埼玉医科大学病院呼吸器内科 金澤 實
肺炎はもともと高齢者に多い病気で、しかも高齢者が罹患した場合、生命にかかわる重篤な疾患といえます。高齢者に見られる肺炎の特徴としては、まず発症が緩徐で、自覚症状に乏しく、熱や咳が軽度のことがあって、気付いてみたら重症だったということがあります。また典型的な肺炎とは異なる症状として、意識障害、せん妄、不隠、痙攣、消化器症状などを呈することがあり、診断が遅れる原因となります。高齢者はたいていの人が慢性肺疾患、心疾患、脳血管障害、糖尿病、腎疾患などを有しており、肺炎によってこれらの基礎疾患が増悪し、ときに致死的となります。http://medical.radionikkei.jp/Jshp/final/pdf/170926.pdf
肺炎はもともと高齢者に多い病気で、しかも高齢者が罹患した場合、生命にかかわる重篤な疾患といえます。高齢者に見られる肺炎の特徴としては、まず発症が緩徐で、自覚症状に乏しく、熱や咳が軽度のことがあって、気付いてみたら重症だったということがあります。また典型的な肺炎とは異なる症状として、意識障害、せん妄、不隠、痙攣、消化器症状などを呈することがあり、診断が遅れる原因となります。高齢者はたいていの人が慢性肺疾患、心疾患、脳血管障害、糖尿病、腎疾患などを有しており、肺炎によってこれらの基礎疾患が増悪し、ときに致死的となります。http://medical.radionikkei.jp/Jshp/final/pdf/170926.pdf