怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

中欧州、バルカン半島の平らな揚げパンは非常においしい。

2018年05月21日 | おいしいもの
マケドニア人T子さん宅に招かれた。昼食時間は外そう、と午後二時に約束したのに昼食が出てしまった。
そういう可能性も考え、遅い朝食を軽めにとっておいた私。外国生活の知恵。
到着すると、すでにもう1人セルビア人A子さんが待っていた。
さて、T子さんは私たちにマケドニア料理を出した。
この料理、東欧・バルカン半島・トルコ、・オーストリア、ドイツなどに材料や味のバリエーションをかえて広まっている。
マケドニアでは「Mekici」と呼ばれているそう。要するに平たい揚げパンだ。

手前にはチーズ、向こうにはハム類が添えられている。揚げパンはほんのり甘い。そのままでもかなりおいしい。
もうちょっと甘みが欲しかったので「ジャムと一緒に食べたいです」とT子さんに頼んだ。
「ウチは娘の健康のために甘いものを一切置いていないんです」という返事が来た。
10歳のS子ちゃんは医師から10キロの減量を勧められているのだそう。見たところ、そんなにひどく太っていないのだが、すでに病気を患っているのだとか。子供に甘いものを与えないのは辛いだろう。
そういうわけで、私はチーズをはさんで食べた。

向こう側の皿を食べていたセルビア人A子さんはS子ちゃんよりずっと顕著な肥満だ。
体調はいつも芳しくなく、先日も胃の内視鏡検査をしたらしい。
そんなに胃の具合が悪いのに、彼女は私の倍位のスピードで私と同じ量に盛り付けられた皿を空にした。
私の食べる速さはだいたい標準だ。先週だったか、朝食誕生日会のときは私が一番量を食べていたと記憶している。
肉だけ残すのはかなり無作法だとは思ったけれど、このときはどうしても食べる気になれなかったんだ。
揚げパンはとてもおいしかった。超高カロリーなこれを定期的に食べる食生活は、甘いものを抜いたところで、肥満を解消するのは難しいと思われる。
その点を説明してもムダだろうな。
第一、甘味もアブラも抜いたら、欧州の食事は成り立って行かないだろう。
義母は家族に砂糖摂取制限をしなくてはならない者がいなくてラッキーだなぁ!










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