怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

まあまあおいしいランゴス(Langos)

2011年02月25日 | 食べ物
「ランゴス」は地球の歩き方ドイツ、のどこかに出ていたような気がするが見つけることができない。
日本語で検索すると多くの人がウィーン辺りで食べている様子だ。
ローマ字で検索するとウィキにあったぞ。
「ハンガリーの揚げパン」と解説されている。


友人に勧められて経験したランゴス。ウィーンではなく、ウチの街の中心にて。
もう、どろどろに油まみれ。ニンニク味。上に載っているのはカリカリに揚げたタマネギ。
これ一つを私が食べるとおそらく下痢か嘔吐になると思う。彼女と半分づつ食べた。
が、おいしい。お勧め。


このハンガリー揚げパン、添えるものによって値段が違ってくる。
ニンニクや、粉砂糖、ジャム添えはそれぞれ2€(約250円)チーズは2.5€とあるぞ。

1枚目の写真は女性・アジア人(!?)などのために一回りほど小さいサイズで1ユーロ。それでも半分づつにして分け合っていただくことができる。(・・・ほど強烈に油っぽくい)

ランゴスをここで発見して勧めてくれたこの人、「ランゴス」という単語をいまだに覚えられない。
「あの、油っぽいパンを食べに行きましょう」
となってしまう。
強制ドイツ語講座(2005年頃からドイツに長期滞在外国人に課せられたほぼ強制、とも言えるドイツ語コース)を終了したにもかかわらず、だ!
ランゴス、はハンガリーのものだし、ドイツ語能力には関係ない、けどね!


家庭平和のための工夫

2011年02月22日 | ここの品々
友人にバルサミコ酢の使い方を教わった。
中国人の友人なのだが彼らはここで普通に買うことができる品々を上手く取り入れている。
ああ、水餃子の王さんさ!
パスタを茹でてバルサミコ酢で和えたりするのだが、旨い。中国の黒酢と似たような風味があるらしい。
母国より高く売られている中国酢を買うより、ここの安くて安全な(!)品を代用できるのだからいい話だ。

そんなわけで、私もバルサミコ酢を人生初、買おうとした。
が・・・
もしかして、ウチにもあるかと予想し、買う前に義両親に尋ねてみた。
でた・・・

「娘がイタリア旅行で買ってきたものだぁ~」
そ、その旅行って、いつ??
すでに開封されていて、食料小部屋に置きっぱなしだった様子。
ちょっと舐めてみた義父は
「大丈夫、酢の味だ」ときっぱり。

ここで私が「怪しい」とか言ったところで、彼らは下等な東洋人嫁の話すことなどに聞く耳を持っていない。
「はあ、どうもありがとう」
しぶしぶ、私はあまり嬉しくなく頂戴した。

後日、中身を捨ててみると・・・

ビン底にはこうした塊があった。
ああ、捨てて正解!

2週間ほど前、義母の料理を吐いたのだが、あれももしかしたら古い食材を使っていたからかもしれないぞ。

で、あらかじめ買っておいたバルサミコ酢をこの古いビンに入れた。

この品、その辺の普通のスーパーで85セント。約100円。
しばらく義父母の目の前では古いビンに入れたこの品を使うことにしよう~

家庭の平和のためのちょっとした工夫さ。
私は体調が悪くならず、義両親は嫁に貢献した、ってことさ。



トルコ人女性たちと一緒に

2011年02月21日 | 近隣の人たち
ドイツ語教室の合同授業なるものがあった。
在住外国人のためのほとんど無料のものなのだが、それなりに充実していて楽しいものだ。
この日はそれぞれ与えられた課題について各自がドイツ語作文をし、みんなの前で発表する形式だった。

小柄だが、すらっとした手足にばっかでかいお目目が魅力のPさん、26歳、トルコ出身、人妻。
与えられたテーマは「拒食症」。
え?自分のこと?っておもっちゃたけど、彼女自身は週に三回、フィットネスクラブで筋肉作りに励んでいるそう。


スカーフ姿の女性たちを堂々と撮影するいい機会だった!
ドイツにはこうしたトルコ人女性が沢山いる。いろいろ問題になるトルコ人移民たちだが、こうして近く接すると、普通の人々である。
やはり多くいるタイ人女性たちのドイツ語の発音が大変聞き取りづらいのと比較すると、トルコ人たちの話すドイツ語はわかりやすい。


左端にいるのが、このトルコ人ばかりのクラスの指導者。彼女もトルコ人でトルコ語でドイツ語を教えているのだそう。
トルコの結婚式の説明補助をしている。なにやら赤いヒモを使うらしい(撮影に夢中でちゃんと聞いていなかったわたし)
この先生、いつもふわっとしたパンツを着用している。
「ハーレムパンツよ~」とか笑っていたけど、本当によく似合う。


左、肥満に関する発表のもの、右はトルコの結婚式。
トルコの食事も脂質や糖分が高いらしく、それに対する注意まで学んでいる様子~
ああ、日本食は素晴らしい(最近、私はこればかり)


サモワールでお茶をいただく。まったく、格安で(月間5~10ユーロの徴収があるが、こういうった間食代に使われる)豪勢な授業が受けられるというものだ。
ドイツが移民に悩んでいる様子をこうしたことで実感できるものだ。
指導者の給与は税金から支払われているのだろうし。
右はトルココーヒー。悪いけど、10分の一しか飲めなかった!

これはベトナム人が作ってきた御菓子。
これは米と豆で作ったもの。おいしかった~マレーシアにも似たような菓子が存在するぞ。
やっぱり食に関してはアジアが優れている!
トルコ人の多くはこれに手を付けず、ひたすらむさぼったのは私だけ。
帰り際には「持って帰っていいか?」と尋ねてしまった私!(沢山もらって帰ったぞ~)

実を言うと、私達のクラスも発表のはずだったのだが、時節柄、ほとんど全員体調を崩し欠席。
私だけがピンピンしていたのだ。ばか、風邪引かず。
またの合同授業を計画したのである。








昨日の記事の料理の作り方

2011年02月19日 | ドイツバイエルン家庭料理
昨日の記事の義母の料理(記事後半部分のキャベツ料理)について在独日本人女性から問い合わせがあった。
早速、義母に尋ねると嬉しそうにしていた。彼女は私のブログの存在を知らないが、自分の料理が話題になっていることに気をよくしたのだろう。
「あれはね、キャベツ(Kraut)じゃあないのよ、ちりめん玉菜(Wirsing)よ」


これがそのちりめん玉菜だ。
模様が沢山はいったキャベツだな、あはは。
ちなみに、キャベツでは代用できないそう。
昔はキャベツを栽培している端っこにこれを植えたのだそう。長期保存が可能な野菜のひとつだそう。



義母は古い料理本に貼った雑誌の記事を見せてくれた。
これが、昨日の記事の彼女の料理。古くからあるものではなく、彼女も雑誌で初めて知って作ったのだそう。
新しい料理に日々挑戦かぁ。
響きはいいけど、少しは日本から来た嫁の料理にも興味を持ってくれないものかしら。

って、不満を書いて締めくくる悪いりす~




ザウアークラウト対決

2011年02月18日 | ドイツバイエルン家庭料理
ザウアークラウトはソーセージの付け合せ程度の認識しかなかった私がここに来てから色々な料理になっているのを経験した。
義母はザウアークラウトとソーセージやハムを一緒に煮込んだりする。
当然、酸っぱいのだが、そのすっぱさが過剰な塩分や油分を隠すので比較的食べやすい。

ある日、別のドイツ人家庭の食卓に招かれた。
「ザウアークラウトスフレよ」
前日に義母のザウアークラウト肉煮込みを食べていた私はあからさまに「うほぉ!」と数分の一秒、嫌な顔をしてしまったが、おそらくその一瞬は見逃されていたに違いない。



左上はスープ。野菜などの具はこのように砕いてしまうスープも多い。ウチでもそれについて論争になり、最近は具が見えるほうが楽しい、ってことで砕かない日々が続いている。
右上はザウアークラウトスフレ大人5人分。
左下、自分に取ったところ。この量、日本人サイズ。招いた高齢ドイツ人夫妻はこの倍量を取っていた。
(あとで私はお替りしたので、結局ドイツ人と同じ量を摂取。同席した他の二人の在独日本人はお替りしなかったぞ。日頃の私のドイツ料理への慣れぶりをこういうときに発揮できるというものさ!!自慢、自慢さ、うほっほっ~)


近影。ザウアークラウト一緒にジャガイモとにんじんが見える。上にチーズを載せて焼いたものだ。
お味は・・・なんだかんだ混ぜて料理したところで、発酵キャベツの酸っぱい味が主となる。
付け合せ程度の量だったら日本の日本人も大丈夫だろうが、この料理だけを食べる能力は慣れが必要に思われる。


デザート。りんごのコンポート。ウチのは赤い色が無いのだが、その違いについて質問したはずなのに、
ききとれなかったか忘れたのか・・・・記憶に無い。

帰宅して義母にザウアークラウトスフレをいただいたことを報告した。
すると、なにやら彼女、対抗意識を燃やしたのか「私も作ってあげます」と言い出した。
ごそごそと古い雑誌や新聞を切り抜いたレシピ集を引っ張り出してきた。「あったわ、ザウアークラウトスフレ!」
おいおい!!三日続けてザウアークラウト料理は勘弁してほしい!!

「それではキャベツ料理にしましょう」と、義母の提案。納得しにくいが、少なくとも酸っぱくないから良しとした。


キャベツの千切りを柔らかく茹でる。別の鍋で牛乳、ヨーグルト、チーズでソースをつくり、茹でたキャベツを混ぜる。


キャベツ煮の出来上がり。義両親はジャガイモを添えて、わたしは大量のご飯と一緒にいただいた。キャベツ煮の上にある少々こげた物は豚肉のカツ、日本人にも有名なシュニッツェル、ね。私は半分量しか食べられない。油分の多いものは具合が悪くなるもので、気をつけて摂取している。
右はデザート。日本の人にはこう説明する、カスタードクリームのチョコ味。生暖かいところを食べる。
これが、非常に気持ち悪い。私は食べない。左に添えてあるのはさくらんぼのラム酒漬け。これを上にかけて食べるのだけど、わたしはこれだけをいただいた。

そういうわけで、3日連続でキャベツ料理だったこの週。
野菜の摂取が難しいドイツの知恵なのだろな、ザウアークラウト、キャベツのお料理。



トルコのおいしいもの発見

2011年02月15日 | 近隣の人たち


市が主催する外国人女性のための集まりがいろいろあるのだが
今日は「朝食会」と称するものに初めて出席した。

午前10時に開始するので朝食には少々遅い。
昼食をかねて張り切って食べた私。

基本的に持ち寄りで、トルコ人女性が多いのでトルコ料理が並んだ。

いつものように油っぽいだけでちっともおいしくないものばかりの中、
赤い物体を見つけ、試してみた。
チーズや野菜と一緒に口に入れると~

旨い!


唐辛子と何かを混ぜたものらしい。ただ辛いだけでなく、旨みのある辛さだ。
わたしが感激していると、これを作ったトルコ人女性アイラさんが
「全部あげるわ」
と、ケースごとくれた。(たいして残っていないが、貴重品)

なんでもお義母さんと一緒に作ったものだそう。
「同居ですか?」
って尋ねたら、違うそう~。(少々がっくり)


日本にいるときは食べるものの旨さなどほとんど全く気にせずにいたものだ。
ここに来てからは非常に敏感になっている自分に気づく。

ああ、今日も一つ発見、旨いもの。
「アジュカ」というそう、
在独の皆様、またはトルコに関心のある方、是非試してみてください。

モンゴル正月 in ドイツ

2011年02月12日 | 近隣の人たち


義両親を通じて親しくなったモンゴル人ウルナさんが、私を彼らの正月のお祝いに招いてくれた。
東アジアの多くの国や地域では今でも西暦ではなく、彼らの古い暦でその新年を盛大に祝う習慣があり、モンゴルものその例外ではない様子だ。
今年は2月3日で、これは今年は中国正月とも一致している。


どんなお料理が出るのか、腹を空かせてわくわく到着したのはもちろんである。
冒頭と、左上の写真はパンのようなクッキーだった。一瞬、月餅のような餡入りのお菓子と予想したのだけど。
カップに入っているのはモンゴルのお茶。ウルナさんの説明によると、牛乳とお茶、少々の塩を加えたもの。
ウィキで調べると、こうなる。ツァイ
味は・・・・まさに、牛乳とお茶と塩。慣れればどうってことないのだろうけど、それまではは苦行。
右はご存知、肉まん。「ボーズ」と呼ぶそう。中国語で「バオズ」と聞こえるほぼ同じものがあることを思うと、
近隣の国でおたがい共有するものが存在することを容易に想像することができる。


この肉まんをウルナさんは数週間前に作って冷凍しておいたのだそう。目の前でアツアツのところを提供するためだそうだ。
蒸しあがると、このように布巾で湯気をはたくそう。ふ~ん!どんな効果があるのかなぁ~



これは豚肉。薄切りにしたものを(まだ厚いが)たれに漬け込み、焼く。
レタスに包んで食べるのはモンゴル風とは言いがたいような気がする。野菜が育ちにくいドイツと同様な寒冷地、
これは正月の特別料理だからか、あるいは近隣国の真似か?


そのほかにテーブルにはサラダやご飯が並んだ。
野菜のサラダなど、これらはあまり伝統的なものとは思えない。だけど、義母のポテトサラダよりずっとおいしいポテトサラダだった~!
また、ご飯にレーズンを加えたものがあり、これも私には少々難しかった。
こういうときに日本風に無理して「おいしい」などといわなくてもいいのが外国生活である。
「わたしにはあいません」
とはっきり言うと「じゃあ、残してね」とあっさりと返事が来るのがうれしい。
右は菜食主義者のアメリカ人のお客さんに作ったポテト水餃子。これはおいしかった!!


これはウルナさんの住まいの隣のアパートに住む同じモンゴル人音楽家一家のもの。
モンゴルでは正月には親戚、友人の家々を回って同じような正月の食卓を少しづつ食べて回るのだそう。
だいたい同じメニューだが、重ねられているパンのようなクッキーの形が大きいのと(モンゴルより送られてくるものだそう)牛肉を茹でたもの(写真右)がちょっと違う。


さて、子供たちもちょっとおめかし。
三女のアンゲラちゃんは伝統衣装でご機嫌上々。普段はあまり表情がない子なのだが、
この日は大勢のお客さんに囲まれ、にこやかだった。


これは正月の挨拶。
腕を重ね(二人の年齢によって重ね方が違うのだそう)両側の頬にキスをする。
驚いた。
東洋にも接吻の挨拶があるのだろうか?
最近のやりかたなのだろうか?あるいはむかしむかし、西洋まで征服しに行った彼らがそこで目撃したその様子を真似るようになったのだろうか?
是非、モンゴル在住者(JICA関係者とか~)に尋ねてみたいものである。


左、モンゴルのお酒を飲み交わす。杯の受け渡しの際の手の添え方などにルール有り。口をつける前に薬指でお酒を少々空中に向かって飛ばす。まず、神様に、って意味らしい。
この酒、けっこうおいしかった。飲めない私がおいしいと思うのだぞ~なんとアルコール度数50パーセント!
右、嗅ぎタバコ。少量を手に置き、鼻にこすりつける。
これも、タバコを楽しむ、というより、儀式的なもの。


私がもっとも楽しみにしていたモンゴル音楽の演奏。迫力だった。
動画でも撮影したが、万一のことを考え、ブログ公開は断念。


モンゴルの宗教はチベット仏教。
これは彼らが演奏旅行で訪問した先での一枚だそう。中央はなんと、ダライラマ。
心霊写真状態なのは、私のカメラのフラッシュ。



これはほぼ同時期に地元のフリーペーパーで紹介された彼らの写真。
公民館のようなところで演奏した様子。
1月下旬にはスイスで開催された国際経済会議で演奏したらしい。各国首相などが集ったよう。
モンゴルの大統領との写真もあったが(メールで送るように頼んだのに、いまだに来ない~)
大統領は自国民が移住しなくては生活できない状況をどのようにとらえているのだろうか。
ああ、話が暗くなってはいけない、正月がテーマだ!

快活なウルナさんの魅力で楽しい経験をさせてもらった。
彼らが、ドイツで充分活躍できるよう、私も応援していきたい。

では、彼らのホームページを紹介。
KHUKH MONGOL
残念ながら、ドイツ語のみ。ドイツでの活動を目指しているのだから、当然かな。
しかしながらたくさんの演奏動画があるので、是非ご覧ください。






道に倒れている石塔

2011年02月11日 | 風景
郊外に住んでいるといろいろとのんびりとした光景が見られる。


ウチの周辺にはこうした石柱が沢山ある。おそらく土地の境界などを示すものなのだろうが、現在に作られているものではない様子。
彫られた数字が薄くなっているから。
夫に尋ねてもよく知らないらしい。
上の写真は約1年半ほど前のものだ。新設道路工事中にあった石柱があるとき横になっていた。
その、土の中に埋まっている部分の短さに驚いて、思わず撮影しておいた。
こんなに浅くて大丈夫なドイツ。地震がないってこういうことなのだなあ~、と感心している。


これは先月撮影したもの。
畑の中を突っ切る道端にあるのだ。もう、数ヶ月この崩壊姿をとどめている。
車の走行や人の歩行に邪魔になるものでもないし、看板でも墓石でもない様子なのでこのままでも、いいかっ!
古すぎて折れてしまったのだろうか?

どなたか、これらの石柱についてご存じないですか?

消毒したい

2011年02月05日 | 近隣の人たち


これは公衆トイレで時々見ることができる現象。
お隣さんがトイレの床にかばんや上着を無造作に置くのである。
写真は外套だ。かばんをトイレの床に置いているところを見るのもぎょっとするが、衣類が置かれるのはさらにショックが激しい。
ドイツのトイレにはこれらを掛けておくところが無いわけではない。たいてい、ある。
どうして、このように置くことができるのか不思議でならないのは私が日本人だからだろうか。
もしかして、ドアなどのフックに掛けると盗まれるから? 床に置いても、床とドア・壁が大きく開いているこちら、手を伸ばせば(写真は伸ばさなくても)盗むことができてしまうぞ。
お隣さんは隣の私の存在など、まったく意に介していない。

日本では、まずこれができる人はいないだろう。
トイレの床は便器と共に不浄、って考えるのが日本人。

実際に、公衆トイレの床がどの程度不潔かというデータがあるのだろうか?
確か、便器内については調査があったように覚えている。
たいして汚くない、とか。便座には細菌が付着している、とか。

はっきり覚えちゃあいないが、
ともかく細菌やウイルスの問題じゃあない。
感覚的に、トイレの床にこのように無造作に物を置くのは、どうにもこうにも落ち着かない。

アジアの他の地域の人はどのように感じるのだろうか?
今度、誰かに聞いてみよう~

このお隣さんが発する音を聞いてしばらく私は観察していた。
どうも、着替えをしている様子だった。
ときどき、足が外套に引っ掛かるらしく、ずるずると動く。うわ~、床掃除・・・・。
最後に、これまた無造作にがばっと外套を拾い上げ、ファスナーを引き上げる音が聞えてきた。
彼女としては、トイレできちんと着替えができて、満足したことだろう。
隣で私が、いらいらしていることなど絶対察してくれないだろう~
「コートを床に置くのは不自然か?」
って尋ねてくるだろう。