バイオの故里から

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柔軟な染色体接着のしくみを発見

2016年12月18日 | からだと遺伝子

柔軟な染色体接着のしくみを発見 - 染色体接着機構の解明に大きな前進 -

日本の研究.ciom.,記事一覧プレスリリース

この度、名古屋大学大学院理学研究科(研究科長:松本 邦弘)の西山 朋子(にしやま ともこ)准教授の研究チームは、染色分体間接着因子コヒーシンの染色体上での挙動をとらえることに世界で初めて成功しました。コヒーシンは、染色分体間の接着を担う重要な因子で、私たちの体を構成する全ての細胞の生存に必須の因子です。これまでコヒーシンが染色体上に存在することは知られていましたが、その動態は謎に包まれていました。本研究では、コヒーシン一分子の染色体上での挙動を捉えることに世界ではじめて成功し、コヒーシンが染色体上でダイナミックな挙動を示すこと、その動きがいくつかの因子で制御されていること、接着因子コヒーシンの柔軟な動きが染色体機能に重要であることが分かり、染色体接着機構の解明に大きな前進をもたらすものとなりました。
https://research-er.jp/articles/view/53636

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