所属するボランティア団体が提供している無料食品配布にもやってくるからだ。

メンバー全員からすでに彼は大事にされていて、彼が来るとお茶や菓子を提供している。
我々は彼の名前も住んでいる場所も何も知らない。
会話も私とは成立しにくい。彼の発声があまりはっきりしていなくて、何を言っているのかほとんど聞き取り不能なんだ。
そういうわけで、簡単な挨拶程度の付き合いしかしていない。これからも名前を知ることなく、食糧とお茶を提供するだけだろう。
他の仲間は、彼のために路上に落ちている空きペットボトルを集めている。
杖をついているので、重いドアの開閉を手伝うのは私だ。ドイツ生活で男性にドアを開けてもらって経験は数えるほどしかないが、私が他の人のためにドアを開けた経験は数知れない。
開けてもらうより、開けるほうがかっこいい自分を演出できることを知った。

この彼には、ごく普通の高齢者がゴミ箱からペットボトルを集めていること、ドアを開け閉めすることさえ他人のために働くことは自信を持たせることを教わった。




夫も義姉も早起きが苦手だから、早起きは迷惑行為の我家

2019年01月29日 | 家族
雪が降り続いている。
ウチ周辺はそんなに積もらないのが幸いかな。日常生活は普通に送ることができる。
義母は雪が降らないと昔との気候の違いに心配し、雪が続くとそれを嘆いている。まあ、単に会話の材料に天候を無意識に使っているだけと理解して聞いてやっている。

庭には猫の足跡が。

近所の飼い猫が毎日ウチの庭を探索していくんだ。その猫の縄張りなのだろう。

どちらかというと私は早起きが得意で、今でもウチで一番早く起床する。
5時に起き上がって、台所で一人でいるのは気分がいい。
上では他の三人が寝ているので完全に家の中で一人ではない。自室で一人でいるのとは違い、台所を一人で使っている快感はなかなかよろしいものだ。

義母はこの早起きの私をときどきなじるんだ。
「どうしてそんなに早く起きるのですか」
義母の息子も娘も早起きが苦手である。義姉が泊まりにくると、翌朝の彼女の起床時間が昼近くなのでいつも驚かされる。きょうだい揃って午前中に長々と眠れるのがちょいとうらやましい。
もしかしたら、私ががざがざと作業しているのがうるさいのかもしれない。寄生生活の私たち夫婦だ、この台所の支配者は義母。ああ、よくわかっているさ。

「22時に横になっても1時に目が覚めてしばらく眠れなくて、うとうとしていたら4時にまた目が覚めて布団中でじっとしていました」
と、義母はしばしば不眠に悩むことを私に説明する。
わたしにも、早く目が覚めたら布団の中で静かにしてもらいたいのか。

早起きする自由もない義両親同居生活。
まあ、仕方がない。
いろいろ言われながら今日も早起き、一人で味わう早朝のコーヒー。(最近は紅茶だけど)





そんなのもったいない。せっかく目が覚めたのだから、一人で台所にいる自由を味わいたいものだ。
わかってくれないだろうな・・・。







義母の前で「食べない」という選択肢はない

2019年01月28日 | 健康
その不調は金曜日から始まった。
まあ、仕方がない、と具合悪いながらも家にいるので普通に生活していたら、日曜日の昼過ぎからさらにおかしくなった。
もう、起き上がっていることができなかった。
また、土曜日からウチのワイファイ接続もダメになってしまい、携帯電話もラップトップも使えなくなった。
いい機会だ、何もせずに横になっていよう、とソファに寝た。
ところが、具合などんどん悪くなっていく・・・・頭痛と吐き気が一気に襲ってくるんだ。この現象は年に一度程度あって、結構慣れっこになっている。
やばい、と思い、パジャマに着替えてベッドにもぐりこんだ。
トイレに行くにも這うようにしていかなくてはならない。普段はなんでもないベットからトイレまでの距離が凄まじく遠方に感じるものだ。
数時間眠って、目が覚めた夕方、義母が叫んでいた。
「りす!部屋に引きこもって何しているんです!?」

ケーキ食え食え攻撃だ。
こんな状態なのをちゃんと知らせなければならない。
「具合悪くて、ベッドにいます、放っておいてください」
それに対して「はい、そうですか、お大事に」と納得する義母じゃあない。
「ずっと家にこもっているからそうなるんです、ケーキを食べなさいっ」
うわー。
具合悪いから家から外に出られなくて、食べられない、という考えには至らないのかい?
もう、義母との会話についていけなくて黙って再び眠りに専念することにした。

かれこれ18時間ほどうとうとした眠りから覚めた早朝、すっかり回復した。
まだ真っ暗で寝静まっているウチ。台所に行ってお茶を淹れた。

スギナ茶を保管している食糧小部屋にはおとといの残りのハム・ソーセージが置かれていた。
見るなり、吐き気がしそうになった。
具合悪くても、ケーキや肉類を平気で勧める義母だ・・・・ドイツ人と日本人の生活基本体力の差をこんなところでも感じる。


平和と職業選択

2019年01月26日 | 奉仕活動
このアフガニスタン人難民B君とは確かすでに知り合ってから3年ほど過ぎていると思う。
難民のためのボランティア活動にいつも来ている。「ブログにあなたの写真を掲載していいですか」と尋ねたら喜んで承諾してくれた。
それがこれ。

私はずっとどこかで見たことがある顔だな、と思っていた。
このような東洋人顔のアフガニスタン人は多くいて、中にはほとんど中国人にしか見えない男性もいる。(発している雰囲気で日本人男性には見えにくい)
はて、実家生活でこんな顔をした人がいたか、ここで知り合い中国人男性にこんな顔がいたか・・・と三年ほど考えていた。

で、ついに見つけた、似た顔。

髪型まで一緒じゃあないか・・・・
この動画をB君に見せると、彼はにっこり笑って言った。
「本当だ、似ている・・・・」
私にはこんなにそっくりなことに驚愕してのけぞるほどだったが、B君はさして興味もなさそうだった。

「いつか、日本に行きたいです。私は行くことができます」
つまり、ここで正式な滞在許可とアフガニスタンのパスポートを所持しているのだろう。
・・・・ちょいとアフガニスタン国籍者の日本観光目的入国を検索してみたら、もう、最初の数行で面倒くさいことがわかった。
B君よ、日本旅行はハードル高いぞ、と言いたいが、黙っておこう。

ちょいと想像すると面白い。
B君が東京を歩いたら、きっと私同様「どこかで見たことがある顔」とすれ違いざまに思う人は多いと思う。
全身から発する雰囲気が、日本人のそれとはかなり違うので、似た人、の域を超えないと思う。
藤原竜也が通りを普通に歩いていたら、芸能人として、一般人とは違うオーラを発しているから、それで気付く人が多いに違いない。(実際そうした芸能人を見たことがないので私の想像)

B君は他のアフガニスタン人男性と比較してもかなり整った顔立ちをしている。
また、接した雰囲気も非常によろしく、好感を持つことができる。
だが、ここでは難民だ。
母国の長い戦乱の中で生まれ育った運命だ。
顔も性格もいいのに、いまだきちんとした定職を持つことができず、政府の援助で生きている。

国の平和は人々の能力を最大限に活かせる基本的な条件であるのだろう。
似た顔の二人を比較しながら、そんなことを考えさせられた。


私の好みを分ってくれ

2019年01月26日 | 頑張って食べる
午前中に外出し、午後の早い時間に戻ってきた。
義両親たちはとっくに昼食を済ませていた。残り物で何か口に合うものがあればそれを食べよう、と思って食糧小部屋の鍋の中を見て「食べない」と結論。

レバーをソースで煮たものだ。レバーは私も夫も嫌いな食材のひとつ。
義母はそれは認めてくれている。「レバーは食べなくていいから、ソースだけ食べなさい」

義両親たちの米飯。
これはジャスミン米でもバスマティ米でもない。この世で一番不味い米、と思っている。
絶望的な気分で器のこの飯を眺めていると、義父がやって来て言った。
「ほら、このご飯、旨かったぞ」
嫌味で言っているのか・・・彼の言葉に答える意欲さえ喪失してしまった。

レバー嫌いは認めてくれているが、この激マズ米が嫌いだということはまだ義両親たちにはっきり認識されていないようだ。
米はどれでも同じ、と思っているのか・・・ああ・・・・

気を取り直し、スパゲティを茹でることにした。
ちょいと値段がするスペルト小麦が原材料の品だ。もったいないので、私一人で消費している。
スパゲティと具のないホワイトソースだけの食事。凄いな。こんな食事が基本の生活を10年以上続けているのだぞ。病気にならないのが奇跡だな。

数時間後、義母がケーキを焼いた。
もちろん、私はなるべく食べないように抵抗する。
だが、義母はそんな私に納得がいかない。このように、私の分を取っておくんだ。

日本の生活だったら、この写真は嬉しい風景だが、ここでは恐怖画像。






義父に頼らなくてはならない面倒さ

2019年01月25日 | 家屋
折り紙教室。指導者は私。子供3人を含め15人ほど集まった。

個人的に折り紙指導は頻繁にやっていたが、集団は初めてだった。
念入りに計画を立ててやさしいものを選んだのに、やはり、ついてこれない人が続出で少々困った。
日本で育った日本人が何気に折ってしまう鶴など、経験の無いこちらの人々には最高に難しいもののひとつだ。

十数人を指導する経験がほとんど私の人生には無かったので、前日は緊張がひどく、よく眠れないのはもちろん、当日の朝の気分が最悪だった。
なんでこんなことを気軽に受けてしまったのだろう、と後悔した。
そういうわけで、今後、折り紙指導をするかどうかは思案中。

さて、ウチの中でのストレス物事のひとつ。

りす部屋の天井の電球が切れている。
六つあるうち3つもだ!当然明るさは半分だが、生活には差しさわりがない。

なぜなら、この天井の照明を長時間使っていると、義両親たちに言われるんだ。
「部屋全体を明るくする必要はありません」
コーカソイド種の彼らはどういうわけか、夜間の部屋の照明は薄暗いのを好む。
日本在住時、あれは私が20歳前後の頃だったろうか、白人好きのおじさんが「やつらはせこいから電気を使わないように薄暗い環境で暮している」と得意にしゃべっていたものだ。若い頃は年長者の話を素直に信じたものだ。
いや、いまでもコーカソイド種の皆さんは、モンゴロイド種の我々よりしみったれた生活をしている印象がある。
義両親たちもその一例だ。
そのおかげで、この三つも切れた電球を替える意欲が失われている私。
めったに使わないのだから、きちんとしておく必要もなかろうと。

義父に言えば、早速、彼自身で交換作業が始まるだろう。
「使うな」と私に言う本人が使えるように交換するのだからなぁ・・・・
ま、このまま数ヶ月黙っておこう。



集中力のなさでいろいろな物事に時間がかかる

2019年01月23日 | 節約
子なし・仕事なし、大方の家事は義母が片付けているという凄まじく時間には恵まれているはずのわたしなのに、ちょいとやることが増えるとパニックになる。
仕事なし、と表現したがこの場合の「仕事」の定義はいわゆるフルタイムで働く会社員。ちょいと小さい仕事を掛持ちしているのが現在の私だ。
このところ、カネにならない仕事をいくつも頼まれ、疲弊している。
貧乏ヒマなし、の言葉がそのまま当てはまる私。それでも何もしないでウチで義母のドレイやっているより精神衛生によろしいのだろうか。いいだろうなっ♪

ああ、下から義母が呼んでいるぅ
「白物洗濯物を出しなさいっ」
家事の主導権が一切ない私は、義母に従うのみ。洗濯の権利がいまだにないって、凄すぎやしないか?

夫は相変わらず忙しい。

「夜の会合はここで開かれます」
と、彼から届いた写真だ。もう、わたしは永らく見たことがない都会の建築物だ。都会で颯爽と働く様子って、かっこいいな。(いや、夫の激務ぶりはぜんぜんかっこよくないのだが)


ボランティア仕事先ではさまざまな作品展示をしていて、今回はこういったもの。
たまげたのはその価格。下のは20センチ四方の額に入れられた質素なもの。横に並んだ二点で220ユーロ。約2万五千円。これはまだ許せる。作者の創造力や材料を考えると安いかも。

だが、これは許せない。下は150ユーロ、約二万円。

ただのポスターかと思っていたのに、立派な売り物だった。
この金色の部分、金なのかい?
印刷されている語のなかにひとつも知ったものがなかったのが恐ろしい・・・。


毎日10キロを歩く高齢者に対抗意識を燃やす

2019年01月22日 | 健康
義母が長電話のあと、私にその電話相手のことを話した。
義母世代のその彼女の旦那さんは毎日10キロの散歩を飼い犬とするそうだ。
こちらの高齢者の一般生活体力は日本の数倍、と早くから認識していたものだ。再びそれを確認させられた。

私は去年夏ごろからバス代節約のために往復徒歩8キロをときどきやっている。
疲れているときなどは「なんでこんな生活をしているのだろう」と自分を哀れんでいたものだ。
周囲のドイツ人に8キロを歩く、と言っても何の反応もないので8キロ程度では普通なんだなぁ、とも知っているのだけれどねぇ。
その10キロ散歩の男性は雨が降ろうが雪であろうが10キロを欠かさないらしい。
天候が悪いときなどさっさと「今日はバスで行こう♪」と予定変更する自分が情けない。

もっとも、義母と彼女の友だちが10キロ散歩をテーマにして盛り上がったのだから、彼らの年代で毎日10キロ歩く習慣があるのは特殊な例なのだろう。

往復8キロを歩いたその日は、心地よい疲労感を感じるようになった。
一年で一番寒いこの時期だ。ウチでじっとしていると寒いばかりだ。せめて外出時くらいはせっせと歩こうと思う。

先ほど部分月食を撮影したものだけれど・・・・

帰省時に購入した一万円のカメラがそろそろきちんと働かなくなってきた。
また、空の状況は数十秒ごとに変化していて、義父に観るよう呼ばれたときには雲がかかってしまってきれいな状態ではなくなってしまった。残念。



禁酒を誓わなくてはならない

2019年01月21日 | 奉仕活動
私がスタッフの一人として協力している某所の新年会。

スタッフでも招待客の一人とされているので料理を堪能。
だが、挨拶や食器片付けなどで忙しく、上の写真の右の容器に入った豆スープと左のガラス容器に入った妙なサラダしか食べる時間がなかった。

手前のなにやらクレープのようなもの、おいしそうだったのになぁ・・・

私も十日ほど前に手伝った古本で作った飾り。

主催者夫妻の関係者や私の仲間など大勢来てくれた。

ちょいと狭いのでドアの外の入り口に飲み物が用意された。

真ん中のワインがおいしそうに見えて、飲めないくせに、ついつい二杯ほど飲んでしまった。
案の定、すぐにふらふらになったが、具合は悪くならなかったので働くことはできた。

アフガニスタン人Sさんは自分では絶対飲酒しないが(熱心なイスラム教徒)こうしてグラスに注いで人々に配る作業はやる。自分の宗教と住んでいる人々との共存をうまく実行している難民の一人だ。

主催者、この建物と周辺建築物の所有者。つまり金持ち。
奥さんとはしばしば顔を合わせることがある。写真の旦那さんとは特別な機会にしか会えない。
逢うたびに思う。顔立ちに財力を感じさせるパワーがある、と。
創業から100年を超えている成功した事業の家庭に生まれた彼だ。容姿にそれが表れるのは当然だろうな、とアルコールで少々フラフラしている脳で考えた。

飲めないくせに、勢いで飲んでしまうことを更に慎もう、と決心したこの日。



久留米はんてん

2019年01月20日 | 衣類の工夫
コメントお返事なし方針にして何年も過ぎたが、参考になる意見や爆笑する文章をくださる人たちには感謝している。
先日の義母手編みベストについてのコメントが面白かった。

ひぃいぃ~!室温8度って、冷蔵庫並みじゃあないかい??お義母さまは子供の頃からそうした生活に慣れているのだろう。
東北地方は、北海道のようなセントラルヒーティングはないのだろうか。あっても、このお義母さまにはその存在を無視されること間違いなし!

お勧め室内防寒着の情報も興味深かった。


 
この久留米はんてんに興味を抱かせるコメントだ。早速検索してみた。たとえば・・・久留米はんてん

いい品だとは思うが、購入には至らないと思う。
帰省時に買うとすると、スーツケースの場所をどれくらい取るのか怖い。衣類の購入は帰省時の大事な仕事のひとつだが、室内防寒着より優先させなくてはならない品がたくさんあるのだ。また、郵送でも送料を考えると躊躇する。綿製品でかなりの大きさがあると、高くなること間違いなし。

もうひとつの難関は夫だ。
義母もそうなのだが、夫は私の日常着にまで気にすることがあるんだ。極端に細いパンツを私が着ていると怒り出す。「そんなに痩せて見える服を着ないでください」と。
また、フリースのロングスカートを穿いていたときにも言われた。冬場の室内防寒着として日本で買ったものだ。
「変なので捨ててください」
捨てるには惜しかったので、イスラム教徒の知人に泣く泣く贈ったものだ!

また、私の服だけではなく、こんな状況でも・・・・
下は一緒に観ていた動画(正確に言うとゲームだが、ストーリー部分が非常に面白くて長い作品。ドイツでも人気があるようで、ゲーム売り場にはたいてい並べられているし、ドイツアマゾンのレビューでも高評価を得ている)。

夫はそわそわし始め、立ち上がってテレビ画面に近づき、登場人物の一人の腹巻のようなものを指差しかなりの剣幕で言った。
「これは何ですか!」
夫のいらいらしている様子が明らかでびっくりした。
「南雲君」が着ている腹巻のようなものがが気になっていたようだ。
あのぉ、これって、ただのビデオですよ、作り話ですよ、そんなものいちいち気にしていたら映画もテレビもゲームもできませんよ・・・って言ってみたかったが、そんな答えじゃあ気難しい夫には通じないだろう。
では、まともにこの腹巻の着かたについて説明できるかと言えば、私はその知識がないことに気づいた。
いったい、これ、何?人に見えるように腹巻をするのかい?あるいは腹巻ではないのか?
実際にこうして着ている人物を日本の生活で見たことがないが、テレビドラマなどではよく出ていたのでその存在は知っている。
ともかく、夫はこんな事態でも他人の着ているものが気になって仕方がないのだから、私が日本の古くからあるデザインのはんてんを日常的に着用すると気になるかもしれない。
5000円近くする品を送料やスーツケースの場所を使ってこちらに持ってきたのはいいが、夫の一言で着用不能になる可能性が高いってことだ。諦めたほうが余計な神経を遣わなくて済む。

そういうわけで、コメントくださった方々の意見でこんな記事を書けたことに感謝・・・で締めくくろう!
はんてん着られずに惜しいけど。











  

忙しいのか忙しくないのか、なぜだか自分に課した課題はたくさんある

2019年01月19日 | 子供たち
日中の外気温は零度を上回っているが、窓から見える池の水の表面は軽く凍っている。
今日は贅沢をして室温を24度に上げてみた。

いやぁぁ~、楽チン~。
室温あげても、義母作ベストはちゃんと着ているし、ズボンの下には長いレギンス、靴下は厚地。
膝の上には毛布を置いている。
寒がりの私、仕方がない。30度に上げても半袖シャツ一枚で過ごせないかもしれない。

数ヶ月前に知り合ったドイツ人17歳女子P子さんは、ここによくある日本好き。
なんでも日本人男性と文通、じゃあない・・・メールの交換をしているそうな。
ちょいと心配になったが、翻訳手伝いのため二人のメール内容を読んで安心。健全な内容。ああ、他人の娘だけれど心配になるってどういうことだ、私。

P子さんの見た目は、ドイツ人女性平均と比較すると小柄である。
身長に関しては私より低い。衣類購入に将来苦労するかもしれないぞ。
顔立ちと、発する雰囲気は日本人ウケしそうな印象だ。要するに「かわいい」ってやつだ。
ハイティーンになるとバーンとした外見と性格の女子が多いドイツには貴重かもしれない。

さて、そんな彼女の現在の日本アニメお気に入りはこれだそうな。
ドイツの若者を知るために、尋ねてみたんだ。

ネットで調べてちょいと唸った。ダメだ・・・ついていけない・・・かも・・・
人物の顔立ちの描き方が先端を行っている。顔の三分の一ほどを占める大きな眼。尖った顎。シュールな横顔。
ここで断念してはいけない。一応、数時間の鑑賞をしてみようと思う。果たして、私が気に入るか。
私の年代にはもう難しいかもしれない、とちょいと諦めている気分もある。

近所の30歳代中国人宅を訪問したとき「サイコパス」を勧められて、彼女が料理を準備している間それを観ていた。

この作品はすぐに気に入ったものだ。ティーンエイジャーと30歳代のお気に入りの差か。

17歳と言えば、姪のP子ちゃんも同い年だ。
すでにそれぞれに物事の興味の方向が千差万別になっている年頃だから、上のアニメを観たところでここのティーンエイジャーをちょいとわかっていることにはならない。
姪のP子ちゃんは、日本のこうした物事にはほとんど関心がない様子だ。
下手にはまって、方々のコスプレ会場に凄まじい格好で出没されるよりはいいかも、などと想像して苦笑する私。

そんなこんなで時間をとられている今の私。
来週は折り紙集団指導を頼まれている。その準備もしなくては。しかも無料奉仕、うう。私の人生、金に縁なし。










安上がりのヨメは肉をほとんど消費しないからよろしいと思う

2019年01月18日 | 頑張って食べる
午後2時に帰ってきた義両親たちは、買い込んだ一週間分の食材を車から降ろした。
私は誰もいない一人の6時間が終わったのをちょいと残念に思った。

義両親たちは昼食に前日の残りのアイスバインを食べた。

「あら、りすは全然食べなかったの?それともまだ食事をしていないの?」
と義母が尋ねた。
この料理、ひどいにおいなんだ。
納豆が嫌いな人や、納豆を知らない外国人がその香りを嫌うように、慣れていればなんでもないものが慣れていないととんでもないものに見える。
ここに来てから二度ほど食べた記憶がある。
義母にはちゃんと言ったはずだ。「この料理はあまり好きではありません」って。
忘れたのか、忘れたフリをしているのか、ちゃんと覚えていても慣れさせるために食べさせようって魂胆かもしれない。

彼らが帰ってくる前に、飯を炊き、野菜不足なので大量のキャベツとにんじんと玉ねぎと大根を炒めて食べたさ!
ここで私が常備している日本食材は米と醤油だけだ。双方とも普通のスーパーで手に入れることができる格安の品だ。
肉をガンガン食べるような人物が同居でなくて良かったではないか?安上がりのヨメだぞ。







ヒ素汚染されている米を食べる私を批判する義母だ、なんとかしなくては・・・・

2019年01月17日 | 頑張って食べる
約40時間前から少々機嫌が悪い私。

義母が健康雑誌で見つけた記事の話を私にした。
米のヒ素汚染問題だ。
米にはヒ素が含まれているので大量に食べるべきではない。料理するときはよく洗い、大量の水で加熱し、残った湯は捨てるようにしたほうがいい、と言った。これは主にバスマティやジャスミンなど長粒種米に適する調理法だ。
私が普段口にしている日本米に近い品種の品をそのようにしていいのだろうか。

いずれにせよ、義母の口ぶりはヒ素の問題ではなく、私が米飯を頻繁に食べていることが気に入らないとしか受取れない。
義父はすでに何年も前からそれを私に指摘していて慣れっこになっていたものだ。だが、義母が米飯食テーマについて私に言ったのはこれが初めてだ。かなりの衝撃で、すぐに落ち込んだ私。
もしかしたら、本当に私がヒ素にやられるのを心配して言っているのかもしれない。
日本人と違い、こちらの人々はあまり相手のことを考慮せず、考えていることを口にする傾向がある。
ヨメの食文化を真っ向から否定する発言はよろしくない、って思わないだろうな。

さて、この義母発言対策にどう対応するか悲しい思いで考えた。
まずは、義母の目の前で米飯を食べるのを極力少なくしよう。また、調理するのも控えよう。
炊飯器で自室で炊くのもいいかもしれない。いや、独特の炊飯時の香りは家中に漂うだろうが。
これからの私の人生は一日三度の食事ではなく、2度程度に抑え、その量も減らしていこうと計画していたところだ。
もしかしたら、米飯食さえ断つことができるかもしれない、とうっすら考えた。

あれこれ考えても、気分はよくならない。
義両親が私を残して買い物に出かけた。一年に何度もない一人で家にいることができる数時間だ。
ティーンエイジャーの頃から好んで聞いているこの曲を家中に響き渡る爆音量で流しながらこれを書いている。

「雨の歌」と名付けられていて、実家生活で雨の日に聞くと、空気に含まれたたっぷりとした湿気と音楽が結びついたものだ。
こちらに来てから、雨天でもじめじめしないこの曲にちょいと違和感を感じた。何度も繰り返して聞いているうちにこの曲もこちら風に聴こえるようになってきた。

では、米飯の習慣も変えていくことができるだろうか。
考えるとうんざりする。
凄まじい数いるここの外国人たちのほとんどは自分の食文化を守っている。なぜ、私だけ・・・

アフガニスタン人難民Nとウクライナ人難民G子がやってきた。

どうしてお互い意味が通じるのか不思議なくらいへたくそなドイツ語会話をしているこの二人。
G子が言った。
「私は国から月に50ユーロしかもらっていません。本当に大変です」
狭いながらも住宅は提供され、不味いながらも食事も無料で食べられる。とりあえず生きていくことはできるが、小学生の息子にはほとんど何もしてやれないことを嘆いていた。
アフガニスタン人Nは「僕は350ユーロだ」。
なるほど、同じ難民でも入国年によってさまざまなのだな、とすぐそばで盗み聞きの私。
Nの住居と食事、その他医療費なども国の負担で生きているだろうから、小遣い月350ユーロって、わたしよりいい暮らしをしていることになる。
それでも、この二人は将来の見えないここでの暮らしについて嘆きあっていた。

わたしの米飯問題など、取るに足らない問題だ。
反省。