怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

義母が絶賛した作業用ボトムス

2020年08月26日 | 衣類の工夫
ドイツ人70歳代知人の孫が太って着られなくなったので
私に回ってきたこの品。
一瞬、なんだか懐かしく思ったのはなぜ、
と首を傾げた。
この柄、絞り染めのように見える。
そっか、もんぺ?
 
義母に見せたら処分しろと
うるさいだろうからしばらく隠していた。
だが、ふとした瞬間に
これを見つけた義母が言った。
「あら、いいじゃあない、ちょっと穿いてみなさい」
と言うので仰天した。
 
普通のドイツ人には8分丈くらいなのだろうが、
私には10分丈になるという情けなさ。
細いデザインのはずなのに、
太もも辺りにまだ余裕がある悲しさ。
これもまた、もんぺ風で泣けてくる。
検索すると、百年前のかっこいいお姉さんの
もんぺ姿があった。
これ、ちょいと工夫すれば、
今のドイツで闊歩しても大丈夫なボトムスかもしれない?
(さすがに髪型とトップスは無理)
 
そう考えると、
ま、いいか、ってことで
とっておくことにした。
 
だが、やはりこれで外出は私には無理だ。
ウチの中で使うことにする。
 
 
 
 
 
 
 
 

第2ボタンを開けてみたい

2020年07月30日 | 衣類の工夫
人を撮影するのはちょいと
難しかったので、
たまたま前を走っていた
バスの広告で代用。

中央のヘルメット姿のモデルさん、
シャツの第二ボタンまで開けている。

私がこれをやると、
貧弱な体格を強調してしまう。
これが嫌なので、
一番上までボタンを留めてしまうことだってあるんだ。

今年も酷暑のドイツだけれど、
湿度が低いので、
首が詰まった服装ででも耐えられる。

そういえば、
中学校の時の服装に関する決まりが、
「シャツ、ブラウスの第二ボタンを開けてはいけない」
だった。
ちょいとおしゃれな生徒たちは、
教師の目を盗んで開けていたなぁ。

骨格の関係上、
日本人の薄い体形が、
第二ボタンまで開けてもあまり
魅力的じゃあなかったのだろうけれど、
周囲に欧州人は皆無だったから、
それなりにかっこよく見えたのかもしれない。

私も、やっておけばよかったかな、
とちょいと後悔。






私の尻はLサイズ

2020年03月06日 | 衣類の工夫
写真は何年も前に親族からいただいた品。
「しまむら」のレギンスだ。サイズは確か、私が指定してLサイズにしてもらった。
どういうわけか、レギンスやタイツ類のサイズ表示や実際の品の大きさは、パンツ・スラックスなどとは違う。
同じ感覚で選んでしまうと、タイツは短かったりすることばかりだ。ドイツも日本も同様だ。
どういうわけでこうなってしまうのだろう?
ここ数年は、こちらの衣類に慣れてきて、つまり、袖やパンツの丈が長くても、ま、いいかと感じるようになった。
たまに、日本のレギンスを穿くと「あれ?短くなった?」とびっくりする。
LLサイズの日本から持って来たものがきつくて短いと感じたときは「ああ、もう日本で衣類を買えない」と不安に思った。
そういえば、数年前買ったユニクロのハイネックTシャツが凄く小さく感じる昨今。
日本でLサイズを買わなければならないかも?
身長はもちろん、体重も日本在住時と変わらず、いや、少し痩せてしまっているかもしれない。
体型で一番変わったのは、姿勢だ。
周囲のまっすぐな姿勢に影響されて、私もよくなってしまった。
それが、日本の衣類を合わなくしているのかもしれない・・・・
日本の衣類、繊維製品は世界で一番上質なので、着続けていたい。
あまりありえないが、これ以上からだが大きくなると、日本の品が着れなくなる可能性もある?
信じられない・・・・
ドイツ生活で成長する成人・・・・






何も感じない男性たちかも

2019年09月22日 | 衣類の工夫
こちらの通販カタログより。

数年前からウエスト位置が高くて、身体にぴったりなパンツ姿が見られるようになった。

ちょいと前までは、腰全体を包むデザインではなかったと記憶している。
この痩せ気味モデルさんではあまり表現されないが、実際街中をこの姿で歩く若い女性たちは2,3割肉付きがいいことが多い。

その姿、女の私がみても結構セクシーなんだ。
腰の丸みが欲情させるぞ。後ろから見たお尻の丸みがかっこいい。
男性たちは何も感じないのか、って思ってしまう。
特に、難民男性たちは、こんな姿の女性を見ることが難しい地域からきているから平気でいられない、と予想するけど彼らも人間、見てみぬフリをしているのだろうか。

日本でも当然このデザインが存在するだろう。日本人一般女性が着用してもそれほど肉感的にならない。
ボディコン、という言葉があったので、身体の線をはっきり出す衣類が好まれないわけではない。
和服も、下半身の美しさを強調するものではないか?男性漫画家が描く着物姿の女性後姿を見て、そのように発見したことがあった。

そうは思ったものの、今ここで若い女性が着ているぴったりなハイウエストパンツ姿の妖艶さは凄まじすぎる。
彼女らの安全を祈っている・・・・って、言い過ぎか?





大阪のおばちゃんが好むといわれている柄がこれか?

2019年08月08日 | 衣類の工夫
街中で見かけたこのシャツの柄。

日本では大阪のおばちゃんが好んで着用すると読んでいるが本当なのだろうか。
大阪どころか、世界中で好まれているのかもしれない。
この柄、腹部分が大きくないと、柄が活かされない。
細身よりある程度大柄でないと映えないかな。
私には実写版「ライオンキング」、子供の頃のシンバがプリントされているシャツがいいかも。
ああ、なんだか欲しくなってきた。義母と夫が嫌がるかもしれない。
ある程度年齢が進むと、欲しくなるのか動物柄シャツ。



どんな格好をしてもOKなドイツなのか

2019年07月15日 | 衣類の工夫
お父さんと一緒のこの少女、9歳か10歳くらいか。
まだ子供らしい身体つきなのだが、お尻の部分だけ妙にかっこよかった。

この画像ではわかりにくい。筋肉のよく発達したプリッとしたお尻だった。
ときどきここでも女児が変質者の犠牲になるようだ。女子の私でも、ちょいと魅力的に感じるお尻だもの。
第二次性徴前の女子に魅力を感じる特定の妙な好みを持つ男性たちが気になってしまうことはありうる。
今のこの時代に男を刺激しないような服装をしろ、と女性に忠告しただけで糾弾されそうだ。また、保守的な服装でも事件に巻き込まれる傾向にあるという記事を読んだことがある。20年位だったか、世界で一番児童ポルノが売れるのは日本とドイツ、と読んで驚愕した思い出がある。日本のそれは簡単に理解できるがドイツもそうなのか、って。
もう、護身術などを身につけるしかないかな。古今東西、女子に課された気をつけなければならない物事のひとつ。

手前二人はドイツ人女子。

彼女らの腰から下を強調する服装は、もう見慣れている。決してもう若いとはいえない年齢の二人だが、日本人同世代の標準女子と比較すると、凄まじくかっこいい。
だが。
上半身。
なぜか、乳首が透けて見える。
下着を着けない欧州人は特に、気温の高い時期には多い。
ちょいと観察すると、背中にはちゃーんとブラジャーの形が見えた。
そうか、こちらで好まれるごく柔らかい素材のブラをしているのだな、とわかった。
だが、その柔らかいブラ・・・
はたして、意味を成すのだろうか。形を整える、という点ではまるでダメなような。
乳首が透けて見える、などというのは日本ではあってはならない事態ではなかろうか?
ドイツの人たち男女とも、もう何を見ても「感じない」のかもしれない。話は飛躍するが、少子化ってこういうことなのか、とも思ってしまう。

対極的な、イスラム教徒女子たちの服装。
おばさんたちは除く。
若い女性の一部は、上下真っ黒で身体を包んでいても、風が吹くとゆったりととした彼女らの服をはためかす。
すると、くびれた胴回りと発達した腰があわらになって、もう、凄まじくエレガントでかっこよく見えるんだ。
これは確実に男を魅了する効果があるよな・・・
って思ってしまう。
イスラム女子も、気をつけてね、ってそっとアドバイス。


裸足をよく観察すると、またそのテキトーさに感動する

2019年07月13日 | 衣類の工夫
いつもコメントくださるエラメイさんからの指摘。
素足と裸足の違い。
はっきり言って、私はこの二つの言葉の差異を知らなかった。
どちらも同じ意味だと思っていたんだ。日本に生まれ育っても、母語習得センスの差は非常にある。私は20歳前後の頃、おだてられ、勧められてもの書きトレーニングに励んだんだ。
だが、そのトレーニング中、すでに自分自身に日本語の語彙能力がないことを悟ってしまった。
そこで奮起してもっと勉強する人が、その将来を変えていくのだろうが、私はさっと諦めちゃった。

先月だったか、屈強な身体つきをしているドイツ人に言われた。
「私はタイジュツをやっています」(タイジュツ、以外はドイツ語で言った)
「タイジュツ(体術)」を知らなかった私。彼にこう答えた。
「それは日本語ですか」
バカ丸出し・・・
すぐさまその場で辞書を調べて、立派な日本語であることを知り、彼に「いままで縁がない言葉でしたから知りませんでした」と謝った。
そういうわけで、ニンゲン死ぬまで勉強さ・・・・

さて、昨日の裸足の続きだ。

何気なく拡大して彼女の足をみて、ぎょっとした。
かさぶたや赤くなっている皮膚だ。
こんなひどい状態で、他人様に見せるような、しかも不衛生な状況で外を歩き回れるって凄い。
日本の生活では、素足で外を歩けるのは、肌がまだ非常にフレッシュな20歳代までの女子と、もう見た目などどうでもいいと諦めているオバサンだけ、と私は認識していた。
若くても、写真のように肌の状態がよくなければ隠さなくてはならない、という観念があったものだ。
もちろん、それから外れて生活してもいっこうに構わない自由さもある日本社会ではあるだろうが、ここと比較すると自由さは雲泥の差に思える。

ドイツ生活の方が好き、という在独日本人女性の一人は、やはりドイツのそういう部分が気に入っていると話している。
私だけの感覚ではないところにほっとしている、日本人らしい横並び意識を確認して自分を笑っている私!

もう一点。
昔はドイツ、あるいは欧州女性のわきの下はボーボーだった。
凄い光景だった・・・
体毛の質が違うといっても、やはり、何の手入れもしない(もしかしたら、きちんとシャンプーしているかもしれないが、別方向の手入れ方法・・・・)ムダ毛は、それを見るのに慣れていない人々には驚きだ。
ここ10年ほどは、だいぶ意識が変わってきたようだ。
そのまま、の人に出会うことは少なくなった。
だが、やはりいい加減で、袖なしの服で両腕を挙げたときに見えるおひげに「あっ」と思っちゃった。
そういう環境なので、私もいい加減になった。
日本生活では、どんなに暑くても袖のある服を着ていたものだ。ここでは、感覚が緩くなった。
「ま、これくらい、いいか」
と鏡の前で腕を挙げて、確認。









街中を素足で歩くのがクールなドイツ

2019年07月12日 | 衣類の工夫
先週までの酷暑は去ったが、まだまだ夏らしい気温の高い日々が続いている。
東京周辺の湿度を含む暑さは比較のしようがないさわやかな暑さだ。

夏場にはよく見られる素足待ち歩きの人々。
こんな様子から「ドイツは街や歩道が衛生的なのだろう」と予想する人々は多いだろう。
日本の人たちには、ここでよーく記憶して欲しい。
日本は世界一衛生観念の進んだ国だ、と。
はっきり言って、この素足で街を歩く人々の感覚が信じられない。有名なところでは路上の犬のフンだ。
フン持ち帰り運動は行われているが、日本のように徹底されているわけではない。フンをまともに踏んでしまう可能性は低いにしても、風で飛んだフンの一部などを足の裏にくっつける可能性は高い。
痰を吐く人も多い。ごくまれだが、手鼻をかむ奴もいる。
動物と人の排泄物だらけなんだ。
更に言えば、割れたガラスが散らばっていることもしばしばだ。夜中に若者が飲んで騒いでいることを想像する。
こんなきったない往来を素足で歩くのは危険だ。草むらなどには病気をもたらす昆虫(ダニ)が生息している可能性があり、街中とはまた違った危険に満ちている。
よって、ドイツの夏は足元をしっかりガードして外出するのが正解、と私は思っている。(庭にもダニはいて、義両親たちは毎年のように刺され、ときどき除去できなくて医療機関に駆け込んでいる。足元ではなく、股間に食らい付くこともあり、油断がならない)

このカップルはアイスクリーム屋で私の前に立っているところだ。
私には絶対似合いそうもないへび柄のドレスと素足。この写真ではわかりにくいのが残念だ。彼女の足が日本人のそれと違って異様に細長かった。
在住日本人がしばしば靴購入で苦労する。こんなに足の形が違うのだから、靴さえ合わないのは当然だろう、と納得させられる。

そのアイス屋で試してみた「牛乳メシアイス」。

米飯入りアイスだ。
デザートとしての牛乳飯はおいしいことを知っている私なので、全く抵抗はなかった。
だが・・・
このアイス、メシの量が少ないうえにそのメシが固かったので残念だった。
もっと柔らかく煮て、もっとたくさん入れればいいアイスだぞ。
そうだ、手作り牛乳メシアイスに挑戦してみようかっ



母の日にやってきた義姉は義母に小遣いをもらっていた・・・

2019年05月14日 | 衣類の工夫
義姉が長女を連れて母の日にやってきた。
義母は贈り物をもらうのをあまり好まない。・・・というか下手に贈ると「まあ、ムダにお金を使って!」と力強い口調で言うので怖いんだ。
そういうわけで、義姉も手ぶらでやってくる。長女を連れてくるのは、やはり孫を見せるのが一番のプレゼントという考え方だろう。残念ながら14歳のM雄(長男)くんは友人と映画を観にいくとかで連れてこれなかったらしい。
14歳男子が好んで祖父母を訪問するとは考えられにくいものだ。健全に育っている証拠だなっ

いつものように、義母が焼いたケーキ。例の紙ナプキンが添えられた。怖くて使えなかった私。
(どうして怖いかは過去記事参照)
上に見えている布は私が20年位前に義母に贈ったものだと記憶している。まだドイツに住むなど考えられなかったあの頃だ。めったに洗わないので新品のままの美しさを保っている。
義姉たちは2,3時間滞在した。帰り際に義母は義姉と孫娘のポケットに紙幣を突っ込んでいた。
母の日に自分でケーキを焼いて娘と孫、息子とそのヨメに食べさせる義母。贅沢な話だが、いや、私もポケットにぃ~、ってついつい思ってしまう。
なかなか現金収入を得るのが難しいここの生活だ。まあ、だから義両親を頼って生活しているわけだものねぇ。

先週新聞と一緒に入っていた広告。

伝統衣装。

胸元が大きく開いているブラウスが主流なのにどういうわけかこれらは例外。

スカート丈も膝下。

これらはいいな、って思う。

まあ、値段を見るとやはり無理。



洗濯はできるだけ避けるのが衣類を長く使うコツ、とはわかっているけれどぉー

2019年05月09日 | 衣類の工夫
お気に入りのダウンジャケット。
そろそろ洗って次の冬まで保存しようと、汚れ具合をチェックした。
顎が当たるあたりと袖口が気になった。よせばいいのに義母に相談した。
「だったら部分洗いにしなさい」
丸洗いにするか、汚れているところだけ洗うか迷っていたので、義母の意見を聞こうと無意識が働いてしまったんだ。
なんだか、だんだん従順な奴隷になっているぞ、わたし・・・
そして、部分洗いしてみたのだが、上手く行かなかった。部分洗いは難しくないか?
汚れがさらに洗った部分の周囲に広がってしまうこともある。

洗剤水で濡らしたくない部分に気を取られるので集中できないし。
袖口と襟部分を洗って乾かしたら、やはり、汚れは相当残っていた。義母がやればもっと上手なのかもしれない。
数週間後。
もう一度、今度は丸洗いすることにした。

その前に、念入りにチェックしていたら、背中部分に小さな裂け目を見つけてしまった。
洗濯中にそこが広がってしまうのは必須だ。自分で修繕しようか。いや、こういうのは義母だ!
上の写真のようにきれいに隠してくれた。気になる人はもう着用する気持ちにならないだろうけれど、なにしろ経済的にいつも切迫している私だ。まだまだ使える衣類を小さな縫い目のためにだけで破棄することはできない。
そして洗濯は手洗いだ。
繊維業界で勤務していたドイツ人女性の話によると、手洗い指定の衣類でも最近の洗濯機は繊維や縫製を傷めることが少なくなってきているのだそう。
そうとはいえ、ウチでは相変わらず義母に私の洗濯機使用を禁止されているので、手洗いのみだっ
第一、ウチの洗濯機は「最近の洗濯機」ではないので、デリケートな衣類を洗っちゃうのは危険かもしれない。なにしろ、義両親たちの道具類は半世紀以上使っているものばかりだ!(さすがに洗濯機は50年以下、だが15年以上は確実に使っているぞ)

日本で洗ったダウンジャケットを乾かすのは一苦労だが、ここではかなり簡単だ。
年中乾いた空気なので、比較的簡単に内部のダウンも偏ることなくふわふわになってくれる。

義母は私が一人で洗濯しているのを不安げにしていた。
脱水機を壊したり、水道の蛇口を開けっ放しにする恐怖があるのだろうな。
ああ、ゴメンよ、寄生生活10年、その寄生っぷり、堂に入っていてすまないと時々思っているぞー。
衣類の修復、彼女の腕にはいつも感謝しているっ
あらゆる部分で義両親に頼りっぱなしだ・・・その意味で、将来が不安なこの頃だ。





捨てられない義両親たちのぼろぼろ衣類

2019年04月17日 | 衣類の工夫
二週間に一度ほどのウチの洗濯日。4人家族の2週間分衣類の洗濯だ。一日がかりの仕事になる。
今年初めての外干しとなった。

これはまだ半分の過程。まずは白物を高温水で洗うんだ。どうしてかは、硬水・洗濯、と検索すればぞろぞろとサイトが出てくるだろう。
家事の一切に主導権が無い私の洗濯仕事は、義母が干すとき、籠から衣類を取り上げて渡すことだ。
女王様お付の私、ってイメージだ。欧州の女王様はきっと自ら洗濯をなさることも多いだろうなぁ。
ウチの女王とその配偶者の衣類は、ボロボロだ。
もう、洗濯のたびにそう思う。
義母も義母で洗濯のたびに「これはもう捨てなくてはね」と毎回私に言うんだ。
彼女はわかっているのに捨てられない。
もう、使い込みすぎて、向こうが透けて見えるタオルさえ普通に使っているんだぞ。ウチがどれだけ貧乏か、よくわかるだろう。
新しいタオルさえ買えない!
・・・・いや、新しいタオルは居間のかっこいいタンスにしまわれている。おそらく、相続財産として残しているのだろう要らないっ、そんなもの!

台所の流しで使われている雑巾。これがまた、触った感触がぬるぬるしていて気持ち悪いんだ。
食事を作る場には相応しくないと思って、私は勝手に新しいものに取り替えた。

ああ、写真でも気持ち悪さが伝わってくるなぁ。
「閲覧注意」とでも書いておくべきだったか・・・
もちろん、新しいものになったことに義母は不満そうだったが、たまにはヨメのやりかたも取り入れてくれよぉ~。この布、5枚パックで100円程度だったと思う。数十円にさえいろいろ言われるのはたまったものではない。

当分、義両親たちの節制生活に付き合わなくてはならない。

手洗いするのも遠慮がちに

2019年03月16日 | 衣類の工夫
天気予報によると、来週からしばらく最高気温が10度を超えるとある。
冬物をしまいこむのはまだ早いが、少しずつ洗濯して保管しようと思いついた。まずは手袋や帽子、スカーフなどの小物からだ。
いまだに洗濯機使用を禁止されている私だ。手洗いすることには制限をされていないはずなのだけれど、どうしても遠慮がちになってしまう。
義両親たちがいないときにさっさと洗ってしまうことも多い。今日は堂々、彼らがいるときに洗ってみた。

中央手前に位置する円柱の物体は脱水機だ。これが存在するおかげで手洗いが非常に楽に住む。
ここの生活で二度ほど、洗濯機を使わず手洗いをする人の話しを聞いている。洗濯機がいくら発達しても、手洗いには敵わない部分があるのだそうだ。手洗いの方が生地が傷まない。
私もそれを痛感している。特に、ここでは自分に合うサイズや好みの衣類を見つけるのが難しいので、日本から持って来たもの、ここで見つけたお気に入り、頂き物を大事に使っている。
洗濯機を使えない生活は、偶然にも衣類を長持ちさせなくてはいけない環境にぴったりあっている、ということになった。
いまじゃあそれほど不満ではない洗濯機使用禁止生活。
生活レベルを落とすのは非常に難しい、と読んだことがある。いや、できるものだ、と断言しちゃおう。

ここ数ヶ月は、下着のパンツも手洗いのほうがいいと発見。
日本から持参した貴重なパンツを義母の洗濯機洗いに任せると、だんだん色がくすんで、しかも縮んでくるんだ。
洗面所で4,5枚を手洗い用せっけんでさっと洗うのは、長々と2時間近く洗濯機の中でぐるぐる回っているよりよっぽど生地が傷まないのは明確だ。
そういうわけで、最近は手洗い仕事が増えてきた。義母には遠慮しながらせっせと手洗いを楽しんでいる。

義両親との昼食の献立のひとつ、芽キャベツ。

まず、茹でてから、そのあと油で炒めてパン粉を絡ませる義母。炒める前に私は自分の分を4,5個自分の皿にとることをすでに10年くらいやっているのだけれど、いまだに義母は「なぜそんなことをするんです、油とからめたほうが絶対おいしい」と毎回毎回、私を非難するのだからたまらない。
高齢になると、絶対他のやり方を認めないという脳になってしまうのだろうか、不思議でならない。

さて、その食事中の義両親たちの会話。
義母は「そんなにひじを上げないでスプーンを使いなさい」と義父に言った。
視界の片隅に義父の様子が見えていたので、義母の言葉にはっとした。義父はなにもわざと無作法をしたわけではない。きっと体調が悪くて、いつもの食事の動作ができないのだろう。
義母はそれを察しできなかったのだろうか。あるいは、身内であるという気安さが相手の体調など考慮しない発言に至ったのだろうか。
案の定、義父は「こうしないと、痛いんだ」と答えたので痛ましかった。
そんな答えが返ってきても、義母はあれこれその動作について言及するのでさすがの私もちょいといらついた。
「年とることをそんなに批難してはいけない」と叫んでみたかった。そんなことを言うのもまた、無作法なような気がしたのでとりあえず黙っておいた・・・・

夫もちょいと気になる発言を私にする。
太ももをもっと太くしろ、という要求をするんだ。日本で知り合った頃と今ではそんなに体型が変わっていない。
なのに、ここ数年、激しく「太れ」とうるさいので参っている。
義父の変化した食事での動作と同様、女性の体型について「こうなれ」というのは非常に難しいことを世の中の男性たちに知ってほしい。せめて、太ってしまったのを痩せろ、というのはどうにか努力で改善できるかもしれない。健康維持にもそれが必要な場合は多いだろうし。
もともとやせ方体型を太くするのは困難なこと、しかも、年齢がすすんでからはますます大変であることを認識して欲しい。中年太りの可能性を彼は期待しているのだろうか。太ももだけ太くなればいいが、確実にそれ以外の部分にも脂肪が付くと予想できないのだろうか。
そうして太ることが健康にも影響してくる危険も考えないのか。「もっと食べろ」と義母と同じようなことを言う夫だ。消化能力を超えて食べる危険を訴える私。彼を喜ばせるために無理して食べて翌日下痢しているという事実を知らせているけれど気にしていない様子・・・

そういうわけで、家族といえども、ちょいと気をつけて発言しなくてはならない・・・
って、ここの人たちにそんな繊細な感覚を求めることに無理があったか。
繊細な感覚が無いので、わたしはここで言いたいことをかなり言って、日本より精神的に楽な生活をしてることを認めざるを得ないのだけれど!
「お義母さん!お義父さんにそんなことを言ってはいけません!」
「私はこれ以上太るのは無理です!」
でっかい声で言いたい。






久留米はんてん

2019年01月20日 | 衣類の工夫
コメントお返事なし方針にして何年も過ぎたが、参考になる意見や爆笑する文章をくださる人たちには感謝している。
先日の義母手編みベストについてのコメントが面白かった。

ひぃいぃ~!室温8度って、冷蔵庫並みじゃあないかい??お義母さまは子供の頃からそうした生活に慣れているのだろう。
東北地方は、北海道のようなセントラルヒーティングはないのだろうか。あっても、このお義母さまにはその存在を無視されること間違いなし!

お勧め室内防寒着の情報も興味深かった。


 
この久留米はんてんに興味を抱かせるコメントだ。早速検索してみた。たとえば・・・久留米はんてん

いい品だとは思うが、購入には至らないと思う。
帰省時に買うとすると、スーツケースの場所をどれくらい取るのか怖い。衣類の購入は帰省時の大事な仕事のひとつだが、室内防寒着より優先させなくてはならない品がたくさんあるのだ。また、郵送でも送料を考えると躊躇する。綿製品でかなりの大きさがあると、高くなること間違いなし。

もうひとつの難関は夫だ。
義母もそうなのだが、夫は私の日常着にまで気にすることがあるんだ。極端に細いパンツを私が着ていると怒り出す。「そんなに痩せて見える服を着ないでください」と。
また、フリースのロングスカートを穿いていたときにも言われた。冬場の室内防寒着として日本で買ったものだ。
「変なので捨ててください」
捨てるには惜しかったので、イスラム教徒の知人に泣く泣く贈ったものだ!

また、私の服だけではなく、こんな状況でも・・・・
下は一緒に観ていた動画(正確に言うとゲームだが、ストーリー部分が非常に面白くて長い作品。ドイツでも人気があるようで、ゲーム売り場にはたいてい並べられているし、ドイツアマゾンのレビューでも高評価を得ている)。

夫はそわそわし始め、立ち上がってテレビ画面に近づき、登場人物の一人の腹巻のようなものを指差しかなりの剣幕で言った。
「これは何ですか!」
夫のいらいらしている様子が明らかでびっくりした。
「南雲君」が着ている腹巻のようなものがが気になっていたようだ。
あのぉ、これって、ただのビデオですよ、作り話ですよ、そんなものいちいち気にしていたら映画もテレビもゲームもできませんよ・・・って言ってみたかったが、そんな答えじゃあ気難しい夫には通じないだろう。
では、まともにこの腹巻の着かたについて説明できるかと言えば、私はその知識がないことに気づいた。
いったい、これ、何?人に見えるように腹巻をするのかい?あるいは腹巻ではないのか?
実際にこうして着ている人物を日本の生活で見たことがないが、テレビドラマなどではよく出ていたのでその存在は知っている。
ともかく、夫はこんな事態でも他人の着ているものが気になって仕方がないのだから、私が日本の古くからあるデザインのはんてんを日常的に着用すると気になるかもしれない。
5000円近くする品を送料やスーツケースの場所を使ってこちらに持ってきたのはいいが、夫の一言で着用不能になる可能性が高いってことだ。諦めたほうが余計な神経を遣わなくて済む。

そういうわけで、コメントくださった方々の意見でこんな記事を書けたことに感謝・・・で締めくくろう!
はんてん着られずに惜しいけど。











  

義母ベスト再び着用の三つの効果

2019年01月15日 | 衣類の工夫
いつもウチで寒がっている私に義母が言った。
「以前りすに編んでやったベストはどうしましたか」
ああ、分っている。ブログ記事に何度かした覚えがある。検索が難しいので再び撮影した。これだ。

作ってもらった当初は好んで着用したものだ。だが、この色とデザインが少々気に入らなくて、次第に着なくなってきた。
家にいるとき専用のものだけれど、それでも気に入らないとなかなか袖を通さなくなる。
義母に言われて、地下の物置から引っ張り出してきて、再び着てみた。
暖かい・・・・。
そういうわけで復活したこのベスト。
ダブル打ち合わせ、ってところもあまり気に入らないんだ。義母によると、より暖かくするためにそうしたのだとか。
ちょいと検索してみると、やはり、その目的でダブル打ち合わせのジャケットができたとある。なるほど。

もう、見た目などは気にしないで着るしかない。
ここの冬場の生活で衣類の一番の目的は身体を暖かく保つことだ。室温を30度近くにして半袖シャツで過ごすのは違うと思っている私だ。
義母も自分の作品が目の前をうろうろしているのを見て、満足している様子。
そういうわけで、私がこれを着ることで・・・
①暖房費の節約
②私自身が暖かく過ごせる
③義母が喜んでいる
という効果があり。

めでたし、めでたし。





ドイツの生活も非常に贅沢になっているのだろう

2018年11月26日 | 衣類の工夫
真ん中は私のズボン。
かなり幅が広いのは10年ほど前の品だから。在独日本人仲間からのお下がりだ。彼女が太って穿けなくなってしまったから私に回ってきた。
ジーンズ姿ではちょいと不都合な場所に着て行く。ドイツではそんな機会はめったにない。
なので、あまり使わないのだがある雨天のとき、これで砂利道を歩いた。
雨に濡れたのと、砂が跳ね上がってかなり汚れたんだ。

義母によると、そんな汚れは乾いてからブラシをかければいい、ということになる。
頻繁な洗濯は生地を痛め、衣類の寿命を短くするという一般的な論理を私は日本在住時にはほとんど無視していた。
ここでは義母の目があるのでなかなか無視できない。
義母はこれを洗わないことを散々私に勧めたんだ。それを押し切って、洗濯機に入れてもらった。
ああ、洗濯一つでもいまだに義母を説得しなくてはならない。
洗濯機のない時代のここの洗濯は非常に大変だったらしい。
コンロにお湯を沸かして煮洗いが基本だったので、それはそれは大仕事だったのだろう。それを経験している義母なので、なるべく衣類は洗濯しないよう日頃から気をつけている様子だ。
だが、今のこの世の中、彼女の感覚はもう凄まじい時代遅れぶり。

ドイツ語で「洗濯頻度」と検索したら、驚愕した。
「Tシャツは一度着たら洗濯」という意見がゾロゾロ出てきた。下着はもちろん毎日交換。
義母に言わせれば無駄なエネルギーを使っていることになるだろう。
わたしも毎日下着は交換したいと思っていたのだが、洗濯手伝い時に私以外の家族のパンツ(下着の)の数が異様に少ないのでいまだに悩んでいる。
私はパンツを交換しすぎなのではないか、と。
努力して2,3日続けてはけるようになったのだが、それでも彼らの洗濯に出ている少なさにはかなわない。
一枚を4,5日着用するのがいいのだろうか。ウチは平均的ドイツ人から逸脱しているのかもしれない。
パンツ毎日交換、は贅沢な生活、と定義しているわたし。


その日の朝「うちに来ませんか」と招かれた近所の台湾人+ドイツ人夫婦家庭。
ドイツ人旦那さんによるチョコとバニラカスタードクリーム。

台湾出張時に買ってきた紫芋の粉を使って大判焼き作りを一緒にした。

ドイツ人旦那さんはこの芋の味が合わないようで、一口食べて残していた。

「何か台湾で必要なものはないか」と尋ねられ、買ってきてもらった折り紙。

ここでも手に入るが、高いので、安いと予想した台湾で買ってきてもらった。
両面色印刷がされている高級品。100枚入り約150円。

彼らはこの家に引っ越してきて約1年。
いまだに中古で購入したこの家の方々を直しながらの暮らしらしい。到着して、テーブルに付いて10分もすると暑くなってきた。
セーターを脱いだ。木綿のタートルネックシャツ、その下には肌着を二枚重ね着している私。
自宅ではとてもセーター無しでは過ごせない。いったい、室温を何度に設定しているのだろう、と尋ねた。
「うーん、よくわからないけれど25度だと思う」
ええええええ!25度!
それは贅沢が過ぎるぞ。
私は、義母の話をちょいと聞かせた。義母が子供の頃は暖房は台所にしかなくて、寝室などは非常に寒かったこと、石の壁にはびっしりと氷が張り付いていたこと。
ドイツ人だんなさん30歳台は「ああ、知っている」と言ったが、経験はしていないだろう。
ウチの暖房は外気温が0度にならないと機能しないように設定されている。また、ある程度以上には室温が上がらない。もっと暖かくしたい、とスイッチを上げても切れてしまうんだ。
「お義父さんに相談したら」
と台湾人夫人が私に言ったが、そんなこと、恐ろしくて義父に言えないぞっ

これを書いている今も、中綿がたっぷり入っている外出用上着を着ている。
何となく寒くて、暖房機を触ってみたら、冷たい。えええー、どうして切れている?
室温を見ると20度。
ああ、22度くらいあると快適なんだけれどな・・・
義父に言ったところで「もっと着込みなさい」と返事が来るのは確実だ。
我慢、我慢。義両親たちも家の中でブクブクに着込んでいるものね。
寒さも我慢の同居生活。