怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ブログありがとう

2008年12月30日 | 日本
年末のご挨拶がブログにも増えてきた。
わたしもまねをして、今日は2008年を締めくくり~

今年、私の一番大きなできごとは、ブログを始めたことだ。
これがなかったら、ドイツ生活1年目がストレスに満ちて泣き暮らしていたことだろう
いや「実家に帰らせていただきす」と言って出戻ったかも
(だいたい、外国人の義父母と同居ってのが凄まじい!)

ブログで知り合った日本の人、っていうのも凄いことだ。
一昔前には考えられない関係だもの。


これは先月の帰省時、富良野在住、ふら姉さまから届いた特産品の数々。
ブログって、本当に人が書いているのね、と感動したものだ

右はピンクの毛糸のポーチの内部に縫い付けられたもの。彼女のブログタイトルだ!!

さて、下は1年に一度訪問する埼玉のチェリーちゃんの写真。

このチェリーちゃん、来年のカレンダーになったそうで、チェリーちゃんのおかあさんが報告してくれた。
携帯電話でさっと撮影、すぐにドイツまで送ることができちゃうのだ。
ああ、いい時代に移住できてしあわせぇぇ~
チェリーちゃん、来年も会おうね



              
私がコメントを残すブロガーの皆さんや、私にコメントを書いてくださる方々、
ありがとうございます。
来年もよろしくお願い申し上げます。







米騒動

2008年12月29日 | 食べ物
11月に帰省している間に米の値段が上がったようだ。
普段買っている500グラム入りのパッケージ、39セント(約50円)が59セント(約80円)なっていた。
なんと、50%も上がっている
日本だったら、暴動になるところだぞぅ

上の写真は私の常食用の米。
スーパーには普通に500グラムと1キロパックの米が売られている。
日本米に近い短粒種の他に長粒種米も多く扱っている。

在外日本人の多くは「米だけは贅沢をしてブランド物を食べています」と公言している人が多い。
2度ほど、招かれて日本女性家庭でご飯をいただいた。
「お米は日本食材店で入手の値の張るもの」
と、言っていたのだけど・・・
ここだけの話、私が買っている地元スーパーの米とさほど変わらない印象だった~

実父の実家は新潟県で、米を生産している農家だ。
いくらか送ってもらう米を食べていたが、特別においしいと感じることは少なかったものだ。
ブランド名、産地などの情報に惑わされず、自分の感覚に頼っておいしいものを見つける癖は実家で養われている私。
(私、タイ産の長粒種米がおいしいと感じるので、平均的な日本人の感覚とは少々違うかも)


上は、玄米。
健康食品店で扱っている品だ。
「米だけは贅沢している」と言っていた日本人女性が、玄米の存在を教えてくれたのだ~
圧力鍋で炊飯して、数回分を冷凍して保存しておく。


これは、長粒種のもち米である。
そろそろ正月も近いし~、などと思っているのだが、餅を買うには日本食材店やアジア食材店を覗かなくてはいけない。
面倒なので普通のスーパーにあったタイ産のこれで代用してみた。
いや、さすがにこれから餅を作る気力はないけど。
普通に炊飯器で炊いて、そのまま食べてもおいしい~

ところで、米はドイツの伝統的な食材ではない。
義母が「子供の頃、パン職人の親戚がイタリア産の米を見せてくれた」と言っていた。
戦後の食品で、全部が輸入品だ。
新しいものにはあまり飛びつかない傾向の義母も、米は気に入っているようで、食料小部屋にはさまざまなメーカーの米が保存されている。


上の三種は長粒種米だ。
長粒種米はカレーに使う。
義母のカレーは、もちろんカレーではない。
黄色い色をしたホワイトソースだ。
一応「カレー粉」と称されている香辛料を使うようだが、全く辛さはない。
これと、ぱさぱさな米の付け合せ、食べるの大変だぞうぅぅ~

ドイツは原産地表示義務がないらしく、これらの米がどこから来たか不明だ。
右端のにはスリナム、と大きく記載されているので南米から来たことがわかる。


上の2種は短粒種。
義母はミルクライス、に使う。
米と牛乳と砂糖を入れて煮込むデザートだ。
(うちではこれが主食になるのだ、恐ろしい・・・・)
この短粒種米が日本米に近い粘りがあるのだが、たいていの場合、冷えると極度にまずくなる。
つまり、おにぎりに不向きなものが多い。
私はあちこちの商品を使って比較し、冷えても旨い米を探したのだ、それが、一番上のオレンジ色の箱のもの。

私不在のひと月で50%の値上がりをしたドイツの米。
が~
500グラムで80円ということは・・・
10キロで1600円なり。
日本の約半額?!
おほほ~、
肉やソーセージをばりばり食らうヨーロッパ人嫁より、経済的な嫁だぞ
お義母さん~!!
(あ、比較がめちゃくちゃって?ま、いいじゃあない~)



本日は晴天、だが・・・

2008年12月26日 | 風景
26日金曜日の今日、朝からとてもいい天気だった。
あまりにいい天気で、私もご機嫌上々。
自転車で、夫の好物のかぼちゃの種入りパンを買おうと、家を出た。

晴れているのに気温は低いらしく、畑の水溜りの水は凍っていた。

踏み潰す私の靴は夏仕様。
凍った道には靴底に深い溝が付いた靴を使うらしい。
まだ、ここでそういった靴が必要になったことがない。
冬用の靴、については北海道在住のふら姉さま、やけいさんの記事で気候による靴の仕立ての違いを知ることができる。


氷割りに夢中になっているりす。
手前に見える土は霜柱が凍っていて、乗っても崩れない。


寒いはずだ、午前10時の気温マイナス2度。
関東周辺の家の造りは、外気温が室内の気温と連動していて(?!)冬場の朝、布団を出るときに外の気温の様子をうかがい知ることが出来たものだ。
その習慣をここで持ち込むと、大変なことになる。
起床時、いつもより暖かく感じたのだもの、自転車をこぎ始めて5分後に後悔したぞ「さ、寒い・・・・!」


氷点下の気温で自転車を走らせるのは生まれて初めてだった。
耳が痛い!頬が痛い!
帽子をかぶりなおしたり、スカーフを口元まで巻きなおしたりした。
いつもより1.5倍、40分くらいかけて集落の中心にやってきた。
が、パン屋、全部休み!
今日はまだ、祝日とは知っていたが(スーパーマーケットは絶対休み、と自覚していた)、パン屋も休みかぁぁぁ!!


空っぽのリュックのまま、家に向かっている途中、自転車のチェーンにジーンズのすそが巻き込まれてしまった。

今まで、2回、経験して2度とも比較的簡単にはずしたが、今日は大変だった。
寒くてね・・・
このジーンズ、先月の帰省時に買った貴重品、つまり、ぴったり私サイズ、ここでは入手不能、絶対穴を開けたくない、切りたくない品。
丁寧にはずそうとしても、寒さが邪魔をしてなかなかうまい具合に手が動かない。
そのうち、手がかじかんでくる。
帽子やスカーフが外れて頭が寒い。
ときどき通る車が気になり、あまり変な体勢で作業するのもみっともない・・・
などとやっていたら、そのうち本当に寒さでふらふらになってきた。
まったく、罠にはまったりすだな。
尻尾を挟まれ、一生懸命ひっぱている様子が自分に思える。
ああ、こうやって森の動物は死ぬのだろうかぁ~

ここで凍死したらみっともないだろうな~
昔、冬場のドイツの高速道路で車が動かなくなり、凍死した日本人駐在員がいるそうな。
車の中には万一のときのために毛布を常備しておくらしい。(最も現在は携帯電話が毛布無しで大丈夫だろう)
私も「万一のときのため」に自転車に毛布をくくりつけておくべきだったか・・・
挟んだズボンのすそを切るためのはさみも。


ジーンズは諦めることにし、少々のみっともなさを覚悟し、自転車の横に寝転んだ。
(ま、ほとんど車通らないしぃ~)
思いっきり挟まれたほうの足を上げたら、あっさりととれたぁ!

森のりすだったら、すばやくその場を走り去るところだが、寒さで体力消耗しきった人間りす、私はふらふらと自転車を押しながら歩いて家にたどり着いた。

外出時の外気温チェックは必ずやることに決定。
(北海道の人たちの笑い声が聞こえるような~気がする~)




今日はクリスマス

2008年12月25日 | 家族
さて、今日はクリスマス
珍しく、太陽が登場し、弱弱しいけど明るく地上を照らしている~

まず、きのう、イブの夕食から

シュトーレン・ソーセージ・ポテトサラダである。
このメニュー、去年も全く同じだった。
はっきり言って、かなり質素で、ここだけの話、まずい。
だいたい、なぜ菓子が主食になるのかよくわからない(これまで何度もあったが、さすがにクリスマスイブまでこうなるとがっかりの度合いが最高になる)
ソーセージと菓子、という組み合わせ、不気味・・・

「クリスマスサラダ」と呼んでいる、このサラダ(皿の中、左側)要するにジャガイモと野菜やハムをまぜ、酢と塩コショウで味付けしたもの。
どこが「クリスマス」なのか良くわからないが、こう呼ぶからには他の家庭でも作っているのだろうか?
南米で2年ほど過ごしたことがあるのだが、あちらのほうがよっぽど豪勢なものを食べた記憶がある。
(ふふ、七面鳥~)

毎年、12月24日にはこれが登場することを覚悟しなくてはならない。
はあぁぁ~
いつか、慣れるだろう・・・・

これは居間のテーブルに並べられたクリスマスクッキー。


さて、上は25日の昼食だ
義姉一家もやってきて、総勢8人で食卓を囲んだ。
うちはドイツの平均家庭より肉の消費は極端に少ないほうだと思う。
行事のときにしか肉の塊を買うことはない。
塩コショウして、オーブンで焼くだけ、のシンプルな調理法。
付け合せはジャガイモ団子、シュペッツレ、野菜の煮物など・・・
(余談になるが、夫は全く肉類を食べない。毎回別に魚料理を用意しなければならない。18歳の頃からそうらしい。義母もよくこんな面倒な性格の夫に付き合っていられるなあ、と少々感動する)




さて、食事が終わると、いよいよプレゼントの時間。
少々寂しい感じのツリーも、プレゼントと子供でにぎやかになった。

ところで、私にもプレゼントが~

夫と義母にお願いしておいた(何がほしいか尋ねられたので、答えたのであって、私から要求したのではない!!!)香水が
真ん中と右の製品はドイツ製だ。
ドイツ製の香水は初めてである。
どんなものか、たのしみ。

毎度おなじみの夫からのDVDプレゼント。
今回は~

どうも「日本沈没」のようである。
ははぁ~、夫は草剛が好きなので、自分で観たいのだろう。
こちらのDVD、もちろんドイツ語吹き替えもあるのだ、草剛がぺらぺらのドイツ語を話すぞ。

先月の帰省のとき「Good Luck!!」のDVDを買ってくる様、夫に頼まれていた。
私は全然知らなかったのだが、木村拓哉の主演のドラマだ。
夫はSMAPが好きなのだ~

そういうわけで、私にとっては思い通りになった部分とならない部分が交錯するクリスマス。
最後にもう一度、クリスマスおめでとう!

クリスマスツリーは痛い

2008年12月23日 | ここの生活
昨日、義父母と買い物にでかけた。
何件か、路上のクリスマスツリー売りの前を通ったのだが、義父は車を停める様子なく目的地のホームセンターへ向かった。



これは車の中から撮ったツリー売りの様子~
雨天でこんなになってしまった~
少しは様子が見て取れるだろうか?
右写真中央の車のようなものは店の人がいる場所。
なんていったって、雨の中の外の商売、クリスマス前の一発勝負、大変だ。

さて、ホームセンターからの帰り道、全然ツリーを買う様子がないので「今年はツリーなし」かと予想した。
が、最後に義母の妹の家に寄った。

見ると、20本くらいのもみの木の先端が農機具小屋に置いてある。
なるほど、今年は親戚から調達かぁ。
義父母が選んでいるのを眺めていたら、疑問が。
そばにいたバリおばさん(義母の妹)に聞いた。
いや、訊く前に二つの質問をまず、頭の中で組みたてた。
①「森を持っているのですか?」
②「木(複数形)を持っているのですか?」
森だろうと、木だろうと、目の前にあるもみの木の先端の数、個人が所有するには半端でない。
どきどきしながら、①で、尋ねてみた。
すると、バリおばさん、
「そうよ、森があるの。」
ほおぉぉぉ~
バリおばさんの家は森持ちなんだぁ~
農家、と聞いていたが林業農家か?
義父が言うには「300年続いている家」とのこと。
義母が言うには「バリおばさんがあの家に嫁いできたとき、お義母さんにいじめられて彼女、苦労したのよ」
へえ~
代々続く林業農家か。
いやあぁぁ、サラリーマン家庭でよかったとなぜだかバリおばさんと自分を比較したわたし。

買えば10ユーロから30ユーロする生木もみの木、今年は節約できたわけだ。
もしかして、私がクッキー作りをバリおばさんの家で手伝ったからかな?


これがもらってきたもみの木。
なんだか、葉と枝が不ぞろい。
まあ、生木だし、もらったものだし・・・

で、飾り付けを任されたのだが・・・

もちろん、私も日本でツリーの飾り付けの経験はある。
が、始めてものの1分で「来年は遠慮したい」と考えた。

葉っぱが痛い、のだ。
生木もみの木を飾るのは生まれて初めてだ。
針葉樹の葉先の逆方向に向かって、飾りの紐を通す。
当然、葉の先が指に当たり、痛いの何の~!

来年はプラスチック製のクリスマスツリーを義父母に贈ろうか?

だいたい、この生木ツリー、クリスマスが過ぎれば、ごみとして廃棄されるのだ。
おびただしいクリスマスツリーが路上に集められ、回収車が回ってくるのを去年目の当たりにしたとき、
「反エコだあぁぁ」
と、感心したものだ。
エコで有名なドイツだから、こんな無駄なことをすることにかえって嬉しくなってしまうのだ。
無駄も精神の栄養だと思っているわたし。
画一的なプラスチックのツリーをきれいに感じるようになったら、大変ではなかろうか?
伝統文化も、環境を優先して味気ないものにするのは、いかがなものか。

私が肩を持ったところで、やっぱり少々の環境破壊だろうな、ふふふ。
この時期のために不法伐採に励む業者もたくさんいるそうだし。

痛いの我慢してできあがり。

少々華やかさに欠けると感じてしまうのは、日本のそれの豪華さを知っているから!
ツリーの下にはクリッペと呼ばれるキリスト誕生の様子の模型が置かれる予定。
(義姉製作だそう)
また、孫が来る直前には彼らへの贈り物も加わり、もう少し華やかになる予定。
さあ、準備は着々と進んでいる~




ああ、冬至

2008年12月21日 | ここの生活
今日は冬至。
いや、12月になってから、ずっと冬至の感じ・・・
つまり、日照時間が極端に少ないのだ。
その短さ、関東近辺に長く住んでいた私にはほとんど気が狂いそうになる。
ここの日出は8時、日の入り16時半ごろ。

一番つらいのは、ほとんど曇りか雨か雪、の天気で、
一日中薄暗いことである。








上の三枚の写真は、家の窓から撮影した空模様~
昼過ぎのものだが、一日中、いや、12月中こんな感じ。
当然、家の中も暗いのだが、ここに住み始めて数万年のヨーロッパ人子孫達、電灯もつけずに暮らすことができる。
私には、見えない。
が、下手に電気をつけると、義母が飛んできて消す。
う~う~う~う~う~う~う~う~う~

視力はこの一年でカンガン下がったぞっ!
どうしてくれる!お義母さん!!!

しかも、ここの人たち、蛍光灯を好まず、白熱電球を好む。
(白熱灯の正確な定義を知らないのだが、要するにオレンジ色の光を出す電球のことを言いたい)
これがまた、薄暗いのだ。
我が家では台所だけ、蛍光灯(Neonlicht)を使っている。

先週、歯科医に行ったのだが、そこの待合室は薄暗いのに、診察室は蛍光灯で物凄く明るく、久しぶりに文明を感じた(!?)
やはり、ドイツ人は薄暗いのが好きで薄暗くしているのであって、明るくしなくては良く見えないのだなあ、と解釈した。


こんな薄暗い冬、やはり、イベントが必要なのである。
つまりクリスマス!

上は、先週作った、クリスマスクッキー、右はドイツのクリスマスケーキのシュトーレン。
すでに消費をし始めている。
この体たらくは決して私がクリスマスが待ち遠しくて食べちゃったのではない。
クッキーなどは、焼いた端から食べていかなくてはならないのである。
「なぜ、もっと食べないのか、せっかくたくさん作ったのに」
と、クッキーを口にしながら私に迫る義母。
小腹が減ると、ここからちょいちょいつまみ食い。
食料部屋にはもうひとつシュトーレンと、クッキーの山が蓄えられている。
こうやって食らいながら、クリスマス当日を楽しみに待つのだ~


これは、クリスマス当日に来る孫達のためのプレゼント。
私はこれらを包装するのが仕事だった。
(数少ない、義母より上手くできるワザ、ラッピング!へへ。)

こんな風に、冬至前後の暗い日々を明るく過ごすドイツ人、クリスマスは生活の知恵なり~

クリスマスツリーはまだ用意がない。
義父母は明日ごろ、ナマ木クリスマスツリー露店に出かけて買うのかもしれない。
この、生木ツリー、えらく反エコな感じだが、まあ、習慣だから仕方がないのだろうな、では、後日報告~














サンタクロースはいろいろ

2008年12月19日 | 近隣の人たち
日本のサンタクロースは、どうもアメリカ輸入のものらしい。
そう思ったのは、先日の初体験。
ここに住む外国人のためのパーティーがあった。
時期に合わせ、サンタクロースが登場したのだが、なぜか、西洋なまはげ付き。



子供を呼び出し、サンタクロースは尋問する。
「宿題をちゃんとやるか」とか、「兄弟仲良くしているか」などと尋ねる。
ときどき、となりの西洋なまはげがなにやらわめくのだが、かなり怖い。
右手に持っている枝をばしばしと床に打ち鳴らしたりする。
悪い子供は左手に持つ袋に入れてもって帰るのだそうな。

子供は無事に尋問に「いい子」を主張できたら、プレゼントを西洋なまはげからもらえる。
いまよりさらに小心者だった子供の頃の私、尋問が終わる前に泣いて逃げ出し、プレゼントをもらい損ねただろう!



あらあら、まだどんな悪さをしても天使ちゃんに尋問のサンタクロース。
隣の5歳児のおにいちゃんが代わりに返答していたっけ。

ちなみに、ここではサンタクロースに相当する言葉はニコラウス。
「聖」に当たると思われる「サンタ」を前につけて、何度か早口で言うと、なんとなく「サンタクロース」になってくるぞぉぉ~

彼らは12月6日にやってくるらしい。
24日はまた別にプレゼントが贈られるのだから、もしかして、クリスマスとお年玉の関係と同じかな?
(ははぁ~、ちょいと無理がある?)

このパーティーの後、今年最後のドイツ語のクラスに出席。
ここも、テーマはクリスマス。
クリスマスのお祝いの言葉を各国の言語で紹介した。
考えてみると、日本語のそれはあるのかな?
メリークリスマス、などと言おうものなら「それは英語ではないか?」と非難されるに違いない。
「降誕祭おめでとうございます」
などと言う人はあるのだろうか?
仕方が無いので「クリスマスおめでとう」と、書いた。
(ブログ公開を前提にしていなかったので、かなりの悪字、恥ずかしい・・・・)

ヨーロッパ諸国の生徒が多いのだが、どの国も「クリスマス」に該当する言葉はそれぞれ違っているのだ!
元となる宗教は同じなのに!


「圣誕快楽」
これを書いてくれたのは遅れて来た中国人。
日本語のように外来語を自国文字にしていない様子、さすが!

日本ほど華やかさがないクリスマスだが、こんな風に1日で経験すると、私も気分が乗ってきた~
めでたいめでたいクリスマス~







壊れまくる家

2008年12月17日 | ここの生活
先週、夫の部屋の暖房の放熱板が壊れて交換修理となった。

今度は、私の部屋の「巻き上げ式鎧戸」がいかれてきた。
この「巻き上げ式鎧戸」とは要するにシャッターのようなものだ。
金属製のシャッターが、風呂のふた(プラスチックの、ぐるぐる巻いておいて置けるもの)のようなものになった、感じ。


写真は、義父が修理した後の様子。
この、テープを引っ張って鎧戸の開け閉めをする。
長年使っていたものらしく、ほとんど切れそうな程ぼろぼろになっていた。
そんなわけで、私は触らなかったのだ。

「なぜりすは開けたままで夜もいる?」
ということで発覚したのだ~


義父、修理中の一枚。
簡単な家の修理は義父の仕事。
いや、夏の浴室工事もかなりやっていたから、簡単どころかプロの仕事までやりたがる。
15メートルのもみの木も危険と隣りあわせで切り倒したし。



上に見えるのが、シャッターが巻かれている様子。
これは部屋の内部部分だが、もちろん下ろすと窓の外に出て行く。
普段はここは板が張られていて、見えない。

この部分に、ハエが冬眠するらしく、修理後にぶんぶんしていた。


なんだか、今年は家が壊れまくっているような感じだ。
私が来たのは去年の12月だから、ほぼ、私が住んでいるせいで家が消耗した、とも言える。
浴室を始め、水道管、キッチンの水道蛇口、暖房放熱板、仕上げは鎧戸。

さらに言えば、夫の車もギアがおかしくなりつつある。
・・・・・!!!!

いや、私のせいだとはちっとも思わないが、ちっとは思う~
(どっちだあ~??)
偶然とはいえ、そろそろ家の備品の耐用の限界が来たのだろう。

でも~
あのう・・・
近々別居の予定なのでぇ、夫と私に関係する部分はそんなに修理しなくてもいいと思うのですけどぉ~
と、言いたい。

正直、不安もよぎる、シャッター修理だったのだ




クッキーは永遠に

2008年12月14日 | 食べ物
クリスマスが近づくと、どこの家庭でも大量のクッキーを焼く。
ドイツ語でクッキーに相当するものはKeks(ケークス)とかGebäck(ゲベック)と呼ぶ。
どういうわけか、クリスマス前に作るものはPlätzchen(プレッツヘェン)と名前が変化する。
(ああ、格変化だけでも充分苦しんでいるのに、食い物の名前まで季節で変化しないでくれぇ!)


去年ここに来たばかりの私は、いきなり義母が狂ったように大量のクッキーを焼いているのを見て、恐怖に駆られたものだ。

今年は事情を理解しているので、積極的にお手伝い

材料は、油脂(バターか、マーガリン)小麦粉・砂糖が基本で、そのほかにアーモンド粉など好みのナッツを加えたりする。


平らに伸ばした生地を型で抜くのもあるし、絞りだすのもある~



右は、メレンゲの中にココナッツ粉を混ぜ、オブラートの板の上に置いたもの。



溶かしたチョコレートや、ジャムをはさんで仕上げるものもあり。



今回掲載の写真はうちで撮影したものだけだが、その前日2日間は義母の妹の家にクッキー作りの手伝いに行った。
はあぁ~?
あなたの妹はクッキーも満足に作れないのかね、と尋ねたいところだが、これには訳があるらしい。
ま、そんなに難しい理由じゃあない。
妹の息子の嫁と、娘は近所に家を構えて住んでいる。
それぞれ仕事を持ち、しかも3人の子持ち(おお!主要先進国の出生率を上げる良い見本!)だ。
孫を含め息子娘と嫁・婿たちすべての腹を満たすためのクッキーを彼女が用意しなければならないのだそう。
それにしても、なぜ、姉の義母が毎年毎年・・・
もしかして、義母はクッキー作りが妹より上手い?

先週は2日間彼女の家に通い、私はせっせと天板にクッキーを並べたり、飾りを塗ったりしてオーブン使いっぱなしの暖かすぎる台所で働いたものだ。
嫁と娘は見学するのみで、一向に手伝う気配は無かった。
「仕事の後で、疲れているからね~」
と、義母。
う・・・
へたすると、私も一生、この二人の替わりにクリスマスクッキーを焼きに来なくてはならなくなるぞ。
別居だ、別居・・・

二日間の出張クッキー製造の次の日は、うちのクッキーだ。
さまざまな基本クッキーを作った最後に、クリスマスクッキーの華、レープクーヘンを焼いた。
このクッキー、ニュルンベルクのお土産品として有名で「地球の歩き方」などにも載っているが、家庭で焼くものらしい。

材料は、バターや小麦粉のほかに、ナッツやフルーツの砂糖煮、さまざまの香辛料を混ぜる。
初めて食する日本人には少々馴染めないものだが、慣れるとおいしい。



下左はレーズン、右は仕上がった生地を上に載せるオブラート。
このオブラート、日本でときどきテレビなどで見ることができた、ヨーロッパの教会の聖餐式で使用されているものと同じに思い、義父母に尋ねたところやはり、聖餐式でも使うものらしい。
クッキー材料を「これはキリストの体云々・・・」と儀式でやるのもいいものだ。
日本の普通の教会では、確か、パンを使ったと思う。



これは販売されているレープクーヘン用粉末香辛料だ。
シナモン・オレンジの皮・コリアンダー・レモンの皮・八角・フェンネル・ナツメグ・クローブ・カルダモンなど、ヨーロッパのような寒冷な気候では収穫不能な植物ばかりだ。
昔は、年に一度のぜいたく品だったのだろう、高価な輸入品の香辛料を使う甘いお菓子をクリスマスに食べるのは!
大航海時代まで思いを馳せてしまうのは私だけだろうか?


出来上がった生地をオブラートに塗り、オーブンで焼く。
左に、焼きあがったレープクーヘンの山が


冷えたあと、溶かしたチョコレートを塗り、アーモンド粉を飾る。


自家製レープクーヘンのできあがり~
年に一度しか焼かない、クリスマスのためのクッキー。
材料の凝りかた、手間のかけ方を経験すると、前述の私の命名、
クリスマスクッキーの華
も、誇張ではないと思う~

ところで、義母の毎年末のこの盛大なクッキー作り、家族の男性陣からはきわめて不評である。
「毎年、食べきれないで余るのだから、そんなに作るな」
と、義父。
「母は、作りたくない、と毎年言いながら、結局大量に作ります。無駄です」
と、夫。
ま、いいじゃあないか~
ドイツの主婦の、年末のイベントなんだろうな。
さしずめ日本だったら「これをやらないと年を越せない」って感覚なのかもしれない。
余ったところで何万円分も損するわけじゃあないし、やりたいことをやっってもらったほうが家庭の平和が保てるぞぉぉ~
私も協力しているしぃ



上の写真は、夫が面白がって撮影した私の様子。
連続三日間のクッキー作りに明け暮れて憔悴しきっているのが顔を隠していても、全身の様子から伝わってくる。
あらあら、左ポケット周辺がチョコレートで汚れちゃって・・・
この家の洗濯は2週に一回だから、虫が付かないように気をつけなくっちゃ・・・







プレゼントはなあに?

2008年12月12日 | 家族
先日紹介したものの他に、まだたくさんクリスマスの飾りがある。
すべて義母のセンスで飾られているものだ。





日本のろーずまりーsさんのリースのほうが、私が気に入るのは、洋の東西の違いだろうか?

おととい、夫の部屋の暖房の放熱板が故障した。
放熱板の中には温められた水がめぐっているのだが、放熱板に穴が開き、水が漏れてしまったのだ。
急遽、修理交換となる。



左が、夫の部屋の新しい放熱板。右は寝室の古いもの。
この放熱板交換、数百ユーロの出費となる。
が!! パラサイト夫婦の私たち、この修理代も義父母が払ってくれたのだ・・・

いつまで同居するかわからないのに、家の設備は古いものだから、どんどん交換して新しくなっていく。
あ、交換、要らない・・・
と思うのは私だけ?
夏には浴室を新しくしたが、古いときは水道水が錆臭かったから、やらない訳にいかなかっただろう。
夫は最近、家にいるときも仕事三昧だから、故障したまま、暖房無しでは困るだろうな。

こんな風に、私たち夫婦が住みはじめてからやたらお金がかかるのに、義母は私にこんな質問をした。
「クリスマスプレゼントは何がいい?」
う・・・
これ以上、義父母に出費をさせていいものだろうか。

際限なく可能なら、以下のものを欲しいのだが・・・
①街中にアパート一室
あ、ずうずうしすぎるか。
では②私の専用台所
もともとここは2世帯の住まい用で、2階部分は貸していたらしい。では再びキッチンを据え付けられないものか?ま、無理か・・・
では③私専用の自動車
少し前、夫に自転車を買っていいか、と訊いたことがある。「おき場所がないからだめ」。そんな調子だから、車の置き場所などあるわけない。
では、もっとレベルを落とし④私専用の掃除機
ダニ発生を経験した私、ベッド掃除用に1台欲しいものだ。
でもねぇ~すでに2台もあるし、第一、クリスマスプレゼントに掃除機ってのもなんだかねぇ・・・
では⑤ピアノ
もし買うとなると、私の部屋に置くことになる。私の部屋はすでに日本から持ってきた物でいっぱい。
これ以上詰め込むと「美観を損ねる」と義母は反対するだろう。

ざっと、上のようなものが頭に浮かんだのだが、もちろん、言うわけない。
適当なものを数十秒間考えた。
「香水が欲しいです」
ふふ、無難だろう、へへ。
実を言うと、夫にも香水、と頼んでおいたのだ。
誕生日のときのように、分厚いドイツ語辞書や教材を買わないよう願ってだ。

そういうわけで、24日には2本の香水瓶が部屋に並ぶ予定。

本音では①から⑤まで欲しいのだけどぉぉぉ~




小さい街のクリスマスマーケット

2008年12月11日 | 風景
去年、ここに来たばかりのときは一人での外出を禁止されていた。
有名なドイツのクリスマスマーケットの時期なのに義母も夫も、
「寒い上に、面白くない」
と、連れて行ってくれなかった。

今年も、家族の誰も行かないが、私一人で行ってきた~

これは、入り口。
なんだか、期待していたものより侘しい感じ・・・


暗くなれば、もっと華やぐかと思い、日没後にもう一度。
やっぱり、侘しい・・・


さまざまな店が並ぶ。
年間に何度か開かれるお祭りに毎度登場するお店も多い。


これは、初めて見た。
食べてみればよかったな~


向こうに見える教会の塔がきれいなので撮影した一枚。


誰もいないので動いていない回転木馬。








最近の作家の「キリスト誕生」
高さは1メートルくらいある。


土日や、夜にはここでなにかあるのだろう。
寒いから、来たくないな~
いいや、写真だけ撮っておこう、何もない舞台。



これは結構かわいい~
お店の壁。




日没後に、裏手から撮影。あまりうまくできなかった~


さて、これらの写真を撮った数日後、義母は妹と1日バス旅行に行ってきた。
日本でも良く知られているシュトゥットガルトへ行ったようだ。
義母は興奮気味に報告してくれた。
「シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは素晴らしかった!今まで行ったなかで一番きれいなクリスマスマーケットよ!」
シュトゥットガルトは自動車産業を初め、さまざまな大きな企業があるお金持ちの街である。
ここだって、そんなに貧しい地域ではないのだろうが、クリスマスマーケットの規模はなんだか、みみっちい。
私は他のと比べたことがないのだが、おそらく、みみっちい、だろう。
義母や夫の「おもしろくない」との意見は本当だったのだ。

ミュンヘンやニュルンベルクなど、一人で日帰りできる街が近いうち。
行ってみたいな、華やかなクリスマスマーケットへ!

日本でも大都市ではクリスマスマーケットが開催されているようではないか。
ああ~
行ってみたいものだ~
きっと、この街のより、おもしろいぞぉぉ~













クリスマスの準備

2008年12月10日 | 文化

12月になると、街なかも家の中もクリスマスモードになる。




もちろん、義母が飾ったもの。
子供の頃から、家庭でのクリスマスには縁のなかった私。
宗教的な背景を考えると、なんだか参加したくないが、そんなに難しく考えないで「暗いヨーロッパの冬至のお祭り」とでも思って、便乗することにしよう。

ところで、実家の親に気づかされた話。
「年をとると、節約したがる」
そういえば、いままでの私の経験でもあったな。
人種国籍を問わず、高齢な人は若者よりエコ生活の傾向があるって。

数ヶ月前から義父母は「もみの木を切り倒す」と宣言していた。
クリスマス前にもみの木を切り倒すなんて、なんだか不吉。
庭の中央にある高さ15メートルのかなりの高さの木、35年前に植えたそうな。
そのままにしておくと危険、というのが理由。
業者に頼むと数百ユーロかかる、というので義父母が切ることになった。




後から聞いたのだが、もし、この作業で怪我をしても医療保険を使えず、自費で支払わなくてはならないのだとか。
う~ん、やっぱり、数百ユーロ支払っても、業者に頼んだほうが安いのでは?







夫婦二人で、2日間かけて、切り倒した。
わたしは、というと・・・
ここのところの外気温は1~3度、とても外に出る気になれない。
家の中からこっそり観察するのみ
たとえ「手伝いましょう」と声をかけたところで断られると思う~
木の下をうろうろした挙句、落ちてきた枝に当たり、ひいひい泣くのが関の山ぁ~

これで、数百ユーロの節約が出きたわけだ!
おまけに、義父母は大好きな庭仕事を楽しんだ。
節約というより、やはり庭仕事が好きだから自分達でやったのだろうな~
ああ、幸せな義父母、東京周辺に住んでいたらまず不可能な趣味だぞう!



この切り倒されたもみの木は、暖房用の薪になるのだそう。
適当な大きさに切って、2年間放置して乾燥させる。
すでに5年分の薪の備蓄が我が家にあるそうなのだが「まだスペースがある」のでもっと貯めこむらしい。
しばらく義父は薪作りの仕事を楽しむだろう。

わたしは~
何もできないかな、ああ、役立たずの嫁・・・







体脂肪率、上がる。

2008年12月09日 | 日本
ここで買った、体脂肪率を測ることができる体重計。



デザインは日本で販売されているものよりシックで素敵だ。
が、これで体脂肪を測ると、異様に低く表示されるのだ。
以前に記事にしている。
ドイツの寒さで私の体脂肪が奪われ、干乾びてしまったと諦めていたところだ。

先月の里帰りのとき、再び体脂肪率を測る機会があった。
街のイベントで無料で計測してもらったのだ。

A4の用紙いっぱいにいろいろなデータが印刷されていたが、興味のある部分だけ、公開~


 
手書きの数値は私の年齢の女性の平均値、あるいは理想とされる数値らしい。
(はっきり覚えていない)
水分・たんぱく質・骨量ともに上回っているわたし。
へへ。
そして、体脂肪率は17.1パーセント。
うちの機械で測ると10~12パーセントにしかならず、不安に思ったものだ。
やっぱり、うちの体重計、正確ではないのかなぁ~

実家に、数年前にも測ったデータが残っているのを思い出し、引っ張り出した。




別の街での健康イベントにたまたま通りかかったときのだ。
体脂肪率は数年前から17~19パーセントを上下していたものと思われる。

ここで体脂肪率が下がる原因は思い当たらない。
無理やり考えれば~
①義父母との同居で神経使いすぎで脂肪分まで使ってしまっている。
②関東周辺より気温が低いので体温を作るのにカロリーを使いまくっている。
(私の平熱は37度近くあり、基礎代謝が高いと思われる)
の、2点なのだが~

やっぱり、わたしが疑うのはこれ。
この体重計。
こうした最近の機器は、日本で販売されているものの方が正確なことが多いのではなかろうか?
体重と体脂肪率では体脂肪率のほうが高度な技術を使うのでは?
で、どうしても、日本が勝ってしまうのかも・・・

いや、こちらの10~12パーセントが合っているのかもしれないし・・・

なんでもドイツのせいにしたがる私、良くないかな?
うふふ





日本製炊飯器購入

2008年12月04日 | 日本
10月に再び、炊飯器の具合が悪くなった。
前回の返品事件の記事はこちら「ああ、炊飯器交換だ~」
何回かに一回は、蓋がきちんと閉まらず、それに気づかずにご飯の仕上がりが悪くなる。
業を煮やした夫、販売店に再びクレームした。
すると、なんと・・・!
「その炊飯器は取り扱い中止になった。代金を返金するが、炊飯器の返品の必要はない。」
という回答をもらった。
おお!
不良品だが、全く作動しないわけではない炊飯器をもらってしまうことになったのだぁ~
うふ
苦労した甲斐があったのかしらん

しかし、きちんと働いてくれる炊飯器は是非必要である。
夫は、一人で日本へ向かう私に命じた。
「秋葉原で炊飯器を買ってきなさい」

実家に戻った私は一番効率的な炊飯器の購入方法を調べた。
ヨーロッパ仕様の電圧の炊飯器を販売しているのは限られた都心の店が中心だ。
実家から都心まで1時間半、大きな買い物は面倒だ。
また、実家から成田空港へ炊飯器を担いで向かうのも苦しい。

思いついて、成田空港内の免税品店に電話をしてみた。
すると!
出国手続き後の免税品販売店で家電製品を扱っていることがわかった。
希望の商品を注文し、出発の日に用意しておいてもらっておいた。

トランジット時、ドイツ入国時の関税申告の必要がないことを確認しておいた。

この炊飯器購入方法、これから海外在住の日本の人たちにお勧めである。



写真の右の袋がものを言うのか、明らかに飛行機に乗るには多すぎる持込手荷物なのにお咎めはなかった。
パリで乗換えだったが、買い物の内容を尋ねられることもなかった。
(以前、パリ経由でドイツ入りした知人はしつこく炊飯器について空港職員に訊かれたそう・・・)



美しい外装・・・
気合の入った文字の並び・・・
燦然と輝く「Made in Japan」の表示・・・

うっとりと眺めていたら、次の心配が頭をよぎった。

義母はなんと言うだろうか?

ご飯を食べるのは私だけだ。
私のために2台の炊飯器が存在することになる。
ああ~、何か言うだろうなぁ~、いやだなぁ~、どうやって交わそう?

恐る恐る報告すると・・・
「ふうん、日本で買ったのだと、返品はきかないわね。せいぜい壊れないように使ってね」

うふ
義母は私がドイツに戻ってくるかどうか心配していたらしく、炊飯器が2台に増えたくらいでは動じない様子だった。

ドイツ在住2年目の出だしは快調、の手ごたえを感じた私!