怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ヨハネス墓地見学

2015年07月31日 | 風景
応援してね!人気ブログランキングへ

墓地見学に行ってきた。今回は観光名所としても有名な墓地だ。

一歩踏み入れてびっくり。石の棺おけが野ざらし?? 現在の普通の墓地の様子はこちら→ 墓地は芸術 2015年3月29日記事
 
ここはニュルンベルクのヨハネス墓地。ガイドをしてくださった筑紫俊子さんによると・・・
美しさにおいて世界三大墓地の一つのヨハネス墓地は750年の歴史がある。
現在6500の墓石、それぞれに故人の職業や家族構成・社会的地位・銘・紋章などが、青銅レリーフになって飾られている。

 
このレリーフが面白いんだ。
 
並んでいる人物は家族の記録だそう。多産でも成人することなく死んでしまう時代のものだ。
 
最近埋葬されたところ。上にあった墓石は隣の墓石の上に載せておく。数ヶ月したらまたその墓石を戻すのだとか。

これがその、重ねてあるところ・・・下にある墓石が傷ついたりする心配などしないのだろうなぁ。大雑把なこちらのやりかたは墓石の扱いにも及ぶ。

 
この、隙間から覗いてみたら、なんと、空間があった。土で埋もれているばかりではないのか?その空間の下に棺があるのかしら・・・
こちらに来て二年目に抱いた疑問はまだ解決されていない。2009年8月9日記事 西洋墓地の謎


解説中の筑紫さん。
このヨハネス墓地は普通の墓地とかなり違った趣があるので、旅行者はもちろんドイツ在住の方々にも楽しめる(墓地なのにその美しさで楽しめる)と思う。筑紫さんの魅力的で詳細な解説はお勧めできる。
筑紫さんにお礼の意味も込めてここで宣伝!








フォーク要らない食べ方

2015年07月29日 | 近隣の人たち
応援してね!人気ブログランキングへ

インド人にパコラを褒められて、調子に乗っている私。親しくしているドイツ人宅に押しかけてそこで私のパコラの腕前を強引に披露した。
 
電話連絡もなくいきなり訪問して「じゃがいもやたまねぎはあるか」と材料を用意させ、台所を使う私。
だんだんおばさん化している自分を自覚している。彼女に嫌われないように気をつけなくっちゃ・・・・
出来上がったパコラの旨さに、彼女は大喜びした。フォークでいただいた。これは指で食べるものだろうな、でも、そうすると指が油まみれになって手を洗うのが面倒じゃあないか、などと考えながら食べた。

アフガニスタン人知人の料理中を訪問。これまた連絡無しの突撃訪問。
 
じゃがいもと出盛り期のサヤインゲンの煮物。味はトマトソースと塩。
 
共同使用の台所ではソマリア人が料理を終えたところ。
私に自分の料理を披露したがっていたので(いや、もしかして私が物欲しそうに見つめていたから?)少しだけいただくことにした。

細いスパゲティに油とトマトソースと塩少々をしただけ。これを鍋いっぱいにこしらえた彼女だ。旦那さんと二人でこれだけを食べるのかしら?
フォークが出てくるのを待っていたが、はっと気付いて、要求するのを止めた。
彼らはもしかして、指でこれを食べるのかもしれないと思ったのだ。ちょいとためらって、インド風に親指と小指を除く三本の指でつまんで食べた。
何気に使われたこのステンレス製の皿、日本もドイツでも普段の食卓では使われることがまずないので、異国情緒いっぱい。
ちょっと緊張したけれど、無事食べ終えることができた。質素でおいしい・・・四ヶ月の赤ちゃんがいる彼女、ビタミン・ミネラル不足にならないでね、とちょいと案じた。









スレンダーを保つ方法

2015年07月28日 | 分けるの面倒になってきた
応援してね!人気ブログランキングへ

ある朝の義母との会話。
「墓地の手入れをしていたら、親戚の〇子さんにあったわ。彼女は私より三歳若いのだけれど、すっかり太っちゃって、股関節を悪くして二度も手術をしているのよ」
「どうして太っちゃったんですか」と私。
「動かないからよ。座りっぱなしの生活。」
それは私と同じではないか、と思った。動かなくても同居ストレスで脳が異様にカロリーを消費するのとは大違いのリラックス生活なのだろうな。
ふと疑問に思って尋ねた。「この周辺の住人はみな、大きな庭を持っているはずです。庭仕事はしないのですか」
これはきわめて微妙な質問であることを、義母の答えで知った。
「あら、息子夫婦がせっせとやっているのよ!」
ぎゃー。同居でもない息子夫婦がやってきて、実家の庭の手入れをしているってぇー。なんて言ったらいいのか困ってしまい、固まった私。聞くんじゃあなかった~。

いや、義母は嫌味で私にそう言ったのではなく、単なる客観的事実を報告しただけなんだ。
義母の庭仕事は趣味と実益、健康維持に不可欠なものだと彼女自身が自覚しているのは明らかだ。

苦しそうに芝を刈る義父の様子とは大違い。なぜか芝刈りは義父の仕事だ。かなりの重労働なのだろうかぁ~。
生き生きと庭のあちこちを歩き回って水をやったり(ジョウロは20リットル水を入れ、それを二つ持って歩くんだぞ)落ち葉を掃いたり剪定したりなめくじをはさみで切ったり踏み潰して駆除、堆肥をやったりかなりまれだけれど農薬を撒いたり、義母の夏場の運動量は凄まじい。とても贅肉がつく暇はない。
そういうわけで、義母の美容健康維持の庭仕事を奪う気持ちは全然ない。お義母さんよ、安心してね~!














パコラ対決

2015年07月27日 | おいしいもの
応援してね!人気ブログランキングへ

毎年恒例の野外音楽会に行ってきた。

ピクニックシートやイス・テーブルを広げ、持ってきた食べ物を食べながら音楽鑑賞できるめったにない機会なんだ。
 
私の左前に座っていた女性四人は、ずーっとおしゃべりしていたし、右隣のティーンエイジャーの女の子はずーっと横たわって眠っていた。そうしていても全然周囲に迷惑にならない、凄まじいコンサート会場。

私はインド人夫婦といっしょに来たんだ。少し前にパコラを食べさせてもらったときにその作り方を聞いていたので、この日は私のを彼女に味見をしてもらおうと思った。

ところが打ち合わせしていなかったので、彼女もパコラを作ってきてしまった!
右端が彼女のパコラ、その左が私の。左のアンパンのようなものは、中身がピザのような具のパンだった。
本場インドのパコラと初めて作った私のパコラ。比較する良い機会だったぞ!
なんと、どちらもほぼ同じ味だったんだ。彼女も褒めてくれた。へへっ。
・・・ということは、パコラはかなり簡単なインド料理なのだと思う。簡単で失敗がなさそうでおいしいのでインド料理として紹介するにはとてもいいものだと思った。
私のは見た目が少々違う。揚げ物をほとんどしないウチなので、揚げ油を大量に使うような鍋を出すのが面倒だったんだ。揚げ物用鍋はこちら・・・ベルリーナーの作り方
フライパンに2センチくらい油を入れただけだったので、平たいパコラになった。せこいパコラ。









大きな古時計故障

2015年07月26日 | 分けるの面倒になってきた
応援してね!人気ブログランキングへ

立て続けにウチの備品が故障した。
普段は一階だけでしか使わない掃除機で二階を掃除していたら、異音がして気付いた。

ホースの根元部分がパッカリと割れてしまった。吸引部分への接続部は5,6年前に割れたらしく、修繕の跡がある。義父の仕事だなっ
 
30年以上使っているらしいのでいつ故障してもおかしくない、と義父は私を慰めたけど、どうせなら義母が使っているときに壊れてくれたらよかったのに、と思った。
もう一台の二階専用掃除機もあまり具合が良くない。
もうそろそろ新しいのを買ったらどうだろう・・・無理だろうなぁ。生涯緊縮財政のウチ。

時計も故障した。動かなくなった。義父の修理中の時計の姿だ。元の姿はこちら・・・2014年6月10日記事 
文字盤が外されると、非常に不気味な姿だ。

これも義父が張り切って修理していた。この時計はどのくらい古いものなのだろうか。そういえば、聞かされたことがないぞ。
こうしたタイプの時計はこの歌を思い出させる。


ウチは、もう動かない→廃棄、にはならない。ウチだけではなく、ここの人たちは使えなくても見て楽しむために物資を使うんだ。外観鑑賞用ピアノ

 
男性の多くが、何か故障したものを修繕することに熱心なのは便利な性質だなあ・・・と感心する。
退職して地域や家庭で何もすることがないより、こうした修繕仕事が次々と出てくるのは幸いなことだぞ~。
・・・って思ってはいるけれど、掃除機は新しいものが欲しいな、というのが本音。





脂質摂取しすぎ

2015年07月24日 | 頑張って食べる
応援してね!人気ブログランキングへ

いつもの集まりは夏休み前の最後ということで、それぞれ何か食べ物を持ってきて歓談ということになっていた。

手前はプレッツェル。パン屋では真ん中を切ってバターをたっぷりはさんだものもあって、これがそうだった。
私はめったにこれを食べないのだが、嫌いではない。嫌いではないが、これ一つでものすごくおなかが膨れるのが難点。あんなにたっぷりバターを摂取して、大丈夫なのか、と心配になる量なんだ。
案の定、午前11時にこれを食べたら、夜までなんとなく食欲が湧かなかった。(むりやり米飯を食べたけれど)
写真左上に見えるのは私のおにぎり。黒米を白米と一緒に炊きこんで紫色にした。市販の瓶入り酢漬けサラダを混ぜてちらし寿司おにぎり。
みんな、普段から私のおにぎり摂取トレーニングを受けているので、抵抗なく取って食べてくれた。

さて、このときは二人のナイジェリア人難民申請者がいた。
彼らの現在の生活上の悩みは「何もすることがない」というものだそう。ドイツ各地の様々な住居に彼ら難民は住んでいる。たまたまウチのようにド田舎に回されてしまうと本当に暇で仕方がないらしい。
「私もド田舎に住んでいるので同じようなものです」と言ってみたかったぞ。
街中に住んでいたって、ドイツ入国からしばらくはいろいろ活動を制限されているので暇だと聞いている。ぷっらっぷらと歩いているそれらしいアフリカ人たちをよく目にする。そうして歩いているだけで、街中は田舎ほど暇に感じないのかもしれない。

「私は音楽ができます」と一人が言うので、「どんな音楽ですか」と尋ねた。
「ゴスペル」という答えだった。あれ?それって、北アメリカのイメージだけれど?
音楽は海や大陸をすぐ越えてしまうものなんだろうな。彼はドラム、友人はピアノを弾くのだとか。アフリカにもピアノがあるのね・・・こう考えてから思い出した。「南米にもピアノがあるんですね」と言われたことを。
















暑さで食べられない

2015年07月23日 | 頑張って食べる
応援してね!人気ブログランキングへ

気温が高いと、基礎代謝が落ちるのだろう、食欲がなくなる。
義両親たちは冬場と違って、朝早くからせっせと庭仕事に励んでいる。それでも、ここの正餐となる昼食時には食欲がないらしく、ここのところ調理に時間のかからない簡単なもので済ませている。

毎日収穫できるズッキーニと玉子の炒め物、今年は少なめに栽培したレタス。この日が最後の収穫。義両親たちはじゃがいも、私は前日の外出時に持って出たおにぎりの残りを添えて食べた。

景気の良さと忙しさは比例していて、夫は毎日午前様のような生活をしている。
 
彼は夜遅く食事をすると胃がもたれるようで、ほとんど食事をしない日々が続いていた。外食をしないらしく、頬がこけてくるほど痩せてきた。私には「もっと太れ」と言うのだが、骸骨のような人物にそう諭されてもまったく説得力がない。
なんとか食事をさせようと、彼が好むものを作り置きしておくことにした。気に入ると食べてくれる。
小さく見えるが、日本だと軽く4人分にはなるラザニア。夫は朝食にこれを一気に食べてしまった。




日傘普及事情

2015年07月22日 | いろいろ
応援してね!人気ブログランキングへ

珍しく長く続く天気の良い夏。
ドイツ人を初めとするコーカソイド種の人々はできるだけ日に当たろうと努力しているのか。いろいろな物事が日本と真逆なので、これくらいで驚いてはいられない。しかし、日焼けによる皮膚がんの発症は、モンゴロイドの我々より恐ろしく高い確率らしいんだぞ。
ちゃんと日焼け止めくらいは塗っているのかなぁ。

傘を持っている女性を発見。

全く雨の降らない日だったので、日傘として使っていたことは確実だ。
持っているだけで珍しい、日傘としての傘。売っているのも確認しているけれど、いったい、誰が買うのかな。

教会税のおかげ

2015年07月21日 | 何カテゴリーにしようかぁ
応援してね!人気ブログランキングへ

数度訪問している地域の教会。

小さいけれどよく手入れされている状態が外観からも伝わるので、なんとなく魅せられて中に入ってみた。
 
礼拝のあるとき以外には誰も来ないと思われる。静かなので「生理的耳鳴り」と言うのだろうか、それが聞こえてくるのが快感だ。観光客が多く訪れる教会にはない、一種の緊張感が漂うここが気に入ってしまった。
目をつぶって数分間の瞑想。
世界で信仰されているあらゆる神様にお願いします、私と私の家族、私を取り巻く人々、ちょっと関係なさそうな人々たちもみんな満足の行く人生をやっていけますように・・・
 
立派なパイプオルガン。この楽器だけでも年間どれくらいの保守管理費用がかかるのだろう。
この建物全体では?うっわー。

スコットランドでは使われていない教会をアジア各国に売っていると読んだ。維持管理ができなくなる教会が存在するのを想像するのは容易だ。
ドイツで有名な教会税。私は教会という文化財管理のためのもの、と理解しているが当たっているのかな。
キリスト教徒であることを申告しない人々や別の宗教の人々が増えると予想される今後のドイツの人口構成だ。ドイツの多くの教会がいつまでも美しい状態でいられることを望むのは難しいかもしれない。










義母に公開

2015年07月20日 | 義母
応援してね!人気ブログランキングへ

長い間、寝室に隠していたオーブントースターの存在をとうとう義母に明かした。
オーブントースターについての経緯はこちらを・・・・オーブントースター

いちいち寝室からりす部屋に運び、パンを食料小部屋から二階に持っていて焼くのが面倒になったからだ。
義母が彼らの朝食を準備しているところに何気に持っていった。
早速、詳細を尋ねられた。これまで隠し使っていることは全く気付いていなかったのかな?
とどめに・・・
「どこに置くつもりなんですっ?」と尋ねられた。
やっぱり、台所や食料小部屋に置くことは嫌がるか・・・と諦め、「地下室に置くことにします、そんなに使いませんから」と答えた。
寝室に置くより、地下室の方が多少便利だし、りす部屋で使うより台所で堂々と使うほうが気が楽だ。
処分しろ、と言われなかったのだから、大成功と思って喜んだ。

さあ、これから快適なオーブントースター生活!
パンにチーズを載せて、軽く焦げ目が付くまで焼くことができるぞ!日本では当然のようにやっていたことが、ここでは長く我慢したものだ。頑張った私。




プライベートビーチFKK

2015年07月19日 | 何カテゴリーにしようかぁ
応援してね!人気ブログランキングへ

いつものグループで、街から少々離れた難民の臨時住居を訪問した。
到着したその瞬間から、建物の外観がまるで刑務所だったのがショックだったわたし。使われなくなった何かの施設を急遽、居住用に体裁を整えた、という風だった。あちこちが壊れているし、共同の台所の様子は、悲惨だった。
入居しているのは男性ばかり180人。ドイツに入国してから数週間から数ヶ月のアフリカ人、アフガニスタン人、パキスタン人と聞いた。
女ばかりの我々の訪問を珍しく思ったのか、みんなわらわらと集まってきた。なんだか、テレビでよく見る途上国の様子が目の前に再現されているようだった。
私自身、こんなに大勢の黒人たちに囲まれるのは人生で初めてだった。
要求の激しい彼らの発言を聞きながら、私たちはそれぞれいろいろ考えていたのだろう。

戻る車内で、一人が言った。「彼らはいったい何を期待してドイツに来たのだろう」
そりゃあ、よりより生活を求めて、でしょう、と答えても納得しない勢いだったので、みな黙っていた。
悪い気分だった我々。

一人が「私の好きなところに案内する」と提案した。
大きな湖で車を降り、10分ほど森の中を歩くと板で囲った場所に着いた。
「プライベート」と質素な入り口に書かれていた。おおっ、プライベートビーチ。

おばさん二人はさっさと全裸になると、水に入っていった。
手を入れてみたら結構水温は低かった。私は無理だぞぉ~。冷たい水と、全裸になること。

準備体操とか、タオルの準備とか、怪我した場合とか、全然気にしないのかな、凄いよな。

泳いでいる二人は70歳前後。日本の同年代女性たち、真似できるかな。

こうしているうちに、すっかり機嫌よくなった我々。
再び乗り込んだ車の中では、あそこの難民たちに対して何ができるか、という話し合いになっていた。









杖で指名

2015年07月18日 | 何カテゴリーにしようかぁ
応援してね!人気ブログランキングへ

バスに乗ると様々なできごとに遭遇する。日本ではありえないようなことが外国の路線バスでは結構あるんだ。
マレーシア旅行中に、知らずにスクールバスを止めてしまった。大人の私を見て止める運転手もどうかしていると思うのだけれど、彼は好意でやってはならないことをしてくれたようだった。路線にはない私の目的地まで連れて行ってくれた。楽しい旅行の思い出になったのは確実。
では、ここでの良いけれどぎょっとするできごと。
最前列の昇降口すぐの席に座っていた私は、乗車してきた杖をついたおばあさんに「座りますか?」と声をかけた。
「いや、わたしゃ、あそこに座りたいんだよ」
と、言いながら彼女は杖で、通路の向こうの肥満気味の女の子を指した。おいおいっ!杖で人を指すなんて、むちゃくちゃ失礼じゃあないかい、と固まった私。女の子はぴくりとも表情を変えず、黙って後方の席に移動した。
おばあさんは「よいこらしょ」とその席に着くと、私に向かって言った。「ありがとうよ」
そ、それはあの女の子に言うべきじゃあないか、とあせったのだが、ドイツ人婆さんにそれを説得するなどという無謀なことは止めたほうがいいと普段の生活で鍛えられているので、かなり納得行かないが「どういたしまして」と答えておいた。
この、テキトーなドイツの普通の人々の行動、何とも心地が良い。座りたくない席には譲られても座らず、座りたいところを指定さえしてしまうことができるんだぞ。日本で席を譲ろうと声をかけて断られると「どうしてだろう」と気になったりしたものだが(そもそも席を譲ることさえなかなか勇気が要る)ここでは、断るということは本当に必要ないからなんだ。さっぱりしていて大変精神衛生によろしい。

さて、こんなできごとがあって「どんな風にブログ記事にしようか」と考えながらたどり着いたのは、新しい知人の家。
広い庭を駆け回っている彼女のウサギを撮影させてもらった。「ウサギジャンプ大会には出ないのですか」と尋ねたら「訓練してみたけれど、全然その気になってくれないので諦めました」と言った。ウサギは目の前のハードルを見ると飛びたくなる習性があるのかと思ったら、そうした興味がある個体だけがあの大会に出ていることを知ったぞ。

灰色のは私を不審感いっぱいの目で見つめているぞ、でも、その不審顔がかわいい~♪
日本の家屋はウサギ小屋と表現されていたものだ。実際のウサギ小屋をあまり見たことがなかった当時の私。「小さい家屋という意味では鳥かごでも犬小屋でもいいじゃあないか、どうしてウサギ小屋?」と思ったものだ。

ここで見るペットのウサギ用の小屋は、ちょっとりっぱな小屋で、しかもウサギの習性に合わせるのか狭めに作られている。鳥かごや犬小屋とは違って、もう少し風情のあるいい造り。だから、ウサギ小屋って言われていたのねぇ、と子供の頃からの疑問が解決された気分だ。










難民との溝

2015年07月17日 | ドイツ生活の外国
応援してね!人気ブログランキングへ

親しくしているアフリカ人経営のカフェでまったりとしていると、店の前を知った顔の若者たちが清掃作業着で通りかかった。

同じく、アフリカ出身者たちだ。ここのカフェの仲間と少々違うのは、彼らは難民申請中。
仲間の一人が「写真撮らせろよ」(とでも言っていると想像できた)と言ったところで、一人は顔を隠した。
日本では公の場での清掃作業にはそれほど抵抗感がないだろうが、日本以外では罰則としての作業として定められていることも多く、あまり名誉のあるものとして位置付けられていない。
嫌な仕事かもしれないが、彼らはドイツ人高齢者の一部より恵まれた生活をしているとも言われているので、街の掃除くらいは堂々とやってもいいんだぞ。

時給1.50ユーロ。最低賃金8.50ユーロを大きく下回るものだけれど、生活保護など他の援助で暮している人たちのための特別なものらしい。(ドイツのここだけの話、他の州や自治体は違うかも)

私が接するドイツ人、在住外国人たちと難民の話しになると、まず、いいことを聞かない。「彼らは私たち欧州人や多くのアジア人たちと全く違うのよ!」
それでも、ドイツ人女性のなかには彼らのためにボランティア活動をしている人も多い。
今日聞いた話は、食料品店を経営している女性の嘆きだ。アフリカ人たちは執拗に値切るのだそう。高額な物や大量に買うのならともかく、バナナ数本を半額にしろ、などと無理な相談を延々と持ちかけるので神経が参ってしまうのだそう。「くれ」という人物もいるらしい・・・おいおい・・・また、万引きも多く、彼らを監視することも仕事になってしまうのだとか。
「今はまだいいけれど、ドイツの将来は大変よ」と彼女は締めくくった。

清掃作業の顔ぶれの何人かとは逢えば挨拶をする仲だ。顔見知りというだけの関係だけれど、少なくとも彼ら数人だけでも嫌われないように努力して欲しい・・・




ボレック初体験

2015年07月16日 | 頑張って食べる
応援してね!人気ブログランキングへ

訪問先でごちそうになった料理。ボレック。

トルコ在住の日本女性が書いている人気ブログでこの名前は知っていた。食べるのは初めてのわたし。ケーキのようだが、塩味で、食事になる。(ウチではケーキも食事になるがっ)
左のプラスチック容器にはヨーグルトドリンク。アイランと呼ばれているものだ。ボレックもアイランも検索すると続々と日本語サイトが出てくる。
トルコ料理として有名だが、バルカン半島から中央アジアでも食べられているようだ。この家庭もトルコ人ではない。


帰ってきた旦那さんのシャツを見て、怪しい日本語を発見。
この街の普通の衣料品店で見つけたそうな。日本語だとは知らなかったって。

ドイツでドイツらしさを見つけるのは難しい昨今?





ヨーロッパ人みたいに。その2

2015年07月15日 | 何カテゴリーにしようかぁ
応援してね!人気ブログランキングへ

「飲み物だけを目の前に、延々とおしゃべりしている欧州人の姿がかっこいいと思う夏」と書いた去年7月19日の記事。 今年もそれを感じる機会があった。

とはいえ、一緒にいた仲間はアフリカ人。ドイツ国籍を取得している人もいるので、ヨーロッパ人と一緒、とも言える?

それぞれ仕事で忙しい毎日のようだ。休日には母語で話せる機会は貴重。結婚したい彼、離婚した彼女。
街のお祭りの日で、様々な催し物があったんだ。

凄い美人の彼女は手足も長い。ドイツ人元ダンナさんとの間には女の子がいて、写真を見せてもらったらやっぱり凄い美人になりそうだった。