怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

イチゴケーキはまだ。

2016年05月31日 | 分けるの面倒になってきた
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アスパラガスやイチゴケーキの季節のドイツ。スーパーに行くと、アスパラガスが並んでいたり、イチゴケーキ用の材料が揃っていたりするのでそれを感じる。
ウチはまだどちらとも縁がない。アスパラガスについては、義母が嫌いなので彼女は絶対料理しない。
イチゴについては、ウチは購入しないので、まだ待たなければならない。

庭のイチゴを待つ私たち。


これは頂き物のルッコラとオレガノ。初めのうちは義母が嫌がっていたが、ちゃんと庭の隅に植えてくれるようになった。
ルッコラはここのところ毎日のようにサラダになっている。虫食いの穴だらけなんだ。
 
中央に見える黒い虫が食べている様子。ちゃんと洗ってはいるけれど、やつらのよだれとか排泄物とかが残っているのではないかと、考えてしまう。いや、農薬よりましだろう、我慢我慢!

今年は私のリクエストで、小松菜を植えてもらった。
 
ちゃんと育つかな。育ったら、どうやって食べよう。やはりサラダになるかな。味噌汁はこちらで作って食べるのを何年も前に諦めてしまったので味噌さえ常備していないんだ。



歯も弱い日本人

2016年05月31日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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日本の人たちはこんな風にパンを残すことが多いのだろうか。この写真の例は実家家族のもの・・・
食生活の欧米化の影響で口腔の病気が増えた、と昔からよく新聞や雑誌、今ではネットで読む。
では、その欧米人は日本人平均より歯が弱いのか、と想像していたけれど、ウチの義両親だけに関しては強いのを観察済みだっ

彼らが普段食べているパンは、日本の普通に手に入るパンよりずっと固い。日本の食パンなど、柔らかすぎるだろう。もっとも、夫は日本在住中、食パンが大好きでそればかり食べていたから彼は歯が弱くなる予備軍だったかもしれないぞ、うほほ。

私が長期帰省中に、夫は電動歯ブラシを試してみて、気に入ったらしい。
私にも使え、と買ってくれた。
 
私は丸いブラシの品が欲しかったのだけれど、夫はこの形にこだわっていた。上の部分があらぬ方向に向いていて、作動中には下の部分と違う動きをするんだ。

「歯が白くなりますよ」と彼の勧めに期待して2,3日使ってみたら、本当に前歯がきれいになったので驚いた。

動画撮影してみた。


夜中に使うにはちょいと派手な音をさせているような気がする。日本市場用にはもう少し静かな製品が販売されているのかな?


「日本の天気」ケーキ

2016年05月30日 | 分けるの面倒になってきた
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これは先週伺ったセルビア人一家所有のケーキレシピだ。
「日本の天気、という名のケーキがあるのでぜひりすさんに作ってあげたい」と言っていた。

「なぜ、そんな名前がついているの?」と尋ねたところで、彼女らも見たことも食べたこともないのでわからない様子。残念ながら、セルビア語で書かれている。日本的な材料で作られているとも思えないけれど。

さあ、いつ作ってくれるかな。
巻き寿司作っちゃう彼女だもの、ケーキは、楽勝だろうな。

義母は落ち込まない

2016年05月30日 | 義母
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珍しく、多湿なドイツ。

庭の葉物野菜はぐんぐん生長中。レタスとルッコラでサラダを作っているところ。

週末は品数が多い。とは言っても、日本の一般的な食卓よりは質素だろうな。

私の皿。サラダが別の器に取り分けられているのは、私だけヨーグルトソースで食べるから。腸内環境のため、しばらくヨーグルトを積極的に摂取することを心がけている。

夫の皿。主食はスパゲティ。義両親たちはじゃがいも。私は米飯。なかなか忙しい。

食事中、義母は「もっと食え」といつもの食え食え攻撃を開始した。義母の話が「午後のケーキは何にする?」まで及んだところで夫は不機嫌になった。「そんなに食べたら健康を損ねます」義父もそれに同意したものだから義母の一家の主婦としての立場は台無しだ!「じゃ、今日はケーキ無しです」と、言っていたのだけれど・・・
一時間後には作り始めていた。

この、クリームをはさんだケーキは食べやすいので私も嬉しい。夫も好きらしい。

昼食時には機嫌を悪くしていた夫も、付き合いでふたきれを平らげていた。





魚棒の焼き方

2016年05月29日 | おいしいもの
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夫が好きな献立の一つ「魚棒」。白身魚の冷凍食品で、フライパンかオーブンで焼くだけの簡単なもの。
なので、動画にしてその調理の仕方を紹介するのも変なのだけれど、ブログ添付動画撮影練習のために撮ってみた。


音の様子でたっぷりとした油で揚げているのではなく、少量で焼き付けているのがわかるだろう。
それにしても、義母は油を注ぎ足すので結局油まみれの料理となる。

下は焼き上がりの写真。義母に任せると、焦げ付かせること多し。彼女、魚棒が嫌いなんだ。嫌いな食べ物はちゃんと作れない気持ち、わかるなぁ~。
 
他にもソースや野菜の煮物、サラダがあったのだけれど、なにしろ動画撮影に神経遣いすぎて写真撮るのを忘れてしまった。
あまり好きではなかった魚棒、定期的に食べているうちにすっかりファンになった私だ。
特に、動画で紹介しているこのメーカーのは人気があるだけにおいしい。






小さい博物館

2016年05月29日 | 文化
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昼食後、夫が珍しく一緒の外出を申し出た。週末もコンピューターに向かって仕事ばかりの彼だ。こうした機会を逃してはいけない。そそくさと準備をして出発した。
行った先はちょいと淋しい印象の住宅街の中の博物館。

この街の博物館は行き尽くした、と自負していた自分を恥じた。まだあったか!
      以上、クリックで拡大可能。
もっとも、この博物館は常時開館しているわけではなく、週末だけとか、特別な機会にしか公開されないのだろう。
「ユトランド沖海戦」がテーマだ。その戦闘から100年を迎え、記念の特別公開と思われる。
言葉の壁も高いし、第一次世界大戦については、第二次より興味が薄れている私だ。チラッと見て、すぐに飽きてしまった。
興味を引いたのは当時の制服かな。100年前の品でもかなりいい状態で保存できるのは、年中低温低湿の欧州ならではだろう。

現在のドイツの紳士服より幾分小さめに感じる。100年前は体格が小さかったのかな。そうだろうな、一本のソーセージを家族7人で分けて食べた、という義母が語った彼女のおじいさんの若い頃の話を思い出す。

ところどころ補修されいる。その丁寧な縫い付けぶりに感動したりして。そんなところに心を動かされる展示じゃあないだろうに・・・

私も好きな英国の人気ドラマ「ダウントン・アビー」の時代背景が第一次世界大戦だったこともあるからね。熱心に服を眺めた私。


右端のジャケットの男性は熱心に来館者に解説をしていた。

私はほとんど聞き取れないのでつまらなかった。
唯一、興味を引いたのは「ヤマト」とか「ムサシ」という言葉が出てきたことだ。
「日本の造船技術は素晴らしかった」とも言っていたかな。「素晴らしかった」か、「素晴らしい」だったのかちょいと思い出せない。ま、いいか。自動車技術においてはドイツのエンジニアでさえ日本車を褒めるのだからそれで満足しているぞ。








ケーキ対決

2016年05月28日 | お菓子
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久しぶりの義母ケーキ。この日は祝日だったのでケーキを焼いたんだ。
初めての自分で撮影した動画の添付。


義母はいつも私の撮影をちょいと拒んでいる。ダメって言わないのが救われている。

これはかなり簡単。スポンジにシロップ漬けのさくらんぼを混ぜて焼く。

実を言うと、私あまり好きではない。スポンジがバサバサしていて甘すぎるんだ。そのバサバサ感を押さえるためにホイップクリームを添えていただく。かなりの量のクリームと食べないと、喉につっかえてたまらないっ


その日の午後に訪問した家庭で出された出来合いのケーキ。ドイツ旅行ガイド本には必ず解説がついている有名な二種だ。
スーパーで買うと、かなり安く買える。また、適度においしい。
同行した日本人留学生に「二種類とも食べたら?」と勧めて正解だった。あと数ヶ月で留学生活終わりだもんね、ドイツのおいしいもの、不味いもの、全部経験してね。

セルビアコーヒー。四半世紀前に難民としてドイツに移住した家族だ。成人している娘二人は立派なセルビア語・ドイツ語のバイリンガル。

このコーヒーは・・・うーん。ちょいと粉っぽくて、アレかな。次回は遠慮したいかも。

義母ケーキと出来合いケーキを単純に比較するのは難ありすぎだけれど、この日だけの体験では、義母のケーキは負け。
ま、たまには負けることもあるさ、お義母さーん!











節約、節約、節約

2016年05月28日 | 分けるの面倒になってきた
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ウチの普段使い用バターケース。

私が来た当初からこんなだった。割れたので、セロファンテープで補修。あまり美しくないよな。

バターケースも買えないくらい節制しなくてはならないドイツ年金生活なのだろうか、と不安になった移住当初。
その後、しまわれてある新しいバターケースを発見して驚愕。つまり、まだ使えるからこれを使っているんだな。でも、見た目が悪いのが気にならないのかい?
1月に掃除機を新調するとき、義母は掃除機のデザインまで気にしていたのに、バターケースはそうじゃあないって?

真剣にバターケースを撮影している私、その時義母は庭仕事に励んでいた。
「ああ、忙しい、忙しい、でも楽しい。どうしてりすはこんな楽しい仕事をやりたがらないのだろう」と思っているのかも。

今日は週に一度の掃除日だ。天候の関係上、掃除を後回しにしてまで庭仕事を優先させている義両親たち。
私が義母の分まで掃除をした。重い掃除機、広い床面積、移動に苦労する家具類、週に一度とはいえ、掃除機を掛けるだけでもかなりの重労働だ。

私の仕事が終わっても、外の彼らは終わりそうにないので昼食を作ろうかどうか尋ねに行った。カメラを持ってそっと近づいた。夫婦仲良く枝きり作業。危険が伴うので、怒鳴りあいながらだ。

気配をなくして撮影しようと思ったのに、義母は気付いて振り返った。あーあ!



鍋から直接食べる

2016年05月27日 | 義母
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義母は朝食準備一時間くらい前にオートミール粥を用意する。

鍋に少量の水とスープの素、オートミール大さじ二杯を加えて沸騰させる。沸騰したら、火を止めて再びベッドに戻るんだ。

ちょっと冷えたところを撮影したのが上。
朝食時には、この鍋から直接スプーンですくって食べている。しかも、義母と義父二人で分けて。
あきらかに、このおかゆが好きだから食べているのではなく、健康のために摂取しているのだと思われる。
わたしも具合が悪いときはこれを食べろと勧められる。
まずくは無いけれど、私はもっと水分を少なくして軟飯に似ている状態で食べたいな。水分が多いと、どろどろしたところがあまり好きではない。そのどろどろが胃腸にいいらしいのだけれど!
もちろん、この粥だけでなく生野菜や果物、自家製ジャムをたっぷり載せたパンなど、かなりの量の朝食を彼らは食べる。過去記事にあり。
一般に知られているドイツ人の朝食風景とはだいぶ違うだろう。

棚のオートミール保存瓶。固いのと柔らかいものの二種の製品があるので、それらを混ぜてここに保存している様子。





ペットショップ、ネットオークション、およびWeb(法人・個人共)での犬の生体展示販売・販売用生体写真掲載に反対






すっかりドイツ人かいっ

2016年05月26日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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いつもは街中の図書館を好んで利用しているけれど、たまにはウチの集落のにも行ってみるんだ。

数年前に外装を塗りなおしてすっかりきれいになった。フレスコ画が魅力。

ピンクで縁取られた入り口もらぶりぃ。


数冊を持って、カウンターへ行った。
ここの職員たちをずっと知っているが、彼らは私のことをあまり覚えていない様子だ。いや、あまり興味が無いと言ったほうがいいか。なぜなら・・・

この本について、彼女は私に尋ねた。
「子供の本ですが、いいんですか?」
何を言いたいのかよくわからなくて私は聞き返した。「え?何ですって?」
どうも、大人なのに(つまり、ドイツ語が良くできるのに)子供の本(比較的平易なドイツ語で書かれている書籍)を借りるのは違うのではないか、と言いたがっていた様子だった。
「あの・・・私のドイツ語力は子供以下ですから」
と、答えておいた。
街中の図書館は外国人が多く利用しているし、彼らのドイツ語習得のためにドイツ語教材や子供用書籍のみの貸し出しには年会費を徴収しない特別措置も取っている。
この田舎の図書館はそういうことがないから、ドイツ語を勉強するためにここへ来て借りる外国人を知らないのかもしれない。私はここに移住して長い東洋人の親から生まれてここで育ったと思われたのかな。そういう東洋人も多いドイツだもの。

日本では、まだまだこうしたことは起こりにくいだろう。
人種が違う知らない人物と接するときには「この人は日本語ができない、英語で話さなくては」と考えることがいまだに多いかもしれないぞ。

実際のところは日本語を操る日本在住外国人は大勢いるのだけれどね。
実家付近で親しくしている外国人仲間の一人は新聞の勧誘がしつこくて困った、と話していたことがあったな。
「ボク、ほらぁ、ガイジンでしょ?新聞、読めないよぉ」
と、言ってみたけれど、信じてもらえなかった様子。(彼は会話は抜群に上手かったけれど、読み書きができたかどうかは忘れた)

ふむ、書いているうちにいろいろ思い出してきた。
日本も、ドイツほど激しくないけれど、多民族国家化が静かに進行中ね。







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進歩する義両親

2016年05月26日 | ドイツ生活の外国
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今年になってから義両親たちは義父の好物を手作りすることになった。過去記事に書いたこれ。ドイツ版ハッシュドポテト
いやぁ、人はいつまでも進歩するものだなあ、と感心。冷凍物からいきなり手作りするようになったのだもの。
 
以前はひどい形に焼いていたが、きれいにまとまるようになってきた。義母は大量の油をフライパンに継ぎ足しながら焼いていた。もう、ほとんど揚げ物。

自家製りんごの自家製コンポートを添えていただく。

私は、しょうゆをかけて、ご飯のおかずとして食べるのが好きなんだ。
いつも激しく義父から非難されるが、そんなことにめげていてはますます痩せてしまう。

ま、最後の一切れは、デザートとして、コンポートと一緒に食べるんだ。何気に彼らと仲良くしようとしている努力をわかって欲しい。

醤油をかけながら思った。
料理一般、パンなどはドイツの方が日本のより塩辛いが、食卓でしょうゆをかけるという習慣はドイツより塩分摂取を多くするのではないかと。
今日の朝食、昼食で、塩分を一番摂取しているのは私だろう。
やはり、日本人は塩分摂取しすぎ?でもねぇ、ドイツ人の油分・糖分の摂取量は日本人の倍以上だろうから、どちらの食生活が優れているとは単純に言えないさ!




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入管手続き

2016年05月25日 | 分けるの面倒になってきた
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ドイツの身分証明書を更新したので受取りに行った。
とても役所とは思えないエレガントな建物で、私はここに行くのが好きだった。数ヶ月前に申請に行った時は難民で溢れていてげんなりしたものだ。
そんな不安があったけれど、なぜか今回は難民らしき人物がいなくてほっとした。

天井のフレスコ画が美しい。

外国人局のドアの前に立つと、何やらいつもと様子が違う。「食品管理部」と表示がついていた。え??
辺りをきょろきょろ見回すと、中からでてきた女性が「あら、外国人局は引っ越しましたよ」とさらりと言った。
おいっ、日本だったら建物の入り口辺りにそうした案内表示をするだろうに!
約束の時間まであと5分だ、走れ、りす!!

たどり着いた建物は、役所らしい色気の無い場所だった。

もちろん、難民らしき人々がいた。
電子表示板に入室指示がでるから、それまで待とう、と言う夫に私は疑問を感じた。
絶対、これ、機能していないぞ、と直感的に思ったからだ。
後からやってくるアフリカ人や中東人たちは、勝手にドアを開けて「私はまだか」と尋ねていた。「私たちも尋ねてみたら?」と夫に促したが「だめだ、ちゃんと予約しているのだから、待ちましょう」と固執していた。
難民たちはどんどん入室して、手続きを終えていた。
もう一度、夫に言ったら、キレた。きっと、妻の言うことが正しいから気分が悪かったのだろう。
夫はしぶしぶ、ドアを開けて「すでに30分以上待っているのですけれど」と遠慮がちに言った。
将来、難民たちにいろいろな物事を先取りされちゃうのでは、と案じてしまう出来事だった。












日本にはない物事二種。

2016年05月24日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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夏のようないいお天気の週末。薄着のお姉さんたちのきれいな脚の撮影を狙っていた。

狙っていなかったものまで撮影できてしまった。物乞いのお姉さん。紙コップを手にして「ハロー、ハロー」と通りがかる人たちに声をかけていた。
どうみても、ドイツ人の両親を持ってドイツで育った人物ではない。

この通りを100メートル歩いているだけで他に二人の物乞いがいた。
この男性は道端でちょっと休んでいるような雰囲気さえあったけれど、空き缶が置かれていたのでやはり物乞い。
かなり東洋的な容貌をしていた。

やおら携帯電話を取り出して、私に判別不能な言語で話していた。物乞いは携帯電話さえ所持しているんだな。
15分ほど、彼のそばに座って様子を観察してみた。上の女性のように人々に声をかけることをせず、やる気が無い様に感じた。

帰省時に安心して歩けることの一つに、物乞いがいないことが挙げられる。
ここで、物乞いたちを見かけても、単に無視して通り過ぎればいいことなのだけれど、なぜか心苦しくなるんだ。

普通の通りにある普通の啓発広告。

エイズ予防キャンペーンだろう。日本では批判されて取り下げることになると予想されるこのイラスト。

性の表現に対して控えめであろうと思われるイスラム教徒も多いドイツなのに、大丈夫なのかしら。
日本が多民族国家化したとしたら「大勢いるイスラム教徒のためにも、こうしたポスターは配慮してやらなくてはならない」という声がでそう。日本の、他を思いやる気持ち、は強迫的にも思えるドイツ生活・・・






本は重いので我慢して持ってこなかった

2016年05月23日 | 分けるの面倒になってきた
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今回の緊急帰省時に観たこの作品は、実家に置きっぱなしのものだった。日本語タイトルは「ピアノ・レッスン」だ。

10年ほど前に夫がドイツ国内市場用の製品を私に送ったものと記憶している。
ドイツ語吹き替え・字幕があるので、それでドイツ語を勉強しろ、という意味だった。
この教材ではドイツ語力向上に全然効果がなかったけれど、いい作品なので大事にとっておいたのだ。再び観てみたら、やっぱりいい。
ストーリーもいいのだが、欧州の19世紀の女性の服や下着がどんな風になっているかよーくわかるところが今回感心した。以前はそういう物事にあまり関心が無かった。欧州生活が長くなると、自然とその歴史や風俗に興味を持たざるを得なくなってくるのだろうか。

借りた「風と共に去りぬ」を読んだ。

昔読んだときはまったく面白くなかったのに、どうしてこんなに素晴らしく感じるのか、怖いくらいだった。
一つの理由に、私の加齢による精神性の変化かな。主人公たちの心情が良くわかるようになったんだ。
もう一つの理由は、この新しい翻訳のせいだろう。今の翻訳をする人たちは、昔の彼らよりずっと技術が向上しているのだと思う。
「ピアノ・レッスン」とほぼ同じような時代のファッションだ。「ピアノ・レッスン」ではそれを脱いじゃったりするシーンもあるので、その仕組みを視覚的に知っていると、「風と共に去りぬ」の数々の服の説明も容易に理解できるんだ。
買ってこちらに持ってきたかった。文庫本でも、全巻6冊となるとかなりの重量だ。
まだ読んでいないいただき物の書籍もたくさんある。そういうわけで、今回は泣く泣く入手を諦めたんだ。
またの帰省時に読むことにしようっと!

緊急帰省からやつれて帰ってきた私に、夫はお菓子をいっぱい買ってきた。

うーん。お菓子食べて健康になれ、っていうのは無理があると思うのだけれど?
まあ、甘いものは好きなので、思っていることは何も言わずに笑顔で礼を言っておいた。
ワインまであるぞ。あのぉ・・・私、飲めないのは知っているでしょっ









日常が戻る

2016年05月22日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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義母が集落の住民の埋葬に出かけたので、私が一人で昼食を作ることになった。

義両親たちのじゃがいも、目玉焼き、ホウレンソウのソース、夫のスパゲティ(茶色いのは全粒粉の製品)左に置いてあるのはデザートのチーズと自家製ジャムを混ぜたもの。
これらを作りながら、日常に戻ったことにほっとしている自分に驚いた。
先日までの帰省では、当然のように日本食を作っていた。これも、かつての日常だったので、違和感は全然無いのだけれど、意識の隅ではすでに「仮の姿」と感じていたものだ。
ドイツの生活が長くなるにつれ、ドイツの物事にほっとするようになるのも、仕方がないことだろう。
だんだん日本人離れしていくのか。怖い。

これは私の皿。
ちゃんと、主食には米飯が添えられるところがまだ日本人である証拠かも。
日本では黒米がとても高くて買えなかった。米でさえ、日本よりこちらの方が安いのはどういうことだろう。
主食が主食でない国より高いなんて!
などと、母国を嘆いてみたりして・・・あはは。