怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

トラクターのオールドタイマー祭り

2014年08月12日 | 文化
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半世紀ほど前まで使われていた農業用トラクターを披露するお祭りがあった。
まずは、この村のメイン通りでパレード。
 
以下、クリックで拡大される。(詳しくわからないので説明つけようがないもんでぇ。お姉さんきれい、とかそんな程度だったらできるかな)
                     

パレードの後は、すでにほとんど収穫作業が済んだ麦畑に車両と人々が集合。みんな休暇旅行で誰もいないこの村かな、と思っていたらたくさんの人でにぎわった。
 
主催者側も見学者も民族衣装でやってくる。

麦の脱穀作業の実演。1950年代までこれが普通だったらしい。義母も子供の頃手伝ったとかで、私の隣で熱心に説明していた。今じゃあ、一人で大きなトラクターを操作して刈り取りから脱穀まであっという間にしてしまう。
 
 
バタバタとエンジン音がうるさい動力源を見に行くと・・・真っ赤なポルシェ

お次はこの日のために取っておいたと思われる麦で刈り取り作業の実演。

木製の羽根みたいなのが貧弱に見える。ぞろぞろ後を付いて歩く人々。

刈り取った後がなんだか田んぼのそれと似ているようで(私は稲作の実際をほとんど見たことがない)感慨深くなってしまった。
これらの古いトラクターは個人所有物だ。10年に一度のこのお祭りのために、実際の仕事には使わないのに手入れを怠らないのだろう。保管場所、手に入りにくい部品の調達などにかかる費用はどれくらいなのだろうか。こういったところに余裕のある先進国の態度を発見できる。(ドイツ生活は普段貧乏臭いとばかり感じるんだ!)

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ところで、この藁、欲しいなぁと思ってしまった。ウチでときどき藁人形を作りたくなることがあるからさ。
義父はこの日、えらいご機嫌だった。拡声器を持って作業の解説をしてくれる男性は方言丸出して、私にはほとんどわからなかったが、義父は私にわかるように丁寧に説明してくれた。
ふむ、普段は「バイエルン語はわからない」って言っているのは卑下かしら、とちょっと尊敬。
そういうわけで、藁を持ち帰ることはとりあえずしなかった私。










3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
余裕を感じます (Luna)
2014-08-12 01:28:22
ポルシェ製の農機具があるのも驚きですが、大きい農機具を大切にしまっている余裕、大国ですね。日本じゃあ北海道とかではそのクラスを見かけたことがあります。お写真で楽しさが伝わります
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あるんですね~ (マイエンフェルト)
2014-08-12 07:32:21
ポルシェトラクター
昔 ジンツハイムの博物館でで見たことあります。
1930年代から約20年ほど生産していたそうで
日本にも輸出していたそうです。
それにしても
今でも大切に保管しているんですねー

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トラクターのオールタイマー祭 (beru)
2014-08-12 09:58:02
農家生まれの農家育ち農家に嫁いだ私にとって
ドイツでこの様なお祭りがあること羨ましいです
日本では新しい機械の購入と引き換えに旧式の物は
下取りに出してしまいますのでおそらくこの様なお祭り
は出来ないと思います。
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