怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

憧れのサマータイム

2017年10月31日 | カテゴリー分けするのに飽き
先週末にサマータイム終了を警告する画像が知人から送られてきた。

時計を一時間遅らせるのを忘れないように、って。
日本人憧れのサマータイム導入、私がこちらに来てから何度か日本で導入議論になっていたけれど、あれからどうなったのかな。
たった1時間遅らせたり早めたりするだけでも数日間は軽い時差ぼけがあり、起床や食事の時間に戸惑うものだ。
几帳面な日本人には非常に難しいと予想する私。
サマータイムが浸透している国々の人々は比較的テキトーな、いや、寛容である傾向だ。
また、変更するその日は日曜日で、ドイツの場合、学校の長期休暇に重なっていることが多い。
日曜日も出勤したり学校の行事があったり、平日同様に買い物に出かけることができる日本の環境とは違う。
でも、一度、やってみたらいいと思う。
夫も日本在住しているときには朝4時ごろには明るくなっていく関東の夏を経験している。「なぜサマータイムをしないのか」と疑問に思ってる様子だった。
気候や人々の生活習慣などの違いで単純に西洋の真似事をするのは難しい、と当時私は説明したかなぁ。
難しいと予想できるけれど、2年くらいやってみたらどうだろう。うふふ、単なる好奇心。
事故多発。クレーム続出。
とか、想像しちゃう悪いりす。

近所の友人から送られてきた画像。ピタを作っているところ。(日本語サイトではピタ、とは平べったい円形のパン、とあるけれどそれぞれの国や地域で定義が違うのかもしれない)

両親はバルカン半島出身。そこもサマータイムがあるのだろうな。

焼きあがったところの写真が無いのが残念。

カイロ出身のA子さんから実家で撮影したもの。

城に住んでいるのかい、と思わせる。そのことを尋ねると、
「写真写りだけはいいのよ」と彼女は説明していた。
そういえば、ウチでもそれは起こりうる。すでに築半世紀近いウチだが、撮影するとすばらしく新しそうに見える。
彼女の母国はサマータイムはないだろうな。ドイツで毎年二度、軽い時差ぼけを私同様に感じているかな?





義両親たちは理解している、わたしのパラチンケン嫌い

2017年10月30日 | カテゴリー分けするのに飽き
夫が家にいると、息子のために義母は菓子昼食を作りたがる。
午前九時半、義両親と私の三人で昼食の献立を話し合った。義父は自分の食べたいものを素直に言うが、私は何を言っても無駄なことを知っているので大抵黙っている。
義母は義父の発言をいちいちあれこれの理由で否定する係りだ。
めちゃくちゃな話し合いの結果、その日の献立はこれになった。
パラチンケン。作り方の詳細記事はこちら2014年5月5日記事「嫌いなパラチンケン昼食」

ここ2週間ほど、手の痛みのこともあり、あまり昼食作りを手伝わない私。

あーあ、真っ黒になっちゃって。私が焼けばもっときれいに仕上がるのに、などと思ってしまった。

私はこれを付き合いでふたきれほど食べた。
油が充分にしみこんでいて、とても義母が期待する5つ6つなんて食べられない。
二つしか食べなかった私を見て、義父は言った。
「りすにとってこれは食事ではないからな」
そうだ、よくわかっているではないか!一日の中で正餐に当たるドイツの昼食に甘いもの、ってのは辛いぞ。
ドイツ全土でこの甘い昼食が好まれるわけでもなく、家庭によってはこうした昼食をばかにしているようだ。
ああ、私もばかにしているさ!



義母昼食後、こっそり作って自室で食べたおにぎり。黒米入り。
頂き物の味噌をぬった。おいしい・・・

偏見丸出し

2017年10月29日 | カテゴリー分けするのに飽き
ある日の日中、友人に家の前まで車で送ってもらった。
車が門の前で止まったとき、前方から男性三人組が歩いてくるのが見えた。
ドアを開けようとした私を友人R子さんが制止した。
「彼らが通り過ぎるまで待ちましょう」

その三人は、明らかにドイツ人でなく、また、ドイツ在住も短いことを感じさせた(その土地になじんでいるかどうかはその人の姿勢や歩き方でもなんとなくわかってしまうんだ)。
もっとはっきり書けば、中東、または西南アジアの人たちだった。
R子さんは私がここから家に入っていくのをわざわざ彼らに見せる危険性を感じたのだろう。
善良そうな移民、難民も困難な状況になると精神をやられてしまうだろうし、母国ではない違う環境での生活だ、ストレスがかかっているのは当然なことである。
昨日出会ったアフガニスタン人難民Fさんは非常に動揺していた。
一緒に入国したお父さんは強制送還になり、家族・親族が一人もいない外国生活と、滞在許可のためにかかわる役所と弁護士のひどい扱いに参っていた。
私に「誰か支援してくれる人を探してください」と懇願し、絶え間なく今でもメールを送ってくる。
そんな精神状態の人々をドイツは大勢抱えているのだ。

R子さんはドイツ生まれのドイツ人ではないが、容貌はここになじみやすい西洋人だ。
ドイツ語を完璧に話し、充分に稼いでいる旦那さんと三人の子供と暮している。
母国が経済的に不安定で子供の身代金目的の誘拐などが日常茶飯事だったので、日本人の感覚とは全く違う人間の見方をするのを考慮に入れなければならない。
R子さんが三人組を警戒したのは自分や家族を守る普段からの当然の行為だったんだ。

数日後、ウチに沿った歩道にある街路灯の柱にガムがくっついているのを発見。
何でも悪いのは移民・難民のせい、と思うところを首を振って避けた・・・・



強化ガラスを割った怪力りす

2017年10月28日 | カテゴリー分けするのに飽き
電車の窓ガラスが割れる事故が続いているとニュースで読んだ。
先月、私もその強化ガラスでできているショーケースを割ったんだ。

写りこんでいる対面販売のパン屋のショーケースは大抵こうしたガラス張りだ。
商品はケースの上から渡され、支払いもそこで行われることが多い。
私は飲料を注文し、マグカップで出てきたそれを取り上げようとしたところ、カップの底がガラスケースにカチンと当たったんだ。
すると、当たった部分からほとんどすべて割れてしまった。かなりの爆音だった。
強化ガラスと思ったのはかなり分厚く、また、割れたときに尖らないで真っ白になって粉々になったからだ。
もちろん、故意に割ったものではないので責任を問われることはなかった。
その割れた部分にあった商品も全部ダメになったので、結構な損害になったと思う。

そのときは「ドイツクオリティのガラス」などとちょいとドイツの品をばかにしてしまう発想をしてしまったものだ。
だが、日本で、もっと安全性を要求されてもいいと考えられる電車の窓ガラスが頻繁に割れるのだから、私のちらりと考えた思考は間違いだった・・・。
私の場合、角が平面に軽く当たっただけで割れてしまった。
電車の場合もそうだったのだろうか。あのガラスを割るには怪力は要らないと私が証明しているので、何かもっと別の理由かもしれないぞ。
割れた部分はいつも熱源が入っているところで(温める商品を展示している)それで劣化していたのかもしれない。

強化ガラス割り事件以来、パン屋で飲料を飲むときはマグカップでなく紙コップで注文することにした。
去年からショッキングな事件が私に頻繁に起こっている恐ろしさ。









手を安静に保つのは不可能、つまり治癒不可能

2017年10月27日 | カテゴリー分けするのに飽き
腱鞘炎続行中。
物を書くのが困難になってきた。痛くてまともな字を書くのが難しい。
だが、首から下がなんでもないのにじっとしているわけに行かない。
義母も義父も次々と平気で用事を言いつける。
茹で上がったフダンソウを細かく切ったり、二キロパックのにんじんの皮をむいてさいの目に切ってゆでたり。
包丁を使うときも痛みが走るので注意している。
義母が反対している庭の一部をいじる仕事。彼女が外出中に義父は私を呼び出して、何キロも支える作業を手伝わせた。

これは結構痛かったけれど、言い出せなかった。
夫はいつものようにお構い無しに浴室や鏡の前で髪を切る。
「私が掃除します」と一応、彼は言うのだがそれが何時間後になるかわからない。
さっさと掃除機を屋根裏部屋から運んでくるのは私。その掃除機の重量は7キロ。痛む手には重い。

天気が良くなったので友人と彼女の子と一緒に公園へ行った。途中でその子の保育園で一緒の赤ちゃんとそのお母さんとも合流。
勝手に遊んでくれればいいが、そういうわけには行かない。
二歳児をブランコに乗せたり、滑り台の上まで引っ張り上げたりした。これも痛いだのなんだの言っている場合ではない。

そういうわけで、この日一日で症状はさらに重くなった。

棒付きあめを舐めながら歩くのは危険よ、とお母さんに言った。
全然気にしていないようなので、仕方がない、私がずっと注視していた。

体力気力消耗した。

早起きが自慢だったのに、いったいどうしちゃったんだ、私(涙)

2017年10月26日 | カテゴリー分けするのに飽き
ここ数週間8時起床が続いている。
私の今までの人生で驚異の朝寝坊の日々だ。
就寝が遅くなっても、週末で何も予定がなくても6時には目が覚めて布団の中でうだうだしているのが面倒で起きてしまうんだ。
5時起床も楽にできたのに。
いったいどうしちゃったんだ、私。
去年から今年前半にかけてまでの体重激減(ふつう43~45キロをうろうろしているのが10パーセント以上減った)を考えると、この朝寝坊ぶりはやはり何かのストレスから来ているのかもしれない。
なんと言ってもあと数ヶ月で義両親同居10年を迎えるのだから、私の体調にどんな変化があっても不思議ではない。

夫に私の長くなってしまった睡眠時間を嘆いてみた。
「長く寝るのはいいことです」
と、意外な返事が返ってきた。
意外、とはいえ、義母からはここに来た当初から言われてきたものだ。
「なぜそんなに早く起きるのですか」と。早起きを姑に指摘されるのは困ったものだった。
朝早くからごそごそと台所やPCで作業しているのが気になって仕方がなかったのかもしれない。
義両親たちの朝は比較的遅く、義母は8時になったら朝食の準備をする。
夫は日によって違うが、午前中は家で仕事をしてから事務所に向かうことも多い。
そういうわけで、私が8時まで眠っていても、皆それを喜んでいるようだ。
たくさん食べて太り、長く眠るのが我家の健康的な生活・・・
私は少食を目指して、睡眠時間も短くなるといいな、と自分の将来をうすうす考えているところなのに。

エチオピア人友人男性が送ってきた画像。
どうやって探すのか、いつも意味の深い物事が書かれている。

私は大勢の知人友人たちに少しずつ助けられるのが好きだ。
義両親たちとの生活を知ってもらうだけのことでさえ、ストレス解消になる。
エチオピア人の彼が、このような画像を送ってくれるのも嬉しい。

いきなり朝寝坊になったわたし、いったい身体に、脳に、何が起こっているのだろうか。
ちょいと心配。






西欧州より日本近隣各国の方が進んでいる可能性大。

2017年10月25日 | カテゴリー分けするのに飽き
親しくしている台湾人宅で知った。
彼女は二ヶ月ほど帰省していた。母国から持ち帰った物資を入れてあった箱を遠くから見て「あれ?」と思った私。

このラベル、遠くから見てもあの有名な宅配便のものだとわかるんだな。
どうして、台湾人があの会社のを持っているのだろう、と近寄ってよくよく見たら・・・
なんと、全部漢字。台湾にも進出しているクロネコ!
台湾の日本好きは有名で、それは私が接するドイツ在住台湾人のほぼ全員が日本を褒め称えるので本当のことだと確信している。
日本の会社の進出を楽楽受け入れるのだろう。マレーシア・シンガポールなどは戦時中の経験から日本の企業進出を好ましく感じなかった時代も長かったらしい。
台湾のクロネコも、スピーディで他社と比較すると丁寧なのだろうか。
ドイツに進出しても無理だろうな。クロネコの評判を下げてしまうぞ。壊れ物は壊れて届いちゃうドイツ。

これはマレーシアから届いた写真。回転寿司だ。

写真左の注文タッチパネルにたまげた。
ここにも回転寿司はあるが、タッチパネルをまだ見たことがない。
日本近隣の国々は、次々と日本に便利で高度な物事を受け入れて生活が便利になっていっている。
ここは・・・
日本から遠いからだな!
また、よくドイツ生活事情が書かれている書籍などが訴えているようにここの人たちは便利な物事が嫌いだしね。

そいうわけで、日本近隣の国々はドイツやドイツ周辺の国々よりどんどん発展していっているような気がしてならない。
なんだか、悔しい。




10月下旬の風景

2017年10月24日 | カテゴリー分けするのに飽き
毎年恒例、秋を思わせる風景がこれだ。

ここに来た年にはびっくりしたものだ。出かけていってペーターさんまで撮影しちゃったのだから、当時のブログ記事への情熱は今とは違うな、と笑ってみたりする。2008年10月29日記事「羊飼い」

一年ほど前からは動画撮影も手がけている。まだまだへたな撮影だ。向上するかどうかも疑問。
持っている道具やネット環境がアレなんでねぇ。


これは大学構内で見つけた蜂の巣箱。

なかなか本物を近くで見る機会がなかった今までの人生だ。

羊やヤギ、ハチの巣をあまり見たことがない日本の生活って、考えてみると貧しいような。
住宅街に住んでいれば、そういったものを見に行く好奇心、環境、経済力が関係してくるもね。
ドイツでも見たことがない人たちはたくさんいるのかも。

人種差別主義者のお姑さん

2017年10月23日 | カテゴリー分けするのに飽き
ここで付き合いの長いブラジル人R子さんとはときどきばったりと街中で出会う。
バス停や店の中、通りを歩いているときなど、本当に偶然とは思えないほどよく出会ってしまう。
縁の深い人物と指定、大事にすることにしている。

彼女と話すと、ここ何年もテーマは彼女のお義母さんのことだ。
今年94歳のお義母さんは徹底した人種差別主義者なのだそうだ。その彼女と同居しているものだから、毎日が戦場だそう。
R子さんはコーカソイドのお父さん、ネグロイドのお母さんとの間の子だ。こうした場合、どうしてもネグロイドの特徴が子供に出る。
すでに、ストレスで過食が進んでR子さんはちょいと危険なくらい肥満してしまった。(ストレスで痩せるのと太るのとどちらを選ぶか悩むところだ、と失礼ながらR子さんを見ているとそんな思考をしてしまう)

同居とはいえ、台所・浴室などは別の二世帯住宅だ。私よりずっとお気楽なのでは、と想像してしまう。
いや、お義母さんは勝手に階下の息子夫婦の住まいにやってくるのだそう。
来るだけでなく、ここ数年はR子さんの持ち物を壊していくのだそうだから、もう始末が悪い。
衣類をずたずたに切り裂いたり、家具を傷つけたり、自転車を壊してR子さんが乗っているときに事故に逢うように仕掛けたりするのだとか。
「5000ユーロやるから、ブラジルに帰ってくれ」
「憎いのなら、私を殺しなさい、あなたは犯罪者になるでしょ、ざまあみろ」
というような会話が絶えないそう。

そんな話を聞かされて、誰しも言いたくなるのは「別居すればいいのに」だろう。
彼ら夫婦も、ウチと同様に経済的な理由でそこを住まいにせざるを得ないと私は納得。
94歳の母親の息子だ。初対面の印象もほとんどおじいさんだった。
長い未婚か離婚、死別で淋しい思いをしているときにブラジルからお嫁さんをもらうことにしたのだと想像している。
夫婦仲は悪くないようだ。
お義母さんとその息子がR子さんいじめに関して喧嘩をしている様子を動画で見せてくれた。
(そんな心理的余裕があるR子さん、凄いぞ)
まっすぐに立って平然としているお義母さんに対し、背中を丸めて母親に吼えている息子。勝ち目はないような。

もしかしたら、人種的な問題でなく根本的にはR子さんと気が合わないのではないかとちらりと思う。
黒人的な容貌だけでなく、R子さんはちょいときつい顔立ちをしていて、打ち解けるまでに時間がかかるのは確かだ。
見知らぬ人に嫌がらせを受けることも多いのだそう。
私だって、人種問題についてはここで真っ先に犠牲になるはずだが、それほど嫌な思いをした経験はない。
9月のドイツの選挙で多民族国家化を憂う結果が出ている。仕事を得るためでも母国の戦乱のためでもなくここに来たR子さんと私だが、今後の生活に不安を抱いてしまうのは確かだ。

人種差別主義者と個人的に知り合うのは非常に難しいけれど、移民・難民援助大好き、というドイツ人を見つけるのは簡単だ。
数ヶ月前に知り合ったドイツ人(白人ドイツ人、と書いておこう。今では黒人ドイツ人、アジア系ドイツ人もゾロゾロいる)B子さんは定年退職後、難民支援に勤しんでいる様子だ。
WhatsAppのメッセージの絵文字が興味深い。

人物絵を選択操作をすると、5種類ほど肌や髪の色が違う表示が出てくるんだ。
その中の一つを選ぶのだが、B子さんはいつも真っ黒なものを選んでいる。
ちょいと意識しすぎなのではないかい、と笑ってしまう。
そうした人々のおかげで私たち人種が大きく違う外国人が暮していけることを感謝しようっと。


「母の文句は普通です」

2017年10月22日 | カテゴリー分けするのに飽き
「午後は誕生日会に出かける」
と、義母に言うと
「日曜日なのに!?」と返事が来た。
日曜日に誕生日パーティをやってはいけないという決まりはない。孫のP子ちゃんの誕生日祝いを先月週末日曜日に祝ったばかりではないか。
もちろん、そんな風に反論したところで意味はない。義母のこうした発言はただの会話の一部で、本気で反論しているわけではないことがほとんどだからだ。
無言でいるわけでも行かないので「彼女は土曜日も働いているので日曜日しか空いている日がないのです」と答えておいた。
最近、義母とはこういう会話が多くなってきている。
いよいよ脳が老化してきたな、と警戒しているが、同じ話を繰り返したり物事を忘れるような典型的な老化でないことにちょいとほっとしている。
夫に言わせれば、今に始まったことではなく、彼が子供の頃からそんな会話しかなかったらしい。
ってことは、私は義母の実の娘のようになじんできてしまった、ということだろうか、恐ろしい。
大抵は落ち着いて無難に彼女に対応しているが、いつかは夫のように怒鳴りたくなるかもしれない。うっほー。

出かける前に「ジャケットを着ろ」「傘を持っていけ」「何時に帰る?」と台所の脇を通るたびに義母が顔を出して口を挟むのでイライラした。その一つ一つの発言を無難にかわしながら準備をした。

たびたび訪問しているこの家庭。こちらの方がリラックスできるかも。
32歳の誕生日を迎えてたA子さん。ケーキは手抜きで、冷凍物。ちょいとがっかり。
家では義母がスポンジ台を焼いていたな・・・・

一応、冷凍のケーキもおいしいのだが、食べ過ぎないように気をつけなくてはならない。
食べ過ぎると何か、単なる食べすぎではない妙な気分の悪くなり方になる。

家に戻ると、案の定ケーキがあった。

もちろん、義母はすかさず言った。「このケーキを食べてね!」
私は「ハーゼ(夫)が食べるから大丈夫ですよ」と答えておいた。
本当は「誕生日会で食べたからもういらない」と言いたかったのだが。
義母は私を一瞥して、A子さんからもらったチョコレートに文句を言った。
「まあ!ケーキがあるのにチョコレートをもらってきたなんて」
チョコレートとケーキじゃあまったく別物でしょう・・・。
この発言にはかなりむっと来たので、何も言えなかった。
夫にこれを話すと「母の文句は普通です」、ですって。私よりずっと長いこと、義母の会話に苦労してきた夫だ。ごくろうさま・・・・



だんだん壊れていく義母?

2017年10月19日 | カテゴリー分けするのに飽き
忙しいときのために用意してある冷凍ピザ。
義母は4枚入りを全部出してきて「今日は三人でこれを全部食べるのよ」と意気込んでいた。
それは無理なんじゃあないのぉ、と思うのだが、私が反対したところで全然聞き入れないのは当然だから口に出さなかった。
一人一枚、300グラム。日本人成人女子がこれを一気に全部食べられるか疑問だ。胃が相当大きくなった私にも難しいときがある。
夫がいない平日昼だ。四枚目は三人で分けて食べる、という計画らしい。
地下室の冷凍庫は夏の庭の収穫物で一杯なんだ。少し手もスペースを作るためにまず、永らく保存されていたこのピザを始末したいらしい。
4枚目は、それだけだったら平べったいから冷凍庫のすみ、あるいは上部に保存できそうなものだが。
まあ、とにかく、私がとやかく言ったところで何も聞き入れないだろうから黙っていた。それしかない。

義父は「残したら夜に食べる」と主張していた。
義母はすかさず反論。「冷えたら不味い」と。
冷たいピザもできたてと違った旨さがあるのだけどなぁ・・・と、反論してみたい。私が来てから手に入れた電子レンジで温める、って手もあるのに、とにかく一気にピザをみんなの胃に収めさせたくて仕方がない義母。
無理だって!

案の定、4枚目はまったく手が付けられず残された。手前の残りは私が食べられなかった分。

義母も義父も300グラムのあの一枚を完食した。食糧を無駄にしない恐ろしい胃袋の後期高齢者。

そういえば、いただいたコメントに調理した料理を冷蔵庫で保存しなくていいのか、という内容のものがあった記憶がある。
単純に比較すると、ここの気候は日本の関東以西と比較すると低温低湿だ。
実家では冷蔵庫保存必須だったものが、ここでは常温保存が可能である。冬季などは、食糧小部屋が冷蔵庫並みに低温になることがある。バターなどは保存は冷蔵庫だが使う分は常温で置いてある。
義母のやり方での冷蔵、冷凍保存の方法を私は観察して学んでいる。
在独日本人仲間にいただいた手作り味噌を常温保存しておいたらカビが生えてしまった。手作り味噌は冷蔵必須。これは義母に学べなかった!

嫌な気分で終了した昼食。
だが、その後すぐに気分を変えてくれるものが届いた。
日本の仲間のワカヲさんからの贈り物。ぎゃー、これは面白い!

週末に仲間と小さな集まりをやるので、その時にみんなに見せたら面白がるだろう。
こうした小さいシール、私は大好きだ。

ところで、これらの品々、ワカヲさんが発送してから2ヶ月ほどかかっている。

一度目はあて先が不完全で、彼女の元に戻ってしまったんだ。
その戻った封筒の写真が届いたので公開。うん、ちゃんとドイツまで来たことがわかる。
下の真ん中緑のシールがその証拠だ。
ああ、近くまで一度来たのにねぇ~。
二度も空の旅をしたこのシールたち(文庫本2冊も!)大事に使うことにするっ

ああ、昼のピザが胃を苦しめているぅ~
食べすぎで病気になること必須だなっ



在外選挙を楽しくやる方法

2017年10月18日 | カテゴリー分けするのに飽き
先週、領事館へ行って第48回衆議院議員総選挙の投票をしてきた。
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エレベーター内にもきちんと案内が表示されているのがとても日本的で嬉しくなる。
私は政治に興味があるとか、熱心に支持している政党や政治家がいるわけではない。
選挙をできるようになった20歳から、ほとんど欠かさず投票している。
もう、癖のようなものだ。外国生活になっても抜けない。

さて、わざわざミュンヘンまで来たのだから、楽しまなくてはならない。
一緒に来た在独日本人仲間のE子さんと一緒に、ブログ記事に書いた中国料理店に行った。
今回は昼食時で非常に混雑していた。席に案内されたものの、私たち二人の存在はほぼ無視されてしまった。
後から来た日本人女性4人組にはさっとメニューが手渡されていた。
何かの集まりの帰りなのだろうか、楽しそうに日本人女性に多い甲高い声で会話していた。懐かしい響きだ、とか考えていたが、店の人に相手にしてもらえなくこのまま彼女らの会話を聞いているだけではたまらない。
立ち上がって他の店に行くことになった。

すでにガラガラに席が空いていた別の中国料理屋に入った。
海鮮うどん。

野菜焼きそば。

どちらも非常においしかった。いや、私は焼きそば、E子さんはうどん。
焼きそばは量が日本人一人分の1.5倍くらいあった。苦しかったが日頃義両親たちに食べ物を残して捨ててはいけないと教育されているおかげか、食べつくした。
残りを持ち帰るには家が遠すぎるんだ!
これはこの店。

混んでいて食べられなかった店。
元ミュンヘン住まいだったブログ読者によると、フリーペーパーにいつも宣伝しているのだそう。
彼女は可も不可とも評価できないそうだが、私には激ウマだった。
どちらもミュンヘン中央駅からすぐのところにある。
ドイツ旅行に来て中国料理を食べてみるのもいい経験だ!

その日はあまり天候がよくなかったので、前回の参議院議員選挙のときのように湖観光などをする気にはなれなかった。
中央駅に戻り、コーヒーを飲みながらおしゃべりすることになった。


座った席からの眺めを撮影してみた。
わずか十数秒の動画でも、アップロードに30分ほどかかってしまう。
いただいたコメントに義母料理の動画を希望しているという記述があった。料理の説明だと、数十秒では無理だろう。
今のところ、ウチのネット接続速度などの関係で、そのリクエストは却下だ。申し訳ない。

選挙は楽しいドイツ生活。
義両親との生活のたまの息抜き。
毎月選挙があってもいいぞ!

義母と夫が好きな献立

2017年10月17日 | カテゴリー分けするのに飽き
秋の風景を街中で撮影してみたけれど、上手く繫げることができなかった。うーん。

週末の義母料理。
菓子パン生地を大量に作って、それを使ったもの三種。
 
長くして三つ編みにしたこのパンは、義母によると見かけが失敗なのだそう。おいしかったが。

食卓には三つ編み以外の二種が並んだ。丸めて蒸したものと焼いたもの。

イチゴのソースとカスタードソースを添える。

これって、食事じゃあないよな、って今でも思う。
義父も違うと思いながら半世紀を過ごしていることだろう。義母とその息子だけは贅沢な正餐、と思っているだろう。
不味くはないんだけれどねぇ。食事としては・・・・違う!


結婚うまくいく人、なのか、私。

2017年10月15日 | カテゴリー分けするのに飽き
パンにバターやジャムを塗るときに気をつけなければならない。
ナイフにバター・ジャムが少しでも残らないようきれいにパンに塗りつけるのだ。
義両親たちと朝食を食べるときにはいつも気をつけている。(朝食を一緒に取るのはいつもではない)
なのに、また義父から嫌味を言われてしまった。過去の嫌味ったらしいこの件についての記事はこちら 舐めなくてはならない
その時は、本当に私はナイフを舐めてきれいにしたんだ。(ナイフを口に運ぶのは正式な場ではマナー違反)
舐め足りなかったようだ。
ちょいと注意するだけで終わるのならともかく、おしゃべり好きな義父のことだ。船乗り時代の食糧事情まで話し始めた。
要するに、彼は構ってもらいたいんだ。
それはわかっている、わかっているけれど辛い。

在独日本人仲間から回ってきた古い雑誌に、興味深い記事が載っていた。

アンケート結果を分析した某教授の意見だ。
「親と同居すると夫婦仲は悪くなる」
私たち夫婦が、まだ夫婦であることは奇跡に近いものがあるかもしれない。
幸いなことに、夫と私は言葉の壁もあるせいなのか、もともと話し合いが嫌いなせいなのか、物事を深く突っ込んで語り合うことがまったくと言ってもいいほどない。
私が夫に「義両親がああ言った、こうした」と不満を言っても「それはいつもそうです」とどうしようもない、という表情をして答える夫に私は理解を示してしまうんだ。
義両親たちはヨメ憎くていろいろ言うのではなく、単なる自己主張、または子育ての延長、で私と接しているんだ。

夫婦二人でガンガン稼いでやっと独立して生計を維持する生活と、義両親の「構ってくれ」を受け入れるのとどちらがお徳か?
すでに10年続いている同居生活、もしかして、私たち夫婦は雑誌アンケート結果の例外的存在になってしまったのかもしれない。
その代わり、私はストレス満載の生活で義両親たちより早く他界するかもしれないリスクを負っているだろう。働きすぎストレスで早世ってのもあるから、どちらを選ぶかなぁ、あはは。(ドイツでの勤務は楽、という印象の記事が出回っているようだが、単に勤務時間だけを比較するのは違っている。また、そうした記事は大企業や公務員ばかりを取材している結果が多い。仕事ストレスでひどく痩せてしまった友人の例のとおり過酷な職場は普通にある)


この時期にしては暖かい週末、義母はせっせと庭仕事。やること満載のウチの生活、義両親たちは恵まれている。
彼らも息子夫婦の居候に神経使っているのだろうけれど!



痛いけど我慢して生活、それも人生。

2017年10月12日 | カテゴリー分けするのに飽き
友人宅のケーキ。

彼女の家も週末にはケーキを食べる習慣があるようで(旦那さんドイツ人、奥さんポーランド人)月曜日に私が伺ったときに出てきたこれは前日の残りだった。
自家製でなく、スーパーで売られている冷凍物だ。
なかなか出来合いのケーキを食べる機会がない私だ。喜んでいただいた。
うん、おいしい。
2切れ目を勧められた。
まだ、食べられるぞ、と思って「はい」と答えた次の瞬間、ムカムカしてきた。
これ以上食べると、危険という信号が身体から発せられている。
自家製とは違う、妙な重い味なんだ。
「あ、一切れの半分だけ、いいですか」
と、慌てて言った。
一切れを彼女と半分にしてそれぞれに分けた。

さて、私の手の腱鞘炎は続行中。
PC操作はどうにかなるが、手書きに苦労するようになってきた。
痛くて書きづらい。はさみを使うのが困難。
友人にそう伝えると「ちゃんと医者に行った?」と始まった。
「理学療法で治さないと」
「総合病院のうらの建物の二階にあるのよ、行きなさい」
「今はいいけれど、数年後にもっとひどくなったら困るでしょう」
私の返事を待たずに畳み掛けてくる。
どちらかというと、私は医者に行くのが面倒なほうで、彼女は行き慣れている。
三人の子供たちの母親だ。
つい先週も、幼稚園児の次男が高熱・嘔吐で小児科へ駆け込んでいた。
不便なところに住んでいてバスで外出をしている私には真似ができない。
おまけに義母が「それくらいで医師に行くのはおかしい」と引き止めるので、彼女に言うのさえ億劫なことがある。(それは義母の口癖で、私の言うことやることに何か一言反対意見を言いたいだけ、とわかっているのだけれど!)
そんなことを友人に言うと「じゃあ、わたしがりすさんを連れて行ってあげます」と言い出すので、ますます困っちゃった。
三児の母で、仕事もしている彼女にそんな負担はかけられない。

「では、自分でちゃんと行きます」
と、まったく行く気はないけれど、その場を取り繕うためにそう答えるしかなかった。

ここの医院・病院は予約をしていても(それが三ヶ月先、ってよくある)当日待合室で1、2時間待たされることは普通にある。
二度ほど整形外科に行ったことがある。何人もの患者が私と同じく、ずうっと待っていた。
もう、整形外科には行きたくない、と思ったものだ。(痛くて死にそう、だから早く診て欲しい、とガンガン主張しなくてはならない、というアドバイスもあり。ドイツ生活、過酷だぞっ)
腱鞘炎は医療で治せるものではなく、自然治癒しかない、とも読んでいる。
友人の熱心な助言を思い出して、どうしたものか、とちょいと憂鬱になっている。