怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

幼児洗礼

2011年07月31日 | 文化
 
ドイツ語学校のクラスメイトだったタイ人女性が洗礼式に招いてくれた。
彼女の1歳になる娘がカトリック教会で洗礼することになっていたのだ。
幼児洗礼の実際を目撃したことが無いわたしにはうれしいお招きだった。
7月下旬の週末午前11時。
教会前に集合。ドイツ人の旦那さんの親族がほとんどで、他数名は私を含むタイ人女性の在独外国人友人。
神父がやってきて教会前で皆と挨拶、少々の注意事項を言っていたが「写真撮影禁止」とは言わなかったので
ブログ魂のかたまりの私は喜んだぞぉ!!


教会を入ったところでまず、なにやら儀式。
右、子供(タイ人女性の長女)に本を持たせ、神父自信はなにやらトイレブラシのようなもので(本当にそう見えた!)水を振りかけていた。
え?これが洗礼の方法?って一瞬あせったが、まだまだ儀式が続くのでこれは本番ではないことを知った。

場所を移動。
教会の隅にある洗礼の儀式を行う部屋。
ここでもなにやらながながとお話が続いたが、日本の式典であるような堅苦しさはなく、
写真は撮り放題だし(撮影チャンスをうまく作ってくれたり)儀式の解説をしてくれたりした。

それにしても、このタイ人のお母さんはかなり熱心な仏教徒である。
自宅には祈祷場所などもあるし、タイから連れて来た前夫との間の長女はお寺に行くことを強要されている。
洗礼式はドイツ人の旦那さんの意見なのだろう。仏教徒一般が他の宗教に寛容であることを知ることができる。
イスラム教徒だったら、こうはいかないだろう~


はい、本番。
私はこの水槽の様子から、ちょっと頭をぬらすだけだと予想していたが、意外と大量の水をびしょびしょになるまで流していたので驚いた。
赤子ももちろん驚いてぎゃん泣きさ~!私が「うわぁぁ~」と声を上げていたら、隣にいた教会関係者で、この儀式を手伝っていると思われる人が「この水は体温近くに暖めてあるのですよ」と私に囁いた。
いかにも異教徒の私に、キリスト教の儀式がまるで幼児虐待とでも印象に残らないよう気遣ったか??
右、ふかふかの儀式用タオルですぐに髪を拭いてもらう赤子。



白いエプロンのようなものを神父につけてもらう。
このときにはすでに泣き止んでた。

このあとも15分くらい続き、初めから終わりまで約1時間かかった。
「上の子(男児)のときはもっと短かったわね」
タイ人の友人と彼女のお義母さん(お義母Sさんとしておこう)が話し合っていた。やっぱ、時間が長いとお得だった、と思うみたい。

正午に終了し、このあとは皆で食事。
車で到着した場所は、ウチからさほど遠くないレストラン(Gasthof)だった。
お義母Sさんも近所に住んでいる関係で、誕生日のお祝いなどもここをよく利用するそうだ。
私の義母も土地の人間だから、よく知っていて後でいろいろ尋ねられたぞ・・・

こじんまりとした宴会場は暖かい雰囲気。

出てきた料理が、これまた、義母の料理の復習みたいなものばかりで、たまげたのなんの!!
写真は始まりのサラダ程度で、このあと次々に肉料理が並んだのだが、食べるのに夢中になった私は撮影不能になった。


家族での記念撮影。幸せそうな息子夫婦を見ながら、お義母Sさんは満足そうだった。
「家族や親戚の集まるこうした機会が大好きよ」
としみじみ語ってくれた。
右、親の許可はとっていないのだけど・・・かわいいから許してくれるだろう。世界中に彼女を紹介さ。
この日の主役、L子ちゃん。くりくりっとしたお目目がかわいい。生粋ヨーロッパ人の赤ん坊と比較すると小さく見える。
人見知りが激しく、私の顔を見ると泣いていたのだが、最後には慣れてくれた様子。
ドイツ生活ではめったに着ないジャケット姿の私と記念撮影させてくれた。





カレーはスプーンで食べたい

2011年07月27日 | 日本
ニュルンベルク在住のsue-chanさんがウチに遊びに来てくれた。

このブログ読者の彼女は、私の義両親について熟知しているので、戦々恐々でウチに赴いたらしい。
先月の東京帰省時に買ったというエレガントなワンピースで登場したので驚いた。
「りすさんのお義母さんに気に入られるように」
ありゃりゃ?嫁に来るのか、ウチに??
毒舌にも感じる義母の遠慮の無い発言を知っているsue-chanさんは衣装まで気合を入れていたぞ。

昼食を義父母とともにしたのだが、その日はなぜか私の貴重な日本食、ハウスバーモントカレーにした。
義父母も食べることが出来るただ一つの日本食さ。(日本食って言っていいのかい?)
米やカレーに関するウンチクを披露するご機嫌な義父の様子やめったに笑わない怖い印象の義母を観察しながらsue-chanさんはカレーを食べている様子だった。

ところが。
後で二人になったときに、私はsue-chanさんに重大なミスに気付かされた。
私はいつものようにカレーを食べるときにナイフとフォークを用意してしまったのだ。
ウチはスープ以外のものはほとんどナイフ・フォークでいただく。
カレーもそうすることは、夫が日本在住時にもそうしていたことを見ていたこと、また更に昔に西洋食卓マナーを学んだとき、カレーはフォークでいただくことを知ったので、わたしには違和感が無かった。

実家や日本人とカレーを食べるときはスプーンにしているのだが、
義両親と私以外の日本人が食卓を一緒にするのは今回が初めての経験だったので、本当にうっかりしていた。

sue-chanさんはかなり困ったらしい。食べにくかっただろうな、ごめんよぉ~

これはウチだけなのか、ドイツや西洋全般の習慣なのだろうか、
スパゲティや米飯に添えるソース料理は日本の常識よりかなり少なめに盛りつける。
スプーンですくわなくても、フォークでソースがたれることがなく、口まで運ぶことができるのだ。


ウチの滞在時間が長すぎて、ここの観光は最低限になってしまった
ブログ記事になったここ。ぶっ倒れ教会。

なんと、彼女はかなり乗りのいい人なのだ~
わ~い、うれしいな、ぶっ倒れ仲間~


瞑想室だけでなくちゃんと教会も見学して行った、まじめなsue-chanさんの様子も載せておくことにしよう。
誤解を招かないように。



ドイツのタバコ吸い、バスターミナル

2011年07月25日 | 風景
いつも利用する街中のバスターミナル。


記事にするためカメラを持って、初めて知ったことはここは禁煙。

だって、みんな、吸っているのですもの、ここで。地面は写真の通り、吸殻だらけで汚いの何の。
意外と認識されていない事実だが、ドイツは日本より喫煙率が高い。「喫煙率 国際比較」で検索するとぞろぞろデータが出てくる。
日本の人たちは米国の喫煙に対する規制をドイツも一緒と考えていることが多いらしい。
ここは喫煙に対して比較的おおらかな印象がある。




私が座っていると、鳩たちがやってきてときどき私のほうを見上げて「何か頂戴な」とおねだりしている。
汚い地面の撮影と同時に鳩の撮影も一緒さ。ここは脚の悪い鳩を多く見かける。
健常鳩より歩行能力が落ちるが、鳥は飛べるのが基本さ、不自由なくやっている様子だ。

下は朝8時ごろの様子。

通学のティーンエイジャーでごった返している。
通学はバスだが、通勤にバスを使っている様子はほとんど見かけない。よく考えなくてもわかる事実、ドイツは自動車産業で生きている国だから。


ショートパンツにサンダル履きで通学かぁ~。
ここは田舎町なので東京と比較すること自体がムリなのだが、それでも東京で見ることが出来るかわいい高校生達の制服姿と自然と比較してしまう。
貧乏臭いぞ、ドイツの高校生・・・!!


右の写真の二人は歩きながら喫煙中。授業前の一服か?ここのタバコ、高いのに若者がよく買うことができるなあ。
こちらは16歳から喫煙が許されている。いや、たとえこの二人は年齢的によくても歩きながらは危ないのでは、と思うのは喫煙に対して厳しくなっている日本から来た私の感覚だろうか。
せめて、吸殻は吸殻いれにお願いね~。




クウト・ヘーデルさんのコンサート

2011年07月23日 | 日本
ネットでの友人が指揮するコンサートです。
普段は彼のドイツに対する毒舌ぶりに少々怯えているりすですが、
実際はこのようにして日独友好のために活動していることを改めて認識しました。

東京近郊にお住まいの皆様、あるいは一時帰国中のドイツ在住の皆様、聴きにいらしてください。

魚を食べたい

2011年07月12日 | 食べ物
朝起きて庭を眺めると、池のふちに猫がたたずんでいた。
いつもは黒猫が来るのに、今日はきじとら。珍しいなあ~と思ってカメラを構えた。

ドイツの猫だって、お魚がすきなのだろうな。しかも、新鮮なものを食べたいのだろうな、猫も。
それは無理なお話さ~、人間の口にもフレッシュお魚はムリなのだもの。
水深150センチのこの池から金魚を捕るのは難しいだろな。朝起きたら、池に猫が浮いている・・・て光景は見たくないし。
せいぜい眺めるだけ眺めてくださいな、新参ネコさん~


窓ガラス越しの室内にいた私の存在に猫は気付いた様子。さすが、猫。

おお、なかなかかわいいじゃん、お前そんなに睨まないで写真を撮るだけなのだから


ご機嫌悪くなったキジトラはゆっくり向こうへ行ってしまった。



昼食あれこれ

2011年07月05日 | ドイツバイエルン家庭料理
夏場には庭に葉物野菜が出来るので、そうした材料で妙な料理が作られる。
下は小松菜と白菜の中間のような野菜の煮物。

見かけは普通だが、恐ろしい味。炒めてクミンシード、酢、砂糖を混ぜ、仕上げにとろみをつける。


私は米飯、義両親はジャガイモを添える。野菜だけでは物足りないのでソーセージも。
フライパンにあるソーセージは一人当たり2本の計算だが、でかい上に油分塩分も強く、日本人成人女性が2本平らげるのは大変である。

私の皿。
皿の半分は米飯。こうして気をつけないと、油分の摂取しすぎで胃をやられる私。


この日は怠惰昼食。冷凍もののジャガイモパンケーキ。
たっぷりの油で揚げるように焼く。
自家製りんごコンポート。
これをジャガイモパンケーキに添えて食べる。私はもちろん、こんな食事は食事とみなさないので、米飯にこのポテトパンケーキをおかずにしていただいた。
案の定、このパンケーキ、塩気が強く、じゅうぶんおかずになったぞ。恐ろしい。
が、醤油をかけたらなぜかこのパンケーキ、激ウマになった!義両親はご飯とパンケーキと醤油の組み合わせに機嫌を悪くしていたけど。

順序が逆になってしまったが、上のメインディッシュの前にスープ。
毎日生産されるズッキーニ。ウチでは主にスープになってしまう。もったいない・・・
そのスープは圧力鍋で作るのだが、思いついて、こおやとうふを入れてみた。
少々水で湿らして、スープの材料とともに圧力鍋に入れる。沸騰して蒸気が上がったら火を止め、しばらくしてからふたを開けると・・・・
なんと~、とろとろにおいしく仕上がった。義両親はもちろんこのような外国の食材を嫌うので、わたしだけ堪能したぞ。



西洋料理に意見したりす

2011年07月05日 | 食べ物
さくらんぼの時期のもうひとつの恐怖はこの料理だ。
すでに何度も書いているさくらんぼ入り餃子、ピローギ、あるいはピローゲン(複数形か?)。
作り方の過去記事はこちら、「ピローゲンという名の餃子」

今年は私の意見を取り入れてくれた。
毎年、その餃子の皮が固くてねぇ、まずいんだ、これが。もしかしたら生地に卵を入れなければ変わるのでは、と提案したのだ。
すでに数度にわたり、ここドイツで本場中国からの中国人に直伝の餃子の皮の作り方を学んでいる私だ。
自信を持って「私はうまくやれる」と義両親の前で宣言したのだ。
義母は古いレシピ本をめくりながら「卵抜きの生地はどこにもないのだけどねぇ~」と不安そうだった。
お互いの意見の真ん中を取り、1キロの小麦粉の半分は卵入り、もう一方は卵抜きで、合意に至った。


左は卵入り、右は卵抜き。こね終わって休めているところ。

さて、料理中の詳細は、今回は私が大活躍でカメラを持つ暇がなく公開不能。
りす主導の西洋餃子のお味は・・・・
やった~、卵無しの皮のほうが柔らかくおいしく仕上がったのだ!


以下は次の日に焼き餃子となった昼食。

いつものように、ホイップクリームを添えて食べる。
うううう・・・・

いくら皮が柔らかくなっていくらかおいしくなったところで、やっぱり、この甘いものを昼食にたくさん食べるのは、私にはムリだ!
食べているうちに不機嫌になる私を義両親は理解できないらしい。
「おいしくできたのに、どうしてそれだけしか食べないの?」
だってさぁ~

ああ、泣けてくる・・・・





突撃工兵さんからの贈り物

2011年07月04日 | 日本
ネット上で仲良くしている突撃工兵さんからの贈り物が7月2日に届いた。
彼は夫がヨドバシカメラのファンであることを知っているので「カタログを送りましょうか」といういきさつからだ。
いやぁ~、ここから日本の家電を買い物できないのだけど、目の保養にはいいな、って思って好意に甘えたぞ。


と、送られてきた中身が上。ひゃ~、カタログ以外にいろいろと入れてくれたぞ~
ヨドバシカメラ、元気だ。「電力不足を乗り切る夏の節電が日本を救う」と。環境省の役人まで写真入で登場してエアコン買い替えを勧めているぞ。
10年以上前のエアコンは「省エネ」ではない、と・・・・
ウチの40年前の冷凍庫・冷蔵庫・湯沸かし器・その他もろもろは、ここの環境破壊を進めているとしか思えない。
うほほほほ~、ドイツ人、平気なのさ~反エコさ~うほほほっほ~


自分ではなかなか購入不能な「夕刊フジ」。自分の手元にあるのは人生初めてである。
日本経済新聞を広げているお姉さん~おばさんはけっこう増えたけど、なかなかこういったタブロイド誌はムリかも。
いや、ここでは結構女性がBild誌を外で読んでいたりするので、日本でもタブロイド誌を電車で読むおねえちゃんが出現する可能性、ありか??
(夫はこのBildを私が買ってきて眺めているとひどく機嫌を悪くする)

童顔でおっぱいの大きいおねえちゃんも欠かさず登場。こちらにはいないのでこの新聞は癒される(ここは強そうでおっぱいの不自然にでかい・・・しかも硬そう・・・ねえちゃんばかりだ)

なんと、たった4日遅れ~。

「送料がかかるから船便にしてほしい」と提案した私を無視してくれてありがたい。
二ヶ月前の新聞なんて・・・・やっぱねぇ~

これは実家地域に配られているフリーペーパー。子供の頃から親しんでいたぞ。
なんだか、これがここにあると、不思議な感じだ。日本の文字とか発色とか、ここの印刷物と違うので妙だ。

いや~、派手だな~。実家で見ると、そんな風に感じないのに。

これらも私は購入経験がない雑誌。

突撃工兵さんの定期購読誌かな?6,7月号と、新しいものが届いてうれしいりす。
5月にも日本の古い友人から雑誌をいただいたが、こうした読物の贈り物は送り主の趣味性を表していて非常に興味深い。
また、自分では選ばない雑誌を読むことになるので、別のものの見方・考え方に接する良い機会でもある。

突撃工兵さん、ありがとうございます










燃えた肉

2011年07月02日 | いろいろ
良い天気の週末。
在独中国人9人とりすの集まりでバーベキューになった。
「中国人のバーベキューだから、旨いものが食えるだろう」と予想して嬉々としていた。


材料はその辺のスーパーで普通に売られているバーベキュー用味付けされた肉。


あれれ・・・
なんだか火加減、強すぎないかい??もしかして、これが中国流??こうするとおいしくなるのかい??


出来上がったのは炭・・・。
やはり、失敗だった様子で、これはゴミ箱行きとなったぁ~
その後焼かれる肉もここの製品なので、特にこれと言っておいしいものがあった訳ではない中国人バーベキュー。


私は日本から持参の貴重なこの品を使っていなり寿司を持っていった。
彼らの口に合うかどうかわからないので、人数より少なめに作った。
ところが大人気で、すぐになくなってしまった~
油揚げを彼らは知らないので、尋ねられるたびに私は「大豆で作られたものだ」と解説してやった。
甘酸っぱいすし飯も気に入った様子。そうか、では次回はちらし寿司かな、うほほほほ~

日本のバーベキューのように、焼きそばなどもやってほしいな、
よし、提案してみよう~