怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

普通の年末年始

2014年12月31日 | 交友関係
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ウチは大晦日や元旦に特別な食事や花火をしたりしない。ごく普通に過ごす。
今日の昼食はこれだった。パスタとハムと野菜のオーブン焼き。自家製赤カブの酢漬けと白菜のサラダが付け合せ。
 
油分と塩分がやったら高いこのグラタン状料理だ。私は米飯添えでおかずとして食べる。米はバスマティ米。炊飯しているときの匂いについて義母が「いつもと違う」と言っていた。ふむ、一応、興味があるんだな。私も慣れない頃は気になったものだが、今じゃあ「おいしそうな香り」って思っちゃうのだから子供の頃から慣れ親しんでいる食べ物への感覚は変えることができると自信を持って言える。日本の日本米は粘りが強すぎて食べにくいとさえ思っている私。

外国生活でいいところの一つに、年賀状の義務から解放されたことを挙げてしまう。
喪中の人に送っていないか、去年喪中だった人に今回は書いているか、など神経を遣う年末が懐かしいくらいだ。
こちらにも、年末年始の挨拶状としてのクリスマスカードがあるけれど、日本ほど強迫的な義務ではないので気楽に受取っている。

とはいえ、こうして並べてよく見るとほとんどが日本人からのものなのでぎょっとする。子供の頃から鍛えられているので、外国に来ても送りたくなっちゃうのだろうな!


この三枚はお気に入り。日本で市販されているものと、日本人による手作りの作品。
右の緑色のはだんごさんからのもの。絵を描ける人らしい芸術性の高いカード!

やっぱりね・・・カードも日本の方が上質なのかな、うほほほほ~




家屋の比較は不可能

2014年12月30日 | 家屋
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日本在住のブログ読者マイエンフェルトさんのコメントで「ガラスプロック」という言葉を知った。
1970年代に流行した建築材料だったそう。まさに、その頃に建てられた日本の家屋の例を知っているので画像を手に入れた。
実家近所。
ものすごく大きく感じたのに、窓の大きさじゃあないか!
なんてったって、こちらを日常的に見て暮してしまっている現在だから、仕方がない。

一階から二階天井付近まで積み上げられているガラスブロック。地震がないという想定での建築方法だろうな。
室内からの撮影。
階段付近の採光に役立っているな。

こちらも階段の採光に役立っている・・・・

日本の例は住宅密集地、今の住まいはド田舎。単純に家屋の規模を比較するのは困難なことはわかっちゃあいるが、やっぱり、日本の一般家屋のこじんまりとした様子はしょぼく見えるかな、仕方がない。

雪かきは義父の仕事

2014年12月29日 | 文化
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雪が降る朝には必ず義父が雪かきをする。降り終わってからやればいいものを降っている中を雪かきするんだ。
敷地に接する公道(歩道)はその敷地の持ち主が雪かきをするという決まりがあって、忠実に守っている義父。
 
義両親の息子も娘も、いったいどういう風に教育したのか、家事を積極的に手伝うことなどほとんど無い。
休日の夫はいつも雪が降っても昼近くまで眠っているので義父の雪かきを手伝うチャンスなど無い。また、義両親たちも彼らに手伝わせようという意欲が無いのが不思議。
それでいてときどきヨメには「あんたには庭の手入れする気はまったくないからな」と嫌味のように言うので困る。
私があまり庭仕事を手伝わないのは第一に義両親たちが怒鳴りあいながらやっているのを観察して恐怖を感じるからだ。わざわざ怒鳴られるために手伝いたくないもんね。
まあ、遅かれ早かれ、雪かきは絶対私の仕事になるだろうから、そのために身体を鍛えることにしておく。
義父が雪かきをしている間、室内で腹筋、背筋強化に勤しんでいる私さ!

雪が降ると食べ物に困る鳥たち。

義父は芝生部分の雪をどけてやる。上に吊るしてある餌台からついばめない大きな鳥たちは、こぼれた餌をここで探すんだ。

雪の休日

2014年12月28日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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暖冬気味のここに、とうとう本格的な冬がやってきた。最高気温が氷点下の雪景色。
何だか嬉しい。
新調した外套の性能を確かめるために散歩に出かけることにした。日本で販売されているユニクロのダウンコート。
果たして、ここでも寒さから身を守ってくれるかなって。

雪用の靴を出すのが面倒だったのでトレッキングシューズを穿いた。家の敷地を出て数メートルで気づいた。地面が凍っていて滑るんだ。うーん、大丈夫かな、とさらに数十メートル歩いて森へ入る道に行くと、水たまりが凍っている。踏んでバリバリ割るのが面白かったけれど、割れないところもあって危険に感じ、家に戻ることにした。
くるりと方向を変えて数歩歩いたところで派手に滑って転んだ!
べちっ
新品のユニクロダウンコートの右前面と右袖口はうんち色に染まった・・・ウンチじゃあなくて土だったのが救い。いや、犬の散歩道だからきっと犬のウンチも混ざっているだろうなぁー
近所の家の前なので恥ずかしくて走って帰りたかったのだけれど、また滑る可能性を考え、がに股でよろよろと戻った。
義母も夫も泥だらけの私に同情する気配など微塵もなかった。
うう・・・・

その日の昼食。グリースと呼ばれるスパゲティ用の小麦の粉を牛乳で粥にしたもの。

そのグリース粉を撮影しようと箱の中にカメラを向けていたら、義母が「出すからこれを撮りなさい」と言った。

ついこの前までは私が料理を撮影するのを「何に使うのか」と訝しそうにしていたのに、たいした変わり様だ。何でも慣れなんだろうなっ。

この粥、甘く味付けされていてさらに果物のシロップ漬けが添えられる。
ウチならではの菓子昼食さー。二日続けての肉料理攻めでみんな甘い食事に飢えていた様子。いや、私を除いてね。お茶漬け食べたい・・・


追記
コメントくださったももさんへ。
記事中の「ユニクロのダウンコート」はこちらの冬にも充分対応できる品でした。その品は私が店頭で探した時期(2014年11月)には売れ残り商品として扱われていたものでした。定価4000円が2000円でした。胸のあたりについた小さいしみでひどく安く買うことができたのです。
事前に調べておいた写真のこの品を手に入れる予定だったのですが!
14980円+消費税
これは店頭では買えない品だったようで、店員に尋ねても知らなかったです。
これだったら、確実にドイツであったかいです。



山場過ぎる

2014年12月26日 | 家族
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25日昼過ぎに義姉と彼女の子供たちが来て一泊していった。

彼らがここに来る目的はプレゼントだろうな。食事は子供たちにとって古臭い伝統料理だし、ジジババはいつも学校の先生みたいな話しかしないし、周辺は森と畑ばかりだし、子供嫌いの愛想の悪いおじさん(私の夫さ!)は食事の間中ずっと黙っているし、その妻のやせこけた東洋人おばさんもちょろちょろしているだけで言葉ろくに通じないみたいだし、つまらないだろうな、ま、仕方がない。
義姉は両親からの贈り物、現金の入った封筒を覗いてちょっと驚いたような表情をして喜んでいた。
いったい、いくら入っていたのだろう~。私にも、現金くれぇー、と思ってしまうのを許してくれっ。

10歳の甥はこのケーキが大好きだ。よせばいいのに、義母は食事やお茶の時間にも孫たちにテーブルマナーについてくどくど注意していた。姪はすでにティーンエイジャー。難しい年頃なのに、母親とは比較的関係が上手くいっている様子。おばあちゃんも見習って、あまりあれこれ口出ししないほうがいいんじゃあないのぉ~
このケーキ、夫も大好きだ。甥と夫が争うように食べていた。夫は年少者に譲るという気配も無く、思いっきり食べていた・・・
なんだか、怖ろしい親族の集まりだ。

無事に我家のクリスマス行事終了。
これから一週間はだらだらと過ごすことができる、と期待。

疲労困憊

2014年12月25日 | 不味いもの
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24日はくるくる働かなくてはならない。
食料小部屋の大量のソーセージ。

クリスマスツリーの飾りつけとその下に置かれているキリスト降誕情景模型組み立て。
 
クリスマスツリーを飾ると葉が落ちるので掃除機をかけて・・・
料理していた義母は台所の棚が汚いので水拭きしろと命令。はいはい・・・・
ポテトサラダのじゃがいもが足りないので皮をむいて火にかけて・・・
へとへとになって、りす部屋で横になっていると「なぜ下で一緒にテレビを見ないんだ?」と叫んでいる。
はいはい、行きます、行きます・・・

イブの食卓はいつも同じこの献立。
 
3年目くらいまでは苦しかったなぁ、甘いのと酸っぱいのとしょっぱいものの組み合わせ。
たっぷり働いた後の空腹にはおいしいことを発見した今年。

明日は義姉と子供たちがやってきて、2,3日泊まっていくらしい。うっ。不眠不休でがんばるのかも?!頑張れ、りす!



クリスマスツリーは外で待機中

2014年12月24日 | 物品
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家の外の片隅に用意されているクリスマスツリー。いつものように林業を営んでいる親族からのもらい物だ。
 
林業農家が親戚にいない家庭は、2000円程度で売られている生木を購入するようだ。

ショッピングモールに行く途中の車中から撮影した生木売り。でっかいサンタを宣伝に使っているぞ、いままでこうした光景は見たことがなかった。
義父によると、このように売られている生木は薬剤がふんだんに使われているのらしい。10月頃に採取して12月に販売するから、葉の色が変色したりしないようにするためらしい。
「ウチのは大丈夫だから!」といつもの調子で自分たちの生活方式を自慢する義父。それはたまたま森を持っている親戚がいるからラッキーなだけなのにねぇ。激しい薬剤散布の品を避けるためにはクリスマスツリーなしか、プラスチック製を使うのもいいんじゃあない、と秘かに思考していた私。

義母といっしょにセーターを見に行ってきた。
義母は何が何でも私にクリスマスプレゼントをやらねばならないと焦燥していたので、んじゃ、セーターでも買ってもらおうと思いつきで言ったのがまずかった。街中のどこの店にも私たち二人の意見が一致する気に入った品が無かったんだ。

諦めた帰り際にこんな広告を見てしまい「なんだかコーラが飲みたくなってきた」と言った私。
義母にコーラを買ってもらった。家族はもちろん、私もめったに口にしないコカコーラさ!このポスター、効果抜群じゃあないか、流行や広告に扇動されにくい私でさえ飲みたくなっちゃったんだから。

明日24日はツリーの飾り付けや料理の準備で忙しくなるぞ。




とことん使い切る

2014年12月23日 | 物品
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洗濯物をたたんでいてぎょっとした。

底部分を補強してある義両親たちの靴下。薄くなったのでこのようにしたのだろう。
これって、糸が足裏に当たって気持ち悪くないのか?私はそう考えて、底の部分がダメになってきたら迷うことなく捨てていたものだ。
実際に最近その理由で捨てた品はこれ。 「穴あき靴下」    
片方の穴の部分以外はまだ充分使えるのに、この理由だけで捨てるのはもったいないのだが、ここを縫い合わせて着用しても足元が気になってしまい、使い物にならないと思ったのは甘かった。
そう感じない人々もいるわけなんだ!しかも、こんなに近くにいたとは・・・   

丁寧に補強された縫い目に生活に対する根性を感じる。形あるものはとことん使い切るんだ、と。環境にやさしい生き方ってこうなんだろう。
私も後に続いてみたいものだ・・・慣れれば足の裏の異物感など無くなるんだろうな。不思議だ。
普通の生活の中でも、まだまだ未知の部分があるものだ、ううっ、同居・・・

今年も暖冬か?

2014年12月22日 | 交友関係
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今朝の外気温は三度。
去年に引き続き今年も暖冬になるのか、ドイツ?

日曜の朝に森の中を散歩。気温が下がらないので足元はぬかるんでいる。凍っているほうが歩きやすいかも。
 
住まいから徒歩5分で森なんて、淋しいことこの上ない。実家はショッピングモールまで徒歩10分だものなぁ。
 
車でこの森まで来て散歩をする人々も多い。
森が近くにあるのは、ある人々にとってはうらやましい環境なのだろうなぁ、人生は不平等にできていいるものだと感慨深くなる。私はショッピングモール徒歩10分に価値を見出すほう・・・とか何とか御託を並べながらすでにここの生活も長くなったものだっ

我家の池の水も凍らない。普通の冬には、人が載っても割れないほど厚く凍るのだ。
 
ひと月ほど前から池の水が減り続けている。この手作り池が壊れてきているんだ。池の壁面はなんと、ビニールのような素材で、このどこかに穴が空いたのだそう。
いくら暖冬でも外気温三度。義両親たちは修繕する気配を見せず、このまま春まで待つのかな。
なんてったって、この手作り池、深さ150センチ。プールでも作る意気込みだったのだろう。まったく、水の無駄だな・・・とか何とかつぶやいてみる私。






日本は何でもある

2014年12月21日 | お菓子
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義母のクリスマスクッキー焼き作業のすべては終了した。今まで記事にしすぎていたので今年は省略。
最近の読者のためにクッキーについての過去記事リンク 「クッキーは永遠に」 (2008年記事) 「クリスマスクッキーは永遠に」(2010年記事)

いつも、シュトーレンを焼くことで義母のクリスマス菓子作りは終了する。
あまり手間のかからないものらしく、義母は私を手伝いに呼ぶことは無い。あっという間に焼き上げ、私は仕上がったところを撮影することが多い。
 
ウィキペディアによると、ドイツでは待降節の間少しづつ切って食べる、とあるけれど、ウチではクリスマス当日の献立の一つだ。焼き上げてから数日置くと、しっとりしてきておいしくなるらしい。
実家生活でもカルディですでにドイツからの品が販売されていたりしていたので、その味には慣れていたが、食事として食べるのはなかなか長年のトレーニングが必要さ。
そういえば、ヤマザキでもシュトーレンを作っているようで、帰省時に普通のスーパーで何気にその製品が並んでいたことには仰天した。確か300グラムくらいの大きさで800円だったか。買ってみようとちらりと思ったが、ドイツに戻ってから大量に食べなくてはならないことを考えると憂鬱になり、止めておいた。
日本の、外国の物事を受け入れる柔軟性はすごいぞ。

「のだめカンタービレ」にでてきた「クイニーアマン」を食べてみたいものだ、と長いこと思っていた。いつかフランスに行く機会があるだろう、そのときに・・・と予想していたのに、実家近所のスーパーで見つけてしまった。
 
消費期限が近くなってしまった品なので30パーセント引きだった、うっほー
適度な甘さでとてもおいしかった。もしかして日本市場向けに材料配合を変えたかい?本場おフランスではもっと甘みと油にまみれているのかも、と恐怖感がちらりとよぎった。いや、いつか、必ず、フランスで食べるぞ、クイニーアマン!








対抗意識

2014年12月20日 | アジア事情
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ひと月ぶりに図書館の子供書籍コーナーを見に行った。これはショックだった。

十数冊だけだが中国語の本が並んでいるんだ。慌てて日本語もないか探したけれど、日本語以外の外国語ばかりだった。

中国直輸入。

これはドイツ語と中国語が併記されている。
なんだか、先を越されたって気分だった・・・。冷静に考えれば、中国系移民の多さや現在の中国という国家の重要さでこうした現象が起こるのは当然だ。日本車がいくらドイツで愛されても日本語の本を入れる必要はないもんねぇ。
でも・・・!でも、なんだか悔しい気持ちになるこの感情は何なのだろう?

気を取り直して、別のところで本を探していると・・・
  
以前はなかった日本の漫画コーナーが出来上がっていた。うっほー やっぱり、日本のほうが上、とか非論理的な感覚が脳内を充満させた。これらの作品、みんなドイツ語訳されているしね。

これは近所に住む中国人友人に頼まれた品々だ。

5歳と1歳の娘たちに日本語に親しんでもらいたいという彼女の希望を叶えるためだ。
プリキュアもポケットモンスターも中国でコピーされているだろうから、お母さんも知っているだろう。妖怪ウォッチは新しいようだけれど、すぐにここまでやってくるかな?
うん、やっぱり、日本の品々は世界を制覇するね、えへへ。








雨のクリスマスマーケット

2014年12月18日 | 近隣の人たち
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友人たちと二ヶ月ほど前から約束していたクリスマスマーケット。
 
当日のその集合時間は珍しいくらい雨が激しく降っていた。早めに到着した私はこんな天気で立ったままグリューワインを片手に語り合っているドイツ人たちを恨めしく観察した。先週行った横浜のクリスマスマーケットはちゃんと屋外テントの下にテーブルと椅子が設置されていたもんね。真似ろよドイツクリスマスマーケット

集まった六人はいずれも外国人。雨の屋外起立グリューワインは勘弁してよ~、と意見が一致し、すぐさまレストランに移動したぞ、うほほ~
 
外国人とはいえ、私を除く五人は欧州人。食べることよりも語り合うのが目的だ。六人中三人はスペイン語が母語だが、後の三人のために会話はドイツ語。みんなドイツ生活だものね、当然さー。目的はクリスマスマーケットだったはずなのが、見事に外れちゃったね、でも楽しかった。いや、クリスマスマーケットに行ったとしてもすぐに語り合うのを楽しむことになっただろうけれど!

日本人、ここがステキで、ここがちょっとヘン

2014年12月17日 | 日本
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サンドラ・ヘフェリンさんからの依頼で、出版社から私に贈られてきた新刊本。
日本語の書籍に不自由する外国生活では貴重な一冊。帰省時に思いっきり本を買おうと思っても、持って来る重さや送るときの送料を考えると躊躇してしまうものなのだ。
ありがたくいただいて、そのお礼にここでその本の紹介。
「日本人、ここがステキで、ここがちょっとヘン」 原作サンドラ・ヘフェリン 漫画 片桐了 大和出版 1100円+税 
去年辺りからだろうか、日本国内で日本の文化や習慣などを褒め称えるテレビ番組や出版物が増えた印象がある。
「日本人が自信を失いつつあることの裏返しなのかもしれない」とその現象をちょっと憂慮している新聞記事を読んだことがあるので、もしかしたらそうなのかもしれない。

だが、この本はちゃんと日本の変な部分も記載されているので安心できる。
なにより、良い部分も悪い部分も笑える様に表現されているのがこの本のいいところ。

おもわず切り取ってしまったこの部分「日本はブスに厳しい」って
そうそう、ブスに厳しい日本で配偶者に恵まれなかった日本人女性が(つまり日本ではブスが)ヨーロッパのブスに優しい男性に気に入られ・・・って結構ある例かもしれないぞぉ~

私が一番感じ入ったのは135ページ「日本人って壁を感じるときがあるんです」だ。
日本人同士の人間関係は、子供の頃から日本的な環境で育たないとなかなか理解しがたいものだと思っている。
このページでは韓国人がそれを悩んでいる様子を描いているので、日本は人間関係においては世界でも独特な繊細さを持っていると理解している私。

ドイツに住んでいても、家族や数名のドイツ人知人友人以外とはなかなか接触を持てない環境の私だ。「そうか、そういうことだったんだ」と気づかされる内容もてんこ盛り。
この本でドイツ人(欧州人)の物事の考え方を学べるので、ドイツ(欧州)赴任や在住を予定している方々にもお勧め。


クリスマスマーケットに行ってきた

2014年12月16日 | 日本
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別の街のクリスマスマーケット。



 
あれれ?日本語に円表示!?
 
そう、ここは横浜。
久しぶりに見る海と、大都会の風景にも感じ入った私。こんな光景を見るのは何年ぶりだろう。ドイツ暮らしは自分で選んだ道だけれど、日本の清潔で明るい都会から離れてしまったことにちょいと後悔してしまう。


大きなカメラを持った人々が待機してた。18時からの番組の取材だろう。私は家路を急がなければならなかったので残念ながら後姿を撮影しただけ・・・。

横浜赤レンガ倉庫のクリスマスマーケット、本場のそれに行けない関東周辺の人たちにはその雰囲気の片鱗を感じてもらうことができるかも。
高校の教員をしている友人は「12月25日まで休みは取れない」とクリスマスシーズンのドイツ旅行ができないのを嘆いていたなぁ。横浜だったら、仕事の後にでもいけるでしょう!

グリューワインもシュトーレンも口にしなかった。写真を見ただけで「ううっ」ときてしまった。日本に来てまで食べたくないものね、あははは



物欲

2014年12月15日 | 物品
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訪問したポーランド人宅にあった新しい機器。インターネットラジオ。

「日本の放送も聴けるのよ」と奥さんは得意顔。たまたま遊びに来ていた彼女の甥がすぐに日本語の放送を見つけてくれた。

彼はドイツ語は片言、日本語の知識など全然無いのにどうしてこれを探し当てることができたのかな。尋ねたかったのだけれど、言葉通じないんで断念。

友人は「旦那さんからこれをクリスマスプレゼントにもらいなさい」と私に言った。
私は「パソコンがあるので要らないです」と答えた。ところが彼女はインターネット初心者で、PCで何ができるのか知らないらしく、一生懸命に主張する。
「家事をしながら聞けるのよ。母語で得る情報は大事よ」
あまり彼女を否定するような会話は良くないだろうと思い、話の方向を転換した。
「これはいくらしますか?」
「たったの200ユーロよ!」
え。たったの200ユーロって・・・。
彼女の旦那さんは普通の会社員、彼女自身は最近パートタイムで仕事を始めた。娘二人をもうすぐ育て終わる。一人は遠方住まいの学生だ。学費はそれほどかからないとしても住居費・食費は親掛かりの部分もあるだろう。4,5年前に建てたこの新築の家はローンではないのだろうな?
いったい、普通の家庭の経済状態ってどうなっているのか、さっぱりわからない。
私は夫に200ユーロのクリスマスプレゼントをねだることができない。彼の予算の数倍だもの。
家まで送ってもらう車中では「どうしてりすさんの車が無いのか」と散々尋ねられ、辟易してしまった。
インターネットラジオも私専用の車も無くていいと思っていることを説明するのだけれど、なかなか理解してもらえない。
別の友人には「なんですって?旦那さんと一度も休暇旅行をしたことが無いの?!」と批難されたこともある。

人生、もう少し物欲がないと、仲間に入れてもらえない部分もあるのかなぁ。すでに何年も義両親との同居や車や休暇旅行が無いことを批難され続けて、それでも彼女らから「逢いましょう」と連絡が来るのだから、単なる会話の糸口、または生活レベルの比較対象として私を見て自分の方が上であることを確認して安心しているのかもしれない。もちろん、それは無意識にだろうけれど。家の中に消耗しない物資を増やしたくないとか、旅行も自動車運転も好きでない性格の人がいることなど、誰しもわかっているだろう。