怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

60年前のハンカチ

2008年04月29日 | 義母
写真は、義母にもらったハンカチだ。

どういうわけか、ここドイツでハンカチを売っているのを見つけることができず、義母に相談したところ、これが登場したのだ。

義母いわく「最近はみんなティッシュを使うから、ハンカチの需要がなくなって売らなくなったのよ」とのこと。

義父母はポケットにハンカチをいれていて、それで鼻水をふき取ったりしているのを私は時々見る。
なんだか、古臭くてくちゃくちゃにしているので、あまりかっこうよくない。

そういえば、ここの箱入りティッシュは恐ろしく高く、1箱100円位する。
紙類は一般的に高く、日本のようにバンバン使うと破産しそうだ。
少し前、義父母の古い知人夫妻がこの家を訪ねてきたとき、コーヒーとケーキでもてなした。来客のときは食卓用紙ナプキンが登場するのだが、みな、このナプキンを使わない。
で、テーブルを片付けるとき、なんと、知人婦人まで、自分の(使わなかったと思われる)ナプキンを元の袋にしまってくれたのだ!
わたしはここが一瞬、紙も自由に使えない貧乏国に錯覚してしまった。

こんな調子なので、おそらく、ハンカチは昔はぬれた手を拭くだけでなく、鼻水、よごれた口の周りなどをふき取る重要な役割をしていたのだろう。

義母からもらったハンカチ、これは義母が子供の頃母親に買ってもらったものだそう。25ペニヒ、と値札までついていた。どうして使わなかったのかな。
使わなかったにしても、どうしてそれを60年もしまっておいたのか、その感覚の違いも凄すぎる!
もらった私は骨董品を受け継いだようで、なんだか使いにくい・・・・

ポーランド料理

2008年04月28日 | 食べ物


先日の昼食は焼き餃子だった。
数週間前に作ったものを冷凍保存しておき、それをフライパンで焼いたのだから、本当に中国の餃子の食べ方と同じだ。
つまり、作りたては水餃子、その水餃子が日にちがたって、硬くなったのを焼いたのが日本で知られている一般的な餃子だ。

もちろん、ドイツ生まれのドイツ育ちのドイツ人の義母が中国餃子を作るわけなく、この餃子の中身はシロップ漬けのさくらんぼだ。

この料理は義父のおかあさんから習ったものだそう。義父は両親とともにポーランドからドイツにやってきた移民だ。たまたま義母の近所に住んでいたらしく、知り合って結婚したそうな。
で、ポーランド人の夫のおかあさんにいくつか料理を伝授されなければならなかったようで、これがそのひとつ。
「ピローゲン」と呼ぶそう。
私から言わせれば「ギョーザ」なのだが、まあ、仕方がない、ピローゲン、なかなか私達日本人にはびっくりする料理だ。



生クリームを添え、ナイフとフォークで食べる餃子、なかなかすさまじいものがある。日本人にとってはね。
このすさまじい餃子、私も伝授されなければならないのかなぁ~
やっぱ、中身は野菜やひき肉でしょう!

秘密のタマネギサラダ

2008年04月26日 | 
夫は相変わらず、健康のためにタマネギサラダを食べたがる。

寝室が臭くなるのも、時には夫の息が臭いのも我慢ができるようになったわたしだが、義母は我慢がならないらしい。

夫の夜の食事はわたしが用意する。いそいそ準備をしていると、義母が覗きに来る。
毎日。
「タマネギは、4分の1だけ使うのよ!」
と、毎回同じせりふを残していく。

夫は生タマネギ毎日1個を食べるのを目標にしていて、もちろん自分の母親のいうことなど聞かない。わたしが4分の1個だけ使うと、その量を見るなり、「プリマーク」を飛ばす。
プリマーク、とはこれだ。怒ったときの表現に使う角4つのマーク。
「プリ」とはぷりぷり怒る、のプリで、私達夫婦の日本語会話では「怒る」という意味で使っている。
夫は機嫌が悪いと、眉間にしわを寄せ、本当にプリマークのように見えるから怖い。

義母と夫の意見の違いでおろおろしていた私だが、どうにかしなくてはならない。

以前にタマネギの件でコメントをいただいた。
切ったたまねぎを水にさらすとよい、というアドバイスに従い、タマネギ1個分を水にさらした。
で、その水さらしのポールは義母が偵察に来ても見えないように隠しておく。
またはきゅうりと少々のたまねぎをまぜた見せ掛けの出来上がりサラダを食卓において置く。

夫がシャワーを終えて、テーブルに座ると同時に隠しておいた水さらしタマネギの水気を切り、見せ掛け用と混ぜる。

さらにふたをしておく。
義母はどういうわけか、私達が食事を始めて10分後くらいに再び偵察にやってくるからだ。
一見して、大量のタマネギを使ったサラダが見えないし、臭気も抑えることができる。


この単純な対策、今日はうまくいったのだ!
義母は、私達の明日の外出のためにケーキを2種類も焼いてくれたのだが、それについて少々解説して、行ってしまった・・・・



サラダにふたをしたところで夫の息が臭いのが無くなるわけではないので、いつまでこの方法が続けられるかわからない。
まあ、そのうちに夫のタマネギブームが去ってくれるだろう、と期待をしているのだけれど!

赤い服が増えてきた。

2008年04月25日 | 文化


寒いけど、日差しが強くなってきて、春らしく装いたいのか、若者たちにも赤い服が増えてきた。



赤いタイツに赤いスカート、赤いかばん。あまりかっこいいとは思えないけど、なんだかうれしい気分にさせてくれる。



ピンクのパンツ!
う~ん、私にはちょっと無理かな!
(実は持っているのだけど・・・・)



今日は結婚式を終えたシーンも撮ることができた。
知らない人だけど、おめでとう!

マクドナルドにビール有り!

2008年04月24日 | ここの生活
先日いただいたコメントに「ドイツのマクドナルドにはビールがある」とあった。
真偽を確かめるべく、カメラ持参でマクドナルドに再び行って来た。

あったぁ~!
店の入り口のメニューの看板にすでに書かれてある。
私達夫婦は酒類を飲まないので、これまで数回このメニューを見ているはずなのに、目に止まらなかったものと思われる。

へえ!
「冷たい飲み物」の項目はコカコーラをはじめとしたソフトドリンク、牛乳があり、一番下にBier,ビールときている。
ふむ、ドイツではビールは牛乳と同格なのだ。
なにそれ・・・・!?
ちなみにお値段330㏄で2ユーロ、約320円なり。これって、日本の人にはどう感じるのかな?高い?安い?妥当?

鷺が金魚を食べにくる

2008年04月23日 | 動物

以前、猫が池の金魚を狙っている写真を載せたことがあった。

最近は、鷺がやってくる。

大きいくせに臆病者で、家の中からそうっと撮影しようとしているのを警戒しているらしく、なかなか撮らせてくれないのだ。

やっときれいに撮影できた一枚。

大きい鳥だなあ。
よく、木の枝が折れないものだ。

数年前にここの池の金魚はすべてこの鳥達に食べられてしまったそうだ。
今回も鷺さん、完食を狙っているのかしら、義父母は何も対策しないのかしら・・・


徒然・・・

2008年04月22日 | ここの生活
ここ数日の写真を紹介したい。



これはおとといの良く晴れた日曜日の街中で見つけた全身赤で決めたおばさん!
わたしもやってみたい、全身赤!
義母と夫が卒倒するに違いない全身赤!



これは昨日のデザート、すぐりだ。
去年の夏に収穫したものを少々の砂糖を混ぜて、冷凍保存しておいたものだ。
砂糖を加えてあるとはいえ、すっぱいぞう~。
義父母はこのところ、畑作業に出かけることが多くなった。
次の収穫のため、働いている様子。
私もカメラ持参で手伝いに行こう!



今日は、ヨーロッパ運転免許証の申請に行った。
その途中でパン屋で食べたケーキが、上の写真。
その名を「蜂の一刺し」(多少の私の主観も入った訳)という。
なぜ、そんな変な名前になったのか夫に訊いたのだが、わからないとのこと。
もしかして、30年くらいにできたケーキかなぁ?
当時の日本でのできごとがドイツのケーキの名前に影響をするとは思えないけど。

義母もこのケーキをときどき作るのだが、こればかりはどういうわけか、あまりうまく仕上がらない。
上部はスライスしたアーモンドをはちみつで固めてある。
真ん中のクリームは夫が言うにはカスタードクリーム。私の感覚ではバタークリームと生クリームの中間。
このケーキのスポンジ部分はちょっと、パン生地に似いて、それをフォークで切ることができるほどやわらかく作るのが困難らしい。
ふふふ、名前も難しいが、作るのも難しいのね!



珍しく、外食

2008年04月20日 | 食べ物
今日は日曜日。
いつものようにプールに泳ぎに行く前に、某クドナルドに行ってみようと夫が提案した。
私たちは、めったに家の外で食事をしないので、私はわくわくしていた。



これは、日本の某クドナルドにはない、魚の形をしたバンズに、スティック状の白身魚フライ2本がはさんであるもの。
まあまあ・・・・




コーヒー2種。大きさと値段の違いだけ。
が、運悪く、夫の大きいほうのカップは、髪の毛入りぃ!
日本だったら、某クドナルド存続の危機につながる大問題かもしれないが(?!)夫は外食に慣れていないせいもあり(?!)何も言わず、飲み干した・・・・
これ、ドイツ流?!


もちろん、これだけの量では夫婦でやせの大食いの私達には足りない。
プールに行く前にパン屋に寄った。
パン屋でパンを買い、義母が持たせてくれたケーキ、りんごなどをプールサイドで広げ、2回目の昼食のはじまりはじまりぃ~


夫の朝の支度

2008年04月19日 | 
夫はかわいそうなくらい、起きてから、出勤までの間にたくさんのやることがある。

大事なポイントは、出勤前に大のほうのトイレの用を済まさなければならないのだ。
そのために、朝食は欠かせない。

メールチェックも欠かせない。
夫のパソコンは立ち上がるまで30分ほどかかる。
早く、新しいの買えば、時間の節約になるのにねえ。

もう一点、ここ数ヶ月で増えた課題は、トレーニング。
出かける前に運動する。
寝室に備え付けてあるトレーニングマシンで約15分、ほとんど息切れするまで全力疾走を続ける。
あまりに夢中になって、汗まみれになると、シャワーする。
おいおい、会社、間に合うの?

朝食とトレーニングを済ませたあたりで、トイレに行きたくなるらしい。
このトイレ、異様に長い。
いったい、何をしているのか覗いてみたくなるほどだ。
何度も水を流す。
何回かに分けて、フンしているのかな?
もしかして、下痢?
心配になるほど長~いトイレ。

で、無事にフンがおでかけしたところで、夫自身もお出かけ準備が整ったことになる。
「フンちゃん、おでかけしました」
機嫌がいいと、報告をしてくれる。

起床から「いってきます」を言い出すまで約1時間から2時間。
こんなに余裕のありそうな朝の風景はあまりないだろう。

妻としては、本人の気が済むまで、朝の行事をやり終えるのを見守るのが仕事。
時々「お弁当お願いします。」などと言い出すものだから、おちおち眠っていたりもしていられないのだ。へへ!

まだ寒い・・・

2008年04月19日 | ここの生活
ここのところ、花が一斉に咲き始めて、きれいだが、寒い。



これは今月上旬の若者の服装だが、今も基本的にこれくらい厚着をしている。



これは、先週の写真。
外国人婦人の集い、という週一回の催し物に参加している。
左端は私。次は60歳のドイツ人女性、21歳ロシア人、右端はコロンビア人。
コロンビアは常夏の国だそうで、こ~んな常冬の国に嫁に来てしまって・・・
みな、しっかり厚着。
わたしは外出時には義母の懇願により、黒っぽいものを着ている。



これは去年12月、ここに着いた直後に義母に買って貰ったコート。
関東の冬には暑すぎる。まるで布団を着ているようだ。
4月もここは活躍中。

パンツ

2008年04月18日 | ここの生活
昨日は珍しく、義父母は一日中外出することになり、私は家事を任せられることとなった。

おととい洗濯したものがそろそろ乾いているはずなのでそれを片付けることにした。

洗濯物は4人分。
義母はそれぞれの衣類の特徴を良く知っていて、簡単に分けてしまう。
で、わたしにも簡単かと思ったら、難関が待ち受けていた。

白地にちょっとした柄の入ったのビキニタイプのパンツ・・・この場合、下着のパンツ・・・が2枚ほどあった。

夫はビキニタイプのパンツを使っている。
義父は小用に便利なあのタイプのパンツなので一見してよくわかる。
義母はこの歳にして、ビキニタイプのを使っている。
私のは明らかに違うので問題外。いろいろ模様が入っていたりサイズは明らかに子供用に見えるやつ。日本から持参、日本のパンツは厚地で丈夫!

はて、この2枚は夫のだろうか、義母のだろうか・・・もしかして、義父の?
食卓テーブルに並んだパンツをしげしげと眺め、いったいどのグループに属するかしばらく考えなくてはならなかった。

義母と、夫のお尻のサイズは同じくらいらしく、パンツも同じくらいの大きさだ。
う~む。
夫は比較的紺色や黒を好むので、この白地は義母のかな?
男物はクロッチ部分が大きめにできているから、これは夫のかな?

う~ん。
わからない・・・・

夫とはパンツを洗う関係になって、7,8年になる。
一緒に住んで、約5ヶ月。
まだ、夫のパンツを見分けられない。

由々しい事態である。
夫のパンツがわからない!
日頃、いかに夫の世話をしていないか、証明のようなものだ。

洗濯仕事はほぼ義母の独占状態だし、夫は勝手に自分の下着を選んでいるし、この部分の家事については私は完全に阻害されているので仕方がない。
義母がおばさんらしく、おばさんらしいパンツを使えば、いいのでは?!暖かいぞ!!

それにしても、ちょっとさみしい・・・
夫のパンツもわからないほど、夫とは遠い関係、とも考えられちゃう。

結局、完全な仕分けはあきらめて、自分ののみ、片付けた。
あとから、義母はその2枚の白パンツを夫のものと一緒に持ってきた。

私は油性ペンで、そのパンツに「ハーゼ」と書いておいた!!



写真はラズベリー入りのロールケーキ。
もちろん義母作。



タマネギ男

2008年04月16日 | 
夫も自分なりに、健康に気を使うほうだ。
が、良い、と思うとひたすら大量に摂取する、または、行動するので、かれこれ8,9年の付き合いになるが、結構私は振り回されている。

最近のお気に入りは、タマネギだ。
タマネギの成分の何かが体にいいと信じている。
しかも、加熱したらだめだとかで料理する私は泣いている。水泳用のゴーグルを使って、タマネギを切ると調子いい、よし、これでいこう!



これはタマネギ中一個をつかったサラダ。申し訳程度にきゅうりを入れる。
これを作ると義母がすっ飛んできて「臭い」と怒る。
「だって、ハーゼが食べたいというから」
私が言い訳しても、
「臭くて、会社を首になったらどうするの?」と凄む。

ははは!!
タマネギの食べすぎで失業するなんて、結構おもしろい。ドイツの失業保険、こんな理由で申請してもまず、無理だろうなぁ・・・
とか、くだらないことを考えてしまった。
お義母さん、息子に直接言ってくれぇ~!

このサラダを食べた後数時間後に眠るのだが、翌朝寝室は、薄らタマネギ臭い。
夫は出かける前に「臭いチェックね」とかいいながら「ハー」と私の鼻に吹きかける。
わたしは、昔から嗅覚が良くないので、心配だ。息は臭わないけど、寝室が臭いのに本人が臭くないわけない。

会社の人たちは夫が臭いのを我慢しているとしか考えられない。
どうしよう!!
タマネギ男!

わたしが注意したところで、「はい、食べません」などと、簡単に言うことを聞くような性格でないことを承知で嫁に来たのだから、もう、このことについて私はまったく手の打ちようがないのだ。

もうひとつ、夫のマイブームは、なんと味噌汁だ。
日本人妻を持つドイツ夫が、味噌汁を愛飲、なんて聞くと結構いい感じだ。
が、1日おきに直径約20センチの鍋いっぱいの味噌汁を一人で平らげるのだから、あまり色っぽくない。それ以上に健康にいいわけがない。



遠慮がちに「味噌は大豆を使っているから、それは体にいいかもしれないけど、塩もたくさん使っているから、食べ過ぎると危ないですよ」と丁寧に説明したけど、夫の脳内では即刻却下、続行決定。(返事がなく、黙っていると、こういう意味)

このままでは、タマネギ臭で、失業、失業のショックと塩分取りすぎで狂った血管が、ぽっくり逝かせてしまったら、たぁ~いへん!

早急にタマネギタブレットと味噌汁タブレットの開発、ドイツでの販売を願っている。

庭の手入れ

2008年04月15日 | ここの生活


今日は外気温は20度近くに上がった。
天気が良く、気温が高いせいで、みんなご機嫌この上なくよろしい。



義父は芝刈りに精を出す。
「ハーゼ(息子、私の夫)はこの仕事を一度もやったことない」と少々残念そう。
私は知っている、夫は庭の手入れがしたくないので、アパート暮らしを望んでいることを・・・


義母は新しいりんごやベリー類の木々の手入れをしている。
ご存知、ケーキやジュースの材料なのだぁ!
8月ごろに収穫だ。摘み取り、洗浄、皮むきなどの仕事は義母の指示を仰ぎながら、義父と私も奮闘する予定。


これらは何とかベリーの木々・・・後日詳細を調べて、記載しなおします・・・
え?ちゃんと覚えろって!・・・はい、ごめんなさい。


これは昨日作ったケーキ。
2段になっている。上部はチーズの一種を使ったもの、下部はチョコレートのスポンジ。

明るい太陽の下での仕事の後に、ケーキとコーヒーで休憩。
ふふ、ここにいてよかった、と思える一瞬。

2008年04月13日 | ここの生活
日本人と比較すると、ドイツ人の服装一般は、かなりいい加減な印象を持っていたので、日本で買い込んだ服は、いい加減なものばかりだった。

たとえば、この赤ズボン。

これはわずか数百円で買ったものだ。
安かったので、10枚くらい買って持ってきた。赤は売れないらしく、大量に残っていたものだ。しかも、子供服。私は7号サイズ、下手すると5号もいけちゃうミニサイズ。
ところが、義母はこの赤ズボンが気に入らないらしい。
「いくつ持ってきたの?」と問いただす。
「じゅ、十くらい・・・」

赤がだめなら、黄色はどうだ、と思いつき、穿いてみせる。

「夏になるまでこの色はだめ」
と、またもや拒否。
ちなみに、赤ズボンと一緒の赤セーター、黄ズボンと一緒のシャツも「外に着ていくな」と、釘を刺されてしまった。

はあ?
ドイツ人って、そんなに服に気を使うのぉ~
若者の腹肉あらわなジーンズより、よっぽどいいじゃあないかぁ、思いながら、最後にこれを見せてやった。

これは合格。
ふむ、ジーンズと何の変哲もない普通のセーターか・・・・
つまらない・・・・
青いジーパンは私の今までの人生でこの一枚と、実家の一枚くらいしか持ったことがない。

いい加減、と冒頭に書いたけど、やっぱり私の好みを選んでしまうわけで、上2枚の写真は私の好きな服、だと思う。
う~ん、すべて否定されてしまった。

先日、義母が服を見に行こう、と誘ってきた。
小さいサイズもある店で、3本のジーンズを買わせられた・・・(買ってくれると嬉しかったのだけど、まあ、パラサイト生活だしぃ~)
「もう、赤は買わないでね」と念を押されながら・・・


自転車練習

2008年04月12日 | ここの生活

気候もよくなってきたので、そろそろ自転車解禁にしよう、ということで、義父は倉庫から、手入れが行き届いた自転車を出してきた。
「母が買ってくれたものだ」
と言う。
母が買ってくれたって・・・・自転車を息子に買ってやるということは、相当若いときだろな・・・今、70歳代だから、もしかして、約50年前の自転車?

う・・・
私の出身のS市には博物館があるが、そこには昭和40年代の家庭用品が展示されている。
この自転車だって、とっくに博物館行きの品ではないか?!
だいじょうぶなの~!?



私の不安など全然お構いなしに、義父は「八の字を書くようにこうやって練習しなさい」と、目の前をぐるぐるこいでいる。
カメラを向けると、さらに得意げにスピードを上げるので、危なっかしいことこの上ない。

ドイツの自転車のブレーキはハンドルの部分にある手動のものの他に、べダルを逆回しにして操作するものがある。
私はそれを覚えなければならないと言うことで、義父の自転車講習を受けたのだ。

今さら自転車の乗り方を詳細に教わるなど、想像もしていなかった。
義父は彼の息子と大違いで、ものすごくよくしゃべる。一度話し始めると止まらないのでなるべく話が長くならないよう、いろいろな用事を作ってから、彼に話しかけるように私は工夫をして生活をしているのだけど・・・
この講習ではここぞとばかり思いっきりしゃべっていた。
ああ、早く乗らせてくれぇ~

一時間後、無事に私は家の周辺を快走していた。
ペダルブレーキは確かにもう少し慣れが必要だ。
それともうひとつ、わたしに新しい自転車が必要!
博物館の品を壊したら大変だもの!