怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

蜂蜜のほうがおいしい

2018年03月31日 | いろいろ
義母に「紅茶はちみつ禁止令」を言われたので、対策として黒砂糖を用意した。

値段的にははちみつと同じくらいか。500グラム入りのこの製品、どのくらい使えるかな?
飲んでみて「うーん・・・」やっぱり、蜂蜜のほうがおいしいぞ。

その日に訪問した台湾人友人宅。人口13万人程度のこの街でどういうわけか複数の台湾人知人・友人がいる。
彼女らは日本や日本人が好きだからねぇ。

半世紀に及ぶ長い日本の統治でさまざまな日本の物事がいまだに残っている台湾。
なのに、彼女らは米飯については日本人風のこだわりがない。彼女の台所に鎮座していたジャスミン米。
もう一人、よく訪問する台湾人も米選びは特に粘りの強い日本人が好きな品種を好んでいない。
統治時代、米の品種まで統治しなかったのだろうなぁ、と歴史に思いを馳せる私・・・

このジャスミン米は決してまずくない。炊飯器で普通に炊くとかなり粘りもある。東南アジアに行くと、茹でてその湯を捨て、粘り気を取る調理法をすることが多い。そうしなければジャスミン米も結構おいしい。
私は長粒米はバスマティの方が好きだ。

これは私が土産に持って行ったジャポニカ種米で作った混ぜご飯。

左側は卵と味噌を混ぜてそぼろしたもの、右は黒にんじんを細かく切ってキンピラ風にしたもの。
彼女の家では彼女の料理をごちそうになってしまったので、目の前で食べてくれなかった。
一体どう評価したかな。
日本人と台湾人の味覚はかなり近いので大丈夫だとは思うけれど。




私の食べ方にいちいち不満を言う義両親

2018年03月31日 | 頑張って食べる
復活祭直前の金曜日の正餐には魚料理を食べる習慣がある。
魚介類が苦手な義母は、盛大に手抜きと節約ができるこういった品を愛用。

焼くだけの冷凍食品。

まあ、それでも古くからの習慣をこうして維持しているのだから、偉い、と思っておこう。
問題は、この魚製品があまりおいしくないことだ。
義父も食べながら「これ、まったく魚の味がしないね」と言っていた。
私はその発言と同時に甘辛いチリソースを魚の上にかけていた。そうさ、味がないからこうして味をつけるのさぁ~、と黙ってビンを傾けていたら、義父が嘆いた。
「おお、そんなことをしたらこの魚が台無し」
おいっ、味がないって言ったばかりではないか?どうしてそんな嫌味な発言をするんだっ。
って思いながら、カラになりかかっているビンをもっと傾けた。

ウチだけなのか、他の家庭でもそうなのかわからないが、もしかしたら西洋の食卓で自分の皿に調味料をかけるのは料理した人に失礼に当たるのかもしれない。
昔、西洋マナーの本でそんな記述を読んだことがあり、こちらに住んでからそれを再び思い出したんだ。
ウチは食事のときに塩コショウなどを食卓に置かない。
日本の食卓で醤油が置かれることが多いことを考えると、その習慣の違いは大きい。
日本の食卓では自分の好みに合わせて味を調えることが許されるのだろう。ここではそれが許されない場合が多いのかもしれない。

ドイツのスープは一般的に塩辛い。
ドイツ人に招かれて、こんなことをやりかねない。
スープにお湯を足してもらい、次に出た料理に塩をガンガン振る。
うん、日本人だったらそうしたくなるさ!



どうでもいいことで忙しくしている浅はかさ

2018年03月30日 | いろいろ
何やら招かれることが多く、そのためにお土産を準備したりするのに時間がかかったりして忙しくしている。
季節の変わり目で風邪を引きそうになり、帰宅後急いで風邪引き用お茶を飲んで19時に就寝することもしばしばだ。
朝は5時に起床して夫の朝食作りだ・・・

以下はいつものインド系英国人宅でごちそうになった料理。コース料理になっていた。
まずは前菜。

今回は非常に手の込んだ料理だ!ヒヨコマメとさまざまなスパイスの入ったソース。コリアンダーの香りと味がすばらしい。
サラダのソースも何やら日本やドイツではあまり馴染みのない美味しい味だった。

メインは、いわば炒飯。いや、プラオかビリヤニ、って読んだほうが適当か。
これは私も作れそうだったな。バスマティ米を使うのがインド風。日本の日本人が嫌う「タイ米」だが、慣れると非常に美味しい。

炒飯のあとにはデザートさえあった。
彼女が焼いたのかと思ったら、出来合いの品だった。う、褒めてしまった、ま、それでいいのだろう。

前菜のソースにはこれを使ったのだとか。

私にはハードル高すぎの食材だ。これからの人生でも、これを使いこなすことはできないだろう。
買って、作っても、ウチでは誰も食べてくれないだろうしね。
そういうわけで、インド料理は永遠に彼女にごちそうになろう、とちらりと思っていた。

が・・・

旦那さんの転勤が公になった。
英国には戻らず、トルコ赴任が決まったのだそう。
ドイツに5年、そろそろ戻る頃なのか、と思っていたらまたしても外国駐在生活が続く彼女。
トルコでも日本人の友達作ってね、って思ってしまった。
ああ、インド料理、今後、どうしよう。自分で作るしかないって。



やっぱり合わない

2018年03月29日 | 衣類の工夫
台湾人にこれをもらった。

流行の物資に飛びつかない私だ。
こうして、もらったりすると使ってみることになる。
台湾で製造販売されていた品のようだ。ここでは子供サイズになるぞ。
穿いてみた・・・

手元の通販雑誌のこの姿とは比較にならないほど凄まじい自分に唖然とした。


家の中で使うにしても、きっと義母と夫が二人で「やめてくれ」と騒ぐだろうな。
うん、実験してみようか。
面白そうだっ



義母の手抜き昼食

2018年03月28日 | おいしいもの
午前中に買い物や医院通いで時間を使うと、義母は手をかけない昼食にすることが多い。
出来合いの冷凍ピザはおいしくないけれど、たまに食べるのは味がどうのこうのというより、単純に楽しいものだ。
その日は半年ほど前に買っておいたフライドポテトを消費することになった。
緊急時のために買い置きをしておく義母。緊急時、とは時間のないときの昼食。
めったに口にしないフライドポテトだ。私は喜んだ。

ところが、ケチャップが全くないことに気付いた。手作りを勧めるために、ネットで検索して印刷、義母に渡した。
彼女はそれを無視して、自己流に作った。

私の皿の上には白ソーセージ用の甘いからしが載っている。義母のケチャップ、いまひとつだった。
家庭によるが、一般的にドイツは昼食が日本の夕食に相当し、ここの夕食は非常に軽くテキトーに済ませることが多い。
ウチもそうで、このテキトーな食事が夕食と思ってもらうとかなりわびしいものだとわかってもらえるだろう。
料理にあまり時間をかけなくていいこちらの生活は、家事負担があまりない、ということで、女性の社会進出にはうってつけの環境、と前向きに考えるのもよろしい。
退職後の生活も、それが続くのでよろしい・・・・

こちらは別の年金生活者の家庭のトイレ。

日本ファンのドイツ人夫人は毎年日本へ旅行する。
このハンドソープは2007年に買ったものだそう。デザインが気に入ったのか。
10年以上使えるって、凄いよな。こちらの同等の製品には難しいかもしれない。

とにかく、なんでも使い切る精神。ドイツは節制した生活で有名ではなかったか?

2018年03月27日 | 義母
義父が修繕した鍋。義母の目を盗んで素早く撮影したものだからぼけている。

このような工夫が両側に。

この鍋、特別に高級品でもなさそうな普通の品。どうしてこんなになるまで使いたいと思うのか、日本で生まれ育った(ある年代以下、の特徴かもしれないが)人々には理解しがたい。
スーパーには数千円位の魅力的な鍋がうじゃうじゃ売られているのに。
ところで、何万円もする品はウチには縁がない。
日本で好まれている欧州産の、特にフランス産のアレなど、ここのドイツ人家庭で見かけることは全くない。(私の交際範囲の人々の経済力がわかるだろう!)

ここ1年ほど、インド風ミルクティーを毎朝飲む習慣が私に根付いてしまった。
インド系英国人の影響だな。彼女から贈られたインドミルクティースパイスを使って本格的だ。
ただし、私の場合は最後にはちみつで甘みをつける。どうも、これが義母には気に入らないらしい。
「はちみつを熱いところに入れると、その効能が失われます。砂糖を使いなさい」
と言われてガックリした。
ただでさえ、砂糖とリすぎなのに、もっと摂れ、といわんばかりの義母。
いや、彼女ははちみつより砂糖の方が安いからそのように勧めているのではないのだろうか。
そうやって、細かいところで節約をして長く生きてきた彼女だ。この身分不相応に大きな家と庭を維持するのには日頃の細かい出費を抑えるに限る。
おまけに、息子はヨメと一緒に寄生。ああ、コバンザメ生活・・・・

たまたま見つけたこの記事、面白いぞ。「鳥が巨大ザメからコバンザメをはぎ取った」
はがされないように私たち夫婦も気をつけなくてはならない!

これからミルクティーを作るときは義母が台所に確実に来ない時間帯にするとか、甘みをつけずにいただくとかの対策を取ることにする。





激甘ケーキに文句たらたらの夫

2018年03月26日 | 気候
りす部屋の午前中室温は21~22度。暖房入り。下側の湿度に注目、35パーセント。肌がやられるね。

午後3時の家の南側、直射日光が当たる壁に取り付けられた温度計は凄かった。36度。

サンルームは26度。場所によって大きく違うのは関東も同じだったかな?実家生活ではあまりそういうことを気にしなかったものだ。

さて、その26度のサンルームで週末恒例のケーキを食べた。
クヴァルクと呼ばれているクリーム状チーズを使ったチーズケーキだ。缶詰みかん入り。
 
夫は一口食べるなり「甘いっ」と顔をしかめた。
甘い物が好きなのに、甘いことに怒りをこめて母親に言う中年男。よくわからない。
世界中の息子を持つお母さん、男って、こうなのか?
もう、味覚が乱れまくっている私にはこのケーキが甘すぎるのかどうだか判断不能。
サンルームには義父が大昔に船乗りをしていたとき、某国から持ち帰ったサボテンの花が咲いている。

華やかなその姿に春を感じるのはちょいと違うか?

便利な義父と義母。住まいの修繕、手入れに欠かすことはできない。

2018年03月25日 | 家屋
寝室と廊下に敷かれているじゅうたんの境目がボロボロになっていたのは1年ほど前から気付いていた。
義父に話すと、きっと「使い方が悪い」などと叱られそうなのでずっと黙っていたんだ。
普通に暮していても家や家具などは老化や消耗するものだとは皆納得しているとは思うのだが。
境目のボロボロの下は、コンクリートの床がみえた。そのコンクリートの表面に塗りつけられていたと思われる接着剤がボロボロになっていて、掃除機で吸い取ることができた。
全部はがして吸い取りたい気持ちになったものだ。
先週外出から帰ってくると、その境目には細長い金属板が打ち付けられていた。

端っこのほうは、もう、じゅうたんが擦り切れている。壁紙もはがれかかっている。

ボロボロの家も、こうして直しながら使っていくこの生活。
義父がいなかったら、すさまじいことになっていただろう。
夫は、まったくこうしたことに関心がないもの。

義母のこの室内装飾はもう、時代遅れはなはだしい。

捨てたくてたまらない私の衝動を抑えている。
義母のおかげで家の中が清潔に保たれていることを考えると、彼女の古い趣味を否定するのは全く見当違い、ということになるからねぇ。




畑の真ん中で故障したバス

2018年03月24日 | ひとびと
ネットで「日本一遅いコースター停止」の記事を読んだ。
電車、列車も昔と比較すると日本は故障が多くなっているようだ。それを実体験していない私はこういうことがあると、どうしても「だからドイツはダメだ」と思ってしまう。

自宅まであと三キロ地点でバスが停まった。

バス停でもない畑のど真ん中の道路だ。時間調整するには相応しくない場所。
運転手が電話でバス会社の人と話すのが聴こえた。
「もう一度エンジンを切って、二分後にまたかけてみろ」という指示に従って、何度か運転手はそれを繰り返した。
「まだダメです」と言う運転手。
ああ、また故障かぁ。一年に一度はこういう目に逢うよなぁ・・・
「乗客はいるのか?」との電話の問いに彼は後ろを振り向いた。
「はーい、一人いますぅ~」と声をかけた私。

外は次第に暗くなってきていて雪がちらついている。あと三キロを歩いて帰るのは辛すぎる。
次のバスが来るのは二時間後。義父は夕方からの卓球トレーニングのためにすでに車で家を出ているだろう。
このバス会社は代行の車で家まで送る、なんてサービスは絶対ないだろうなっ

歩く覚悟で絶望的な気分でいたら、エンジンがかかった!

このバス車体は「メ」から始まるあの会社っ
ドイツ車はイメージで売れている。イメージはバカにできない。イメージでどんどん売ってくれ!

野菜種差別主義者

2018年03月23日 | 頑張って食べる
普通のスーパーでは手に入れることが難しい黒にんじん。
頂き物を持ち帰った。

義母はそれで煮物を作った。

じゃがいもとにんじんの煮物が紫色になってしまった。
普段はにんじんの赤がきれいだ。義父は見るなり「食欲が失せるな」と嫌がった。
義母は「これ以後、黒にんじんを使いません」と宣言した。
食べてみると、普段のにんじんの煮物よりおいしい。見掛けだけの判断は危険だな、と思った。

野菜でさえ、色が黒いと差別されるんだ。それは普段見慣れないから、というだけの理由だ。
普段食している色が濃い食材は全く抵抗なく受け入れられるのにね。

そういうわけで、現在のところやはり、肌の色が黒い人たちに対する陰口を非常によく聞く。
10年以上住んでいるエチオピア人知人二人などは、すっかりドイツ風の身のこなしを身に付け、全く違和感が無い。
移住してすぐ、または数年の肌の色の濃いアフリカ人たちは歩き方さえもアフリカ風で、見ているだけである種の恐怖感を感じるのは仕方がないだろう。

黒にんじんを何度も食卓に出せば、次第にそのおいしさがわかってくるだろうに。
また手に入れたら、自分だけのためにキンピラにしようっと。






在独仲間お勧め、スーパーのクロワッサン

2018年03月22日 | おいしいもの
在独日本人仲間でブログを書いているmidoriさんが紹介したクロワッサンを試してみたいと機会を狙っていた。
その「機会」というのは割引だ!普段は35セント(4,50円くらい)が29セントというわずかな値引きだ。
それでもお徳感という感情を持つことができる幸せにひたるのにいいチャンスだ。

店内に設置されているパン排出機械(!?)ボタンを押すと、そのクロワッサンはトレイに載って出てきた。

ドイツに珍しく無駄な資源を使うシステムだなぁ、と思ったのは私だけだろうか。
普段は包装に関して非常に乱雑なここなのに、この割引クロワッサンはいやに手間隙かけているのを感じる。
だから、このスーパーは人気があるのか?

買ってすぐにスーパー内の椅子(これもドイツでは珍しい)に座って食べた。
このトレイがもったいなくて持って帰ろうと思ったくらいだ。義母だったら、絶対持ち帰るぞっ
その下のパン袋は持って帰ってきた。ゴミ袋に良いんだ。

クロワッサンはその発祥地が近隣国にもかかわらず、ドイツでは比較的最近売られ始めたものなのだそう。
確かに、このようにスーパーで売られるのは数年前からと記憶している。
義両親たちも時々買って食べている。
「スーパーのもパン屋のも味のレベルは同じだ」
と彼らはクロワッサンを食べながら語っていたのを思い出す。
ドイツでも有名な店や値段の高いものを食べたり身につけたりすることにステータスを感じる人は多く、義両親たちはそれをばかにしている。
質素に生活している義両親たちに自然と影響されている私だ。
人気メーカーのチョコレートを体調が悪いときに食べると人工甘味料が使われているのがすぐにわかる。
安い品は安い材料が使われているので危険、とも義両親たちは警告している。
個別包装の数十セントヨーグルトやプリンは盛大に人工着色料、香料が使われていることだろう。
ということは、このクロワッサンもその傾向にあるかもしれない。
ただし、凄くおいしい。
時々食べるにはとてもいい、と解釈して、次の割引広告が出たときに買いに行くことにする。









誕生日でも誕生日でなくてもケーキ、ケーキ、ケーキ

2018年03月21日 | 
先日は夫の誕生日だった。義母がそのために作ったケーキはいつもの週末用で、飾りがついていなかった。
いくら誕生日でも家内消費用だから手を抜いたんだろうなっ
 
いつも同じような撮影方法なので、今回は超近影で。

ヨーグルトや生クリームをゼラチンで固めた部分に使う具について義母が語っていた。
ウチで一番人気のこのケーキ、誕生日だろうが誕生日でなかろうがガンガン作っている。


私が夫に贈ったものはDVD二枚だ。もう、永らく一緒に映画を観にいっていない。
最初のデートは「交渉人」を映画館で観たものね。アクション物が好きと、私は彼を印象付けただろうな。
今回の選択は女が主人公の二作。

右の「ブルックリン」は1,2年前に日本に向かう、あるいはこちらに戻るとき(どちらか忘れた)の機内で途中まで観たんだ。
着陸の準備で、途中で諦めた。ちょいと観たい、と思っていたら見事に手に入った。うん、思考は現実になる。
いろいろな賞を受賞したようなので、お墨付き。私からもお勧めの作品だ。

左の「マリー・キュリー」をネットで検索しても出てこない。製作する、という二年ほど前の日本語記事を見つけたけれど、その後が探せない。
もしかして、つまらない作品だから配給会社は買わなかったのか、と予想。
実際観てみたら・・・・うーん。まあまあ。主役が痩せ型のきれいな女性で眼を楽しませてくれる。
研究や受賞がテーマでなく、私生活を中心にしている。最初のシーンが産気づいた主人公だもの。ダンナ他界後に付き合っていた男性の妻との争い、などもちゃんと入っている。
全く面白くないわけではないので、日本の人たちにもお勧め。言葉の壁は比較的低いので、外国のDVDでもOKかも。




働かざるもの食うべからず

2018年03月20日 | 頑張って食べる
週末の昼食。七面鳥のカツレツ。
肉食を避けている夫は不機嫌になった。義母は「七面鳥よ!もっと食べなさい」と説得していた。まるで豚を避けているイスラム教徒を相手にしているような光景だったぞ。

ごぼうのソース(ドイツのごぼうについての過去記事はこちら 「2017年12月22日記事、ドイツ人捕虜は喜んでごぼうを食べたのだろう」)白菜のサラダ。

もちろん私は米飯添え。糖質制限が流行の日本の日本人からみると、けたたましく不健康な皿の様子だろう。
肉食中心がヒトにとって理想的な食事だとすると、地球上のニンゲンをかなり減らさなくてはすぐに食糧難になるだろう。

多少、身体に合わなくても健康であれば穀類中心の食生活はヒトの繁栄を保つのではないか、とも思える。
ただし!この日のこの飯の量は多すぎた・・・皿の上で途中で残して保存しておくのが気持ち悪く感じる私は無理して全部平らげた・・・・これも不健康な食生活だな!無理やり多く食べるのは、残して捨てるのと同じくらいムダである。

食事をしながら窓から見えた光景。クロウタドリが雪かきしながら埋まっている鳥の餌をついばんでいる。

このときはあまり激しく雪かきしていないが、もっと降っているときはかわいそうに思えるくらい嘴で雪を飛ばすんだ。
雪かきは重労働だもの。
そんな風につぶやいた私に義父は「働かざるもの食うべからず」というようなことを言った。
雪が降った朝は、義父は一番に雪かきをする。
息子とそのヨメは好き勝手なことをしている・・・・不満に思うなら「手伝いなさい」とその時に声をかけるべきだ。
ドイツ人にも無言で意思を伝えることがあるのだろうか、としばし考えたできごとだ。







ばっちり当たった天気予報

2018年03月19日 | 気候
天気予報どおり、今日は雪になった。
気温は氷点下。
少し前にも氷点下の気温が続いた。その時の体感と比べると、かなり暖かい。

義母によると湿度の違いで気温・室温・体感気温が変わってくるのだそう。

10日ほど前から、街中では夏のコンサートの宣伝広告が出た。

まだ冬の防寒具をしっかり着込んだ人々が行き交う中で「夏」の言葉を見るとびっくりする。
「非常に計画的なドイツ」と日本の日本人の方々は印象付けられるかも。
ま、天気予報もちゃんと予報どおりになったことだし、ドイツでもそういう面があるのかなぁ~、などと見直してみるドイツ在住日本人。





見学会がやたら多いと感じる。

2018年03月18日 | 文化
街中の市立劇場の見学会に成り行きで参加することになった。
私の日程には予定していなかったのだけれど、たまたま集合場所にいたので何気に合流してしまったんだ。
こうした緩い感覚、なれると本当に心地よい、テキトードイツ。
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劇場スタッフの一人が案内してくれた。
普段は一般人は入れない裏側を見せてくれた。
もう、この通路からワクワクしてしまった私。

「触るべからず」などと書かれていないのがこちら風。

小道具の部屋。「あらゆる物があります」と言っていた。

あまりにもたくさんの物資があるので、その演劇に相応しいものを探し出すのが大変なのではないか。

作り物ソーセージと作り物野菜。日本の食品サンプルを思い出す。原産地を質問するのを忘れてしまった。もしかしたら、日本かもしれないぞ?

こうして、見学者に触らせてくれるのもすばらしいと思う。盗難の危険性とか、考えないのかな、とちらりと思ってしまった。考えにないからこうして見学会をしてくれるのだろう。

衣装倉庫。これは2,300年前の欧州を演じるときのものかしら。

肥満者を表現するときに使われる物資。この上に衣装を着るのだろう。下になってしまうのにどうしてでっかいおっぱい(しかも乳首付き)や三段腹が必要なのか、と思う。内部も忠実に表現する熱心さ?

かつら数々。すべて人毛なのだそう。ひとつあたり40時間かけて作られるそうな。

この劇場には180人が勤務している。

演劇鑑賞は私にとって言葉の壁が高すぎでなかなか難しい。
機会があったら、こうした小道具が使われていることを観察するためにも来てみたい・・・・