イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

最後のポーズはこまわり君?

2006-12-29 12:02:39 | CM

もちろん、番組本体より面白いぐらいのCM、また見たいと思わせるCMもたまにはあります。

桃井かおりさん。ちょっと苦手かなと思う女優さんだったのですが、『Uコンの力』のCMはとてもいいですね。

「朝、目が覚めたとき、“楽しい夜だった…!”って、思いたいじゃない?ねぇ!?」

「…ねぇ!?」って後ろの(“登場人物”ではなく“背景”という風情で演奏してる)楽団の人たちを振り返って同意を要求する、あの強引さがすごく桃井さんらしくて素敵。で、水を向けられた楽団の人たちが、一瞬でカット切り替わっちゃうんだけど、どう見ても完スルーなのね。あれが、コントっぽく、乗る仕草を見せたら全然つまらないCMになったはず。

“楽しい夜だった…!”って演歌歌手ばりにコブシを握り締めるところも微苦笑の誘い方が絶妙。多少なりとも、アルコール適量過ごしちゃった経験のある人なら、誰が何と言おうと楽しい夜だったっつったら楽しい夜だったんだ、そう思うしかないッ!思うんだッ!…って朝、絶対、ありますからね。

『Uコンの力』、以前は、山川豊さん・木の実ナナさん・黒谷友香さんと、芸歴も芸風もまったく接点無い、ワケわからない組合せがジャージみたいなお揃い衣装で登場し「高齢のd.o.s(←小室Pのユニットでこんなの居ませんでしたっけ?)か?」と思わせたり、V6年長組が路上で寒いコント繰り広げたり、いったいどんな層にマーケティングしてるんだか、見てるほうが悩むようなCMばかりでしたが、今作は結構なヒットではないでしょうか。

ただ、このCMには2ヴァージョンあって、「夜のお付き合いだってどんどん広がっちゃうわけよ」の前に、桃井さんが初監督した映画の1シーンが挿入されるほうの版は、かなり面白くないです。桃井さんにオファーしたときの交換条件だったんでしょうか。発売元さんが映画も協賛したりしてるのかな。

ま、このCMでの桃井さんぐらい味出してくれれば、この程度のご都合主義は笑って許しましょう。

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