怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

巻き寿司講習

2013年06月30日 | 近隣の人たち
ブログ仲間のpau pauさん(彼女のブログ「楡の小道で」)講師に招き、巻き寿司講習を行った。
受講者は二人、私も彼女も日本人だっ。「日本人なのに巻き寿司を作れないのか?」とタイ人女性に尋ねられた4年前の屈辱からかなり立ち直って、ドイツ人や在住外国人に寿司を振舞っている私だが、いまひとつ納得がいかない部分があり、学びなおそう、と考えたのだっ。もう一人の彼女は日本在住時には仕事に没頭していたので料理を学ぶ暇もない生活だったらしい。
まず、pau pau講師に簡単な玉子焼きを披露して貰った。何度も薄いレイヤーを重ねて作るあのやり方は失敗することが多く、また、ドイツ人などに教えるときも面倒である。
  
卵液を流し込み、半ば焼けたところで半分に折るだけ。これだったらまず失敗しないっ。巻き寿司の具として使うのならこれで充分だ、という意見で三人は一致した。

  
きれいに巻くコツは、具が海苔で包まれた状態で一度止まって押さえることだっ!
これをやらなかったから崩れやすいものばかり私は作っていたと思われる。
  
pau pau講師はちょっとプロをやっていたので、手さばきは素晴らしかった。
食後の一服。今の日本人はコーヒーね。
pau pauさん、ありがとう~

さて、その二週間後。今度はこの私が巻き寿司を教えるために知人宅に赴いた。
もうすぐ7月というのに暖房を入れないと薄ら寒かったこの日。
1年ほど前に中古物件を買ってリフォームしながら住んでいる30歳代の中国人夫婦宅だ。

何故かダンナさんだけがエプロンで身支度を始め、奥さんはうろうろするだけだった。
そういえばここで知り合った何組かの中国人夫婦、旦那さんの家事手伝い率はほぼ100パーセント。
仕事から帰ってくるなり子供の面倒を見たり料理を始めたりするのだぞ。中国人男性は家事をよくやると噂には聞いて(読んで)いたが目の前でその実際を見せ付けられると本当にたまげる。一応、共産国ということで夫婦双方で稼いで家事もやらなくてはいけない状況が続いたからなのだろうか?不思議だ。
ウチの夫など毎日よれよれになって帰ってくるのでとてもじゃあないが家事を手伝えと、私が思うことさえ遠慮がちになってしまう。
  
ブログ掲載許可をもらっているが(何でも撮影して出していい、と彼らは張り切っていたくらいだ)念のために目隠しを・・・読者の方が心配になってしまうらしいので。
手馴れた手つきで玉子焼きを作り上げた彼。この人だったらレイヤー玉子焼きも大丈夫だったなぁ。

    
左に出来上がった玉子焼きが見える。少々雑だけれど、途中で止めて押さえることなどをきちんとやったせいか、どれも上手く仕上がった。
  
すしを食べたり作ったりしたことがある経験のある人はドイツに多いが、寿司の飯には酢を入れる、という事実を知らない人も多い。
「寿司の定義は寿司酢(Essigmischungと私は言っている)が米飯に混ざっていることだ」と私はこうした機会に言うことにしている。この夫婦も知らなくて、以前作ったことがあるものより断然似おいしい、と寿司酢入り寿司を絶賛していた。
きれいに切ることもできた。

夫人のほうは途中から何かを作り始めた。寿司を作り終えると私たちはそれを食べることになった。
  
ナツメの実とアワのお粥だ。全く味をつけないで煮込み、盛り付けた時点でそれぞれの好みにより砂糖を加えるのだそう。
おいしい、というよりやはり「身体に良さそう」なイメージの味だった。中国では、古来からナツメの実を、生薬や薬膳の食材として用いてきたらしい。
2ヶ月ほど前、台湾人にナツメの実の使い方について尋ねたら「中国産のは危険だから食べないほうがいい。実家に帰ったときに台湾産のを持ってきてあげる」と言われた。そして、本当に袋いっぱいのナツメの実をもらった。お茶に入れてふやかして食べるのを勧められていたが、もっと面白い食べ方はないか、と探していたところなのでこのアワとのお粥は絶妙なタイミングだった。
で、翌日、早速真似して作ってみたのだけれど。
お粥じゃあなくて炊き込みになってしまった。とほほ~。

そういうわけで、ドイツで巻き寿司を学んだり教えたりしている私の生活だ。

ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ
この中国人夫婦はドイツで生涯を終えることを覚悟でドイツ生活をしている様子。母国では不可能なことがここではできるらしい。「北京で家を買うことは高すぎて不可能」と言っていたな。
住宅を購入している何組かの中国人夫婦は皆そんな様子だ。もっと彼らの母国のことをいろいろ尋ねてみたいけれど、なかなか日本人の私としては遠慮しちゃう、かな。





パラグアイ桃

2013年06月29日 | 物品
日本にいる頃からドイツ在住日本人に聞いていたおいしいという果物を紹介。
・・・が、いまだにまだ食べていない私。
ブログ仲間のはいでぃさんの最近の記事からそのおいしさを読んでもらおう。独逸ホントはこんなとこ2013年6月25日

スーパーの広告のあちらこちらで見つけることができるこの潰れた形をした桃。

おや?名前が違うぞ。はいでぃさんによると「Wild Pfirsich」、直訳すると野生桃。
上の写真は「Plattpfirsch」、平ら桃だ。

更に探すと、こんな名前が・・・パラグアイのワイン畑桃

パラグアイに二年間在住した経験のある私だ。ちょっとドキッとするぞ。向こうが原産?いや、在住中には全然お目にかからなかったけれど?
それにしても3つの名前を持つこの潰れた形状の桃、品種が違うのか、あるいは適当にそれぞれ名付けているのだろうか。そのいい加減さも魅力だな、この桃。
パラグアイ在住の友人、根津さんに尋ねてみようか。彼女のブログアルパのレッスン室



ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ
統一された名前がないいい加減さ、というところも数少ないドイツのいいところのように思える。
もしかしたら品種の違いで名前が違うという可能性も無きにしもあらず。だけど、どう見ても外国から入ってきているこの果物(掲載広告の二種はスペイン産)、完全にここに馴染みきっていないのかな、おいしいらしいのに。
ああ、食べてみなくては!(義母の目を盗んで)

原始シュペッツレ

2013年06月28日 | 頑張って食べる
ウチ限定の現象かもしれないが、サラダ菜を自家栽培できる時期によく作るのがシュペッツレだ。
シュペッツレについては何度も記事にしている。過去記事をリンクさせるより今日はウィキペディアに頼っちゃおう。
シュペッツレ
本文中に、昔は手やスプーンで生地をちぎって作っていたとある。
ウチはその原始的な方法でもよくやるのだ。そういうわけで「原始シュペッツレ」と名付けよう~
ベーコンまたはサラミソーセージを細かく切って多めの油で炒める。こちらのベーコンやソーセージは日本のそれより塩分が高く、炒めているうちに油に塩味が付いてくる。これがおいしくするコツ。 

  
粉を卵・牛乳・塩でゆるめに溶いて、沸騰したお湯にスプーンですくって入れる。
茹で上がった原始シュペッツレ。
これに炒めたベーコンとその油の半量ほどを混ぜる。
  
サラダ菜をお好みの大きさでお好みのドレッシング(ウチの場合は酢・塩・砂糖)と混ぜておき、炒めたベーコンの残りを入れて更に混ぜてできあがり。


小麦粉を練ったものを油と塩で食べる、って印象の料理。
実際は少々の肉と卵などのたんぱく質、野菜のビタミンを摂取しているから、ドイツ的には正餐として合格レベルなのだろうな。
日本からの日本人を招いてこの料理だとがっかりされるだろうなぁ、うほほ。


ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ
気をつければ油脂摂取量は少なくてすむし、肉が苦手だけれど少量なので私は比較的好きだ。サラダ菜栽培可能な数ヶ月限定で食べられる、というのも日本人感覚の私に合うのかな??


 

公衆電話の悲劇

2013年06月27日 | 物品
携帯電話の普及で公衆電話が悲惨なことになっているのはどこの国でも同様なようだ。

割れたのか、割られたのだろうか。

松ぼっくりがあるところを見るとすでに数日以上経過しているように思える。

2000年夏にドイツを旅行したとき、公衆電話があまり衛生的でないという印象だった。
その頃のドイツの携帯電話の普及状況を知らないのだが、たとえ普及していたとしても公共の物資の手入れに人手を回す頻度が日本ほど高くないドイツの様子をそのときに知った。(たまたまあまり美しくない公衆トイレもそのときに目撃してしまったしね)
ここ数ヶ月の間に二度ほど携帯電話のバッテリーが切れて公衆電話を使う羽目になった。
ちゃんと作動するかどきどきしたが、二度ともちゃんと使えた。ああ、見かけで判断してはいけないのね~、とか思っちゃった。
そういえば、携帯電話。日本では一度充電すると二週間ほど使うことができたが、ここでは5日から一週間だ。
私の所有しているものがそうなのか、あるいはドイツではそれが常識なのか。
電話も日本の感覚で使っていると、思わぬ事態になってしまうので用心している。

ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ
昨日、病院内の公衆電話が使われているのを目撃して仰天した。「まだ使う人がいるんだ」って。
入院患者でさえベランダに出て携帯電話を使っているのを3,4年前に観察済みの私だ。
この割られた公衆電話、そのまま放置されないでちゃんと修繕されて使われることを願う私だ。物は使い倒そう、これはドイツ生活で学んだ私。


2013年7月3日追記
昨日撮影した別の公衆電話の悲劇。
  
まともそう・・・って中を見たら・・・





長いこと手入れされているのが一目瞭然だ。

味わい深い?鉄道車両の記録

2013年06月26日 | 物品
こちらの鉄道にはほとんど世話になることがないのでたまに乗る機会があるとわくわくする。  

赤い車両。

内側も赤い。

ドアの開閉は手動。確か、昔の相模線そうだった記憶が。(現在も手動らしい)

客席はほぼ満席だったのでここにいて写真を撮り放題。

消火器が赤いのは国際的に共通なのかな。

ドアの向こうにはな~んにもない。

車両の連結部分。日本のそれとかなり違うような。

写真になると物資がきれいになってしまうのだが、実際のここはものすごく汚い。それを伝えたかったのにぃ
ちゃんと隅々まで掃除できないのか、ホコリや砂がたまっている。

トイレ。

広々としているのは評価できる・・・

でもやはり緊急事態以外は使いたくないような。

ドアに四ヶ国語で「停止前にドアを開けないでください」との注意書き。もしかして、走行中もボタンを押せば開くのかな・・・と興味を持ってしまった私。実験してみたかったけれど、止めておいた。
鉄道ファンたちにはこうした諸外国の古い車両は垂涎ものらしい。
私としては、いつもぴかぴかの清潔で新しいのが走っている東京のあの電車が懐かしくて仕方がない。



ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ
毎日のように電車に乗っていた日本の生活が過去のものになっていくぅ~
ここは考えていたより車社会。電車の遅れ、突然の運行停止などは有名さ。これを撮影した日も30分以上の遅れ。
ドイツ人たちは文句も言わすに諦めている様子。鉄道会社からの謝罪もほとんどない。「震災時の日本人は冷静だった」と褒められるが、日本でこんなに遅れが頻繁にあったら暴動になるぞ。
在独友人アマデウスさんのこの記事も面白い嘘のような出来事の頻繁に起こる国ドイツ





ひき肉でミミズができる

2013年06月23日 | 近隣の人たち
最近知り合ったドイツ人女性におにぎりを持っていった。
すでに私の豊富なドイツおにぎり普及経験から捨てられることはまずないと確信していた。彼女は旦那さんにも食べさせたらしく彼からも非常な好評を得たらしい。
木に登りまくった私は彼女らに三食弁当を食べさせてみることにした。

甘辛く煮たひき肉とか甘ったるい炒り卵など、義両親や夫は絶対に手をつけないだろう。義両親はともかく、夫まで日本食をほとんど食べないのは悲しい。
料理の腕を上げるには知人・友人を頼らなくてはならないというこの生活さっ
結果は良好、「おいしかった」と連絡が来た。さて、次回は何にしよう~

義母がひき肉を使うのはハンバーグや肉団子を作るときだけだ。果たしてドイツにひき肉のそぼろのような料理があるのか全くわからない。
今回、ここで初めてそぼろを作って驚愕したのはミミズ状に仕上がったことだ。

買ってきてナマの状態ですでに長いのだが「加熱すれば切れちゃうだろう~」などと勝手に予想していた私。
期待は裏切られ、1センチから1.5センチくらいのミミズ状そぼろのできあがりさ。見た目や味が悪いわけでもないのでこれでも一向に構わない・・・
たまたま買ってきたひき肉がこうなのか、あるいはドイツや欧州ではひき肉というものはこういうものなのか?
肉が苦手で自分から肉料理をしない私には5、6年のここの生活でもまだわからない。

ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ
加熱前に包丁で切ってみるか?湯通ししてから切ってみるのは?ツブツブそぼろが食べたいときはどうするかっ?
いや、それより肉から発する匂いも苦手・・・台湾人に尋ねてみたら「台湾でも肉は匂いがしない」と言っていた。
ドイツ人は肉の匂いが好きなのだろうなぁ。食の歴史の違いは細かい点でも大きい。


野いちごケーキ

2013年06月22日 | お菓子
庭の野いちごを使ったケーキ。
スポンジの間のクリームと一緒に混ざった野いちごの酸っぱさがおいしい。
義母の作るケーキのなかでもあっさりしていていくらでも食べることができるぞ。
普通のイチゴケーキはおそらく今度の月曜日に作られる~
ケーキ作り、いい加減に学べよっ、りす!?




ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ

きれいになったね

2013年06月21日 | アジア事情
台湾人V子さんは2010年から2011年の夏までの1年間を留学生としてここの街のギムナジウムに在籍していた。私は彼女と夕方からのドイツ語コースで一緒のクラスだったので親しくなった。
下の写真は帰国直後にもらったメールに添付されていたものだ。
  
18歳当時のV子さんだ。台北にあるドイツレストランで撮影したものらしい。
さて、先週送られてきた写真を見てびっくり。きれいになった・・・

高等学校の卒業式が2週間ほど前にあったのだそう。

台湾の学校も制服があるそうなのだが、卒業式は自由に服を選んでいいのかな?
彼女はかなりの長身で、ここにいる当時も体格に関しては周囲のドイツ人女子に見劣りがしなかった。

学校で撮影されたものだろう。「Me and my best friends」と解説されてあったな。他の女子たちより頭一つ分背が高いことが明らかだ。

これは中国楽器の演奏会か何かのものらしい。左の三人の女の子たちもきれいだけれど(プロの音楽家だそう)、私としては髪を染めているところで減点さっ。右端はV子さんのお母さん。彼女もかなりの長身、ゴージャズなマダム。
「....my mom’s rotary club was having anniversary on Monday」とあったが、どんなお仕事しているのかしら?彼女の両親は日本や韓国からの来客を空港に送らなくてはならなかったので卒業式に出席できなくて残念だったそうな。
きれいな娘がいて幸せだろうなぁ。

彼女の中国フルートは透明。そういえばV子さんのピアノ演奏のYouTubeを記事にしたことがあるな。こちら2012年12月24日 趣味はピアノとフルートらしい。

卒業証書の写真もかわいいので拡大してみた。
さて、彼女のこのメールで初めて知ったのだが、台湾の学校は9月から始まるのだそう。
半世紀に及ぶ過去の日本の支配で様々な物事が日本に影響されている台湾という認識だった私だが、学校が9月始まりということには驚かされた。
つい最近のニュースで東京大学が9月からの始まりを断念したことと比較すると雲泥の差かな。もっとも闇雲に欧米のやり方に倣うことを嫌う私にはほっとするできごとでもあったのだけれど。
卒業証書には英文も添えられているところを見ると、台湾の学校のやり方は何か外国を意識したもののように想像できるぞ。

日本の生活でも数名の台湾人と交流があったが、ドイツに住んでからはもっと頻繁になった。
お互い外国生活であるハンディを共有していること、いくらか文化的に共通のものを持ち合わせていることが大きな理由だろう。日本の周辺国では唯一日本に対して非常に友好的な感情を持っている台湾国民だ。
19歳という非常に若い人が二年前に少々知り合った外国人と連絡を取りつづけるという行動も珍しく思う。
大学入学試験を目の前にして予備校で朝7時半から21時半まで勉強しているV子さんに良い将来がありますように。
また、台湾が独立国として繁栄し日本と良い関係が続きますように。




ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ
V子さんは帰国後すぐにドイツ語能力を失った。
いったい彼女は何のためにドイツに留学したのかな・・・余裕のある家庭なのだろうなぁ、うらやましい、とか思っちゃったりして。






トイレ掃除をしよう

2013年06月17日 | 風景
図書館や博物館、公共施設などのトイレを撮影してみた。
  

  

  
興味深いのは便器の隣にトイレブラシが備え付けられていることだ。清掃業者が便利なように、と思った時期もあるのだがすぐに理由がわかった。
こちらのトイレは日本のものと比較すると汚れやすい印象だ。流れる水量が少ないのは一目瞭然で、こちらに来た当初はそのせこい量に悲しい思いをしたものだ。数ヶ月前、アメリカ映画を観ていた夫が「ああっ、このトイレは日本のトイレのようにたくさん水が流れるっ!」と叫んでいたっけ。
また、水の流れ方もなんだか日本のそれと違って「大雑把」な印象だ。きっと、日本のトイレはきれいに流れるように工夫されているのだろうな。
もしかしたら便器に使われる材料が違うからか?日本のは汚れにくいのかも?
そういうわけで、こちらの公衆トイレにブラシが備え付けられているのは汚した使用者自らが掃除することを義務付けられているからなのだ。

個室の壁に貼られたこの表示。日本だったら「きれいに使っていただき、ありがとうございます」って書くところなのだろうけどね。

ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ
住居のトイレにも大抵便器のそばにトイレブラシが備え付けられている。そういう風にするのがこちらの習慣のようだ。
トイレの目に付くところに掃除用具を置くのは風水的によくない、と読んだことがあるがここではそんなことは関係ないのだろうな。風水を解説するドイツ語の書籍はたくさん売られているけれど。
私は日本の生活より頻繁にトイレを掃除している。一日2,3回はブラシで磨いているかな。どうしてこんなに汚れるのだろう、と不思議なのだが、他のドイツ在住日本人の方々はどうだろう??



無駄な抵抗

2013年06月16日 | 頑張って食べる
付け合せのメキャベツ。自分のために茹で上がった段階で3個ほど避難させた。

義母は更に油とパン粉と塩でメキャベツを炒めるのだ。

この日の昼食はじゃがいも団子、メキャベツ、赤キャベツの煮物、サラダ菜、豚肉の塊をオーブンで焼いたものだった。
右の鍋には肉の焼き汁にとろみをつけたソース。

このうち完全に油脂を加えなかったのはじゃがいも団子だけだ。

サラダも最後に大さじ一杯の油を加えるので(また、それが常識なのだろうけど)私は加える前に自分の皿に避難させる。タイミングを逃すことも多いのでなかなか大変だ。
義母が買う肉がそうなのか、あるいはドイツのように肉を多食する地域では慣れているからなのか、肉の匂いが結構強い。もともと肉類が苦手な私はこの匂いがだめでうっかりすると食卓で嘔吐しそうな気分になってしまう。
付き合いで、ほんの少しだけ食べるのだけれどね。
キャベツの煮物もあまり好きではない。酸味と甘味の生暖かいキャベツ、なかなか慣れることができない。付き合いで、ほんの少しだけ食べるのだけれどね。
油と塩分に抵抗してみるのだけれど、やっぱり日本の生活よりは摂取しているだろうなぁ。


ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ 
サラダ菜は自家製。義両親たちはサラダ菜を買うことは絶対にない。ウチでできるときだけしか食べない。
この根性にクリックを






質素はおいしい

2013年06月08日 | 怠惰
気温が上がるとおいしくなるこれ。
  
冷ご飯を海苔で巻いて醤油を少々。栄養バランスを考慮し、すりゴマも添える。
実家生活の夏の冷や飯はおいしかったものだ。ここでは無理か、と試してみたら意外といけるので安心した。
ウチだけなのか、あるいはドイツの他の家もそうなのだかよくわからないのだが、ウチの家屋内は年中寒い。(年間を通してだいたい20度くらいを保っている)寒い中での冷や飯はとっても寒々しいイメージだったが、寒くても夏、冷や飯のおいしい時機到来さ。

私が冷や飯朝食を食べていると、義母がやってきて義父の朝食を用意していた。豪華だっ
  
↑はある日の昼食だ。ドイツは昼食が正餐で、日本の夕食のように一番重要視されるのだが、この日はスープだけだった。
気温が上がると食欲がなくなるものだ。身体の調子に合わせて義母は献立を決めている様子がよくわかる。
私もこの質素な食卓が大好きさ。質素と言っても野菜たっぷり、ついでに油分と塩分もぞろぞろ。私はこのスープに米飯を投入して食べる。しょっぱさが緩和されておいしいぞ。
  
普段私はコーヒーは何も入れずに飲むのだが、胃のことを考えて時々牛乳を入れる。ちょっと気分を変えてホイップ用クリームを試してみることにした。
すでに開けてある・・・賞味期限(もしかして消費期限??)の日付を見てびっくり。ひと月前ではないか??

恐る恐る試してみると、まあ、差し障りなさそうだ・・・コーヒーに入れて飲んだのは3日前、いまだに下痢・嘔吐はない。
義母に賞味期限の表記は無意味なのさ。早く消費させよう、次を買わせよう、という食品会社の魂胆には騙されない人々はドイツにぞろぞろいるのだろうな。
ドイツ人E子さん宅で用意された生クリームは4ヶ月前のだった。彼女の家で私はよく料理する。カレーの仕上げにちょっと入れようと思って蓋を開けてびっくり。固まっていた。いくらなんでもこれは危険すぎるのでは、と思い彼女に要らない、と返したら冷蔵庫にしまっていた。たぶん、大丈夫なのだろう・・・うっほー





ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ 
日本からの食材もたびたび賞味期限を過ぎるのだが、これはいくらなんでも廃棄できない私。もうすぐ賞味期限がきそうな食品はどうぞ私にお恵みを


ブラジャー購入は困難

2013年06月04日 | アジア事情
マレーシア在住の友人からの贈り物。
ブラジャー9枚
「何が欲しい?」とときどきこのIさんから尋ねられるのだ。
これまでもいろいろいただいた。マレーシアバティック、マレーシアで出版されている書籍などだ。すでにそれらは豊富にあるので是非とも欲しいのは消費してしまうマレーシアの食品なのだが、残念なことに食品の個人輸出は全面的に禁じられているのだそう。
そうなると、特にマレーシアの品で欲しいものなどない・・・
そこで、不足感に悩んでいるブラジャーをお願いしてみたのだ。ここドイツで私のサイズを見つけることは難しい。数多く出ているサイズはB75からだ。
A70もあるにはあるのだが、ティーンエイジャー向けの色や柄のものばかりである。
あった、A70!と喜ぶのもつかの間、真っ赤な生地に「LOVE」とか印刷されていると購入意欲はなくなるぞ。
マレーシアのように比較的日本人に近い人種の人たちがいる国だったら、もっと選べるのではないか、と予想した。
Iさんにブラジャーを贈ってもらえないか、とどうでもいい気分で尋ねたら、結構乗ってくれた。
が、数日後にIさんからの連絡。
「こちらの人たちは意外と胸が大きいのよねー。りすさんのサイズ、なかなかないのよっ
そうか・・・アジア人の中でも特小サイズのわたしさ~
Iさんは私の小ささに嘆きながらも探し当ててくれたのだ。いやぁ、有り難い、有り難い。

トリンプはすでにグローバルな企業であることは普通にわかるが、イオンも当たり前にマレーシアにあるのだろうか。
国境を越えた企業進出はますます盛んになって、日本でも英語ができないと就職できないってことになるのは本当かな、とかこの値札を見ながら思ってしまった。

これはヤフーの外国為替情報サイトからだ。私はよく利用している。
119.90リンギッが日本円でいくらか調べた。マレーシアの所得も低くなくなってきているのかな。
日本のトリンプの製品はこれの数倍の値段がするのだろうか?

おおー、ユニクロだ!シンガポールやマレーシアに進出してから数年だ。
これはMサイズだが、私にぴったりだぞ。やはり私はアジアではそんなに小さくないぞ。
衣類の買い物を他人に頼むのは賭けのようなところがある。特に、ブラジャーなどは試着が必須とも思われる。
今回はだめもとを承知でIさんにお願いしたので、上出来だった。
全部使えるのだ~。前回の帰省時の購入を思い出した。試着時は良かったのに実際に家で着けているうちにワイヤーが肌に当たってそこから出血する、という惨事に見舞われたことを考えると、今回は大正解だと言い切れる。




ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ 
手持ちのブラジャーが全部よれよれになったらどうしよう、という心配を毎日していた。それから解放されたこの爽快な気分を伝えたかった。物資の調達が難しい環境というのはそれだけでもストレスになるものだ。




ちょっと危ないのがいいところ

2013年06月03日 | 動物
羊の毛刈りショウを見に行った。
  

  
大昔の女流作家が書いているとおり、ニンゲンも動物も小さいときはかわいいものだ。
特に、羊はでかくなると、こうだもの・・・・

ふてぶてしそうな表情と、四角い瞳は何度見ても怖い。



そのふてぶてしい奴が毛刈りショウの犠牲になった。

  鮮やかな手さばき、とはちょっと違うような印象だった。
YouTubeで探すともっと上手なものを探すことができるからだ。それにしても羊がおとなしくしているのには驚く。


いや、羊たちもやられっぱなしは嫌なのか、ときどきこの後ろ足を蹴り上げるようにして動かす。
あの足が顔に当たったら結構な怪我になるだろうな、と容易に想像できた。
周囲には小さい子供がわらわらといて、羊にもう少しで触ることができる、という近距離で熱心に見入っていた。
日本だったらロープを張ったり、少し高いステージを設けて見せるだろう。「もう少し離れて!」という注意の一言もなかったぞ。
私は開始時間の15分前から一番前と思われる場所を陣取っていた。羊の脚は目の前だったもの。
数少ないドイツのいいところの一つに危険が隣り合わせ、ってところがある。
やたらに安全を考慮した日本のやり方は面白いものを面白くなくすることがある。
どういうわけか、こちらでは柵や注意書きがなくても人々は適当な距離を持って見学ができたりするのだ。
博物館・美術館でも作品に触ることさえできそうな(でも触っちゃいけない)展示の仕方をしていることが多いのだが、実際に触れてしまうことは無い様子だ。
この辺りは国民性の違いを本当によく感じるもので、あまり書きたくはないけれど、この点では日本人は負けているのかな、とも想像してしまう私だ。

丸坊主になって柵の中にもどされた羊。


毛はお持ち帰り自由、ということだったが誰も持って帰ろうとはしなかった・・・ちょっとね、汚いという印象だったから。
子供たちがわらわらと集まっては遊んでいたけれど。




ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ 
クロッグサンダルとか回転ドアとか、日本では事故があるのは偶然なのか、とか考えちゃう・・・