イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

覚悟覚悟覚悟しろよ

2012-05-03 01:11:36 | 特撮・ヒーロー

特撮ウォッチャー、とりわけスーパー戦隊のファンなら皆、多少なりとも気がかりだと思うのですが、ハリケンレッド(@『忍風戦隊ハリケンジャー』)塩谷瞬さん、大変なことになってます。2002年の放送でしたから今年でシュシュッと10周年。昨年は『海賊戦隊ゴーカイジャー』でのレジェンド戦隊として他メンと揃い踏み、ちょっと髪に波がついてはいたものの変わらない熱さとさわやかさを見せてくれたのに。

戦隊が終了するとあっという間に存在感を失ってしまう俳優さんも残念ながら多い中、塩谷さんは映画『パッチギ!』主役をはじめ、ドラマでも『白夜行』『七瀬ふたたび』など、月河でもタイトルだけでメジャー作とわかる作品にたびたびレギュラー出演もあったのに、それらぜんぶを合算したよりここ数日の、今般のその、あの、例の問題での言及度のほうが高いというね。

しかしねぇ、塩谷さんも独身なら、お相手女性ふたりも天下晴れてのシングルですからね。二股=同時期にふたりの異性と親密交際ってのは、民放各局、情報系各番組ことごとくにサカナにされなきゃならんほど罪深いことなのか。今日なんか、出先での待ち時間、連休の谷間で客が少なかったのをいいことに、壁面のTV勝手にリモコンザッピングして見ちゃいましたよ。同じ会見映像使い回してるだけなんだけど、いや~すごいわ、コメンテーターのアタマ数が。キャスターも弁護士もスポーツ紙デスクもエッセイストも、“危機管理評論家”とかまで鵜の目鷹の目。絶対この中の半分は、コメント求められるまで「シオヤシュンて誰だそれ」状態だったと思う。

ところで、女性とちょっといい雰囲気になると「結婚しよう♪」と気安く言いまくる男…って、たまさか聞くけど、これだけ世知辛い時代、結婚したらタイヘンだと考える、臆病で真面目な人が巷に多いからどんどん晩婚化非婚化が進んでいる日本に、本当に実在するんでしょうかねえ。結婚しよう男。月河は一度も会ったことも見かけたこともないのだがなあ。都市伝説じゃないのか。そういう男たちのほうが月河をあらかじめ本能的に避けているから、月河の視界に入らないだけの話か。

でもま、塩谷さんがそういうタイプだとしても、結婚を餌に金品を騙し取ったとかしない限り、犯罪ではなかろうに。そのテの「♪」にたやすく引っかかって深のめりする女も、それなりのタイプなんでしょうし。今回の女性たちはいずれも、出るとこ出るつもりはないようです。スーパーモデルの冨永愛さんに、月河は初めて知ったけど料理研究家でレストラン経営者の園山真希絵さん、どちらも斯界ではすでに地歩のある人らしく、ちまちま賠償だの慰謝料だの言い出したりしなさそう。

財力面で自分より格上の女性を対象に選ぶというところも、歴然とヒモ体質っぽくて、ヒーローウォッチャーとしてはあまり感心はしませんが、それとて法に触れるわけじゃありません。男の甲斐性とか沽券にこだわるのも好みなら、強くて偉い女性に甘えるのが好みな男もいるでしょう。

今回は、同時進行した相手女性同士、顔見知りで親しい仲だったという点が塩谷さん、決定的“敗因”になったのではないでしょうか。「私と結婚前提交際中のはずなのに、あの子と熱愛報道!?」と知った、相手女性その1が、逆上して真っ先に男のほうに「ワタシというものがありながらナンデ別の女と写真撮られてんのよ、ブログでのろけてんのよ」と単身突撃してきてくれればまだ打開の余地はあった。女性その2のほうに先に行って、その1とその2で「どうなってんの」「えーマジー?」「ひどい男ね、私だまされてたわ」「私もよ」「許せないワネ」「そうよそうよ」みたいなノリになっちゃったら、もう男は形無しです。万事休す。ボスたること、勝者たることを本能的に欲する男性と違って、女性は腹の中で「ビッチが」「泥棒猫が」と思い合っていても「そうよねー」「ねー」と意気投合、共闘張れるものなのです。女性のこういうしたたかさの前では、塩谷さん程度の“系”ズル男なんか赤子の手をひねるようなもの。

下種な深読みをすれば、『ハリケン』当時に所属していた大手芸能事務所を離れて、独立したこともマイナスに出ているのかなという気が。塩谷さんとしては大手にいてはできない活動を自由にしてみたいと思って個人事務所を作り、『ゴーカイ』東映公式サイトのハリケン回ページで紹介されているような海外支援などにいそしんで来られたのでしょうが、これだけ何日も、マスメディアで火だるまになり続けた場合、火消しや対応指南にあたってくれる後ろ盾がないのはいかにも痛く、結果的には業界内で“味方が少ない”ことをさらけ出してしまいました。

求められたからコメントしただけとは言え、「オマエがソレを言うな」って人にまでグサグサ言われてますしね。「二股に文化はない」って石田純一さん、「ボクはかわそうとか、すり抜けようとはいっさい思わなかった」って、アンタはかわそうにもかわしきれなかっただけだろうに。いちばん酷かったのは泉谷しげるさんで、「(『Dr.コトー』で)島のロケ中に島の女に手を出して、空港でキスしてやがった」まではオフカメラでの素行を語る目撃エピでいいでしょうが、「演技がヘタでNG10回以上出して、次の回から(ドラマに)出なくなった」ってついでの付けっ足しに言わんでも。プロ俳優としてキモの部分じゃないですか。そんなに、目に余るほどヘタだと思ったんなら、演技先輩として現場で喝入れるなりしごくなりした上で、現場はねたらマスコミに「アイツ大根だよ」なんて陰口言わないのが大人でしょうによ。泉谷さんに大人を求めてもしょうがないか。

逆に考えれば、元パリコレモデルと料理&レストランプロデューサー、ともに日の当たる業界で活躍する、それもヴィジュアル的にも、年齢的にもまだカスカスの男ひでりでもない大人の女性を、「♪」ひとつでふたりいっぺんに本気にさせてしまったのだから、ある意味塩谷さんたいしたものです。誰かも言ってたけどこれから元・正義のヒーローの縛りにとらわれず、黒い役やねじくれた役をどんどん取っていけばいいと思いますが、当分、オファーしづらいでしょうねぇ。

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