怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

くたくたにしないで欲しい。

2010年06月26日 | 食べ物
室内撮影ならば、まだカメラはどうにか撮影に応じてくれるので紹介。

最近凝っている私のためのおかず。
きのこ。冷凍物では年中手に入るのだが、生の茶色いマッシュルーム(西洋マツタケ)はこの時期に多く出回る様子だ。
見ているうちに、なんとなく、醤油でいためたら旨いぞぉ~って発想になり、やってみた。


出盛り期には400グラムパックが200円程度で販売されている。軽く汚れを取り、5ミリくらいの厚さに切る。


ごま油(アジア食材店で購入、最近はシンガポール産の品を使用)で炒める。最後に醤油と塩少々で味付け。醤油瓶は日本直輸入だが、中身はここで買ったもの。あは~

義母はきのこをソースにする。きのこに限らず、野菜もサラダ以外はかなり加熱してくたくたになるまで火を通すのが欧州流のようだ。
義母は炒めたあと、水を入れて煮込む。
キンピラのような少々固い食感を楽しむ、ということをしない。
が、パンなどは日本より数倍固いものを好んで食べるので決して歯が軟弱、というわけではない。
歯など、日本人より強靭に思えるぞ。(いや、歯だけではない、さまざまな身体のパーツが強い・・・)

当然のことながら、このきのこ炒めは私しか食べない。ご飯に良く合うぞ~。
400グラムのきのこを全部ひとりで食いきるのは苦しい。
半分残して明日また、と思っていると義母がやってきて「早く料理しないとわるくなる」とうるさい。
まったく、食うことが自由にならないのは本当につらい。
お義母さん、私の料理、食べてみてよおぉぉ~

最近通っているロシアスーパーで見つけた商品。
ホットケーキミックス。
ドイツはふくらし粉を入れ、高さのあるホットケーキを食べる習慣がない。
よって、日本の感覚のホットケーキミックスは存在しない。
が、ロシアにはなぜか存在するのだろうか。北アメリカだけのものだと思っていたのに~

1箱500グラム入り、1.50ユーロ(約200円)。ここでは珍しく250グラムづつの包装になっている。
作り方はだいたい日本のそれと同じだが、加える水はぬるま湯、という指定がある。なぜぇ~?


指定されたぬるま湯の量だと、日本のほどやわらかくない生地なので、箱の写真と同様に小さめのものを作る。
味は~
日本のより甘みが少ない。ふむ、でも雰囲気は大体よい~。
もっとうれしいのは義父母や夫も食べてくれるところ。
片手で持って食べられるのが気に入っているようだ。テレビを見ながらの夕食時にはいいようだ。

使えるロシアスーパーだぞこんな品々も見つけた。

左は中国からの緑茶。125グラム入りで80セント(約100円)。ほうじ茶に近い色と風味だ。安全性に不安があるけど、長期の常飲をしないように気をつけて使ってみることにする。
右のパッケージは箸が添えられている写真なので、買ってみた。にんじんの千切りに混ぜる、と予想した。
裏面の作り方の文章はロシア語のみ。義務教育での外国語がロシア語だった義父に訊いてみたが解読不能・・・
適当に作ってみたのだが~、無理だった~変な味~
次回はそのロシアスーパーの従業員に読んでもらおう~

最後に・・・出盛り期になってきたいちご。

当然のことながら、これは義母の作品。
粒が小さいのは「野生いちご」だからだそう。義母の栽培したものは周囲を飾るものだ。
この庭にはそのほかに野生のイチゴができるらしい。恐ろしい庭だ。
あれだけ手入れしているのに、どこからそんなものがやってくる??


以上、最近の食卓からの報告






ドイツ語の練習教材に

2010年06月18日 | 文化
これはここインゴルシュタットの新聞。
発行部数は8万4千部、と言っていた。
これがどの程度のものかよくわからないが、日本で知られている有名なドイツの新聞とはかけ離れているだろう。

知人のBさんはこの新聞社の記者で、主に子供のための記事を書いている。
普通の記事を子供向きにやさしく短く書き直すらしい。
下の写真「Der Doni」がそうだ。

週末の別の子供向けの記事も担当しているそうで、ドイツには珍しく(?!)土日や祝日の出勤もしばしばだそう。

もちろん、インターネットで読むこともできる。そう、彼女が書いたものを世界中の人が読むことができるのだ。

わたしも、ドイツ語力向上のため、読もうとは思うのだけど・・・
子供向けの文章とはいえ、万年初心者の私には難しい。
そこで、ここで紹介し、日本のドイツ語学習者にも読んでもらおうと思ったものだ~

URLはこれである。
http://www.donaukurier.de/extras/kindernachrichten/index.html 
あらあら、コピーペイストで、お願いします・・・・

そうそう、書いている本人の容姿を知っていると、より、ドイツ語学習に熱が入るかもしれない。
で、彼女を紹介・・・・

50歳代の感じのいい人だ。
意見や感想も、随時受け付けているとか。
新聞には彼女の記事欄に電話番号が記載されていて、直接彼女がその電話に出る。
子供だけでなく、大人からも記事の内容について多く問い合わせがあるそうだ。
そういうわけで、ご希望があれば、電話番号を記載しようと思う~
政治談議に熱の入る彼女、はい、私は全然会話についていけないぞ。

今月はサッカーについての記事も多いだろうから、読みやすいかもしれない。






たくさん食べなくては負ける

2010年06月03日 | お菓子

義母のケーキ。先週焼いたプラムケーキだ。
天板の大きさは、置かれた日本から持参のしゃもじから想像してほしい。
乳脂肪率40パーセントのチーズを小麦粉に混ぜた生地の上に、カスタードクリームと去年収穫したプラムを載せて焼く。
一切れの大きさは5×6~7cmほど。このケーキ、いや、こちらのケーキは日本での一般のレシピより糖分油分が多いようで、ずっしり重い。
日本人平均成人女子がこれを間食に食べるとすると、一切れかな。
私の場合、義母が目の前にいたら二切れ、いないと一切れだ~ああ、神経遣うぞ。
男性だったら2切れいくらいかな。でも日本人男性は甘い菓子類を好まないからやはり一切れか?

天板の空いている部分は義父母たちが一度の間食で平らげた量である
つくづく日本人とドイツ人の普通の生活での体力差を見せ付けられるようで、
日本人のよわよわしさにがっくりくるものである。

日本の高齢者だったら、このケーキ、一切れで満腹のはずだ。

さて、これは高齢者だけではなく、国民全体の食べる量だって、
絶対、日本は負けているはずだ。
こんなに食べる量が違うのだから、身体そのものだって、まったくつくりがちがうだろう。

単純に考えて、とっくみあいのけんかをした場合、ドイツ人に勝つ可能性は少ないと思う。
スポーツなど、もともとは戦闘要員を鍛えるために始まったものらしいではないか。
スポーツの国際試合で日本人がドイツ人に勝つ、なんて夢のような話に思える。
義父母の食べる量を目の当たりにすると、そう思う。

量ばかり食べるのがいいとは思えないのだがね。
ちまちまとたくさんの食材がきれいに並ぶ日本の食卓と、あまりバリエーションのないこちらの食習慣を比較すると、そう思う。
いろいろと少量づつ食べるのは、きっと、脳の発達にいいのだぞ、あは~、賢い日本人~

日本の平均摂取カロリーは非常に低くなっているそうではないか?
BMI,腹囲測定、体脂肪率、これらを真剣に気にしているドイツ人が存在するのか疑うほどだ。

日本人、何事も負けないよう、もっと食べてもいいのではないかと思う私。










おまけ写真。
ロシアスーパーで買った、サバの缶詰。
塩味が非常に濃く、残念なことに私の口には合わず。
もちろん、さかなを食べなれないウチの家族もにおいの段階で却下。
ああ、ゴミ箱行き~