怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ドイツに住みながらドイツ語が下達しているんじゃあないかと思うこの頃

2021年11月30日 | 交友関係

日常的にドイツ語を使うの

義両親とだけ、というのが基本的な私の生活だ。

ときどき話す高齢者との会話なら面白いところもあるだろうが、

毎日となると、厄介なものになっていく。

その一番の理由は「聞き取り練習」しかさせてくれないからだ。

その聞き取り練習内容は、

義母の場合、自分が子供の頃の話ばかりで、

いや、子供の頃の周囲の様子をあれだけ正確に記憶しているのはものすごいとは感心するんだが、

初めの頃は興味深く耳を傾けたけれど、

もう、飽き飽き、という感じになってきている。

同じ話をほとんど繰り返してはいない。

でも、でも・・・・つまらなくなってきているんだ・・・

決まって、昔の貧しくて不自由な生活がテーマで、

まるでそれが自慢のように話すものだからたまったものではない。

こんな調子なので、ドイツに住みながらドイツ語は下達の一方だ。

 

わずかな外部との接触といえば、

携帯電話のアプリで、文字入力してのドイツ語使用だ。

数日前に「プレイステーション」という言葉は

ドイツ語では女性名詞扱いになることを知った。

下の画像は、仲間の一人が書いたものだ。

これを書いたのはドイツ生まれドイツ育ちのドイツ人なので、

ドイツ語が本当に自分の言葉だ。

(昨今はドイツ生まれだが外国人両親で、家庭では親の母語を使う、

という人物も大勢いるので、このように断わりを入れたくなる)

二行目の初めがプレイステーション、のアルファベット表記だが、

その直前の1行目の終わり「eine」という不定冠詞が使われていることで

プレイステーションが女性名詞として使われているのを発見したんだ。

日本人が作った商品名が、こんな風に扱われているのが興味深い。

このゲーム機が女性を彷彿させるからそうなったのではなく、

「ステーション」の部分が①段階、時期②駅、停留所③滞在、逗留などの

意味を持つ女性名詞なので、ドイツ語の複合語のようなこの商品名をドイツ語の文法に合わせ、プレイステーションは女性名詞に自然となったのだろう。

やはり、義両親とだけの接触では、

ドイツ語が下達するのはやむを得ない。

もっと外との接触をしなければ、と感じた

プレイステーション女性名詞発見だった。

 

この人物、プレイステーション5をすでに手に入れているようだ。

家電店を巡っても、宣伝はされているが

実物の商品が全くないドイツだ。

アマゾンなどでは手に入るのだろうか。

まだ、買う気全然ないので(凄まじく高いし)

本気で探していない私。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


大人が自分の誕生日を祝う

2021年09月10日 | 交友関係

義母によると、

昔は自分の誕生日を祝うことなどなかったそうだ。

少なくとも戦後しばらくしてからの習慣のようで、

ここでは高齢者もせっせと自分の誕生日を祝う。

生活に余裕が出てくると、

そうした習慣が生まれるのだろうか。

いや、アフガニスタン人が「私たちは何でもお祝いしちゃうのよ」

と言っていたので違うだろう。

子供が立った、歩いた、って記念に人を招いて

パーティーにしちゃうのだそうだ。

ドイツとアフガニスタンに共通するのは・・・

日本をはじめとする東アジアと比較すると、

娯楽が少ないってことだろう。

なので、なんでも理由にして集まって宴会にするのだ。

うん、そうに違いない。

「会食で感染」っていう日本の報道を見るたびに

日本では毎日のようにパーティーがあるから、

誕生日をわざわざ他人と祝う必要もないのだろう、と考えてしまう

外国生活の私。


台湾人が日本人に影響されなかった物事の一つ

2021年03月27日 | 交友関係

台湾人と接していると、

過去の日本の占領下で

様々な分野で日本の影響を

受けていることを知ることができる。

だが。

親しくしている近所の台湾人の

炊飯器の中の様子。

普段食べている米飯の

米の種類にあまりこだわりがないこと、

炊き方も適当なことに驚かされる。

彼女の場合、家事にあまり意欲がない

という理由もある。

食べることは好きで、しょっちゅう

母国の食べ物をもらったり買ったりしている。

なので、私の観察では、

台湾ではあまり米飯の質を重視しないと見た。

大陸中国人の飯の炊き方も

ひどく雑なので、米飯に関しては、

中国系の人たちは一般的におおざっぱ、と結論。

 

韓国人は日本人同様、

粘りの強さを米飯に求める傾向がある。

性格の気質は違うが、食べ物の好みに

共通点があるのが興味深い。

 

それにしても、この炊飯器、いったい、

いつの時代のなのか、とびっくりする。

新しいものを好む東洋人(日本人をはじめとする

東アジアの人たちは欧州人と比較するとそんな印象)

なのに、炊飯器はいまだにこうしたものが

普通に台湾では売られているのだろうか。

 

 

 

 


母語じゃあなくても心に響くひと言

2020年12月25日 | 交友関係

近所の台湾人が、

小さな贈り物に添えてくれたカード。

こうしたかわいい柄の

カードはめったにここで見かけないので、

きっと去年の里帰りのときに入手したのだろう。

最後の一行にちょいと感動。

「いつも手伝ってくれてありがとう」

って意味だ。

自転車で行ける距離に住んでいるので、

彼女が手伝いを必要としているとき

すぐに行けるんだ。

家の改築作業などを頻繁に手伝っている私。

それに対しての言葉だろうな。

行くときは何らかの

手土産(主に義母が作りすぎる甘いもの)を

持っていくので喜ばれている。

彼女、菓子作り苦手なんだ。

 

お互い、母語でないドイツ語で

付き合っている。

自分の言葉じゃあなくても、

感謝の表現は心の奥に沁みわたっていく不思議。

 

 

 


尋ねてくるのは義母の妹だけ

2020年11月25日 | 交友関係

義父の週に一度の

体育館での卓球トレーニング、

毎週水曜日の神父との

ウチで卓球練習などは、

このコロナ騒ぎで再び中止となった。

義父を訪問してくる人は皆無となった。

義母の交流関係は

とても狭く、ほとんど妹としか

接触しない。

義母の妹はときどきやってくる。

たいてい長居はしないで、

半時間ほどで帰っていく。

昔はもっともっと

訪問者やパーティをしたらしいが、

年齢を重ねて面倒になってきたそう。

もともと、

訪問客や集まりが好きでない

夫と私だ。

コロナ騒ぎで気を付けないと

本当に孤立してしまう。

義両親に感染させないため、

私は極力他人との接触を避けているしね、

昨日も、

ミュンヘンから人が来て、

アジア人のクリスマス意識について調査したい、

という台湾人からの招待があったが、

もちろん恐ろしいので断った。

そのミュンヘンからくる人物と、

彼女と私の三人で屋内で数時間過ごすって

怖いじゃあないか。

私は生き残るだろうが、

義両親に感染させたら恐ろしい。

 

 

 

 


別居の二家族が、10人までは集まってよろしい、という通達がきた。

2020年10月16日 | 交友関係

感染者数が世界的に増加中。

日本領事館からこのような通達がきた。

バイエルン州では以下のような措置がなされることになったと。

一番下の文章は、

すぐ後に訂正連絡がきて、

それが結構重要だった。

私的空間では最大2世帯で10人まで」

このせいで、

今週末に予定してた近所の台湾人との約束は流れた。

台湾人女性と同じ地元大企業A社に勤務する中国語が流ちょうなドイツ人女性と

三人で日本料理を作る計画だったんだ。

今川焼のカスタードクリームを

私が担当することになっていて、

それが少々憂うつだったので、

まあ、ラッキーだった。

 

某ドイツを代表する航空会社L社に勤務、

給与の87%をもらいながら

自宅待機を続けているM子さんは

暇なのでしょっちゅう家でパーティをしていたが、

これからは彼女ともうひと家族しか呼べないぞ。

 

エチオピアのコーヒーセレモニーは

二人だけじゃあつまらない。

 

さて。

ここまで書いて、

疑問に思った。

ウチは二世帯同居だ。

でも、

このコロナ対策の新たな決まりは、

同居の二世帯を想定していないだろう。

義姉たちは

実家に顔を出すことができないことになる。

日本でこんなことになったら、

きっと騒ぎになるだろう。

「二世帯とは」

って議論になるだろうな。

 

まあ、緩いドイツ、

それぞれの判断で

一族だんらんを楽しむに違いない。

 

 

 

 


ハムスターの名は「おたに」

2020年03月10日 | 交友関係
ドイツ人18歳女子。
日本の男性たちは知り合いになりたいと思うだろう。
ふふ、私は知り合った。
多くの欧州人ティーンエイジャー女子は非常に力強い(体型も性格も)が、中には日本人男性好みの小柄でおとなしい(日本人男性はそう言うタイプが好み、って印象)人もいる。
写真は18歳ドイツ人女の子のペットだ。
数週間前に飼っていたハムスターが突然死してしまい、一週間後に再び手に入れた。名前は「おたに」だそうで、なんだか「尾谷」ともいえそうな日本的な名前?

お母さんはこの娘さんを溺愛しているだろうな。
かわいいだろうな。悪い虫が付かないように守ってやらねば、って他人の私も思ってしまう。
ふふ、彼女の写真を載せられなくてごめんなさいっ






クリスマスマーケットで働く知人

2019年12月13日 | 交友関係
gooブログの編集画面が変更されたようで、それは一向に構わないのだけれど、どうも操作がうまく行かず困惑中。 たとえば、プレビュー画面を開くことができない。 画像を並べてみたものの、いつもとだいぶ様子が違い、うまく行かない。 ちょいと不安なので、やはり、引越し先にこの記事を任せてしまうことにしよう。 以下をクリックしてください。 クリスマスマーケットで働いている年金生活者の知人

ドイツ博物館(Flugwerft Schleissheim)に何を着ていくかで義母と夫が戦った。

2019年09月08日 | 交友関係
夫の仕事関係の集まりに出席。
毎回趣向を替えた結構楽しい催し物だ。だが、家を出る前がいつも厳しい。
「りすが何を着ていくか」で、必ずと言ってもいいほど、夫と義母が言い争いになるんだ。
その火の粉はもちろん私にも降りかかり、結構大変な騒ぎになる。
私は、もちろん着るものの好みはあるけれど、夫と外出のときはできるだけ彼の言いなりにするように努力する。
凄まじい格好になることもしばしばだ。
今回は天候もあまりよくなかったこともあり、夫は私に全身黒になるように言いつけた。
義母が「ブラウスくらい赤にしなさい」と言い張り、夫と言い争いになっていた。
もう、出るために靴を履いているときも「赤にしろ、赤にしろ」と脇でうるさいので参った。
とどめは「その靴は幅が狭すぎるから、博物館を歩くのによくない」と私に履き替えるように命じた。
な、なんでいきなり靴に意識が転じた、と私はあせった。
親にとって、実の息子娘はいつまでたっても子供なのだろう。お?違う、私は彼女の娘じゃあないっ
自分の意見が通るまで、とことん責めるのが義母のやり方。
他の家庭は知らないが、もしかしたら、ドイツ、あるいは西欧の親たちは子供に過干渉なので、子供が愛想を尽かし早く家を出たがるのかもしれない。

金曜日の午後5時、ミュンヘン空港近くの航空機博物館に集合だった。
17時集合なんて、もう閉館じゃあないか・・・・やっぱり!!貸しきり状態にしていたんだ。
我々総勢約50名が二組に分かれて、もう退職して暇をもてあましているような元職員のような人に案内された。

ほとんどの出席者が、仕事を終えてやって来ている。仕事の服そのままと思われる。中にはデニム生地のスカートの女性もいたぞ。ジーンズにTシャツの男性もいた。
義母と夫が言い争うほど、この集まりは服装が重要視されないことはわかっていた・・・・

約100分の見学時間。
子連れでやってきた家族も多く、彼らは100分の半ば辺りから子守に勤しむことになっていた様子。
義母が履き替えろ、と言っていた靴は、見かけはつま先が細くて楽そうではないのだが、柔らかい素材でできているので足にぴったりで歩くのも立ち続けるのにも差し障りなかった。

帰宅してから「高齢者・会話」で検索してみた。
少しずつ、義両親たちとの会話に彼らのしつこさを感じるので、上手く交わせる方法を探ってみたかった。
ところが、出てくるサイトは介護関係のものばかりで(日本の)義両親たちとはかなり違う例だった。
「ゆっくり、大きな声ではっきり話しましょう」
なーんて、高齢者との会話のコツ、が載っていた。ゆっくり話そうものなら、隙を突いてガンガンまくし立てる義両親たちっ
できるだけ早口で相手に反論される前に論破しなくてはならないんだ。
「これこれ、こういう理由でこの服を着ていきたい」
と、とっさにでたらめでもいいから言わないと、何度も繰り返して着替えを迫る事態に陥る。

ネットで検索するだけムダか・・・・
私がもっとドイツ語向上し、相手を言い負かせる技術を身に付けるほうが早いかも。






オリンピックに出場するかもしれないって

2019年09月07日 | 交友関係
行きつけの美容院でいつも担当してくれるのは推定年齢50歳代半ばのドイツ人女性だ。
美容院はどこでも客と会話するのが一種の義務なのだろうか。日本でも美容師との会話が苦手だった私、ここじゃあ言葉の壁もあり、ますます嫌いだ。
全く話さないわけにも行かず、彼女の雑談に「へえー、ほお~」と答えているのが私の仕事。客なのに仕事っ。
「娘がね、最近日本へ行ったんですよ」
こんな話はもう、毎日のように聞かされる。どういうわけか、みんな日本へ旅行するんだ。
日本旅行人気は過去にない記録を更新していることだろう。

反応のあまりよろしくない私を無視して、彼女は続けた。
「娘はテコンドーをやっていて、この一年の成績で来年の東京オリンピックに出場するかもしれません」
ええええっ!?
そのための国際試合の日本旅行だったそう。
そ、それを早く言えっ
今までの私の人生で、親族・知人友人はもちろん、それらの知り合いなどにもオリンピックに出る、という話を聞いたことがない。
初めて、身近な人がオリンピックと関係していることとなった。担当美容師のお嬢さん、っていう遠い関係だけど・・・
テコンドーという競技の名前は知っているが、その詳細を知らなかった私だ。かなりの防具を装備して行うものらしいな?
来年まで約一年、その間に何度かまたこの美容師と会うことがあるだろう。
オリンピックに出ることになったら、そのお嬢さんの名前を聞いて、私のブログで宣伝することにしよう。

再び頂き物の布袋。

「Ingolstadt」と印刷された布袋を、一時期大量に買って、帰省みやげや日本の知人友人への贈り物にしたものだ。
ところが、自分の分を全く買わなかった。
そのうち、印字された品をあまり見かけなくなってしまったので、入手が難しくなっていたところだ。
そんなことを考えているときに、これをもらって嬉しかった。数百円程度しかしない品だけれど、私は布袋集めが大好きなんだ。



でかい親族たち、小さくて痩せていて貧しげな私たち夫婦。

2019年09月01日 | 交友関係
ウチでの親族の集まり。

手作りケーキ2種とコーヒーのみでのおもてなし。テーブルを飾ったのは庭から採取した生花。
つまり、ほとんど金がかかっていない。節制家庭の工夫だっ
貧しいなりにちゃんと上手に社交方法を知っている義両親たちだ。

親族の年齢の若い人たちは、夏休みのこの時期、どこかに旅行に出かけている。集まったのは年寄りと私の隣に座ったティーンエイジャー三きょうだいの一人の男児だけ。
ジジババの会話についていけない彼はずっと黙っていた。私がケーキを勧めるときだけ小さく発話していた。
ふふっ、ティーンエイジャー男児はどこの国でも同じだな、ってほくそ笑む私、もちろん、例外は腐るほどあるだろうが。
アディダス、とプリントされたこの製品。昨今、この文字を見ると「難民」って思ってしまうんだ。難民の多くが有名なメーカー製の品々が好きで、よく使っている。
あ、ドイツ人も使うのね、ってこれを見てちょいとびっくり、な感覚だった私。

義両親とその息子娘を除き、他の親族たちは、1.5倍くらい身体が大きい。
この写真ではわからないが、義母の妹一家など、皆身長180センチ以上だ。

夫は日本にいた頃、ドイツ人より小さい日本人に好感を持っていたようだが、最近は私に対してもっと太れとうるさい。
夫自身も、かなり痩せていて、最近は過労による疲れでさらに痩せて見える。
彼の太れ太れ攻撃にはまったく説得力がない。だが、私はその矛盾(太れ、と命ずる本人が太っていなくてはならないという決まりはないのだが)を説いて止めされることもしない。言ったところで嫌われるだけだ。
なんだかなぁ・・・
貧乏ヒマなし、食べることにさえ苦労しているって感じの私たち夫婦だな。
義両親との同居で神経すり減らして太れない、という可能性をまったく夫は考えられないだろう。脳が一番エネルギーを使うってことは、毎日脳仕事してガリガリに痩せている夫が自身がわからないのかな、わからないだろうなぁ
(夫はもちろんこの親族集まりには出席していない、仕事、仕事、仕事!)



各自勝手に解釈して行動するのか?不思議だ・・・・

2019年07月27日 | 交友関係
演劇入門コース、と訳していいような講座に通った。
集まったメンバーは10人程いたが、次第に出席者が少なくなっていったようだ。
そこで私に「やってみないか」と勧められたんだ。
練習場所や時間にかなり難があったので、初めのうちは断っていたのだが、しつこく言われるので面倒になっていくことにしたんだ。
20時過ぎに帰宅すると義母がうるさいんだ、と断っても果敢に何度も誘うこちらの人々。
「お義母さんの言うことに従うのがあなたの人生ですか」とも言われる。
今の時代、義母がヨメを支配するなど、誰しも信じられないだろう!
例外はいつでもあるんだぞー。

さて、最後の仕上げの発表会の服装指定があった。
下は黒で、上は単色・無地の服、と、私は確かに聴いた。
なのに・・・
当日のみんなの服装は、ほとんど、それから外れているものばかりだった・・・

下半身の衣類が長いものかどうかまでは言われなかった。
でも「下は黒、上は色物」と言われ、かなり動きの激しいことをする作品だったからある程度長いものがいいって、思わないかな・・・思わないんだろうな。
っていうか、すでに黒じゃない人々ばかりだ。オレンジ色を黒と聞いた人もいるようだ・・・
私からいわせれば、たった二人しか指示された服装に忠実な人がいないぞ。
そのうち一人は私だ。
ドイツ、大丈夫か?
いや、言われたとおりに正確に実行するのは日本の日本人だけ?

モスクワで日本食を食べるドイツ人

2019年06月23日 | 交友関係
6月半ばの現在、バイエルン州の学校は二週間の休暇中だ。
学校関係者、つまり教員をやっている人々や子供を持つ家庭の多くが外国旅行を楽しんでいる。
たった今届いた写真はモスクワからだ。
ふたりはドイツ人。結婚も同居もしていないカップルだ。男性のほうはロシア生まれだ。なんだか、アーノルド・シュワルツネッガーに似ているんだ。お見せできないのが残念。
義父と同様に、古い時代に先祖が東欧へ移住したその子孫だ。

さて、モスクワ滞在中に彼らがしたことのひとつは日本食レストランへいくことだ。

きっと、日本食が恋しくなった・・・・
いや、日常的に彼らは日本食を食べていないぞっ。好きなんだろうなぁ、日本食。

来年は日本旅行を計画しているようだ。
日本食、食べ放題だ~

見栄っ張り女を説得する

2019年06月09日 | 交友関係
夫のいとこG子は着道楽だ・・・というか、昨今の流行に乗って「ファストファッション」の醍醐味を楽しんでいるようだ。
価格の低い衣類が大量に出回っているのはH&Mの存在がその代表だろう。
G子からは定期的に古着がウチに贈られる。彼女や彼女の娘が着なくなった衣類だ。
そのほとんどが、まだ充分に着用可能だ。
この写真のなど、まったく使っていないようだ。

持って来た彼女の母親、つまり、義母の妹によると、
「G子は太ってしまったのでね」
もともと身長も高く、肥満ではないが適度に肉付きのいい彼女が、あれ以上大きくなったら販売されている衣類が無いのではないか、とちょいと心配。
このワンピースは見た目がサイズ表示より小さく見えたので、私が試してみた。
ふむ。腰から下部分はどうにかブカブカなのを隠せるので、いつもジャケットを着ていれば、とりあえず体裁が整うかも。私がもらっちゃおうか、と少し悩んだ。

無理して使うより、もっと合う知人友人に着てもらう方がいいだろう、と結論した。
この画像を二人に送った。
一人はすぐに興味を示したので、翌日持参した。やはり、大きかった。
もう一人はサイズ表示で難色を示した。
「42なんて、大きすぎます。私は36か38なんです」
と、返事が来た。
難民のG子さんだ。難民収容施設で暮していて、食べることさえ自由が利かない(食堂で出されたものしか基本的に口にできないらしい。自室調理は禁止されている)。
ひと月に与えられる現金は50ユーロと聞いている。そんな暮らしなので、衣類入手など非常に難しいのではなかろうか。(衣類引換券のようなものをもらえるらしく、それでときどき一般衣類店で手に入れるらしい)
私が彼女の立場だったら、多少大きくても手縫いで身幅を狭めるなどの工夫をして着てしまうだろう。

サイズ表示などメーカーによってかなり相違がある。商品の対象年齢の違いでも、同じサイズ表示で違う大きさのことだってあるんだ。G子さんだって、それくらい体験しているはずだ。
彼女は私に「おまえは42サイズだろう」と思われたのが悔しかったのだろうか。ここでのストレス満載の生活で、彼女はむやみに食べている。決して細身ではない。

以前、義母が親しくしていた友人の話を思い出した。
一緒に服を見に行くと、その友人は義母と同じサイズ38を試してみるのだそうだ。
明らかに、小さいにもかかわらず、だ。
「私と一緒なので、自分もそのくらい細身だって、張り合いたかったのでしょうね」
そうか、そういう女心はいつの時代も、どこの世界にもあるのだな、と私は思った。

その話を忘れてG子さんに「42はどうか」と尋ねたのがまずかったのかもしれない。
サイズのことは後回しで、実物を見せて「ちょいと着てみて」とやったほうが良かったのかの知れない。

その後、何気を装ってG子さんにこのワンピースを見せたら、彼女の目は輝いていた。
サイズのことは言わずに、そのまま渡した。
たぶん、喜んでいることだろう。たぶん、ね。
物資溢れすぎている今の世の中、やたらに贈り物をしてはいけないとも思っている。